阪神間で暮らす-2

テレビを持たず、ラジオを聞きながら新聞を読んでます

南スーダンPKO 「宿営地の上、銃弾通過」第10次隊長

2017-11-24 | いろいろ

より

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南スーダンPKO 「宿営地の上、銃弾通過」第10次隊長

 南スーダン国連平和維持活動(PKO)に派遣された陸上自衛隊の第10次隊(昨年5~12月)で隊長を務めた札幌市の第11旅団幕僚長、中力(ちゅうりき)修1佐(49)が毎日新聞の取材に応じ、昨年7月に首都ジュバで起きた武力衝突について「銃弾が宿営地の上を通過した」などと緊迫した状況の一端を明らかにした。当時の日報に「戦闘」と記載されていたことには「一般的な定義で使った」とし、PKO参加5原則に抵触する法的な意味ではないとした。【前谷宏】

 中力1佐が昨年12月の帰国後、報道機関の単独取材に応じるのは初めて。

 陸自の施設部隊が活動していたジュバでは昨年7月8~11日、大統領派と当時の副大統領派による大規模な武力衝突が発生した。

 中力1佐や当時の日報によると、同7日夜に小規模な衝突が起き、陸自部隊は8日朝に別の国連施設で予定されていた作業を中止。安全確保のため宿営地で待機を始めた。衝突は当初、市内の別の場所で起こったが、宿営地の隣のビルには反政府勢力が立てこもっており、10日朝になると政府軍が周辺住民を避難させ、同午前11時ごろから始まった銃撃戦は2日間続いた。

 中力1佐は「細部は話せないが、小銃や機関銃の銃弾が一部、宿営地の上を通過したのは事実」と証言。政府軍の戦車砲による衝撃音も響いた。宿営地の一部で流れ弾とみられる弾痕も確認されたという。

 中力1佐は隊員に安全確保を指示。隊員は防弾チョッキやヘルメットを着用し、宿営地内の安全な施設に避難した。「不測の事態に備えた訓練を日本でも現地でもやっていた。我々が狙われたわけではなく、隊員たちは落ち着いて行動できた」と振り返ったが、「(被害が出れば)隊員の家族に何て言おうか」という思いも頭を離れなかったという。ただ、精神面で不調を訴えた隊員はおらず、「帰国まで一人も交代しなかった」とも明らかにした。

 当時の日報に記載された「戦闘」という言葉を巡っては、紛争当事者の停戦合意などを条件とするPKO参加5原則に抵触すると野党が国会で追及した。中力1佐は「(国または国に準じる組織の間の戦闘行為という)法的な意味ではない。上級部隊に正確な情報を報告する必要があり、現場では違和感はなかった」と述べた。一方で「日報は私もチェックしている。基本は私に責任がある」とも話した。

 中力1佐は南スーダンへの派遣について「我々が活動すると現地の方々から感謝される。行って良かった」と振り返った。また、今後のPKO派遣のあり方について「政府が判断すること。答える立場にない」と述べた。


解説 情報公開し議論を

 南スーダンPKOの第10次隊の日報を巡っては、防衛省がフリージャーナリストの開示請求に「廃棄した」と回答した後も陸自内で保管されていたことが発覚。「戦闘」という表現を隠蔽(いんぺい)したとの批判が上がり、稲田朋美防衛相(当時)の辞任に発展した。昨年7月の武力衝突時に部隊が置かれた状況は、いまだに明らかになっていない部分が多い。

 かつて停戦監視や人道支援が中心だったPKOの任務は、住民の保護のために積極的に武力介入する方向に変わりつつある。安全保障関連法の施行で、自衛隊は海外で「駆け付け警護」などが新たに可能となり、中力1佐の次の第11次隊からは武器使用の権限も一部拡大された。ただ、文民保護のためなら積極的に武器を使用できる他国軍に比べ、自衛隊はまだ制約が多いのも事実だ。

 南スーダンから陸自の施設部隊が撤収し、PKOへの部隊派遣はなくなったが、防衛省内では「今後はより厳しい任務がくる可能性がある」との懸念の声も漏れる。自衛隊が置かれている現実について政府は広く情報を公開し、今後の海外派遣や国際貢献のあり方の議論を深める必要がある。
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I am not Abe.   ようやく本腰 野党超党派で“詩織さんレイプ事案”徹底追及  これも追及されたくない

2017-11-23 | 日記




 世界に対し、安倍首相がやっていることが本当の日本の姿じゃないと思い、 『 I am not Abe、 』 と声をあげる、Yuriko Maeharaも追加だな。



   2017年都議選票前日の7月1日、安倍首相の「ホームグラウンド」とも言われているJR秋葉原駅前で、安倍首相は都議選初の街頭演説を行った。同駅前には日の丸の小旗を振る自民党の支援者が集まったが、聴衆の一部からは「安倍辞めろ」「安倍帰れ」などのコールが発生。声は次第に広がり日の丸の小旗を持った人達も「帰れ」「帰れ」とコールした、これに対して首相は「人の演説を邪魔するような行為を自民党は絶対にしない」と怒りを露わにした。いつも国会で率先してヤジを飛ばしているのに! 
   
そして聴衆を指差しながら一際大声で言い放ったのが
   「こんな人たちに負けるわけにはいかない」




  2017年2月17日の衆議院予算委員会において、「私や妻が関係していたということになれば、まさにこれは、もう私は総理大臣も、そりゃもう、間違いなく総理大臣も国会議員も辞めるということは、はっきりと申し上げておきたい」


  14年の選挙の時は『来年10月の引き上げを18カ月延期し、そして18カ月後、さらに延期するのではないかといった声があります。再び延期することはない。ここで皆さんにはっきりとそう断言いたします。平成29年4月の引き上げについては、景気判断条項を付すことなく確実に実施いたします。3年間、3本の矢をさらに前に進めることにより、必ずやその経済状況をつくり出すことができる。私はそう決意しています。』 と言っていた。


  元官僚の古賀茂明氏は氏の著書「国家の暴走」に安倍首相の事を
  「この人物は、いとも簡単に、しかも堂々と、嘘をつける人間なのだ。」 と書いている。


 安倍政権が進めるアメリカのためのTPP批准に反対します。


  忘れていませんよ、12年の選挙時に貼られたポスター、どうなっているでしょう。
  言っている事とやっていることがさかさま。安倍自民は単にアメリカの隷属政党。

  「日本を耕す自民党」と言うのは外資に対し日本から搾取しやすいようにする。事か?
  「ウソつかない。」自体が嘘



  TPP、ISD条項で日本の国家主権は破壊されコングロマリットの餌食に
  

  農業だけじゃないよ、食料、医療、特許、環境、労働、投資、衛生植物検疫、越境サービス など21分野

  自民党が2012年暮れの衆議院選挙で公約したTPPに関して、自民党のウェッブをチェックしよう。

   
 拡大すると
   



 安倍政権の進めるアメリカのための戦争法施行および帝国憲法への改憲に反対します。



 〈あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。世界によって自分が変えられないようにするためである〉ガンジー

 〈一番こわいものはテロリストでも大不況でもなく、いつの間にか私たちがいろいろなことに疑問を持つのをやめ、気づいた時には声すら自由に出せない社会が作られてしまうことの方かもしれません〉アメリカで医療破産したある女性(堤未果、ルポ貧困大国アメリカⅡより)




 11/23(木) 勤労感謝の日

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安倍政権のトランプ大統領接遇で問われる「国家の品格」  【日刊ゲンダイ】
 永田町の裏を読む ジャーナリスト高野孟氏

 藤原正彦の著書に「国家の品格」というのがあったが、これは大切なことで、とりわけ外国の賓客をどのように接遇するかという場合には、そこが勝負どころになる。

 先頃の一連の東アジア外交舞台で私が感心したのは、トランプ米大統領を迎えた習近平主席のもてなしぶりである。数ある世界遺産の中でもトップ級の故宮を(たぶん史上初めて)貸し切りにして、その中国歴代皇帝の居城の内部に特別に席を設けて、最高レベルの京劇と中国料理を堪能させ、文化財の修復作業を行っている工房に案内し、さらにその西側に接する中国中枢幹部の居宅と執務室のあるシークレットゾーン「中南海」にも導き入れた。

 中国何千年の歴史と文化の奥行きの深さをたっぷりと体感させて、それはちょっと行きすぎると「歴史のない国」米国への嫌みになりかねないのだけれども、そうはならないよう寸止めして、あの無教養・無愛想なトランプ夫人さえもが笑顔いっぱいになるように仕向けたのは見事だった。

 それに比べて、安倍晋三首相の接受ぶりはどうだったか。まず、どうして米軍横田空軍基地への飛来を認めたのか。歴代の米大統領で、羽田ではなく、日本の対米従属の象徴たるこの基地に降り立った者はいない。そこで出迎えた主力は在日米軍で、それを前にトランプは何やら勇ましい演説をしたらしいが、それで沸いたのは米軍兵士で、脇に並ばされた自衛隊員は所在なげだったという。

 その後に安倍が用意した接待は、松山英樹をはべらせたゴルフ、昼食はトランプの常食であるハンバーガー、夕食はピコ太郎を呼び寄せてステーキハウス、といったもので、「日本文化」のカケラもない。そもそも上品とはいえないトランプ個人の嗜好をこれでもかと満たしてやることで歓心を買おうとするだけの、奴隷根性丸出しの恥ずかしい姿である。

 それにさらにおまけがつき、ゴルフのプレー中にバンカーにボールを入れて、ボールは出たけれども、自分がフェアウエーに戻ろうとして足を踏み外してスッテンコロリン。バンカーに転げ落ちる動画が流出して、英BBCニュースのサイトまでが再生可能な形で掲載したので、全世界に拡散してしまった(http://www.bbc.com/japanese/video-41964640)。

 それを見ると、トランプは20メートルほど先をさっさと歩いていて、安倍が転んだ姿を見てもいない。何やら日米関係の今後を暗示するかのような映像である。
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 何を考えてるんだろう、まさにご主人に付いている下部だ
 


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「国民投票法」の欠陥を承知の上で対応せねばならない  【日刊ゲンダイ】
 国民が知っておくべき憲法基礎知識 慶応義塾大学名誉教授 小林節氏

 護憲派は、今でも基本的には改憲論議に消極的で、国民投票の手続きを語ることも嫌う傾向がある。しかし、改憲のための国民投票は再来年の参議院半数改選までに必ず来る。

 つまり、5回の国政選挙に連勝し、改憲を自らの使命と考えている首相が、衆参それぞれ3分の2以上の議席を従えていて、改憲の国民投票に打って出ないと考える方が不自然だからである。

 そこでまず、現行法の下では、103カ条の全文を一括で問うことは不可能なので、関連ある項目ごとに主権者国民の意思が問われることになる。

 だから、一番あり得るケースは、現行9条はそのままにして、あの「感じの良い」自衛隊を明記するだけの加憲が提案されてくることが考えられる。

 そしてそれは、2カ月から6カ月の幅で公式に国民的討論にさらされることになる。

 議員や首長の地位を争う公職選挙と異なり、権限つまり利権を伴う争いではなく、国の将来像を争ういわば「哲学論争」であるために、国民投票法は公職選挙法に比べ運動規制が少ない。例えば、公務員や教員も、職権乱用を伴わない限り、意見表明は自由である。

 今、一番問題だとされている点は、投票2週間前までの広報活動について費用の制限がないことである。その結果、国家権力と莫大な政治資金を握っている与党が、メディアを従えて一方的なキャンペーンを行い、有権者を洗脳してしまいかねない危険である。

 同時に、国民投票の際には、賛否両論「同ページ数」の解説書が公費で全有権者に配布される。だから、護憲派は、改憲派から「神学論争」などと揶揄されることのない明確な反論文を用意する責任がある。

 さらに、国民投票法には最低投票率の規定がない。それは、例えば、国民の過半数が投票しなければ投票自体が成立せず、事実上の否決になる仕組みであるが、わが国にはそれがない。だから、護憲派が投票ボイコットを唱道して改憲を潰すことはできない。

 国民投票は現行法の下で必ずやって来る。だから、有権者は、現行制度を承知の上で真剣に対応すべきである。文字通り、国すなわち私たちの将来が懸かっているのだから。
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 公明党は自民の公約中「緊急事態項目」については反対しないようだが、これを通してしまえば自衛隊の加権など関係なく内閣が法律を停止し、人権の制限を出来るから最悪の状態になる。
 コマーシャルは2週間前までは出来るとあるが、その内容によっては憲法問題じゃないと自公維政権は投票間際までジャンジャン流すだろう、これは大変問題だが自公維政権は数の暴力で国民投票法の改定を許さないだろう、改憲反対派はお金を集め良質な広告を投票間際まで流せるように考えなければならない。
 国民投票法は第一次安倍政権時に成立したため自公維政権に有利なように設定したんだろう。
 


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「ニュース女子」問題で、謝罪と訂正を求める MXテレビへ25回目の抗議  【週刊 金曜日】

 10月26日、東京・麹町の東京メトロポリタンテレビジョン(株)(以下、MXテレビ)本社前で、「沖縄への偏見をあおる放送をゆるさない市民有志」(以下、市民有志)による25回目の抗議活動があった。

 発端は今年1月2日に放送したMXテレビの番組「ニュース女子」。沖縄で米軍基地建設に反対する人たちが「機動隊に暴力をふるう」「日当を貰ってる!?」などと虚偽にもとづき反対運動への差別・偏見を煽る内容を放送したとして、市民有志らが、番組内容の訂正と謝罪をMXテレビに求めてきた。局側への申し入れはいまだ拒まれているという。BPO(放送倫理・番組向上機構)では、番組内容に関し、審議中だ。

 この日の参加者は約70人。抗議の合間に、歌や演奏、参加者らの発言で盛り上がる。「『ニュース女子』でかりに検証番組をやるなら、ちゃんと沖縄の基地問題の専門家を呼んで作ってみては」「私たちが問題にしている『デマ』という部分がどこなのかをきちんと自分たちで見つめなおすという報道を」といった声が次々と上がる。

 前回の抗議活動では、抗議を妨害する人たちの大音量で、声がかき消されたという。抗議活動への妨害はこの8月からとのことだ。

 市民有志の一人、川名真理さん(54歳)は言う。

 「今日は妨害を受けず、思うような抗議と集会ができました。私たちは単にMXに抗議をして憂さ晴らしをしたいわけではありません。東京都民の税金も使っている放送局を、立ち直らせたい、見守って公正な報道のできる局にしたい、そういった思いでやっているわけです。こうした私たちの思いを誠実に受け止めて、きちんと対応して頂きたいと思っています」

 この件について、MXテレビ編成部広報担当者に問い合わせたがノーコメントだった。11月12日午後3時からは、東京・渋谷の神宮通公園からデモも行なう予定だ。

 (西村仁美・ルポライター)
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 東京都が出資するテレビ局、しかし小池知事は知らん顔、と言うより東京MXの「ニュース女子」内容に賛同しているから訂正などの指示を出さないのではないか。
 


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枝野が自称する「保守」とは  【日刊スポーツ】

 ★立憲民主党代表・枝野幸男が代表質問に立ったが、枝野はしばしば「保守」を自称する。世間では立憲民主党は中道リベラルととらえられているが、枝野の言う「枝野的保守」とは何か。同党の山内康一がブログで解説している。以下は抜粋。

 ★リベラルとは何か。日本のリベラルの伝統は、戦前の石橋湛山や斎藤隆夫にさかのぼる。独裁(軍国主義)や戦争に反対するのは、日本近代リベラルの伝統である。アメリカ民主党的なリベラルの次の2つの要素も重要である。1つ目は個人の尊厳を守り、あらゆる差別を許さない。2つ目はすべての人の自由を保障するために、格差や貧困を放置しない。戦後日本における自民党政治におけるリベラリズムの流れも重要。しかし、安倍総裁の下で自民党の右傾化が進み、自民党内でリベラリズムを継承する者は少ない。

 ★保守とは何か。本来の保守(欧州の保守)は、人間の不完全性についての自覚を持ち、漸進的な改革を志向する(革命的な変化を嫌う)。世の中の複雑性を認識し、「万能薬」的な発想を拒絶する。人間の思い上がりに対する警戒心が強い。したがって、安倍政治は「保守」ではない。安倍総理は「右派」だが「保守」ではない。何を「保守」とするかが大きな違いとなる。安倍総理は大日本帝国的栄光を「保守」しようとしている。一方、「枝野的保守」は、平和主義や民主主義といった戦後日本の良い部分を「保守」しようとしている。

 ★山内の説明はよく分かったが、55年体制に慣れ切った右か左かの選択肢しか持たない有権者に、立憲民主党の理念や目的をどう浸透させていくか。昔はこの主張を「穏健な保守」と表現したものだが、中道野党がなくなり、自民党リベラル派が弱体化している今、有権者自身が自分はどの位置にいるのか、またはどの位置を欲しているのか、問い直す時期なのかも知れない。
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 枝野の保守が本当に山内健一が言うようなものだろうか、本当に保守は考える人一人一人で違うような気がするし、何を保守しようとするかじゃ全然違うものになる。
 ついでに安倍自民総裁は右派ではなく極右です。
 

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サンフランシスコに慰安婦像 大阪と姉妹都市解消へ  【日刊スポーツ】

 米サンフランシスコ市のリー市長は22日、旧日本軍の慰安婦問題を象徴する少女像の設置を受け入れる文書に署名した。複数の市関係者が明らかにした。市議会が14日、民間からの像の寄贈を受け入れる決議を採択していた。

