Marisapo.net | 横浜F-マリノスサポーターブログ

マリノスの記事を中心に、映画や雑感、お知らせなどを掲載。

ネルシーニョ監督と樋口監督

2014-09-07 20:58:10 | 横浜Fマリノス

本日、ナビスコカップがあった。
日立台では柏は長らく負けてないらしい。
また、ネルシーニョ監督になってから、マリノスにとって相性がよくない。

先日行われたナビスコカップでは、ホームで柏に2-1で敗戦した。 
そして今日はアウェーの日立台。
前半に1点を取る事が求められる。
実際に試合では先制した。

しかし、失点を重ねた。

前半終了で同点の時、何か策があったのか?
失点した時に、何故、喜田を代えたのか。
喜田を代えた後、中盤はガラガラになった。
後出しと言われるかもしれないが、失点した直後、
俺なら伊藤に代えて 学に代えただろう。
学は代えてすぐに点は取れないが、
少しずつ効果が出来て点を取る。
明らかに劣勢になってから代えても、
時、既に遅し。

樋口監督は、準備や基本的な考えたについて、大きく間違ってはいないと思う。
しかし、ネルシーニョを尊敬するだかを言う割には、自由な発想に欠けている。
毎度、毎度、思うのだが、基本的な思考で準備していれば、全ての試合に勝てる。
そんな戦術など存在しない。
選択した、思考、傾向、方向性には、メリット、デメリットがある。
それをすぐにどうやって、修正出来るかが大事。
それでこそ、選択した意味がある。
何となく好きだから、格好良いから選択しただけならば、こういう事はできない。 

選択した明確な戦術、敗因の分析、相手の分析、これを理論的にする。
これがなければ、一生、ネルシーニョ柏には勝てない気がする。 


ナビスコ柏戦の雑感

2014-09-03 22:40:35 | 横浜Fマリノス

柏はなんか苦手に感じている。
それは、監督の采配力の差と言ってしまえば、話しは始まらない。

ホームのナビスコで1-2の敗戦は、次戦でかなり厳しい条件だ。
先ず、2点は取らないといけない。つまり、3点を取る気持ちがないと駄目だ。

ネルシーニョ監督になってから、柏の荒さというか、マリーシアにマリノスはいつも真っ向勝負を挑んでいる気がする。
飯田淳平という主審がどうであれ、強かに勝負をしなければならない。
これに翻弄されてしまったのと、最近の好調の役者である二人、学とラフィーニャを欠いたのが敗因だとするのに、
異論はそれほどないと思う。

勇蔵のイエロー2枚は、至極当然という面と、仕方がないという反面があると思っている。
そして、勇蔵が退場した後、どれだけ選手達が気持ちや結束力を見せられるかというのが大事だった。
強い時は退場者が出ても、「こんちくしょー」で点が取れたりする。
無論、根性論というか精神論だけで点は取れないが、無くしては点は取れない。
それは想起させる采配や、指示という裏打ちされたものが必須。

試合は水物。
主審の判断もどんな国のどんな大会でも水物。
それに負けないだけの力が無ければ、絶対には勝てない。
微妙な差ではあっさり負ける。

悔しさを胸に、学が戻ってきて、爆発してくれる事を願ってやまない。


 

 


天皇杯で起きるジャイアントキリング

2014-08-23 00:16:36 | Jリーグ

例の漫画の話しではなく、何故、ジャイアントキリングは起きるのか?という話しである。

Jリーグの現在上位を走るチームが負け、我がマリノスも負けた。

ジャイアントキリングとは、大物食い。
つまり、通常の試合で10回やれば、2~3回しか勝てない劣勢に関わらず、
それを実現する事をいう。
全体的な状況として、格下チームと対戦チーム以外のサポーターは、
このジャイアントキリングを望む傾向がある。

しかし、格上のチームにとってかなり難しい状況だ。
想像をしてみて欲しい。例えばの話しだ。
三年の経験がある貴方がいる。相手はほぼ初心者だ。
貴方は相手をよく知らないが、相手は貴方をよく知っている。
貴方はどう相手に対して対策をしますか?