 大阪市の吉村洋文市長はリー氏に対し、市議会決議を拒否しなければサンフランシスコ市との姉妹都市関係を解消すると文書などで申し入れ。日本政府も「極めて遺憾だ」(安倍晋三首相)とリー氏に決議拒否を求めていた。リー氏は今回、像受け入れを明確に示し、両市の姉妹都市関係の解消が決定的となった。

 少女像は地元の民間団体がサンフランシスコ市に寄贈。市内の公園に設置され、9月22日に除幕式が開かれた。
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 姉妹都市を解消されてもサンフランシスコは何も不便はないのではないか、大阪市の方が国際的に差別都市として認識されるだろう。
 安倍首相も抗議したらしいが・・・・。
 
 

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森友疑惑は不正と判断も…佐川長官を呼べない国会ルール  【日刊ゲンダイ】

 さすがに会計検査院も「不正」と判断を下さざるを得なかったようだ。

 9億円の国有地を8億円も値引きして売却した“森友疑惑”について、会計検査院は「値引きの根拠は不十分」との見解をまとめた。「法令に基づき適切に処理した」と強弁していた安倍政権を真っ向から否定した格好だ。

 8億円の値引きが不正だった可能性が強くなったことで、野党は徹底追及する構えだ。

 なぜ、国有地が8億円も値引きされて森友学園に売却されたのか、真相を解明するためには、財務省の理財局長だった佐川宣寿国税庁長官を連日、国会に呼んで問いただすしかない。

■細々としたことや技術的なことに限り…

 ところが、国会のルールでは、佐川長官を呼べないという。国会審議で答弁するのは、原則、大臣、副大臣、政務官の政治家と定められているからだ。役人を政府参考人として国会に呼び、答弁させることは可能だが、<行政に関する細目または技術的事項について……>となっている。要するに、細々としたことや、技術的なことに限って、役人に答弁させられるということだ。細々としたことや技術的なことなので、答弁するのは“局長以下”という慣例になっているという。

 「細目的、技術的事項に答えるのは、担当局の局長以下が対応するのが適当であろうということで、事務方のトップ(事務次官や国税庁長官)を答弁させないことが通常です」(衆院事務局)

 しかし、こんなバカなことが許されるのか。

 財務省の理財局長として、安倍首相を「森友疑惑」から守り切った佐川氏は、その褒美として国税庁長官に栄転している。しかも、長官に就任した後、国民から逃げ回り、一度も記者会見に応じていない。そのうえ、国会のルールに従って、守られるというのは、どう考えてもおかしい。

 「国会は国権の最高機関ですよ。国政調査権も与えられている。なのに、国会に役人を呼べないのは、おかしいですよ。なにしろ、国民の財産である国有地が8億円も安く売られたわけですからね。政府参考人として呼べなくても、参考人招致や証人喚問はやれる。絶対に佐川長官を国会に呼びだして真相を追及すべきです」(政治評論家・本澤二郎氏)

 佐川長官の辞任を求める署名は、約2万筆に達している。このまま、逃げ得を許してはダメだ。
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 絶対おかしい、臨機応変でやるべきじゃないか。


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ようやく本腰 野党超党派で“詩織さんレイプ事案”徹底追及  【日刊ゲンダイ】

 「記録にない」「記憶にない」の繰り返しになってしまうのか――。

 21日、参院議員会館で、野党議員が超党派で「『準強姦事件逮捕状執行停止問題』を検証する会」を立ち上げた。

 安倍首相と昵懇の元TBSワシントン支局長の山口敬之氏(51)が、ジャーナリストの伊藤詩織さん(28)を2015年4月にレイプしたとする疑惑が主眼だ。

 呼びかけ人は、自由党の森ゆうこ参院議員や立憲民主党の阿部知子衆院議員、希望の党の柚木道義衆院議員ら8人。維新も含めて全野党が、きのうの検証会に参加し、警察庁と法務省からヒアリングを行い、山口氏への逮捕状が逮捕直前に執行停止になった経緯についてただした。

 この問題の最大の焦点は、警察上層部がレイプ事件の捜査に介入し、山口氏の逮捕にストップをかけたのかどうかだ。レイプを告発された山口氏が、安倍首相と極めて親しいために、疑いを招いている。

 ところが、省庁側は、この日も「個別事案についてはお答えできない」の一点張り。逮捕状の執行停止を「決裁」した中村格警察庁総括審議官(当時、警視庁刑事部長)の「決裁文書」については、「把握していない。文書を残すかどうかは場合による」(警察庁)と答え、議員らが「オカシイよ、それ!」と語気を強める場面があった。

 詩織さんが、レイプ事件を訴えてからすでに半年。やっと全野党が超党派で結集して“詩織さん事案”の追及に本腰を入れ始めた形だ。それにしても、なぜ、野党の動きはここまで遅れたのか。

「恐らく理由は2つです。1つは、今年9月に検察審査会で『不起訴相当』の判断が下され、刑事事件としては一応の決着がついたこと。もう1つは、民進党が事実上解党したことで追及しやすくなったことでしょう。事件を握りつぶした張本人と言われている中村格総括審議官は、民主党政権時代に官房長官秘書官を務め、自民が政権を奪取した後も留任している。民進党は、民主政権時代の弱みを握られているからか、あるいは恩義があるのか、これまで中村氏の捜査介入疑惑について国会で大きく取り上げられなかったようです」(永田町関係者)

 要するに、民進党が分裂した今、中村氏に“忖度”する必要はなくなったというワケ。今後、国会の場で焦点となるのは、まさに「不当介入があったか否か」である。どこまで証拠を出させることができるか、野党の本気度にかかっている。
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 「不当介入があったか否か」、首相の友人だから忖度したか、週刊新潮で中村格氏ははっきりと「私が指示した」事を言っている。
 どこまで逃げ切るのか、許されない。性攻撃者が野放しにされたわけだから。


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野党の質問にイチャモン 安倍自民の狙いは“山尾潰し”か  【日刊ゲンダイ】

 自民党が国会の質問時間を「与党5対野党5にしろ」と要求し始めたのに続き、こんどは野党の質問通告が遅いと言い出した。表向きは「各役所が拘束され、かなりの負担がかかっている」ことを理由にしているが、実態は違うようだ。

 「役所の負担なんて心配するフリだけですよ。答弁に自信がないから、官僚にきっちり原稿をつくってもらう時間が欲しいという意味です。21日に開かれた自民党の正副幹事長会議では、野党の質問手法についても議論があった。ある閣僚経験者は『野党が<共謀罪について聞く>という1項目を通告しておいて、1問について10パターンの質問を用意しておけば、10問で合計100もの質問が繰り出される。このすべてに対して準備することができないから、答弁に窮してしまう。名前は言いたくないが、山尾議員なんかはベテランだ』と泣きを入れていました。法案をしっかり理解していれば臨機応変に答弁できる部分もあるはずで、すべての質問を細かく事前通告し、それに対する答えをあらかじめ政府が用意しておくのであれば、国会審議は単なるセレモニーに成り下がってしまいます」(民放キー局の政治部デスク)

 どうやら、安倍自民党は山尾志桜里衆院議員の“質問力”を極度に恐れているらしい。

 安倍応援団の保守系メディアが“山尾潰し”に躍起になっているのも、安倍自民の恐怖心の裏返しの可能性がある。

 政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が言う。

 「山尾議員は子育て問題でクローズアップされましたが、国会論戦で最も力を発揮したのは共謀罪の審議です。弁護士や検事出身の国会議員は少なくないけれど、元検事の山尾議員は法律の専門家として理詰めの論戦を挑み、政権サイドはタジタジでした。今後も法律論になると手ごわい相手だと、自民党が警戒しているのは間違いない。ただ、一連の騒動で、山尾議員が国民から色眼鏡で見られているのも事実です。不名誉を払拭するためにも、持ち前の質問力を発揮して、国と国民のために必死で働くしかありません」

 山尾議員は民進党時代、「安倍首相が最も苦手とする女」と呼ばれていた。それは今後も変わりそうにない。
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 たしかに週刊文春があることない事書いていると言うニュースがあった、公と私、しかしやっていい事と悪い事ってない?


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慰安婦像受け入れ文書に署名 米サンフランシスコ市長  【東京新聞】
  
 【サンフランシスコ共同】米サンフランシスコ市のリー市長は22日、旧日本軍の慰安婦問題を象徴する少女像の設置を受け入れる文書に署名した。複数の市関係者が明らかにした。市議会が14日、民間からの像の寄贈を受け入れる決議を採択していた。

 大阪市の吉村洋文市長はリー氏に対し、市議会決議を拒否しなければサンフランシスコ市との姉妹都市関係を解消すると文書などで申し入れ。日本政府も「極めて遺憾だ」(安倍晋三首相)と決議拒否を求めていた。リー氏は今回、像受け入れを明確に示し、両市の姉妹都市関係の解消が決定的となった。

 少女像は地元の民間団体がサンフランシスコ市に寄贈。
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 「日本政府も「極めて遺憾だ」(安倍晋三首相)と決議拒否を求めていた」んだったらサンフランシスコへ行って市民の前で堂々と主張すれば?








 Twitterコーナー、ご参考に

 慶應義塾大学経済学部の金子勝教授のツイッター

 元外務省国際情報局局長の孫崎享氏のツイッター

 自由党の 小沢一郎事務所のツイッター

 社民党参議院議員 福島みずほ氏のツイッター

 東京新聞 政治部のツイッター

 東京新聞 ほっとwebのツイッター

 市民連合のツイッター

 関西市民連合のツイッター

 SADL大阪のツイッター

 上智大学 中野晃一教授のツイッター

 法政大学法学部 山口二郎教授のツイッター


 その他、こちらもどうぞ 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 



昨日の神戸
 最低気温   6.7度(02:11) 前日差+1.3度)
 最高気温  15.3度(13:56) 前日差+3.2度)

  今朝の神戸最低気温  10.5度 (06:58)  11月中旬並み 平年より1.6度高かった
   、

今日の神戸の
   日の出     6時40分 (昨日 6時39分)
   日の入り   16時51分 (昨日16時51分)

       日の出は昨日より一分遅く、日の入りは昨日と同じ
   
       

 日本海と太平洋側の前線・低気圧、日本海側は北海道を通りオホーツク海へ、太平洋側は南岸を東へ移動、関東沖へ、雨雲は日本海側を東へ移動、北陸は雨、東北は雪、北海道は道北で雪。
     
          
 明日の朝、オホーツクの低気圧はよりカムチャッカ寄りへ、関東沖の低気圧は前線に吸収されたのかなくなる、中国の高気圧が張り出し西日本から関東まで晴れ、北陸は雨、東北以北は雪になる予報。
     
     

 今朝は晴れ、路面は濡れていたが雨は上がっていた、気温は昨日より少し高かった、結露はなし。
 風が無く昨日より暖かかったが一日中暖房、晴れだが雲が多かった、歩くと軽く汗、マフラー外す。
 今日の神戸の最高気温は14.8度、昨日より0.5度低く、平年より0.8度低かった。
 明日は晴れ、朝の最低気温は 5.9度、最高気温は11.6度、午後の最低気温は 7.1度の予報。




 
 




選挙結果を受けて改憲のハードルを上げた公明党の妙案  (抄) Plus

2017-11-23 | いろいろ

ジャーナリスト田中良紹氏のヤフーニュースのコラムより

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選挙結果を受けて改憲のハードルを上げた公明党の妙案

 国会から逃げ回った安倍総理がようやく所信表明演説を行ったが、掛け声ばかりで具体性に乏しい内容であった。ただフーテンが注目したのは公明党との関係に言及したところである。安倍総理が公明党に神経を使っていることを感じさせた。

 演説の最終盤で安倍総理は国会議員全員に向かい憲法改正を呼びかけたが、その直前に「自民党と公明党が野党として過ごした3年3か月、私たちはなぜ政権を失ったのか国民の声に耳を傾けるところからスタートし、そしてこの5年間、政策の実行に全力を尽くしてきた」と自公が運命共同体であることを強調した。

 先月の選挙結果をメディアは「自公圧勝」と報道し、確かに議席数で自公は3分の2を超える議席を維持した。しかしこれまで議席を減らすことのなかった公明党は選挙前より6議席も減らしたのだから、公明党にとって選挙結果は「圧勝」どころか「敗北」である。

 公明党が最も重視する比例の獲得票数をみると、2005年の郵政選挙で獲得した900万票から200万票以上も減らし初めて700万票を割り込んだ。固い組織票に守られているはずの公明党に赤信号が灯ったのである。

 ついでに言えば民進党が立憲民主党と希望の党に分裂したことをメディアはマイナス・イメージでしか見ないが、去年の参議院選挙で民進党が獲得した比例票は1100万票、今回は立憲民主党が1100万票で希望の党が970万票だから倍増である。政権を失って以来低迷し続けた旧民主党勢力が分裂によって政権交代を実現した頃の票数に戻ったと見ることができる。

 公明党は選挙結果を分析した結果、安倍政権が前のめりになっている憲法改正に慎重な姿勢を明確にするようになった。山口那津男代表は12日のラジオ番組で国民の過半数ではなく3分の2以上の賛成が前提でなければ憲法改正を発議すべきでないと発言した。

 これは安倍政権の憲法改正にとって高いハードルになる。そのことが念頭にあって安倍総理は憲法改正を呼びかける前に、自民党と公明党の運命共同体的な関係に言及し、公明党に考えを変えるよう要請したのではないかとフーテンは思った。

 山口代表は、国民投票で過半数ぎりぎりの賛成で憲法改正が実現した場合、国内に大きな反対勢力が残ることになり「不幸の始まりになる」と述べた。確かに過半数ぎりぎりでは反対した国民が改正憲法に不満を持ち続け覆そうとすることになる。憲法改正を巡って国内の対立と分断が激化することになれば賢明な政治とは言えない。

 しかし安倍総理のこれまでの政治手法を見れば、国民の半数が反対しても強行する可能性があり、日本が「不幸の始まり」になる懸念を拭い去ることは出来ない。山口代表の言う国民の3分の2の賛成が得られることを発議の前提にするという考えには説得力がある。

 実は国会は2000年1月から2003年末まで衆参の憲法調査会が学者、評論家、ジャーナリストなど有識者を招き、「日本のあるべき姿」について政治家との間で400時間を超える議論を行ったことがある。その頃は憲法を巡る議論が国内に対立や分断を生み出す懸念はなかった。

 ・・・・・。




別Webより  Plus

 それが一変したのは安倍政権の登場からである。反対意見を無視する政治手法がまかり通り、そのために憲法改正に反対する側の声も強くなった。「9条守れ!」の運動が高まったのは安倍総理による安保法制強行採決がもたらした政治的効果である。

 かつての憲法調査会の議論には左派の論客も参加し、例えばベ平連代表だった小田実氏は、日本が参考にすべき事例として戦後のドイツの再軍備を紹介し、戦前の軍隊とは異なり兵役拒否や上官の命令に従わない権利を認める軍隊の存在を肯定的に語った。9条を含めて憲法改正の機運が生まれることを予感させる議論だった。

 ところが当時は新聞もテレビも憲法調査会の議論を紹介せず、CS放送の「国会TV」チャンネルで審議を中継したフーテンは、それだけでは足りないと思い『国のゆくえ』(現代書館)と題する本を出版して憲法調査会の議論を一部だけだが紹介した。

 そうした風向きが安倍政権の登場で変わる。姑息な手段としか思えないが、安倍政権は憲法改正の手続きを緩和することから議論を始めた。衆参両院の3分の2の賛成で発議し、国民投票の過半数で改正できるとする現行憲法96条の規定は先進各国と比べハードルが高いとは言えない。

 ところが安倍政権は国民投票の過半数で改正できるのだから衆参両院の発議も3分の2から過半数にすべきだと言い出した。

 しかしそれが世界の例を知らない無知から来ているとわかったのかすぐに撤回し、次に持ち出したのが「解釈改憲」というこれまた姑息な手法だった。

 戦後の日本は憲法改正ではなく「解釈改憲」で憲法の条文を変えることなく実態の方だけを変えてきた。それが憲法条文と実態との間に抜き差しならない乖離を生み出し矛盾が矛盾を増幅させた。

 最大の矛盾は9条2項の「戦力不保持」と事実上の軍隊である自衛隊の存在である。

 そうした問題を堂々と議論して改正を図ろうとしたのがかつての憲法調査会の試みであった。しかし安倍政権は再び「解釈改憲」に逃げ込み、安保法制を強行採決したために逆に「護憲」の声を強めさせる結果になった。

 「自公が3分の2を獲得したから改憲発議が可能になった」とか「希望の党や維新を合わせれば改憲発議は可能になる」という報道を見るたび不思議に思うのだが、立憲民主党だって改憲勢力である。枝野幸男代表も辻本清美国対委員長も決して「護憲」ではない。改憲の中身でそれぞれ違いがあるだけだ。

 フーテンに言わせれば安倍自民党と公明党との考えには水と油ほどの違いがある。

 同じように立憲民主党と共産党との間にも水と油ほどの違いがある。その違いは違いとして協力できるところは協力しできないところは協力しない。それが政治の世界である。

 希望の党を「第二自民党」とか「自民補完勢力」と言うのも頷けないし、政治を「保守対リベラル」と単純化するのはあまりにも幼稚すぎてそれでは何も見えなくなる。そうした意味で公明党が言い出した国民投票のハードル引き上げは安倍総理の思惑を打ち砕く道具になる。

 この公明党の考えを実現するには憲法改正の手続きを定めた憲法96条の改正が必要になる。国民投票の過半数の賛成で改正できるとされているものを、3分の2以上の賛成が必要と変更しなければならない。

 そのためにはまず96条改正から始めるが、かつての安倍政権とは真逆の方向に変えることになる。それを現行の96条の改正手続きによって国民の過半数の賛成で成立させ、それから他の全ての条文の改正は国民の3分の2の賛成がなければ改正できないようにする。

 安倍総理は反対だろうが、しかし安倍総理が何でも言うことを聞く米国の場合、憲法改正は上下両院議員の3分の2の賛成で発議したうえ4分の3を超える州議会の賛成が必要になる。公明党案に劣らずハードルは高いがそれでも戦後6回改正が行われた。

 そして96条が改正されればそれだけで安倍総理は「憲法改正を行った初の総理」になれる。一方で護憲派も胸をなでおろすから八方丸く収まる。公明党の主張は実に妙案だと思う。 
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I am not Abe.   加計献金疑惑の下村博文氏 政治資金で自著“爆買い” 加計献金問題説明してないね

2017-11-22 | 日記




 世界に対し、安倍首相がやっていることが本当の日本の姿じゃないと思い、 『 I am not Abe、 』 と声をあげる、Yuriko Maeharaも追加だな。



   2017年都議選票前日の7月1日、安倍首相の「ホームグラウンド」とも言われているJR秋葉原駅前で、安倍首相は都議選初の街頭演説を行った。同駅前には日の丸の小旗を振る自民党の支援者が集まったが、聴衆の一部からは「安倍辞めろ」「安倍帰れ」などのコールが発生。声は次第に広がり日の丸の小旗を持った人達も「帰れ」「帰れ」とコールした、これに対して首相は「人の演説を邪魔するような行為を自民党は絶対にしない」と怒りを露わにした。いつも国会で率先してヤジを飛ばしているのに! 
   