どう難しいかと言うと、普通にやれば勝てる相手と思っていても、
相手を知らない恐怖というものは生じる。
相手の反応に即座に完璧な対応が出来れば、負けるわけがない。
また、技量の差が、圧倒的であれば、負けるわけがない。
だが、対策を練ってくるのは相手であって、貴方ではない。
何故か。
格上は他にも様々な都合を抱えているからだ。
それはどういう事かと言えば、格上であればより厳しいスケジュールや、
条件が求められてくる。日程、資金、その他もろもろ。
また最も大きいのは、格下は格上に勝てば名声が得られるが、
格上は格下に勝っても得られるものは、ほぼない。

闘志に差があって当然である。

サッカーは精神的な部分がかなりを占める。
それはよく、勢いなどに象徴されている。

だから、天皇杯でジャイアントキリングが今年の様に起こっても、
ある意味仕方ない、のかもしれない。
それでも、これは日本サッカー界の問題を孕んでいると思う。

Jリーグはいつも戦国時代。
強いチーム!と思ったチームが翌年は、残留争いをしていたりする。
これは応援するチームがある人にとっては面白いのかもしれない。
だが、ライト層にとっては、ハードルが高い。
サッカー先進国でもそうであるし、我が国のプロ野球でもそうだが、
強いチームというのはある程度決まっていて、伝統がある。
それが度々崩れるのでは、面白さはない。

マリノスより明らかに上だと思うチームは、持論では鹿島である。
しかし、早々に天皇杯で負けた。

歴然とした力の差を持つ人気チームというものが、
今のJリーグには必要なのではないか?と思う。
団栗の背比べで切磋琢磨もいいが、
世界で勝つ為には護送船団方式では無理ではないのか?
ACLの成果をご存知なら理解される方もいらっしゃると思う。

それは決して日本人、日本の文化や精神に沿わないとも思わない。 


サッカーの攻撃とは何か

2014-08-03 17:56:46 | 横浜Fマリノス

マリノスが例年通り、引き分け街道、そして前節ガンバに負けた。
見慣れた風景に嘆息してしまう。

選手のクオリティはどうだろうか。
CBは代表クラスであるだろうし、中盤には俊輔、学といるし、その他の選手達だって、
それ程低いとは思えない。
そんなマリノスは大抵の場合、守備はいいけど、攻撃に難がある。
しかし、攻撃を主体にして、守備を二の次にすると、成績は目も当てられない事になる。
良くも悪くもそれが伝統に思える。
マリノス=守備的というイメージがあるのはそのためかもしれない。
また、いい時は攻撃的な守備が絶対に存在するし、堅守とセットプレーは必須だ。
マリノスの長年の課題は 絶対的FWと攻撃的守備を如何に表現するかだと思っている。

さて、樋口マリノスは、どこか歯痒い。
それはセットプレーの精度と攻撃力の低さだ。
エリア内に行けてもシュートがない。
シュートが無ければ、ゴールは生まれない。
そして勝てない。

マリノスの攻撃は何が駄目なのだろうか。

そもそも攻撃とは、最低限の規律や思考があり、その上での即興性にあると思う。
準備した攻撃の形は、何れ攻略されてしまう。セットプレーを想像してみるとわかりやすい。
この攻撃さえしていれば絶対に点が生まれるというものはない。
その時々でのアレンジは必須だ。
アレンジする時には、瞬間の閃き、アイディアが大事である。
何事もそうだが、いいアイディアというものは、瞬間的に生まれる。
様々に試している中で、ふと生まれるものだと思っている。
真面目に「いいアイディアはないか?」と熟慮しても、
それ程いいものは生まれないし、それは他人も考えているものだ。
つまり相手に読まれるものである。

基本的な攻撃の思考、方向性がマリノスにはある様に思えるが、
それで得点出来ないのは、重症だ。
深刻な事態に思える。

樋口さんは、交代について、以前の遅すぎる采配も、選手の固定化も、
改善はされてきている様に思う。

しかし、プロを見る観客からの視点では、また同じサッカーに見えてしまう。
根本的に何か違う。
それはつまり、基本的な攻撃の思考や方向性が間違っているとか、
所属選手に合った攻撃方法を用いているのか、という疑問が湧く。 

マルキーニョスやドゥトラがいなくなれば、サッカースタイルに調整は必須だと思う。

つまり、貫くべきスタイルの熟成と、効果的な攻撃の思考方法の改善と、
出場選手による戦術の微調整がなければ、このマリノスの未来は明るくない。

攻撃とは、いいアイディアが生まれる余地を多く残した、
規律を示すという事だと思う。 


日本代表は何故負けたのか

2014-07-08 19:43:35 | 日本代表

先ずはザッケローニ監督、お疲れ様でした。
日本はイタリアに色々な意味で親近感を感じています。
セリエA、イタリア料理、歴史を見てみても、身近な国でした。
しかし、イタリアは頑ななイメージもあります。伝統という重みといいいますか。
東洋からしたら中国と同等でしょう。
そんな興味はあるけれど、フットボールとしてのお付き合いは、
日本人選手が当時最高峰と言われたセリエAで、ちょっと活躍したぐらいでしょうか。
当時はセリエAは世界の憧れでした。
その後、リーガエスパニョーラ、ブンデスリーガなど時流は変化して来ました。
それであっても、過去日本のサッカー界にはイタリア人が参画するのは異色でありました。
FC東京などはその後にイタリア人監督を招聘しました。
また、今回のブラジル大会でも、イタリアのメディアは日本代表を気にしました。
ザッケローニ監督にとって、日本は未知であったでしょうが、
そこに飛び込んで頂いた事に敬意を表します。
結果はどうであれ、勇気ある行動であったでしょう。 