そして聴衆を指差しながら一際大声で言い放ったのが
   「こんな人たちに負けるわけにはいかない」




  2017年2月17日の衆議院予算委員会において、「私や妻が関係していたということになれば、まさにこれは、もう私は総理大臣も、そりゃもう、間違いなく総理大臣も国会議員も辞めるということは、はっきりと申し上げておきたい」


  14年の選挙の時は『来年10月の引き上げを18カ月延期し、そして18カ月後、さらに延期するのではないかといった声があります。再び延期することはない。ここで皆さんにはっきりとそう断言いたします。平成29年4月の引き上げについては、景気判断条項を付すことなく確実に実施いたします。3年間、3本の矢をさらに前に進めることにより、必ずやその経済状況をつくり出すことができる。私はそう決意しています。』 と言っていた。


  元官僚の古賀茂明氏は氏の著書「国家の暴走」に安倍首相の事を
  「この人物は、いとも簡単に、しかも堂々と、嘘をつける人間なのだ。」 と書いている。


 安倍政権が進めるアメリカのためのTPP批准に反対します。


  忘れていませんよ、12年の選挙時に貼られたポスター、どうなっているでしょう。
  言っている事とやっていることがさかさま。安倍自民は単にアメリカの隷属政党。

  「日本を耕す自民党」と言うのは外資に対し日本から搾取しやすいようにする。事か?
  「ウソつかない。」自体が嘘



  TPP、ISD条項で日本の国家主権は破壊されコングロマリットの餌食に
  

  農業だけじゃないよ、食料、医療、特許、環境、労働、投資、衛生植物検疫、越境サービス など21分野

  自民党が2012年暮れの衆議院選挙で公約したTPPに関して、自民党のウェッブをチェックしよう。

   
 拡大すると
   



 安倍政権の進めるアメリカのための戦争法施行および帝国憲法への改憲に反対します。



 〈あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。世界によって自分が変えられないようにするためである〉ガンジー

 〈一番こわいものはテロリストでも大不況でもなく、いつの間にか私たちがいろいろなことに疑問を持つのをやめ、気づいた時には声すら自由に出せない社会が作られてしまうことの方かもしれません〉アメリカで医療破産したある女性(堤未果、ルポ貧困大国アメリカⅡより)




 11/22(水)

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モリカケ疑惑で市民団体が会見 加計理事長らを刑事告発  【週刊 金曜日】

 「11月10日にも加計学園の獣医学部が認可されるとの話もあるが、今の段階で認可するのはあまりに不適当だ」――。森友学園(大阪市)と加計学園(岡山市)の国政私物化疑惑を追及している「モリカケ共同追及プロジェクト」の黒川敦彦さんと木村真・豊中市議らは11月1日、東京・霞ヶ関の文部科学省記者クラブで会見し、文科省の姿勢を問うとともに、建築水増し疑惑などを指摘されながら一切の説明を拒否している加計学園の加計孝太郎理事長と、獣医学部が建設されている愛媛県今治市の菅良二市長を「補助金詐欺」の疑いで刑事告発したことを報告した。

 告発状によると、獣医学部の施設建設費を148億円余(坪単価147万5700円)としているが、高く見積もっても坪100万円程度であると指摘。また、大学設置経費として申告した192億円をもとに、その半分の96億円を限度額として今治市と愛媛県が補助することになっているが、「建築費の水増しによって最大で50億円の補助金詐取の疑い」(黒川さん)があり、今治市・市民に対する重大な被害を及ぼすとしている。

 この告発に合わせて、同獣医学部の新設を審査している大学設置・学校法人審議会会長らに宛てた「意見書」を文部科学省に提出。これら告発がなされているほか、複数の専門家から研究設備のバイオハザード(生物災害)の危険性が指摘され、今治市ではそのリスク評価のための第3者による専門委員会が10月に設置されたばかりであるとして、「現時点での認可は妥当ではない」としている。

 黒川さんは「告発には560人が賛同してくれているが、目標は1万人。一方、今治市に対する住民訴訟も12月20日に第1回口頭弁論が開かれる。これだけの疑義がある大学設置にもかかわらず、加計理事長は一切説明をしない。それを認可していいのか」と訴えた。

 (片岡伸行・編集部、11月10日号)
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 告発してもシンゾーが何とかしてくれるだろうって、読売新聞に全面広告で募集開始を宣伝、普通の感覚じゃない刎頚の友。
 


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自衛隊明記は「お試し」などではなく「騙し討ち」改憲だ  【日刊ゲンダイ】
 国民が知っておくべき憲法基礎知識 慶応義塾大学名誉教授 小林節氏

 憲法論議が続く中で、最近、「お試し改憲」という言葉が広く世間に知られるようになった。

 憲法自体がその96条で憲法改正の可能性を認め、その手続きを定めているにもかかわらず、30年も前のわが国では、閣僚が「改憲」に論及しただけで首が飛んだ事例があった。それくらい世論の改憲「アレルギー」は強かった。

 そのような風潮の中で、自民党系の自主憲法の月例研究会で、この改憲論議自体をタブー視するアレルギーを緩和する対策が話し合われたことがあった。そこで、新しい人権(プライバシー、環境権、知る権利)を加憲するなら、国民の権利が増えるだけで抵抗感はないだろう……と語り合った。そうしてアレルギーを取り除いた後に本命の9条改憲に進む予定が立てられていた。

 その考え方が、東日本大震災の直後に「緊急事態条項」先行論になり、「高等教育無償化」も加わった。しかし、これらの提案はすでに公然と論破されてしまっている。

 そこで、お試し改憲が本命とつながったものが、最近の「自衛隊加憲」論である。いわく、現行の9条は一字も変えない。ただ、現状の「国民に支持された」自衛隊を憲法の中に明記するだけだ。しかし、これは「お試し」というよりはいわば「騙し討ち」改憲である。

 かつて確立されていた政府見解では、9条は、1項で侵略戦争を放棄し、2項で軍隊プラス交戦権(つまり国際法上の戦争の手段)を奪うことにより「海外派兵」を禁じていた。だから、国内だけで活動する自衛隊は第二警察として合憲であった。

 にもかかわらず、安倍政権は、憲法の限度を超えて政府見解を変更し、「違憲に」自衛隊に海外派兵の道を開いた。そのうえで、他の行政機関を差し置いて自衛隊だけを憲法に明記することは、わが国が普通の軍事大国になることに他ならない。

 北朝鮮と中国の軍事的脅威には本気で専守防衛に徹することこそが最も有効である。アメリカと世界に転戦することは、新しい敵をつくることに他ならない。すでに、現時点で、軍事費破産も目に見えている。答えは明白だ。
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 アメリカについて世界転戦の悪夢に成ればあとは戦争がないと経済が回らないなどと言い出すアメリカの現状に成ってしまう。
 


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物議醸す加計獣医学部 「読売全面広告」で怒涛の学生集め  【日刊ゲンダイ】

 加計学園が怒涛の学生集めを展開し、物議を醸している。先週土曜(18日)の読売新聞朝刊に〈学校法人加計学園 岡山理科大学 新しい獣医学部、誕生!〉と大文字が躍る全面広告を掲載したのだ。

 林文科相の認可が下りたとはいえ、「総理のご意向」をめぐる疑惑はいまだ払拭されず、真相解明を求める特別国会の本格審議はこれからだ。ネット上には「唖然」「ドン引き」「やることがイチイチ露骨」といった批判や、「安倍首相が読売新聞を読んでと薦めるわけだ」といった揶揄の声が上がっている。

 問題の広告は、今治市から無償譲渡された約17万平方メートル(37億円相当)の広大な敷地に建つ今治キャンパスの完成予想図を背景に〈出願は11月22日(水)スタート!〉と告知。柳澤康信学長と吉川泰弘新学部設置準備室長による対談形式で〈52年ぶりの獣医学部に託されたミッション〉の意義を訴え、柳澤学長は〈国内最大級規模の教員組織〉をこう誇っている。

 〈獣医学科(6年制・入学定員140名)、獣医保健看護学科(4年制・同60名)を合わせて専任教員87名(教授33名、准教授20名、講師9名、助教25名)という、日本で最大級規模の充実した教員組織を編成しました。一人ひとりの学生を丁寧に指導できます〉

 学部新設を審査した文科省大学設置・学校法人審議会(設置審)をはじめ、各方面から指摘されていた教員不足の懸念解消に躍起な様子が見てとれる。

■国会審議もどこ吹く風

 それにしても、広告掲載は認可からわずか4日後。12月9日実施の推薦入試を皮切りに順次選考が行われ、18日には合格発表が行われるという。なりふり構わないスピード感は脱帽モノだ。加計学園に対し、このタイミングで広告を掲載した理由や反響などを問い合わせたが、期日までに回答はなかった。

 「世論の猛反発で認可判断が3カ月も先延ばしになり、学生集めに相当窮していると聞きます。初年度は死に物狂いで定員数をかき集めるでしょうが、6年後に卒業する1期生のうち、何人が獣医師免許を取得しているか。鳴り物入りで学部を新設したところで、結果を出さなければ学生は入ってこないし、ビジネスとしても成立しない。この先が見ものです」(日本獣医師会関係者)

 一方、読売は5月3日の憲法記念日に安倍首相の「2020改憲宣言」を1面トップで扱ったり、加計疑惑を追及する前川喜平前文科次官の極めて個人的な動向を報じるなど、政権寄りなのは周知の事実だ。

 とはいえ、疑惑をめぐる国会審議の最中の広告掲載は火中の栗を拾うようなものだろう。

  掲載判断や読者の反応などについて質問したところ、「広告掲載の経緯等については、従来お答えしていません。広告は、当社広告掲載基準に従って掲載しています」(読売新聞グループ本社広報部)との回答だった。

 無事に入学式を迎えられるか。
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 露骨やな~読売やて、他の新聞はどう産経とか日経とかは。
 獣医学部は獣医になるには国家試験に通らなければならない、加計の獣医学部が卒業するとき何人国家試験受験するか、合格率悪いとまずいから成績が悪い学生受験させないだろうしね、6年後どうなっているか。
 


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国民投票は難しい―海外視察で見えたこと  【日刊スポーツ】

 ★20日、テレビ番組で公明党副代表・北側一雄は憲法改正の際に行われる国民投票に触れ、「簡単なものではない。衆院憲法審査会の視察団で7月に英国やイタリアを視察した。英国はEUの国民投票。イタリアは憲法改正だったが、いずれも仕掛けた政権側が負けて退陣した。我が国は国民投票の経験もない。なかなか大変だ」と国民投票の難しさを指摘した。

 ★その視察団だが、7月11日から国民投票の海外事例を調査するため、衆院憲法審査会の議員団が英国、イタリア、スウェーデンの3カ国を視察。憲法審査会長・森英介(自民党)をはじめ、民進党、公明党、共産党、日本維新の会の与野党7人が参加した。各国の議会関係者、国会議員ら要人との会談で浮かび上がったことは国民投票の結果はその後の政治状況に大きな影響を与えるため、相当慎重に行う必要があるとのアドバイスなどを受けた。EU離脱の国民投票が可決して辞任したキャメロン前首相は「国民投票は何の目的なのかきちんと理解してもらうのが大事。政権に対する信任投票にならないよう留意すべきだ」と話したという。また1院制などを盛り込んだ憲法改正に失敗したイタリアのマッテオ・レンツィ前首相はレンツィの信任投票になり、事前の世論調査でも否決が多数だった。イタリアでは「国民投票は2度とやりたくない」という声もあったという。

 ★国民投票は〇か×で国民が投票する。その文言や内容が分かりにくかったり、世論を二分するようだと大筋合意でも×がつく。つまり相当の吟味と精査がないとクリアできないというのが視察の結論のようだが、日本の国会はその問題点を克服できるのだろうか。
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 国民性もあるし日本ではどうかわからないが簡単にやって安倍の思うような結果にならなかったら最悪だね。
 大阪都構想で大阪維新が住民投票に持ち込んだが僅差で負けた、もうやらないとか言いながらまだ狙っている、あきらめの悪い奴。


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加計献金疑惑の下村博文氏 政治資金で自著“爆買い”の姑息  【日刊ゲンダイ】

 「加計学園」問題で疑惑の渦中にいた下村博文元文科相。学園からの200万円の献金が政治資金収支報告書に不記載だった問題がいまだくすぶっているが、やっぱりカネの使途は極めて怪しい。

 16日に公開された下村氏が代表を務める政党支部の収支報告書(2016年分)を見ると、自著を“爆買い”し、書店の「売り上げランキング」の上位独占を画策していた疑いが浮上した。

 16年5月19日付で豊島区の「三省堂」や中央区の「丸善」をはじめ、計11の大型書店に総額234万3600円を支出。支払先は横浜市や名古屋市にも及ぶが、額面はなぜか「37万8000円」「30万2400円」「22万6800円」「15万1200円」の4種のみ。4月22日にも大型書店に15万1200円、5月20日も37万8000円を支出した。総額は287万2800円に上る。目的は全て「書籍代」で、「調査研究費」として処理されている。

 いったい何を買ったのか。下村氏は16年4月20日に自著「教育投資が日本を変える」(PHP研究所)を出版。先ほどの4種の額面を同書の税込み額「1512円」で割ると、それぞれ「250」「200」「150」「100」と切りのいい数字となる。1店当たり100~250冊を購入したのだろうか。

■政治資金で自著の売り上げを“かさ上げ”

 本人も16年5月26日付のフェイスブックで〈「教育投資が日本を変える」が各書店でベストセラー、各部門で1位に選ばれています〉〈是非、ご購読下さい〉と宣伝。投稿までに同書の購入費とみられる支出は計1900冊分に及ぶ。政治資金を使って、自著の売り上げを“かさ上げ”し、宣伝に利用したのか。下村事務所に問い合わせると、「出版元担当者から指示があった書店から購入しました。政治資金規正法にのっとり適正に処理しています」と回答した。

 「自著を政治資金パーティーで来客者に配ることは珍しいことではありません。しかし、それならば、版元からの一括購入が一般的で、手間もかからない。わざわざ名古屋や横浜など各所の書店で大量購入したのは、やはり自著を『ベストセラー』としてアピールする意図があったのではないか。政治資金の使途として不適切ですし、印税の扱いについても説明責任を果たすべきでしょう」(政治資金に詳しい神戸学院大の上脇博之教授)

 つくづく“黒いカネ”の疑惑が尽きない男
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 教育について語るに落ちる奴と言う事、加計からの200万円の献金についても都議選後に説明すると言いながらまだ何も説明していない、とんでもない元文科相大臣。
 

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ハゲタカの増資で上場維持 東芝を襲う解体とリストラ危機  【日刊ゲンダイ】

 禁断の果実に手を伸ばした結末やいかに――。巨額増資を決めた東芝は、債務超過を解消したことで上場維持にメドを付けた。これで昨年からくすぶり続けてきた上場廃止への懸念はひとまず払拭されたが、不安が拭えないどころか、ますます先行き不透明感が強まっている。

 東芝は約6000億円の第三者割当増資を19日に発表した。新株の主な引受先は「物言う株主」として警戒されている海外ファンド。旧村上ファンド出身者が設立したエフィッシモ・キャピタル・マネージメントのほか、西武HDに不採算路線や西武ライオンズの売却を要求したサーベラス、セブン&アイHDの鈴木敏文前会長の引退のきっかけをつくったサード・ポイントなど60社が名乗りを上げた。

 海外ファンドがこぞって東芝の増資に応じるのは“オイシイ話”だからにほかならない。新株の発行額は17日の株価より10%安い約263円。転売するだけで儲けが出る可能性があるが、“ハゲタカ”はより高い利益を狙って東芝に揺さぶりをかけてきそうだ。

 経済ジャーナリストの井上学氏が言う。

 「ファンドの目的はただひとつ。安く買い叩いた株を高く売り抜けることです。なので東芝の『成長』や『再生』は後回しにして、手っ取り早く株価を上げる方法を選ぶでしょう。真っ先に考えられるのはリストラです。東芝はすでに主要4部門を子会社に分社化し、本体の従業員2万人を転籍させました。ファンドは東芝の経営陣にさらなる細分化とスリム化を求めてきそうです」

 今後、東芝は利益の大半を稼いできた“虎の子”の半導体メモリー事業を2兆円で売却する予定。メモリー売却後はIT関連などを軸とした再生計画を描いているようだが、“復活”の道は険しい。

 「東芝は『IoT』や『エネルギー』を今後の収益源に据えようとしています。しかしIoT関連はベンチャーの急増で競争が激しく、今さら大きく稼げるとも思えない。原発関連事業も成長株とはいえません。いずれにせよ、これまでのような高い収益は見込めなくなります。ファンドはメモリー売却で2兆円のキャッシュが入ってくるタイミングも“売り時”と見計らっているはずです」(井上学氏)

 東芝は“スリム化”の名のもと、ハゲタカに切り刻まれ、食い散らかされることになりそうだ。
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 株主にとっては株数が増えることは価値が下がる事、決して株主対策ではない、持っている人は来年に予定される東芝メモリーの売却時にファンドが売りつくす前にうまく売り抜けられるか勝負所だろう。
 
 

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政府・与党検討 高収入の年金受給者 増税  【朝日新聞】

年金以外で1000万円以上の人 有力

 政府・与党は、年金受給者で、年金以外の収入が多い人について、所得税を増税する方向で検討に入った。年金以外の収入が年1千万円以上ある人を増税対象とし、年金受給者向け減税措置の「公的年金等控除」を縮小する案が有力だ。増税対象をごく少数にとどめ、理解を得たい考えだ。

 今後、与党の税制調査会で議論を本格化させ、来月中旬にまとまる2018年度の税制改正大綱に盛り込むことをめざす。

 公的年金等控除は、年金収入に応じて一定額を課税対象から差し引く仕組み。65歳以上で年金収入が330万円以下の人の控除額は年120万円。年金が多いほど控除額が増え、上限はない。会社から給与を同時に受け取っている人は、会社員向けの給与所得控除も二重で受けられる。働く高齢者が増えるにつれ、こうした控除の「二重取り」の問題も指摘されてきた。

 与党税調の幹部は、給与や事業収入、不動産収入といった年金以外の収入が多い人の控除の縮小を検討することで一致。公明党の斉藤鉄夫税調会長は朝日新聞の取材に「年金以外の収入が1千万円もある人の控除は縮小しても国民の理解は得られるのではないか」と述べた。

 また、年金収入そのものが1千万円を超えるような高額年金の受給者の控除額に上限を設けることも検討する。増えた税収は、若年層も含め全ての納税者が受けられる「基礎控除」を手厚くするのに使う。

 ただ、政治問題化しやすい年金に手をつけることへの慎重論もあり、調整が難航する可能性もある。
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 年金で1000万円とか、年金以外で1000万円なんて夢の夢、どうぞ増税対象、控除額上限を導入してください。


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アルツハイマー病 良薬開発に光

薬3種の組み合わせ有効、iPS細胞で特定京大など

 認知症で最も多いアルツハイマー病で、患者の脳にたまる特定のたんばく質を減らす効果がある薬を、京都大の井上治久教授(幹細胞医学)らの研究グループが、患者らから作ったiPS細胞を使って特定した。パーキンソン病の治療薬など3種類の組み合わせが有効という。22日、米科学誌セルリポーツに発表する。

 アルツハイマー病の原因ははっきりしていないが、患者の脳に「アミロイドβ」というたんばく質が発症前からたまることが分かっており、蓄積を減らせば発症を抑え、治療につながると期待されている。この病気の治療薬が販売されているが、進行を遅らせる対症療法だ。

 グループは、患者の皮膚などから作ったiPS細胞を使って大脳皮質の神経細胞を作り、病気の状態を再現。患者9人と健康な人4人の大脳皮質の神経細胞を使い、1258種類の既存薬からアミロイドβを減らす効果があるものを探した。その結果、パーキンソン病、ぜんそく、てんかんの治療薬という3種類の併用が最も効果が高く、患者でアミロイドβが作られる量を平均30%以上減らせた。

 発症前から服用すればアミロイドβが作られるのを抑えて発症を予防できると、井上さんらは期待する。ただ、それぞれの薬は安全性が確認されているが、組み合わせた場合の副作用などを詳しく調べる必要があり、ただちには治療に使えない。井上さんは「臨床試験を視野に入れて研究を進めたい」と話す。

 iPS細胞を使って薬の候補を探す「創薬」は将来性が期待されている。井上さんらの別のグループが、自血病の抗がん剤に筋萎縮性側索硬化症(ALS)への効果を確認。筋肉に骨ができる難病では、京都大の別のグループが患者が服用して効果などを確認する治験を進めている。
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 早くできてほしい薬の一つだな。


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乳児を連れて議場入り、一時混乱 熊本市議「子育て両立を」と説明  【東京新聞】

 22日に開会日を迎えた熊本市議会の定例会で、女性市議が生後7カ月の長男を連れて議場入りしたため、開会ができずに他の市議らと押し問答となるなど一時混乱する騒ぎとなった。最終的に長男を友人に預け、市議会は定刻より約40分遅れて開会された。市議は「仕事と子育てを両立し女性が活躍できるような議会になってほしい」と行動の理由を説明した。

 長男を連れて議場に入ったのは当選1回の緒方夕佳市議(42)。緒方市議によると、妊娠が分かった昨年から市議会に赤ちゃんを連れてくることができないかどうか議会事務局に相談してきたが、前向きな回答が得られなかったため、強行したという。
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 海外では普通の事らしいが日本の議員構成はほとんど男性議員、これも現場の違いに。
 この記事の標題もどちらかと言うと「乳児なんか連れてきて」感があるな。
  



 





 Twitterコーナー、ご参考に

 慶應義塾大学経済学部の金子勝教授のツイッター

 元外務省国際情報局局長の孫崎享氏のツイッター

 自由党の 小沢一郎事務所のツイッター

 社民党参議院議員 福島みずほ氏のツイッター

 東京新聞 政治部のツイッター

 東京新聞 ほっとwebのツイッター

 市民連合のツイッター

 関西市民連合のツイッター

 SADL大阪のツイッター

 上智大学 中野晃一教授のツイッター

 法政大学法学部 山口二郎教授のツイッター


 その他、こちらもどうぞ 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 






 



昨日の神戸
 最低気温   5.4度(01:11) 前日差+0.2度)
 最高気温  12.1度(11:59) 前日差-1.9度)

  今朝の神戸最低気温   6.7度 (02:11)  12月上旬並み 平年より2.4度低かった
   、

今日の神戸の
   日の出     6時39分 (昨日 6時38分)
   日の入り   16時51分 (昨日16時51分)

       日の出は昨日より一分遅く、日の入りは昨日と同じ
   
       

 日本海側の高気圧が太平洋上へ移動後北海道の東海岸へ、中国から低気圧、前線が日本を挟むように進む、雨が西から東へ。
     
          
 明日の朝、日本海側の低気圧は北海道の北、樺太へ、前線が関東まで延び太平洋側の低気圧・前線は関東沖に、関西の西は晴れ、北陸、東北は雨、北海道は雪の予報。
     
     

 今朝は晴れ、気温は昨日より少し下がった(窓の外)、結露はほとんどなし、山はすっきりで木々の色はまだら。
 今日は風が無く昨日より暖かかったが一日中暖房、午前中から雲が多くなった、夕方から雨に。
 今日の神戸の最高気温は15.3度、昨日より3.2度高く、平年より0.5度低かった。だいぶまし。
 明日は雨のち曇り、朝の最低気温は 8.9度、最高気温は15.0度、午後の最低気温は 7.8度の予報。








安倍政権で事態は動いたか 目に余る拉致被害者の政治利用

2017-11-22 | いろいろ

より

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安倍政権で事態は動いたか 目に余る拉致被害者の政治利用

 特別国会の召集から17日。安倍首相がようやく所信表明演説を行った。演説の原稿は約3500字と、前回2016年9月の約7300字から半分以下に減り、安倍内閣では最も短い。

 内閣支持率が急落してから繰り返してきた「丁寧な説明」や「謙虚さ」の言葉もなく、従来の叙情的なエピソードの挿入もない。やる気ゼロのあっさり演説からも、“もりかけ疑惑”の追及から逃げたがり、よっぽど国会を開きたくないのだな、と安倍の心情がひしひしと伝わってきた。

 それでも安倍が忘れなかったのは、先のトランプ米大統領来日時における拉致被害者家族との面会のアピールだ。

 「トランプ大統領は、ご家族の思いのこもった訴えに熱心に耳を傾けてくれました。ご家族もご高齢となる中で、拉致被害者の方が再びふるさとの土を踏み、ご家族と抱き合うその日まで、私の使命は終わりません」

 安倍は得意げに語ったが、北朝鮮への圧力一辺倒でどうやって拉致被害者を取り戻すのか。安倍は9月の国連演説で「対話による(北朝鮮)問題解決の試みは一再ならず無に帰した」と言い切った。世界各国の代表を前に「北との対話はムダ」と堂々と言い張る人物が、北と真剣に交渉する気があるとは思えない。

 本気で解決するつもりがないのなら、被害者家族をトランプに引き合わせたのも、「拉致の安倍」を強調するためのプロパガンダに過ぎない。そもそも被害者家族をトランプに会わせることで、拉致問題が解決するのか。安倍はとことん拉致問題を人気取りに利用しているだけなのだ。

「対話による解決」を求める切実な思い

 さすがに横田夫妻も、安倍の薄汚い魂胆には気づいているのだろう。めぐみさんが拉致されて40年目を迎えた15日の会見で、母親の早紀江さんは、次のように複雑な思いを吐露していた。

 「政府の方々は必死で国家のために働いていると信じるが、解決にこれだけ時間がかかると、『本当に信じてよかったのか』という思いが家族の中にもあります」

 「被害者には元気でいて欲しいので、安倍総理とトランプ大統領がなんとか戦争が起きないように考えていただき、ギリギリのところで良い知恵が与えられて解決に向かって欲しい」

 慎重に言葉を選びながらも、北との戦争に結びつきかねない「圧力一辺倒」ではなく、「対話による解決」を願う切実な気持ちが感じ取れるではないか。政治評論家の森田実氏はこう言った。

 「本来は拉致問題を抱える日本こそ、北朝鮮との対話路線を訴えなければいけないのに、安倍首相は『対話は無力』と決めつけ、制裁強化を叫ぶのみです。強硬姿勢が問題解決を遠ざけているのに、被害者家族をトランプ大統領の前に引っ張り出し、自身の人気取りのパフォーマンスに利用するとは言語道断です。政府に拉致交渉を預けている手前、被害者家族も政治利用されていることを知りながら、安倍首相には従わざるを得ない。そんな立場は重々承知で、被害者家族を政治利用するだけの安倍首相は人の道に反しています。横田夫妻をはじめ、被害者家族が実に気の毒です」

 なぜ、どのメディアも被害者家族が政治利用され続けている実態を批判しないのか。摩訶不思議である。

被害者家族もうんざりの政治パフォーマンス

 第2次安倍政権の発足から5年間、拉致交渉は1ミリたりとも進まず、むしろ後退している。

 14年5月に北朝鮮が拉致被害者らの再調査を約束する「ストックホルム合意」に至ったものの、北の核実験や弾道ミサイル発射を理由に16年2月に、日本が新たな独自制裁を決めると、北は再調査の全面中止を一方的に宣言。合意内容で日本は「独自制裁の解除」を約束していたから、新たな制裁は合意を破棄したに等しいとの言い分だ。

 この時も安倍は「これだけの挑発行為を行ったからには今まで通りとは決していかない」とイケイケだった。北に合意を守る気があったかは疑問だが、安倍の場当たり的な圧力路線が付け入る隙を与えたのは間違いない。「拉致問題は安倍内閣の最重要課題」と意気込みながら、いかに口先だけで、戦略を描けていないかがよく分かる。

 結局、拉致問題が最も進展したのは15年前。02年9月に当時の小泉首相が訪朝し、金正日総書記に拉致の事実を認めさせた上に謝罪させ、被害者5人の一時帰国を取りつけた瞬間である。

 当時、官房副長官だった安倍は「一時帰国」の名目で帰ってきた拉致被害者を北に返すのを、強硬に反対して止めたと訴えている。自身のフェイスブックでも、小泉訪朝の立役者で当時、外務省アジア大洋州局長だった田中均氏を、〈彼に外交を語る資格はない〉と罵倒。田中氏が5人を再び北に戻すよう主張したのを引き合いに、〈あの時田中均局長の判断が通っていたら5人の被害者や子供たちはいまだに北朝鮮に閉じ込められていたでしょう。外交官として決定的判断ミス〉とコキ下ろしたこともある。

 「安倍首相には田中氏の外交姿勢が“弱腰”に映るのでしょうが、首相が常に言う通り『政治は結果が全て』です。この5年間、拉致被害者の現実は何も変わっていません。安倍首相が本気で拉致交渉に取り組むのなら、この問題で最も成果を上げた田中氏にアドバイスを求めるのがスジ。弱腰外交を批判するのは、拉致問題で成果を出してからにしてもらいたい」(高千穂大教授・五野井郁夫氏=国際政治学)

 北は一時帰国をほごにした安倍を「将軍様に恥をかかせた」と恨んでいるという。外交関係者の間では「北は『安倍政権とだけは絶対に交渉しない』と中国にも米国にも伝えている。そのことは安倍首相本人も知っている」とさえ言われている。この政権が続く限り、北は恐らく拉致交渉に応じることはない。

「拉致を使ってのし上がった」にブチ切れ

 安倍が自慢する「体を張って拉致被害者を日本にとどめた」という逸話も怪しい。家族会事務局長だった蓮池透氏は15年11月の本紙「注目の人直撃インタビュー」で、「安倍さんの手柄というのは全然違います」「(北に)帰国しないことを持ちかけたのが私で、最終的に弟(薫氏)が決断した」と指摘。そして、こう語っていた。

 「『拉致の安倍』を売り物にして、官房副長官から総理へと駆け上がったのに、拉致を政治利用しているだけじゃないか。そんな疑問すら浮かびます」

 蓮池氏の著書「拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々」には、次のエピソードが出てくる。

 14年の総選挙で蓮池氏の地元・新潟2区で劣勢だった自民候補の応援演説に安倍が訪れた。演説会には薫氏が招待されたが、多忙を理由に断ると、両親が駆り出されたという。会場で安倍は「拉致被害者、蓮池薫さんのご両親も来ておられます」とアピール。蓮池氏の母は「結局、安倍さんのダシにされただけだね」と嘆いたそうだ。

 昨年1月の衆院予算委員会で民主党の緒方林太郎議員(当時)に「安倍首相は拉致を使ってのし上がった男でしょうか」と質問されると、安倍は「議論する気すら起こらない」とブチ切れた。人間は本当のことを言われると怒るものだが、安倍も例外ではない。

 「何ひとつ結果を出していないのに『ゴマカシ』と『スリ替え』で国民をけむに巻き、見せかけの成果を強調するマヤカシ政治。安倍政権は一事が万事、この調子で最も倫理に反する形で表れているのが、被害者家族に期待を持たせて進展ゼロの拉致問題なのです」(五野井郁夫氏=前出)

 散々政治利用しながら、被害者家族には寄り添うフリ。自分ファーストの冷血首相の偽善の姿には吐き気すら覚える。
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I am not Abe.   米国の北朝鮮再指定に「歓迎し、支持する」首相  日本国民の事を考えない首相

2017-11-21 | 日記




 世界に対し、安倍首相がやっていることが本当の日本の姿じゃないと思い、 『 I am not Abe、 』 と声をあげる、Yuriko Maeharaも追加だな。



   2017年都議選票前日の7月1日、安倍首相の「ホームグラウンド」とも言われているJR秋葉原駅前で、安倍首相は都議選初の街頭演説を行った。同駅前には日の丸の小旗を振る自民党の支援者が集まったが、聴衆の一部からは「安倍辞めろ」「安倍帰れ」などのコールが発生。声は次第に広がり日の丸の小旗を持った人達も「帰れ」「帰れ」とコールした、これに対して首相は「人の演説を邪魔するような行為を自民党は絶対にしない」と怒りを露わにした。いつも国会で率先してヤジを飛ばしているのに! 
   