さて、過去を少し振り返ってみます。
アメリカ大会、フランス大会、日韓大会、ドイツ大会、南アフリカ大会、そしてブラジル大会。
オフト監督で世界への扉を開けられず、加茂監督→岡田監督で初W杯、トルシエ監督でベスト16、
ジーコ監督グループリーグ敗退、オフト監督→岡田監督でベスト16、ザッケローニ監督グループリーグ敗退。
この系譜を見ていくと、トルシエ監督、二回目の岡田監督の時に結果を出しております。
ベスト16の時は、何れも守備的と、揶揄されました。

これは持論ですが、どんなチームも守備を軽んじては、勝つ事は難しい。
また、日本は規律ある守備は特長です。
これを活かさなければベスト16に到達出来ないと物語っているのではないでしょうか。

今回のワールドカップに於いて、選手達が口々に「自分たちのサッカーを」と言いました。
過去、日本らしいサッカーとは何だったのか?という模索する時代が続いてきました。
イングランド、イタリア、フランス、スペイン、ドイツ、ブラジル、アルゼンチン、メキシコ。
様々な特色がある国の中で、日本らしいサッカーというのは何なのか。
明示できず、試行錯誤をしてきたのが、Jリーグ創世からだったと思います。
その中で、こういう言葉が生まれてきたのは、日本サッカーの成長でしょう。
つまり、俊敏性、テクニカルなパス、運動量、これらをベースに相手をどう攻略していくか、
それが日本代表らしさなのだと、実感しました。

しかし、それだけでは勝てない事も、今回、証明しました。
原因としては、経験不足という事があるでしょう。

一つに、本田は確かにチームの中心ですが、中山、秋田、川口、闘莉王、中澤、俊輔などなど、
彼に意見できる、経験を伝えられる存在は必要だったかもしれません。
勿論たらればですが、それを決まり事として今後もやってみた方がいい気はします。 

あと、これは私感ですが。
世間一般的な具体的な例です。
ある新入社員が、「学生時代にやってきた経験を活かして、会社が成長し、自分らしさをアピールしたい 。」
という様な事は儘あると思います。
しかし、社会経験も10年もあれば、一笑に付されます。

確かに新しいアイディアや、個性などは大事なものです。
だがそれは、社会を知る事よりも大事ではないのです。
社会を知り、如何に自分が未熟か、同様のアイディアや、類似の個性がどれだけ溢れているか。
これを知らなければ、何の意味もありません。 

真似をする=イミテーション、パチモン
そんな感覚があるかもしれませんが、真似をできて、更にオリジナルを越えたものが本物です。
一時流行ったものには、それなりに理由があります。
それを後から真似をしても、それは自分でもないし、格好良くもない。
けれど、それから学ぶべき事は沢山あるでしょう。

真似を嫌がる人を多く見ますが、それで個性が消えてしまう程度の個性なら、
社会の荒波は越えられません。

何が言いたいの?そんな声が聞こえてきますが、気のせいでしょうか。

「日本らしいサッカーはこうじゃないか?」
というものを見つけたとしても、それは初歩の初歩。
リトリートをして、カウンターをやるべき時もあれば、パワープレーに出る必要な時もある。
鹿島る(時間稼ぎ)のが必要な時もある。
日本サッカーの今後の展望が見えたが、それのマネージメントはまだまだこれからだと、
それがわかったのは今回のブラジル大会だと思う。
そしてマネージメントがしっかりしなければ、アジアでは勝てても世界では何にも魅せる事はできない。

今回、「目標が優勝。」という言葉も出たが、いい恥さらしと思う方もいるだろう。
優勝を口にするには勇気と責任感が必須だ。
しかし、残念ながら、今回は優勝を口に出来るレベルのチームではなかった。
だが、それは口にしてみなければわからない。
目標はまだまだ高い、主な方法は決まってきた、最後の手段をどうするのか。 

日本サッカー界の模索はまだまだ続く。
Jリーグと共に。