そして聴衆を指差しながら一際大声で言い放ったのが
   「こんな人たちに負けるわけにはいかない」




  2017年2月17日の衆議院予算委員会において、「私や妻が関係していたということになれば、まさにこれは、もう私は総理大臣も、そりゃもう、間違いなく総理大臣も国会議員も辞めるということは、はっきりと申し上げておきたい」


  14年の選挙の時は『来年10月の引き上げを18カ月延期し、そして18カ月後、さらに延期するのではないかといった声があります。再び延期することはない。ここで皆さんにはっきりとそう断言いたします。平成29年4月の引き上げについては、景気判断条項を付すことなく確実に実施いたします。3年間、3本の矢をさらに前に進めることにより、必ずやその経済状況をつくり出すことができる。私はそう決意しています。』 と言っていた。


  元官僚の古賀茂明氏は氏の著書「国家の暴走」に安倍首相の事を
  「この人物は、いとも簡単に、しかも堂々と、嘘をつける人間なのだ。」 と書いている。


 安倍政権が進めるアメリカのためのTPP批准に反対します。


  忘れていませんよ、12年の選挙時に貼られたポスター、どうなっているでしょう。
  言っている事とやっていることがさかさま。安倍自民は単にアメリカの隷属政党。

  「日本を耕す自民党」と言うのは外資に対し日本から搾取しやすいようにする。事か?
  「ウソつかない。」自体が嘘



  TPP、ISD条項で日本の国家主権は破壊されコングロマリットの餌食に
  

  農業だけじゃないよ、食料、医療、特許、環境、労働、投資、衛生植物検疫、越境サービス など21分野

  自民党が2012年暮れの衆議院選挙で公約したTPPに関して、自民党のウェッブをチェックしよう。

   
 拡大すると
   



 安倍政権の進めるアメリカのための戦争法施行および帝国憲法への改憲に反対します。



 〈あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。世界によって自分が変えられないようにするためである〉ガンジー

 〈一番こわいものはテロリストでも大不況でもなく、いつの間にか私たちがいろいろなことに疑問を持つのをやめ、気づいた時には声すら自由に出せない社会が作られてしまうことの方かもしれません〉アメリカで医療破産したある女性(堤未果、ルポ貧困大国アメリカⅡより)




 11/21(火)

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国民負担は5300億円 安倍政権「増税ラッシュ」のデタラメ  【日刊ゲンダイ】

 一体、いくらむしり取るつもりなのか。選挙で勝った途端、安倍政権が“消費税以外の”増税メニューを次々と繰り出している。このままでは国民生活が立ち行かなくなりそうだ。

 ギョッとするのは、これまで聞いたことがない「新税」構想が相次いでいることだ。その一つが総務省が創設しようとしている「森林環境税」。森林整備の財源とするため、年間1人あたり数百~1000円を住民税に上乗せして徴収する案が浮上している。対象は住民税を納めている約6000万人。仮に1000円上乗せされたら600億円の増税になる。

 立正大客員教授で税理士の浦野広明氏がこう言う。

 「日本人は“環境保全のために使う”などと言われると増税に納得してしまいがちです。しかし、名目が何であれ森林環境税は住民税増税そのものです。徴税額が一律となれば、消費税と同じように低所得者にとって重い負担になる税金となります。しかも使途を限定する特定財源は、役所が税収を使い切ろうとするため、ムダなバラマキにつながりやすい側面があります」

 一方、観光庁は約4000万人の旅行者を対象に1人1000円を徴収する「出国税」(観光税)の創設を打ち出した。航空チケットなどに上乗せし、19年度にも導入する見通し。観光庁はこれで400億円の税収増を見込んでいる。

 また、財務省は喫煙者を狙い撃ちにする「たばこ増税」を画策。来年10月から4年間かけて1本あたり3円増税しようとしている。実現すれば1箱(20本入り)60円の増税となる計算だ。たばこを毎日1箱吸う喫煙者は年額2万1600円の負担増。JTによると現在の喫煙人口は2027万人。増税した分、喫煙者は減るかもしれないが、ザッと4300億円の増税になりそうだ。森林環境税、出国税と合わせて5300億円もの大増税である。

■年収800万円世帯は年5万6800円+a

 トドメはサラリーマン増税だ。財務省は会社員の給与収入から差し引く給与所得控除を縮小する一方、フリーランスなどの全納税者に適用する基礎控除を引き上げようとしている。今は38万円の基礎控除額を50万円程度にアップし、給与所得控除を最大220万円から188万円程度に引き下げる案が有力視されている。

 前出の浦野氏が財務省案を基に試算したところ、年収800万円のサラリーマンは年5万6800円、年収900万円の人は年6万1700円の増税になるという。国税庁の「民間給与実態統計調査」によれば、15年度の年収800万~1000万円未満の給与所得者は216万人いる。計1200億円の増税だ。

 「増税ラッシュは今後ますます加速しそうです。財務省は“高所得者が優遇されている制度を改正する”という理屈でサラリーマンの給与所得控除を縮小するつもりのようですが、だったら累進課税を強化すればいいだけの話。給与所得控除縮小に目をつけた財務省は、まず年収800万円世帯の増税で様子を見て、国民から大きな反発がなければ年収600万円、年収500万円……と段階的に引き下げるつもりでしょう。いずれ控除を全廃し、今は低所得で非課税の世帯からも税徴収しようとするはずです」(浦野広明氏)

 東日本大震災の復興増税でも、バラマキが批判された。役所が予算を増やして焼け太るための便乗増税を許してはいけない。
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 森林環境税などと言ってまたまた天下り先を用意しようとしているんだろう、増税も右肩上がりの時代だったらサラリーマンも飲めるかもしれないがこの賃金の上がらない時代、非正規採用の社員が増えた時代、ずっしりと肩にかかる。
 それこそ富裕層優遇策、累進課税に戻し金持ちから税金をとればいいだけ、それと海外へのバラマキを止めて国内の子供や低所得者に考慮した金の使い方をするべきだ。
 


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国を守るため「9条改憲論」が不要であるこれだけの事実  【日刊ゲンダイ】
 国民が知っておくべき憲法基礎知識 慶応義塾大学名誉教授 小林節氏

 戦後のわが国の安全保障論は、第2次世界大戦の「加害者」(敗戦国)という立場と、世界最強の駐留米軍によって守られた安全の下で、憲法9条(非武装)という空想的平和主義を掲げて始まってしまった。

 そのために、東西(米ソ)冷戦の危険地帯に存在する西側の最前線の国家として、日米安保条約と精鋭自衛隊の「重装備」に守られながら9条という無理を弄ぶような議論を重ねてきた。

 そこで、ここでは、まず9条は「ない」という前提で、現実の国際情勢の中でわが国の独立を守るにはどうしたらよいのか? を考え、その上で現行9条の是非を論じることを試みたい。

 まず、現実に核ミサイルでわが国を威嚇する北朝鮮と、軍拡を続けながら尖閣諸島を要求し続けている中国から、どうやってわが国を守るか? の問題に答えられない政策論は無責任である。その点で、北朝鮮の目的が戦争ではなく自国のあの体制の存続を認めさせることにある点を見落としてはならない。また、あの中国は、非武装であったチベットは容易に侵略したが、専守防衛に徹した台湾には侵攻を試みながらも失敗した……という事実も見落としてはならない。さらに、中東を中心に泥沼化している軍事紛争は古く「十字軍」戦争に根がある……という事実も重要である。

 以上の事実から、答えは明白であろう。まず、米軍と付き合って海外派兵を始めることは、本来はわが国とは無関係なキリスト教とイスラム教の歴史的紛争に介入し、新しい敵をつくることで、経済的にも大き過ぎる負担であろう。そして、北朝鮮と中国に対しては、わが国の高い技術力と経済力に裏付けられた専守防衛に徹することこそが有効である。

 となると、9条論の結論も明白であろう。1項に明記された「侵略戦争」の放棄は正論である。2項で「軍隊」と「交戦権」を否認して海外派兵ができない国であることも正解である。そして、行政権の一環として当然に合憲である第二「警察」としての自衛隊を整備し、日米安保で米軍基地費用を負担してわが国の防衛を補強する旧来の政策も正解である。だから9条改憲は不要である。
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 なるほど、そうやって整理すれば明確だな、特に北の脅威は単に安倍政権が外に敵ありと声高に叫びバカな(安倍首相は国民をこう考えている)国民を怯えさせ支持率を維持しようとしているだけ、北朝鮮はアメリカに主権を認めさせたいだけで日本はアメリカ軍の発進地としての位置づけしかない。
 9月に発令されたJアラートははるか宇宙空間を飛び去るミサイルに対し気をつけろと国民を怯えさせようとしたが、オオカミ少年と同じでありもしないことを大げさに叫べば国民は何もしなくなるだろう。
 


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立憲民主党の枝野代表が民進党議員へ入党決断求める  【日刊スポーツ】

 立憲民主党の枝野幸男代表は20日、民進党の地方議員に対し、立憲民主に入党するかどうかを年内に決断して態度表明するよう求める考えを示した。国会内で記者団に「仲間だったし、国会議員の都合で迷惑を掛けているので(受け入れを)優先したいが、年内くらいが期限だ。早く決断し、態度をはっきりしていただきたい」と述べた。

 理由について「統一地方選も1年ちょっと先だ。民進党以外の方で地方組織をつくり、候補者を擁立するかの判断をしていかねばならないタイミングに入ってきている」と語った。

 枝野氏は、民進党地方議員以外の入党希望者も全国に多数いると説明。民進党籍の議員以外の希望者は受け入れを保留しているとした。

 立憲民主は地方組織の整備を急いでいる。19日の名古屋市東区の市議補欠選挙では擁立した同党の新人が当選。初の地方議員が誕生した。
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 急ぐな枝野、と言いたいが地方議員も立ち位置をはっきりさせ次の選挙を見据えた行動が必要だろうから、しかし一月いっぱいぐらい待ってもいいんじゃない。
 


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野党共闘壊した連合神津こそ総括されるべき  【日刊スポーツ】

 ★民進党の支持組織「連合」が衆院選総括の素案をまとめた。民進党前代表・前原誠司の衆院選直前に希望の党への合流について「仮にあのまま総選挙に突入していれば、民進は選択肢とはなり得ず埋没していた」と一定の評価をする一方、「組織力を十分に発揮し得る状況に至らなかった」と希望の党と立憲民主党、無所属議員と選挙戦が3つの党に割れ、結局民進党は参院の民進党を加えて4つに分裂したことで、19年参院選での比例代表を挙げ「働く者の政治勢力を大きな塊として形成することが極めて重要」として再結集へ向けた方策が必要との認識を示した。

 ★どれだけ責任回避に明け暮れれば満足するのだろうか。「仮にあのまま突入していれば」のセリフは前原も繰り返して使うが、既に約2年の歳月をかけて民進党は各県連や選挙区で野党共闘の信頼関係を構築している現実があった。ところが連合の民間単産、連合会長・神津里季生らは共産党との選挙協力を極端に嫌い、前原に至っては「白アリ」扱いを公言してはばからなかった。

 ★つまり神津は希望の党構想に一枚関わり、野党共闘を壊した張本人の1人であり、よくこんな総括ができるものだ。加えて神津は16日の会見で、立憲民主、希望、民進3党との関係について、「今の時点で差をつけることにつながるような要素は持ち合わせていない」としているが共産党と選挙協力した立憲を不問に付す理屈も見当たらない。連合総括では今後の対応について「政党の離合集散からは距離を置き、議員1人1人との関係に重きを置いた新たな枠組みを検討する」としたが、自ら色分けして立憲の排除に加担した連合の姿勢こそ総括されるべきだ
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 詳しくは読まなかったが、希望の党(小池)と前原との「排除」の密談に神津も加わっていたんだろう、それでこんな事をよく言うよ。
 それに自民安倍自公政権にすり寄っていたのは誰だ、まがいもなく連合会長を名乗る神津ではないか。
 

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もはや詐欺…安倍首相「幼児教育無償化」の真っ赤なウソ  【日刊ゲンダイ】

 安倍首相が10月の衆院選直前に、いきなりブチ上げた「幼児教育の無償化」が早くも頓挫しつつある。

 自民党は衆院選の公約に〈2020年度までに、3歳から5歳までのすべての子供たちの保育園・幼稚園の費用を無償化します〉と盛り込み、選挙中に安倍首相は「保育園や幼稚園の費用はタダ」など聞こえのいい演説を繰り返した。

 ところが、選挙が終わって1カ月も経たないうちに、政府内で無償化の対象から「認可外」の保育施設を外す方針が浮上した。それが報道されると、「そもそも認可保育園に入れなくて通っている人が多いのに」「さらに認可園を優遇してどうする」とツイッターなどで子を持つ親たちの怒りが噴出。批判の高まりに慌てた自民党内の議論で、原則全ての認可外施設も対象とする方針に軌道修正したが、無償化のために支給する助成金に上限を設けるという新たな「足かせ」を保護者にはめようとしている。

■票を釣り上げるための“疑似餌”

 検討中の上限は月額2万5700円。認可外の保育料は施設ごとに異なり、世帯所得に関係なく月額3万~5万円という施設もザラにある。このままだと、無償化の恩恵にあずかれない世帯が続出しかねない。

 つまり安倍首相が選挙で訴えた「3~5歳児全員の教育無償化」なんて真っ赤なウソ。20日の衆院代表質問で、立憲民主党の枝野代表は教育無償化について、「親の年収や施設の種類で限定や差異をつけるべきではない」と指摘。安倍首相に無償化に例外がないことなどの確認を求めたが、安倍首相は「具体的な検討を進めている」と答えるのみ。「全員無償化」への言及を避けた。

「安倍首相が何ら具体策を詰めず財源の検討もせず、『無償化を打ち出せば勝てる』と選挙前の思い付きで公約に掲げたことがよく分かります。“疑似餌”で票を釣り上げれば、あとは言いっ放し。かすかな望みを託した有権者がバカを見るのは許せません。バラマキの財源があるなら、保育施設の増設や保育士の待遇改善にも力を入れるべきです」(政治学者・五十嵐仁氏)

 イカサマ首相が有権者をペテンにかけるのは、これで何度目だろうか……。
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 「イカサマ首相が有権者をペテンにかけるのは、これで何度目だろうか……。」いい加減有権者もこの嘘つきに目覚めなければならない。
 私は所得制限を設けてもいいと思っている、富裕層を優遇することはないんだから。
 
 

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「批判したことなかったが」 山城博治氏、翁長知事の意向確認へ 辺野古工事で港使用許可  【沖縄タイムス】

  新基地建設での港の使用許可に、平和運動センターの山城博治氏が言及

  「覚悟を決めて向き合う必要が出る」と、翁長知事批判ともとれる内容

  近く県側の意向を確認する方針。「県民の思いを受け止めてほしい」

 沖縄平和運動センターの山城博治議長は10日、名護市辺野古の新基地建設で、県と本部町が護岸建設用石材の海上運搬を請け負った業者に奥港(国頭村)と本部港の使用を許可したことについて「これまで翁長雄志知事を正面から批判したことはないが、覚悟を決めて翁長県政と向き合う必要が出てくる」と話し、近日中に県庁に出向いて県側の意向を確認する方針を示した。那覇市の八汐荘であった同センター定期総会のあいさつで語った。

 11日に沖縄タイムスの電話取材に応じた山城議長は、総会での発言について「翁長知事を支えることは変わらない」と強調し、「知事として腹を据えて新基地阻止に向けて取り組んでほしいという激励の意味だった」と説明した。

 新基地建設に反対する市民の中には、「あらゆる手法で新基地建設を阻止する」という知事の姿勢と、業者への港使用許可が「逆行している」との批判がある。山城議長は「ゲート前で日々座り込みをしている市民、多くの県民の思いを知事はしっかりと受け止めてほしい。現場の判断ではなく、知事としての判断はどうなのか知りたい。まずは15日に職員から話を聞く予定だ」と話した。
*****

 どうも言動の不一致が続く翁長知事、埋め立て承認の撤回を口にはするが全然進展なし、市民の座り込みだけでは機動隊に排除され、座り込みのできない海からの石材搬入などで強行されてしまう。
 さっさと撤回しろ!  根は自民なんだから困ったもんだ、本当に沖縄県民の事を考えているのか?


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保育士の賃金引き上げへ 政府「無償化優先」批判受け  【東京新聞】

 政府は二十一日、人手不足が深刻化する保育士を確保するため、賃金引き上げの方針を固めた。衆院選で自民党が公約に掲げた幼児教育・保育の無償化よりも待機児童対策を優先すべきだとの批判を受けて実施する。必要経費は最大で四百億円規模になるとみられるが、財源確保のめどは立っていない。

 政府、与党は、来月閣議決定する二兆円規模の人づくり政策のパッケージに反映するかどうか検討する。

 少子化問題を担当する松山政司一億総活躍担当相は同日の記者会見で、保育士の賃金引き上げについて「前向きに検討したい」と表明した。

 厚生労働省の二〇一六年の調査によると、全産業の平均月収が三十万四千円だったのに対し、保育士は二十一万五千八百円と九万円近い開きがあった。

 政府は今年四月から、全職員に2%、月約六千円の賃上げを実施。七年以上の経験を積んだ中堅の保育士らに月四万円を上乗せしている。しかし、待機児童の保護者からは「無償化よりも保育士の待遇改善を優先して、保育所に入りやすくしてほしい」という声が相次いでいた。

 政策パッケージは当初、安倍晋三首相が衆院選で公約した教育無償化や、介護士の処遇改善が柱だったが、待機児童対策の一環として保育士についても同様の対応を迫られた。
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 あくまでも前向き、本当に保育士個人にカネが回るかが問題、それとともに受け入れる容器たる保育所の増設が必要。


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安倍首相「歓迎し、支持する」米国の北朝鮮再指定で  【毎日新聞】

 安倍晋三首相は21日朝、米国による北朝鮮のテロ支援国家指定について「圧力を強化するものとして歓迎し、支持する」と述べた。首相官邸で記者団に語った。河野太郎外相も21日の記者会見で「国際社会が北朝鮮に圧力を強めることに資するもので歓迎したい。さまざまな効果があるだろう」と期待感を示した。

 小野寺五典防衛相は会見で「当然、北朝鮮が強く反発することは予想される。新たな挑発行為に出ることは否定できない。警戒監視を強めていくことが大切だ」と述べ、対応に万全を期す考えを示した。

 日米両政府は6日の日米首脳会談で北朝鮮への圧力を最大限まで高める方針で一致している。
*****

 この男は一旦ことが起こったら日本で100万単位の死者が出ると言う事がわかった上で言っているんだろうか、もしそうなったら自分は政府専用機でアメリカへ逃げればいいと思ってるんじゃないか。








 Twitterコーナー、ご参考に

 慶應義塾大学経済学部の金子勝教授のツイッター

 元外務省国際情報局局長の孫崎享氏のツイッター

 自由党の 小沢一郎事務所のツイッター

 社民党参議院議員 福島みずほ氏のツイッター

 東京新聞 政治部のツイッター

 東京新聞 ほっとwebのツイッター

 市民連合のツイッター

 関西市民連合のツイッター

 SADL大阪のツイッター

 上智大学 中野晃一教授のツイッター

 法政大学法学部 山口二郎教授のツイッター


 その他、こちらもどうぞ 
 
 

 

 

 

 


 

 

 

 

 



 

 

 

 

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昨日の神戸
 最低気温   5.2度(03:45) 前日差-0.4度)
 最高気温  10.2度(10:54) 前日差-2.2度)

  今朝の神戸最低気温   5.4度 (01:11)  12月中旬並み 平年より3.9度低かった
   、

今日の神戸の
   日の出     6時38分 (昨日 6時38分)
   日の入り   16時51分 (昨日16時52分)

       日の出は昨日と同じ、日の入りは昨日より一分早くなった
   
       

 日本海の低気圧が太平洋上へ移動、中国の高気圧は黄海から日本海へ移動、高気圧に覆われ晴れになった。
     
          
 明日の朝、日本海の高気圧は北海道の東海上へ移動したがほとんどを覆い晴れ、しかし東シナ海に低気圧・前線が東へ進んでおり西から曇りから雨になる予報。
     
     

 今朝は晴れ、気温は昨日よりまし、結露はなし、今日も一日中暖房、風はほとんどなし、雲も多かった晴れ昼間は温室に。
 今日の神戸の最高気温は12.1度、昨日より1.9度高く、平年より3.9度低かった。 昨日より少しまし。
 明日は曇りのち雨、朝の最低気温は 5.0度、最高気温は15.0度、午後の最低気温は11.4度の予報。







野党の質問時間削減 大政翼賛会への道、歩むのか

2017-11-21 | いろいろ

より

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野党の質問時間削減 大政翼賛会への道、歩むのか

 もしかしたら日本の運命を大きく変えることになるかもしれない。開会中の特別国会で、与党・自民党が、野党が国政をただす場である委員会審議の質問時間を削ってしまったのだ。「与党議員の質問機会が少ないから」が理由らしいが、それは事実か。大政翼賛会へと歩んだ戦前の国会でも、同じ動きがあったのだが……。【吉井理記】

 「国会が自ら、国会の権能を低下させる愚挙です。日本を破滅させた戦争の時代にも、国会の力を封じる動きがありました」と怒りが収まらないのは、「国会質問制度の研究」などの著書がある千葉商科大の田中信一郎特別客員准教授だ。

 歴史を振り返る前に、おさらいしておこう。問題になっているのは、衆議院の委員会審議などで、与野党の質問(正確には質疑。決められたテーマに限り問いただすこと)時間をどう割り振るか、ということだ。

 国会法や衆院規則、実務手引きである「先例集」にも明示がないが、野党の時間を多くするのが長年の慣例で、この特別国会まで「野党8、与党2」の割合だった。ところが自民党は衆院選での大勝を背景に野党の反対を数で押し切り、まず15日の文部科学委員会で「野党2、与党1」とした上で、国会審議の中心となる予算委などでも配分を見直す方針なのだ。

 「2対1」なら一見野党が多そうだが、「それは錯覚です」と田中さん。

 「注意すべきは、この時間は質問だけでなく、首相や閣僚ら政府答弁の時間も入っている点です。与党から政府閣僚が選ばれるのですから、事実上は政府=与党です。するとどうなるでしょうか」

 例えば、野党の持ち時間を4時間として、質問2時間に対し、政府が答弁を2時間したとしよう。「2対1」だから、与党の持ち時間が2時間で、質問1時間、政府答弁も1時間とする。発言時間を単純計算すれば、野党の2時間に対し、与党+政府の発言は4時間、つまり「2対4」と逆転する。

 政治学が専門の明治大教授、西川伸一さんも嘆息する。「そもそも、国会は野党のためにあるといっても過言ではありません。なぜなら国会で議論される予算案や内閣提出法案は、全て与党が事前承認したものしか提出されないからです。だからこそ国会質疑を通じた野党のチェックが重要なのですが、その野党の質問封じは、国会の否定です。少数意見を聞かず、多数決ですべてを決めれば、国会の意味がなくなりますから。議論が政府協賛の与党色に染められ、『大政翼賛会』『戦前回帰』という指摘も、あながち絵空事とも言えなくなってきます」

帝国議会ではゼロの時も

 では、その戦前の国会である帝国議会で、何があったのか? 田中さんが解説する。

 「帝国議会では最初、議員が政府に国政全般をただす『質問』は制限されていました。それでも田中正造ら自由民権運動を率いた先人の努力が、政府をただす機会を広げていったのです。しかし軍国主義が高まる時期から、議員が政府に質問する場が再び制限され、国会の力が失われていきました」

 当時は書面質問が原則だったが、議員は内容や理由を議場で演説することが慣例になっていった。田中正造はこうした質問を通じて足尾鉱毒事件を社会に問うことができた。

 慣例は「先例集」にまとめられ、国会運営のマニュアルとなっていたが、1935年前後に慣例が改められ、議員の演説時間や、政府答弁に対する再質問を制限する改定がなされた、という。残された「先例集」からは、改定を誰が言い出したかわからないが、議会多数派(当時は立憲政友会)の可能性が高い、という。

 「この時期は、満州事変(31年)で国際的孤立が深まり、天皇機関説事件(35年)など、思想弾圧が激しさを増す時代です。そんな風潮を反映し、国会で議論することに疑いを持ったり、政府批判は許せないと考えたりする議員が増えたための改定でしょう。つまり国会自ら、国会の力を弱めたのです」

 この結果、政府への質問そのものが国会から消えていく。田中さんによると、大正デモクラシー期の第31回帝国議会(13~14年)では衆院で計100件の質問があったが、各政党が大政翼賛会に合流した後の第76回帝国議会(40~41年)では18件。日米開戦後は質問ゼロという国会もあり、43年6月~44年9月の4回の国会は、1件の質問もなかった。国会が、政府の追認機関に堕した結果である。

 「国会の監視機能が働いていれば、無謀な戦争をしたり、続けたりすることはなかったかもしれない。でも結局、国会が機能しないがために、国を滅ぼす政策を止められませんでした」

 そもそも今回の問題は、自民党の若手議員が「自分たちの質問する機会が少ない」と訴えたことが発端とされるが、この理由には裏付けが乏しい。

 なぜなら、本当に政府をただしたいなら、時間もテーマも制限されない書面質問(質問主意書)が可能だからだ。例えば、「森友・加計(かけ)学園問題」で揺れた今年の通常国会では、衆院で438件の質問主意書が出されている。さて、与党分はどれだけか?

 「ゼロ」である。政府をただすのは与野党を問わず、国会議員の責務だ。質問主意書が出されれば、答弁書を作る各省庁の職員の負担は増えるから、主意書の乱発は論外だが、本来なら与党議員も出すべきものだ。実際、旧民主党政権時代は民主党議員も出していた。

 立憲民主党の川内博史衆院議員もその一人だ。旧民主党議員時代の2010年、鳩山由紀夫政権に官僚の天下り規制のあり方を問う主意書を出した。

 「規制のあり方が甘いと感じ、政府をただしました。政府をチェックし、政策を良いものにするために、必要と思えば出すべきです。自民党の若手議員の活躍の場がないというなら、もっと政府内に若手を登用すればいい。そもそも与党は、自分たちが国会に提出する法案を自分たちで承認しておいて、国会で何を問うつもりか。『安倍1強』と呼ばれる状況で、政府のチェックがきちんとできるのか」

 その自民党のベテラン議員によれば、かつては与党議員の依頼で、各省庁が質問を作り、答弁も書く「自問自答」が横行していたらしい。さすがに最近は少ないようだが、この議員は「今でも『貴重な質問の機会を頂いて』とか言いながら、『○○大臣のご決意をお聞かせください』『××に行かれたご感想は』なんて、恥ずかしい質問をする若手がいる。時間をくれと言う前に、質問力を磨くべきだ」と首を横に振るのだ。

 では、野党の質問時間を削ることは何を意味するのか? 田中さんがまとめた。

 「今のまま質問時間を減らせば、国権の最高機関として政府をチェックする機能は確実に低下する。これは間違いない。厳しい監視にさらされてこそ、健全な政権や政治が実現するんです。国会が機能しないことが、この国に何をもたらすか、72年前に私たちは経験済みです。与野党の政争とか、そんな小さな話ではないんです」

 自民党の選挙スローガンは「この国を、守り抜く。」であった。今からでも遅くはない。この国を守るためにこそ、野党の声に耳を傾けるべきだろう。
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I am not Abe.   安保法制により自衛隊を明記とは「国軍」の創設  公約しても選挙中は沈黙

2017-11-20 | 日記




 世界に対し、安倍首相がやっていることが本当の日本の姿じゃないと思い、 『 I am not Abe、 』 と声をあげる、Yuriko Maeharaも追加だな。



   2017年都議選票前日の7月1日、安倍首相の「ホームグラウンド」とも言われているJR秋葉原駅前で、安倍首相は都議選初の街頭演説を行った。同駅前には日の丸の小旗を振る自民党の支援者が集まったが、聴衆の一部からは「安倍辞めろ」「安倍帰れ」などのコールが発生。声は次第に広がり日の丸の小旗を持った人達も「帰れ」「帰れ」とコールした、これに対して首相は「人の演説を邪魔するような行為を自民党は絶対にしない」と怒りを露わにした。いつも国会で率先してヤジを飛ばしているのに! 
   
そして聴衆を指差しながら一際大声で言い放ったのが
   「こんな人たちに負けるわけにはいかない」




  2017年2月17日の衆議院予算委員会において、「私や妻が関係していたということになれば、まさにこれは、もう私は総理大臣も、そりゃもう、間違いなく総理大臣も国会議員も辞めるということは、はっきりと申し上げておきたい」


  14年の選挙の時は『来年10月の引き上げを18カ月延期し、そして18カ月後、さらに延期するのではないかといった声があります。再び延期することはない。ここで皆さんにはっきりとそう断言いたします。平成29年4月の引き上げについては、景気判断条項を付すことなく確実に実施いたします。3年間、3本の矢をさらに前に進めることにより、必ずやその経済状況をつくり出すことができる。私はそう決意しています。』 と言っていた。


  元官僚の古賀茂明氏は氏の著書「国家の暴走」に安倍首相の事を
  「この人物は、いとも簡単に、しかも堂々と、嘘をつける人間なのだ。」 と書いている。


 安倍政権が進めるアメリカのためのTPP批准に反対します。


  忘れていませんよ、12年の選挙時に貼られたポスター、どうなっているでしょう。
  言っている事とやっていることがさかさま。安倍自民は単にアメリカの隷属政党。

  「日本を耕す自民党」と言うのは外資に対し日本から搾取しやすいようにする。事か?
  「ウソつかない。」自体が嘘



  TPP、ISD条項で日本の国家主権は破壊されコングロマリットの餌食に
  

  農業だけじゃないよ、食料、医療、特許、環境、労働、投資、衛生植物検疫、越境サービス など21分野

  自民党が2012年暮れの衆議院選挙で公約したTPPに関して、自民党のウェッブをチェックしよう。

   
 拡大すると
   



 安倍政権の進めるアメリカのための戦争法施行および帝国憲法への改憲に反対します。



 〈あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。世界によって自分が変えられないようにするためである〉ガンジー

 〈一番こわいものはテロリストでも大不況でもなく、いつの間にか私たちがいろいろなことに疑問を持つのをやめ、気づいた時には声すら自由に出せない社会が作られてしまうことの方かもしれません〉アメリカで医療破産したある女性(堤未果、ルポ貧困大国アメリカⅡより)




 11/20(月)

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安保法制により自衛隊を明記とは「国軍」の創設である  【日刊ゲンダイ】
 国民が知っておくべき憲法基礎知識 慶応義塾大学名誉教授 小林節氏

 9条に自衛隊を明記するだけという加憲論を分析的に解説してみたい。

 まず、議論の前提として、3年前までの政府自民党の9条に関する有権解釈を確認しておきたい。それは次の通りである。

   ①1項は「国際紛争を解決する手段としての戦争を放棄」しているが、それは、国際法の確立された法意として「侵略戦争のみの放棄」である。従って自衛は許される。

   ②しかし2項で、「軍隊」の保持と「交戦権」の行使(つまり国際法上の戦争の道具と資格)を自らに禁じているため、海外に戦争しに行くことはできない(海外派兵の禁止)。

   ③だから、国連憲章上、わが国も(個別的および集団的)自衛権は有しているが、海外へ同盟国を助けに行く集団的自衛権は「行使」できない。

   ④しかし、他国がわが国に攻め込んできたら、第二警察(警察予備隊)である自衛隊で個別的自衛権により排除すること(専守防衛)は合憲である。

 だから、政府自身がこのように自衛隊を合憲とする解釈を確立し、その上で自衛隊法、防衛省設置法などを制定し、自衛隊を組織・運用してきている。しかも、現に警察も海上保安庁も憲法典の中に明記されてはいない。つまり、それらは法律に明記すれば設置できる「法律事項」であり、憲法に明記しなければならない「憲法事項」ではないからである。

 さらに、2年前にあの「戦争法」を強行採決で成立させた当時、憲法学者の98%があれは違憲だと言っていたにもかかわらず、それを「神学論争」と呼んで無視した政府が、急に今になって、憲法学者の多くが自衛隊を違憲だと言っているからそれを正すために憲法に書き込む……と言い出すのも不可解である。

 それに、あの戦争法(平和安全保障法制?)が制定された際に、政府は「今後は、わが国の安全保障に重大な影響を及ぼす『重要影響事態』と政府が認定した場合には海外派兵ができる」と強引に解釈変更したが、それで「平和憲法」は死んだに等しい。だから、その上で自衛隊を憲法に明記したら、それは「自衛隊」という名の「国軍」の創設である。

 つまり、これは普通の軍事大国になるための方便(うその類い)に等しい。
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 どうしても戦前の帝国憲法に戻し喧騒ができる国にしたい自民党、「福祉と平和の党」と言っていた公明党はどうするんだろう。
 


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国民の望む政治描けぬ野党  【日刊スポーツ】

 ★無所属の会代表・岡田克也は15日のブログで、19年夏の参院選について「野党が大きな塊になって巨大与党と対決できるようにしなければいけない」として、立憲、希望との比例統一名簿の作成を提唱したものの、各党の腰は重い。「岡田は理屈は合っていても汗をかくタイプではなく、『提案はしたから後は皆さんで』という熱量。ただ、無所属の会も経済的には厳しくなるから、年内にはまとめたいはず」とは希望の議員。

 ★「今の立憲にはそんな政治的な判断はできない。純化路線が経済的に厳しくなり、方向転換を余儀なくさせられるか、希望から反主流派が離党してくる規模によって路線の変更をするだろう」(民進党中堅議員)。お互い元同僚議員だから、手の内は分かっているという口ぶりだが、その分手ごわいともいえる。18日には共産党委員長・志位和夫が立憲民主党などとの野党共闘について「さらに本格的に発展させる。野党連合政権を作る日まで頑張り抜く決意だ」と、野党共闘再編に強い決意を示した。

 ★現実的には立憲、社民、自由が1つのくくりになれるか、もう1つは希望と日本維新の会との合流が焦点で、岡田の描く旧民進の再結集にはなりにくいのではないか。その中で希望、民進の一部が立憲、希望に“異動”して、無所属の会は孤立するか、大半が立憲に流れるかという構図ではないか。中道左派の立憲、そこと近い共産、保守系の希望に野党は集約されていくのではないか。結局、勢力としては左派の固まりの方が大きくなりそうだ。

 ★「自民党のおごりが目立つ中、自民の補完勢力を作ってどうするか」(立憲議員)。「55年体制時代の社会党を今更希求してどうするのか」(希望の議員)と対立は深まるが、国民の望む政治が描けているかといえば、そうではない。
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 野党は野党、ゆ党なんか必要ないし、第二自民も必要ない。
 


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安倍外交のツケ 今ごろ慌てて中国「一帯一路」参加の大恥  【日刊ゲンダイ】

 ついに白旗か――。この5年間、中国を敵視し、「中国包囲網」を築こうとしてきた安倍政権。ところが、対応を一変させ、嫌いな中国が推し進める国家プロジェクト「一帯一路」構想に参加しようとシャカリキになりはじめている。

 河野太郎外相は18日、「一帯一路」について、「世界経済にメリットがある」と講演で明言。さらに、経団連の榊原定征会長など250人の財界人が、20日から中国を訪問し、「一帯一路」に対する日本企業の取り組みについて話し合う予定だ。

 「一帯一路」構想は、習近平肝いりの国家プロジェクト。海と陸の2つのルートでヨーロッパまでつなぐ現代版のシルクロード構想だ。「一帯」はユーラシア大陸を通ってヨーロッパまで鉄道を敷き、「一路」は東南アジア、中東、アフリカ、ヨーロッパまで各地の港湾を整備して海路でつなぐ。5月に行われた「一帯一路」のフォーラムには、130カ国以上が代表を送っている。

■トランプ大統領も強い関心

 世界各国が「一帯一路」に関心を強めているのは、巨額な利益を得られるチャンスだからだ。中国が整備する陸運ルートと海運ルートにうまく加えさせてもらえれば、企業の海外展開を加速させられる。

 なにしろ「一帯一路」経済圏のGDPは、2400兆円に達する。中国と対立しているように見えるアメリカも、加わっている。

 「トランプ大統領がビジネスマン出身ということもあって、アメリカも一帯一路に強い関心を持っています。9月中旬には、一帯一路で連携しようと米中の企業関係者50人が北京の高級ホテルで密かに顔を合わせています。エネルギー、電力、建設、鉄道……業種はさまざまです。アメリカ側は、北京のアメリカ大使館が呼びかけたようです。ヨーロッパでは、ドイツが熱心に動いています」(外交関係者)

 日本は「このままでは取り残される」と慌てて動きだした形だ。しかし、いまから動きだして間に合うのか。元外交官の天木直人氏が言う。

 「日本企業は相当な危機感を持っているはずです。ただでさえ、日本企業は国際競争力が低下しているのに、ビジネスチャンスを逃すことになりかねないからです。一帯一路の玄関となる東南アジアには、日本企業の拠点が数多くありますからね。安倍首相は、世界の動きを完全に見誤った格好です。どうせ一帯一路に参加するなら、もっと早く動くべきでした」

 安倍外交は、ことごとく失敗している。
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 AIIBに一帯一路、まったく真逆の動きをした安倍内閣、みんなが走り出してから追いかける、これじゃみんなに馬鹿にされる。
 


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銀行ビジネスモデル崩壊 3メガバンクは“2メガ”に再編か  【日刊ゲンダイ】

 メガバンク再編の足音が聞こえ始めた。

 「ここ数年、地方銀行の合併が相次いでいますが、メガバンクも動かざるを得ないのではないかという見方が急浮上しています」(金融関係者)

 みずほFG、三菱UFJFG、三井住友FGの3メガバンクの2018年3月期の中間決算が出そろった。本業の稼ぎを示す実質業務純益は、みずほが前年同期比41%減、三菱UFJは同13%減、三井住友は同40%減だった。稼ぐ力は急速に衰えている。

 「マイナス金利が直撃しているのは間違いありませんが、それだけではないでしょう。フィンテックやAI(人工知能)によって、銀行の窓口業務は不要になりつつあります。ビジネスモデルは崩壊寸前です。メガバンクは3つも必要なのか。疑問を抱く市場関係者が増えています」(IMSアセットマネジメントの清水秀和代表)

 3メガの株価は低迷続きだ。市場は乱高下しているものの、相場全体は上昇傾向を見せている。日経平均は年初からきのう(17日)まで14・3%上昇。ところが、3メガはそろって下落している。みずほはマイナス8・9%、三菱UFJはマイナス0・3%、三井住友はマイナス4・4%だ。

■外資系投資ファンドが暗躍とも…

 「株価は正直です。みずほの1万9000人の人員削減をはじめ、3メガは合計で3・2万人分の業務量を減らす方針で、銀行業務は縮小傾向が顕著です。再編が議論されても不思議はないでしょう。例えば、みずほと三井住友が経営統合して2メガ体制に移行するとか、りそな銀行や地銀を巻き込んだ形での再編劇です」(市場関係者)

 独占禁止法などクリアしなければならない課題はあるにしても、「航空業界はJALとANA、スーパー業界はイオンとセブン&アイ(イトーヨーカドー)の2強に集約された。銀行も例外ではない」(証券アナリスト)との見方もある。

 「実はトランプ政権の発足直後に、日本の地銀再編に絡んで米投資ファンドの参入が囁かれたことがあります。もしかすると、外資が再び動きだすかもしれません」(株式アナリストの黒岩泰氏)

 1990年代に経営破綻した新生銀行やあおぞら銀行の再建では、投資ファンドのRHJインターナショナル(旧リップルウッド)やサーベラスが関わった。

 メガバンク再編での暗躍も十分にあり得る。
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 日銀の低金利政策、マイナス金利によるアベノミクス演出が一つの要因、日銀、財務省にとってメガバンクをつぶすメリットはないはずだが何としても安倍のアベノミクスを演出したい、アメリカも金利を上げようとしているのにまだまだ国債を買い株を買い金を市場にばらまいて金融緩和と言っているが、儲けているのは株屋と一部富裕層、外資のハゲタカだけ。
 

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1人区、候補統一視野 参院選で野党4党派代表  【東京新聞】

 立憲民主、希望、民進の三党、民進党籍を持つ議員らの衆院会派・無所属の会の代表が本紙のインタビューにそれぞれ応じ、二〇一九年夏の参院選では一人区を中心に候補者を一本化することが望ましいとの考えで一致した。民進党常任顧問でもある無所属の会の岡田克也代表が提唱した三党での比例代表の統一名簿構想では、温度差が明確になった。

 立憲民主党の枝野幸男代表は、安全保障関連法に反対する市民団体が昨年の参院選や十月の衆院選で野党候補の一本化を求めた経緯に沿う形で「一人区で野党が一人になる流れは望ましい」と語った。一方で、比例統一名簿は「考えていない」と明言。「違う政党である限り違うものとしてきちんと旗を立てる。それが立憲民主党への期待の一つの要素だった」と話した。

 希望の党の玉木雄一郎代表は、選挙区の候補一本化や比例統一名簿に関し「趣旨はよく分かる」と語った。ただ、当面は「党の政策や理念を明確にして勢力拡大に取り組み、具体的に選挙になった時に各党の主張を踏まえて考える」と留保をつけた。

 民進党の大塚耕平代表は立憲民主、希望の両党を「友党」と指摘し、三党協力を積極的に進める考えを示した。選挙区の候補一本化や比例統一名簿を「選択肢の一つ」と評価し、両党と協議を始めたいとした。

 岡田氏は、参院選での三党の協力を「勝つための必然」と強調。「保守からリベラルまで含んだ勢力の結集が必要だ」と主張した。
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 なんだ、この野党4党派代表って、もと民進の人間だけじゃないか、他にも野党はいるんだよ。井の中の蛙にならないようにね。
 
 







 Twitterコーナー、ご参考に

 慶應義塾大学経済学部の金子勝教授のツイッター

 元外務省国際情報局局長の孫崎享氏のツイッター

 自由党の 小沢一郎事務所のツイッター

 社民党参議院議員 福島みずほ氏のツイッター

 東京新聞 政治部のツイッター

 東京新聞 ほっとwebのツイッター

 市民連合のツイッター

 関西市民連合のツイッター

 SADL大阪のツイッター

 上智大学 中野晃一教授のツイッター

 法政大学法学部 山口二郎教授のツイッター


 その他、こちらもどうぞ 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 


 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 



昨日の神戸
 最低気温   5.6度(23:59) 前日差-3.0度)
 最高気温  12.4度(13:32) 前日差-1.0度)

  今朝の神戸最低気温   6.7度 (05:50)  12月上旬並み 平年より3.1度低かった(今季最低)
   、

今日の神戸の
   日の出     6時38分 (昨日 6時37分)
   日の入り   16時52分 (昨日16時52分)

       日の出は昨日より一分遅く、日の入りは昨日と同じ
   
       

 中国の高気圧は停滞、奥にあった低気圧が南下し日本海に、太平洋側にも低気圧が発生、西は晴れるが北陸は雨、東北、北海道は雪。
     
          
 明日の朝、日本海の低気圧も東海上へ去り、朝鮮半島の高気圧に覆われ晴れが多いが北陸は雨、東北以北は雪になる予報。
     
     

 今朝は曇り、気温は低め、結露はなし、今日は気温が低く一日中暖房、外を歩くときは日向を歩いた、風はなし、午後に小雨あり。
 今日の神戸の最高気温は10.2度、昨日より2.2度低く、平年より6.0度低かった。 平年よりだいぶ低いね。
 明日は晴れ、朝の最低気温は 5.9度、最高気温は10.8度、午後の最低気温は 5.7度の予報。







一怯の怯え 質問時間巡る与党画策に絶句

2017-11-20 | いろいろ

より

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一怯の怯え(いっきょうのおびえ) 質問時間巡る与党画策に絶句 = 浜矩子

 国会での質問時間を「与党5対野党5」にしたい。自民党がこう言い出した。結果的に「与党1対野党2」で折り合った。この方式で、11月15日の衆院文部科学委員会の質疑が行われた。これを先例にするわけではない。そのように、与野党でひとまず合意したようである。だが、今後の展開から目が離せない。

 自民党は、全くもって何ととんでもないことを言い出したものか。良識とか、慎みとか、節度とか、大人の感性とか。そのようなものを、この人たちは全く持ち合わせていないのか。「いくら何でもこれはまずいよな」「さすがにこれを言うと大ひんしゅくを買うだろう」。このような思いが、ほんの瞬間でも頭をよぎる場面はなかったのであろうか。いやはや。おやまあ。絶句という言葉を、ここまで実感することもあまりない。

 「議席数に(時間配分も)応じるのは国民からすればもっともだ」。菅義偉官房長官がこう言った。ここでまた絶句。国会とは、一体何をするところだと心得ているのだろう。議院内閣制の下で、政府と与党は限りなく一体だ。よほど仲間割れが著しい与党なのでなければ、与党議員が政府に向かって質問するのは、形式主義的自問自答に過ぎない。

 しかも、自民党には「事前審査」の慣習があるのだという。与党の議員たちには、政府からあらかじめ政策や法案について説明を受ける機会がある。その上なお、「議席数に応じて」国会の場で質問時間を確保して、何をどうやり取りするというのか。そこから、何が得られるというのか。

 「議席数に応じて」という考え方は実に不心得だ。数の力を絶対視している。勘違いも甚だしい。意図的・作為的勘違いの可能性もある。そうであれば、極めて悪質だ。多数を占める者たちは、何をしてもいい。多数を占める者たちは最も声高に、最も大きな顔をしていていい。こんな子供じみた論理で議会制民主主義を運営できると思っているのか。本気でそう思っているのだとすれば、絶句も極まる。

 さすがに、海外の事例などに照らして、この「議席数に応じて」的発想を非難する指摘は多い。ご指摘の通りだ。だが、海外の事例に目を向けるまでもない。議院内閣制における政府・与党というものは、ごく当たり前の人間的知性に従って、より多くの質問時間を野党に使ってもらおうとするはずだ。

 そのような知恵と見識が働かない者たちに、議会構成員となる資格が果たしてあるか。たとえ日本を除く世界中で「議席数に応じて」主義を取っていたとしても、日本はそういうことをしない。日本では、野党に十二分の質問時間を取ってもらう。そんなであれば、どんなに爽快であることか。どんなに、日本の議会制民主主義に礼賛・絶賛の拍手を送りたくなることか。

 たとえ、野党議員がたった一人しかいなくとも、その人に10のうち8の質問時間を付与する。それくらいの構えがなければ、議会という場はその機能を真っ当に果たしているとはいえないだろう。内輪で質疑のまねごとをしていて、そこから何が生まれ来るというのか。絶句に次ぐ絶句で、呼吸困難に陥りそうである。

 学位論文に関する口頭審査が行われる時、審査対象者の指導教員は、司会役に徹する。審査対象者に対して質問するのは、審査員に任命された他の先生たちである。当たり前の話だ。審査の場で、身内である指導教員が質問を発したのでは、話にならない。審査としての意味がなくなる。

 むろん、審査対象者に対して投げかけられた質問に、指導教員が代わって答えてしまうのも論外だ。どんなに代わってあげたくても、そこはぐっと我慢しなければならない。これもまた、あまりにも当たり前のことである。

 国会の場において、政府は審査対象者だ。与党は、その身内である。審査員を務めるのが、野党の役割だ。質問を発するという仕事は、基本的に野党に帰属する。そのはずである。この辺の認識がしっかり出来上がっていない人々には、国会の議場に足を踏み入れてほしくない。

 それにしても、なぜ、彼らはここまで野党の質問を封じ込めたいのか。こんな調子で行くと、「国難突破」などと言って、野党の質問時間をゼロにしようとし始めるかもしれない。国難の今、政府の政策に異を唱えるとは何事か。そんなことさえ、言い出しかねない。そのように思えてしまう。

 「議席数に応じて」主義こそ、「一強のおごり」にほかならない。そのように感じられる向きは多いだろう。それは誠によく分かる。だが、本当にそうかなとも思う。

 ここまでして質問から逃げようとするのは、おごりゆえなのか。何をどう、どんなに延々と聞かれても、いくらでもお答えいたします。そのように受けて立てないのは、なぜか。実は、そこに怯(ひる)みと怯(おび)えがあるからではないのか。

 これは「一強のおごり」ではない。「一怯(いっきょう)の怯え」だ。卑怯(ひきょう)者がおじ気づいて、追及から逃げようとしている。それが、「議席数に応じて」主義の不都合な真実なのではないか。


 ■人物略歴  はま・のりこ: 同志社大教授。
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I am not Abe.   鶴保前沖縄北方相 米軍基地工事巡り業者から金銭授受疑惑  隠したいから衆院解散したんだ

2017-11-19 | 日記




 世界に対し、安倍首相がやっていることが本当の日本の姿じゃないと思い、 『 I am not Abe、 』 と声をあげる、Yuriko Maeharaも追加だな。



   2017年都議選票前日の7月1日、安倍首相の「ホームグラウンド」とも言われているJR秋葉原駅前で、安倍首相は都議選初の街頭演説を行った。同駅前には日の丸の小旗を振る自民党の支援者が集まったが、聴衆の一部からは「安倍辞めろ」「安倍帰れ」などのコールが発生。声は次第に広がり日の丸の小旗を持った人達も「帰れ」「帰れ」とコールした、これに対して首相は「人の演説を邪魔するような行為を自民党は絶対にしない」と怒りを露わにした。いつも国会で率先してヤジを飛ばしているのに! 
   
そして聴衆を指差しながら一際大声で言い放ったのが
   「こんな人たちに負けるわけにはいかない」




  2017年2月17日の衆議院予算委員会において、「私や妻が関係していたということになれば、まさにこれは、もう私は総理大臣も、そりゃもう、間違いなく総理大臣も国会議員も辞めるということは、はっきりと申し上げておきたい」


  14年の選挙の時は『来年10月の引き上げを18カ月延期し、そして18カ月後、さらに延期するのではないかといった声があります。再び延期することはない。ここで皆さんにはっきりとそう断言いたします。平成29年4月の引き上げについては、景気判断条項を付すことなく確実に実施いたします。3年間、3本の矢をさらに前に進めることにより、必ずやその経済状況をつくり出すことができる。私はそう決意しています。』 と言っていた。


  元官僚の古賀茂明氏は氏の著書「国家の暴走」に安倍首相の事を
  「この人物は、いとも簡単に、しかも堂々と、嘘をつける人間なのだ。」 と書いている。


 安倍政権が進めるアメリカのためのTPP批准に反対します。


  忘れていませんよ、12年の選挙時に貼られたポスター、どうなっているでしょう。
  言っている事とやっていることがさかさま。安倍自民は単にアメリカの隷属政党。

  「日本を耕す自民党」と言うのは外資に対し日本から搾取しやすいようにする。事か?
  「ウソつかない。」自体が嘘



  TPP、ISD条項で日本の国家主権は破壊されコングロマリットの餌食に
  

  農業だけじゃないよ、食料、医療、特許、環境、労働、投資、衛生植物検疫、越境サービス など21分野

  自民党が2012年暮れの衆議院選挙で公約したTPPに関して、自民党のウェッブをチェックしよう。

   
 拡大すると
   



 安倍政権の進めるアメリカのための戦争法施行および帝国憲法への改憲に反対します。



 〈あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。世界によって自分が変えられないようにするためである〉ガンジー

 〈一番こわいものはテロリストでも大不況でもなく、いつの間にか私たちがいろいろなことに疑問を持つのをやめ、気づいた時には声すら自由に出せない社会が作られてしまうことの方かもしれません〉アメリカで医療破産したある女性(堤未果、ルポ貧困大国アメリカⅡより)




 11/19(日)

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鶴保前沖縄北方相 米軍基地工事巡り業者から金銭授受疑惑  【日刊ゲンダイ】

 鶴保庸介・前沖縄北方担当相(50)に、沖縄の米軍基地建設工事への参入を狙う業者からの金銭授受疑惑が浮上した。

 「しんぶん赤旗日曜版」(11月19日号)によると、昨年から今年にかけ、業者は鶴保氏の後援会長に1000万円超の資金を提供したという。

 金銭授受を証言したのは鹿児島県の採石業者A社の代表。紙面には大臣室のイスに座ったA社代表と鶴保氏とのツーショット写真が掲載されている。鶴保氏が沖縄北方相に就任した直後の昨年8月に撮られたものだという。

■無届け政治団体の後援会長が仲介

 記事によれば、A社は出資者のB社とともに鹿児島県の採石場の石を辺野古の米軍基地建設工事などに納入する計画を立てており、その後押しをしてくれる人として、鶴保氏の後援会「関西千年会」の会長を頼った。会長の名刺には鶴保氏の地元の和歌山県内の事務所の住所や電話番号が書かれていた。後援会は政治団体としての届け出はしていないという。

 A社代表は後援会長から「自分が動くには1回10万円」などと報酬を要求され、鶴保氏と面会する際には“面会料”も要求された。そして後援会長は、「先に(金を)渡すと鶴保の機嫌がいいからさ」と言って、現金の入った封筒を持ち、先にひとりで大臣室に入ったという。A社代表らと鶴保氏の面会は少なくとも11回あり、面会料の総額は850万円に上るという。

 昨年7月の参院選の際は、A社代表らは後援会長から鶴保氏の選挙の支援も要請された。鶴保氏の地元に40日間張り付き、一軒家を借り上げ、社員を動員。その費用や社員の給料の他、後援会メンバーの飲食費も負担したという。

 また、A社代表らは鶴保氏と後援会長を飲食でも接待しており、昨年10月に六本木のガールズバーで接待した際は、鶴保氏は大臣在任中だった。大臣規範に抵触する可能性もあるという。

 この記事について鶴保氏の事務所に確認すると、「話が多岐にわたっているので、週末に精査して、来週半ばに見解を出す方針です」とコメントした。

 政治資金に詳しい神戸学院大の上脇博之教授はこう言う。

 「記事の内容が事実だとすると、政治団体としての届け出をしていない後援会がお金の出し入れをしているのは問題。政治資金規正法に違反します。後援会のこうした行為に鶴保事務所も関係していれば共謀の疑いもあり、説明責任が求められます。選挙で業者が後援会メンバーや地元有権者の飲食費を負担していれば、公職選挙法の買収にも抵触します」

 鶴保氏はどう説明するのか。
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 この業者、金や人をつぎ込んだのに採石業者として選定されなかったんだろう、それでなければこんな話は出てこない、それも“赤旗”にしゃべる?
 


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東芝、6000億円増資検討 上場廃止 回避狙う  【朝日新聞】

 経営再建中の東芝は、資本増強策の本格的な検討に入る。海外投資家に新株を発行する第三者割当増資で6千億円規模を調達する案を軸に、20日にも詰めの協議をはじめる。実現すれば、半導体子会社「東芝メモリ」を売却できなくても、借金が資産総額を上回る債務超過の状態を脱し、株式の上場廃止を回避できるようになる。

 ただ、東芝メモリの売却は計画どおり進める。増資で債務超過は解消できるとみるが、財務の大幅な改善は期待できず、巨額の投資が必要な東芝メモリを抱えきれない。売却益を得て財務基盤が強化されるからこそ、増資に応じる投資家が出てくる側面もある。

 資本増強を進めるのは、上場廃止リスクをなくすためだ。来年3月末までに債務超過を解消できなければ、東京証券取引所のルールで上場廃止になる。東芝メモリの売却の前提となる各国の独占禁止法の審査には時間がかかり、それまでに売却益を得られるかは不透明だ。

 そこで東芝は、テレビ事業などを売って資金を得るほか、増資も検討。資金力のある海外投資家を中心に出資者を探してきた。特定の大株主が生まれて影響力が強まらないよう、複数の投資家に新株を割り当てる方向だ。

 ただ増資の実施時期は流動的だ。株式数がふくらむ増資は株価の低迷につながりやすく、いまの株主から反発が出る可能性もある。
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 日本じゃ危なすぎて誰も出資しないと考えているな、海外でもおんなじだよ、ババはつかみたくない。
 


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衆議院の「解散権の制約」は正論 しかし与党は望まない  【日刊ゲンダイ】
 国民が知っておくべき憲法基礎知識 慶応義塾大学名誉教授 小林節氏

 今回の総選挙の前も、安倍首相は、小選挙区制度を活用して4割余りの得票で7割以上の議席を占有し、形式上は絶対安定多数であった。しかし、「森友・加計」問題で露見した権力の私物化(お友達優先政治)、それに閣僚と与党議員のスキャンダルのせいで、内閣支持率と不支持率が逆転した。

 それでも、野党の選挙準備が整っていない間なら、自公の選挙協力で議席の減少を最小限にとどめることができる……と計算して、安倍首相は解散・総選挙に打って出た。

 その際に、解散権は「総理の専権」だという言葉が政界とメディアで普通に使われていた。しかし、私を含む多くの憲法学者と法律家はそれに違和感を覚えていた。

 憲法のどこを見ても、「解散」の決定が首相の権限事項だとは書かれてはいない。憲法には、7条3号で解散「詔書」を発する権限は天皇のものだと書かれているが、解散を実質的に決定する機関はどれか? については何も書かれていない。ぜひ憲法を一読してみてほしい。

 にもかかわらず、その空白を突いて、天皇が解散詔書を発することを助言・承認する内閣の長に解散の実質的決定権があるはずだ……という解釈がいつの間にかまかり通ってきた。

 しかし、それは、強者が自分に有利な時に喧嘩を売るようなもので、明白に不公平であることが内外で指摘され、イギリスなどでは内閣の解散権を制限する改革が行われた。

 そこで、この問題は原点に返って考えると分かりやすい。つまり、議院内閣制における解散権は、内閣と国会の意向が正面からぶつかり政治が動かなくなった場合に、「では、主権者国民に聞いてみよう」と言って断行されるべきものである。だから、このような制約を明記するための改憲なら良いとある野党党首が言っていた。

 しかし、現実にこのような改憲案が国民投票にかけられる可能性はないと思われる。つまり、安倍首相の関心事が9条の改憲であり、かつ、この解散権の制約はたとえ正論でも与党にとっては不利な提案である以上、この問題が最終的に国民投票の対象になることはあり得ないであろう。
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 これが問題、つまり与党が望まない改憲にしろ法律改正にしろ多数決の論理を振りかざし拒否される、小選挙区も圧倒的に議席をとった与党が勝つがこれを中選挙区へは絶対に戻さない、国民にできるのは投票率を高め声なき声を投票に反映させることしかない。
 


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北朝鮮以外の情報 日本への提供拒む 韓国 防衛協力に慎重  【朝日新聞】

 日韓両政府が昨年11月に締結した、防衛情報を共有する基礎となる「軍事情報包括保護協定(GSOMIA〈ジーソミア〉)」で、韓国側が北朝鮮の核・ミサイル開発以外の情報交流を拒んでいる。複数の軍事関係筋が明らかにした。日韓の防衛協力に慎重な大統領府の意向を受けた方針とみられる。

 同筋によれば、日韓の防衛当局は過去、北朝鮮が発射する弾道ミサイルの高度や速度などの情報を交換した。特に8月29日と9月15日に日本列島上空を通過して太平洋上に落下した弾道ミサイル「火星(ファソン)12」など、韓国から遠く離れた地点に落下した場合、韓国側のレーダーでは十分追跡できず、情報共有が成果を上げているという。

 ただ、文在寅(ムンジェイン)大統領は3日のシンガポールメディアとのインタビューで、日米韓の防衛協力が軍事同盟に発展することは望ましくないとの考えを強調。北朝鮮を巡る安全保障に協力を限定する考えを示した。韓国国防省も、中国軍の動向や南シナ海を巡る安全保障などの情報を交換する考えは示していないという。

 日本側も、韓国側に米軍の情報能力を超える力がないと判断。政治的な摩擦を避ける意図もあり、新たな情報交換の提案は行っていない。韓国軍と自衛隊との間で武器の部品や弾薬、燃料などを相互に融通し合う物品役務相互提供協定(ACSA)や、有事の際の韓国在住邦人の避難を巡る情報交換、日韓が別々に提供された米国情報の相互確認も進んでいない。

 このため、朝鮮半島有事に至った際に日韓双方の被害を最小限に抑える手段を巡る意見交換や合同軍事演習の実施、中国の東アジア戦略を巡る情報交換などが出来ずにいる。

 日韓は情報交換の意義を重視し、今月に1年間の更新期限を迎えるGSOMIAの延長を決定していた。
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 占領されむちゃくちゃにされた記憶が日本を「信用できない国」にしたんだろう。
 

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「正恩氏と対話を」 拉致問題集会 早紀江さん訴え  【朝日新聞】

 北朝鮮による拉致問題の解決を求める集会が18日、新潟市内で開かれ、横田めぐみさん(拉致当時13)の母早紀江さん(81)が「安倍総理には今度こそ金正恩(キムジョンウン)と話し合いをしてほしい」と訴えた。

 めぐみさんが市内で拉致されてから15日で40年。早紀江さんは家族写真を背に、会場に集まった約800人へ語りかけた。「(被害者は)あの国に閉じ込められて、今も『助けてください。早く来てください』と言っている」

 今月6日にトランプ米大統領と面会した際のことも紹介し、「今がチャンス。安倍総理が平壌に行き、金正恩とけんかじゃなく、ちゃんとした話し合いをしてくれたらありがたい」と訴えた。めぐみさんの弟拓也さんは体調の優れない父滋さん(85)が集会に参加できないことにも触れ、「これが時間の現実です。40年間捜し続ける両親の姿に胸が張り裂ける思いだ」と語った。
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 自分が解決すると言いながら何も有効な手を打たずにやたらあおるだけの安倍首相に頼らなければならない拉致被害者家族、なんともやるせない、猪木議員金丸信吾氏(故金丸信次男)は何とかできないのか。
 
   

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対中国関係で日米と距離を置き始めたASEAN諸国  【日刊ゲンダイ】
 日本外交と政治の正体 外交評論家 孫崎享氏

 時代は着実に変化している。米国は長く東アジア、東南アジア情勢を支配してきたが、もはや東南アジアではその影響力はすっかり低下した。

 東南アジア諸国連合(ASEAN)が13日にマニラで開いた首脳会議。中国が実効支配を進める南シナ海の問題で中国への融和姿勢が色濃く打ち出された。

 南シナ海をめぐっては、中国が西沙諸島近海で石油掘削をしていた2014年の首脳会議で「深刻な懸念」との議長声明が出されて以来、常に「懸念」が表明されてきた。ところが、今年の声明案では懸念の表現が大幅に後退したのである。

 米国はこれまで、中国の脅威を前面に出し、米国、日本、韓国、フィリピン、ベトナム――の軍事協力を強化する姿勢を打ち出してきた。その軸が「南シナ海での中国の脅威」である。16年7月、オランダ・ハーグの常設仲裁裁判所は、南シナ海に対する中国の領有権主張や人工島の建設などが国際法に違反する、としてフィリピンが提訴した裁判で、中国の主張に法的根拠がないという判断を示した。

 この裁判を主導したのは日本人裁判長(判決時は裁判長の職から外れている)で、「航行の自由を確保する」として米国艦艇が入り、中国との間で緊張を高めてきた。

 しかし、今回、ASEAN諸国は対中強硬路線から身を引く選択をしたようだ。その背景に2つの理由がある。1つは、ASEANは発足以来、大国の干渉を排するのを基本理念としてきたこと。第2に南シナ海には平和的解決の基礎がすでに存在していることだ。

 02年の「南シナ海における当事国の行動に関する宣言」では「南シナ海での航行の自由、飛行の自由」を確認し、「当事国は紛争を複雑化し、エスカレートし、平和と安定に影響を与える活動(その中には現在住民が居住していない島、岩礁、砂州、小島やその他の個所への居住行為を止めることを含む)の実施において自制する」としている。

 法的拘束力はないが、中国、ASEAN双方は、法的拘束力を持つ条約に格上げする交渉を続けてきた。ASEAN諸国は南シナ海の危機をあおる米国、日本と距離を置き、中国との協調を選択し始めたのである。
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 アメリカもじわじわと中国包囲網から力を抜いている感じ、特にトランプ大統領になってからそれを感じる、今回のASEAN会議でも特別な動きをしていない。


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米軍施設内での性的暴行、4年間で2.5万件超 国防総省 嘉手納は110件  【沖縄タイムス】

 【平安名純代・米国特約記者】米国防総省の性的暴行予防・対策室は17日、2013米会計年度(12年10月~13年9月)から16年度までに米軍施設内で起きた性的暴行に関する報告書を公表した。被害件数は4年で2万5千件以上で、陸軍8294件、海軍4788件、海兵隊3400件、空軍8876件がそれぞれ報告されている。

 基地別で件数を見ると、在沖米軍基地関係で最も多かったのは嘉手納基地で計110件(13年度28件、14年度26件、15年度19件、16年度37件)。

 次いで海兵隊のキャンプ・シュワブで計96件(13年度31件、14年度21件、15年度24件、16年度20件)だった。

 3番目に多かったキャンプ・コートニーは計76件(13年度22件、14年度19件、15年度18件、16年度17件)、キャンプ・バトラー計60件(13年度13件、14年度10件、15年度22件、16年度15件)で、普天間飛行場が計53件(13年度23件、14年度14件、15年度11件、16年度5件)となっている。
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 これは基地内だけの話だから基地外など公にされていないものがもっとあるんだろう。それにしてもひどいな。
 貧困による志願兵にしてもこんな状態の所へ女性がよく志願するな、と言っても他に選択肢がないんだろう、昔は退役軍人には手厚い就学機会などがあったが今はないらしい、それでも・・・。








 Twitterコーナー、ご参考に

 慶應義塾大学経済学部の金子勝教授のツイッター

 元外務省国際情報局局長の孫崎享氏のツイッター

 自由党の 小沢一郎事務所のツイッター

 社民党参議院議員 福島みずほ氏のツイッター

 東京新聞 政治部のツイッター

 東京新聞 ほっとwebのツイッター

 市民連合のツイッター

 関西市民連合のツイッター

 SADL大阪のツイッター

 上智大学 中野晃一教授のツイッター

 法政大学法学部 山口二郎教授のツイッター


 その他、こちらもどうぞ 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 




昨日の神戸
 最低気温   8.6度(24:00) 前日差+1.4度)
 最高気温  13.4度(14:56) 前日差 0.0度)

  今朝の神戸最低気温   6.7度 (05:50)  12月上旬並み 平年より3.1度低かった(今季最低)
   、

今日の神戸の
   日の出     6時37分 (昨日 6時36分)
   日の入り   16時52分 (昨日16時53分)

       日の出は昨日より一分遅く、日の入りは昨日より一分早くなった
   
       

 低気圧・前線は北へ移動、中国の高気圧は停滞するが日本の西を覆い晴れ、北陸、北海道は雪に。
     
          
 明日の朝、日本海に低気圧、北海道の北東海上にも低気圧、中国の高気圧は停滞だが西日本まで延び晴れるが北陸は雨、東北以北は雪になる予報。
     
     

 今朝は晴れ、気温は低め、結露はほんの少し、今日も暖房を入れた、外を歩くときは日向を歩いた、昼間はそれなりに室温は上がった。
 昨夕は風が強く台風並みだった、外に干しておいた傘が飛ばされ骨が曲がった、今朝見つけ骨接ぎ完了。
 今日の神戸の最高気温は12.4度、昨日より1.0度低く、平年より4.0度低かった。 平年よりだいぶ低いな。
 明日は曇りのち晴れ、朝の最低気温は 4.7度、最高気温は10.5度、午後の最低気温は 6.4度の予報。確実に下がっている。



 台風25号(キロギー)はベトナム、カンボジアへ到達せず南シナ海で熱帯低気圧になった。







【加計疑惑】建築費水増し詐欺 不発弾は起爆装置付きで残った

2017-11-19 | いろいろ

より

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【加計疑惑】建築費水増し詐欺 不発弾は起爆装置付きで残った

 加計学園による補助金水増し請求の動かぬ証拠である今治獣医学部棟の設計図。大概の1級建築士が水増しは2倍とも3倍とも見ている。水増し金額は最大で80億円にもなる。

 工事関係者からの設計図流出がもし国会会期中で、民進党がもしグダグダでなかったら安倍首相は発狂していた。

 加計疑惑の追及を恐れた与党が通常国会の幕を降ろしたのが6月18日。設計図の流出は7月23日だった。翌24日、民進党追及チームに渡る。

 加計疑惑などをめぐる国会の閉会中審査は7月24日(衆院予算委)と25日(参院予算委)だった。設計図が野党第一党に渡ったのは閉会中審査の初日だ。遅かった。

 「水増し請求詐欺」を確実に立証するには設計図に加えて「積算見積もり書」が必要だ。同書は6月12日に加計学園から今治市に送られてきた。今治市民が情報公開請求したが拒否された。

 「積算見積もり書」がなくても水増し請求詐欺を立証する方法はある。国交省に建設資材や単価を網羅した「データ一覧」があり、設計業者はその「データ一覧」をもとに建設費を積算する。


 内閣府から「出すな」と圧力をかけられている今治市が、加計学園から送られてきた「積算見積もり書」を出すはずがない。

 だが国交省のデータを用いて、専門家チームが資材の規模や数量を割り出しながら積算していけば、実物の加計獣医学部棟の建設費に限りなく近い数字が弾き出される。

 しかし民進党はそうした努力はしなかった。100億円を超す資産があったのだから、外部の専門家から成る調査チームを組めばよかったのだ。

 民進党は安倍内閣を倒すのと真逆のベクトルを働かせた。お家騒動だ。設計図が民進党に渡った3日後の7月27日には蓮舫代表(当時)が辞任。その後の破局的大混乱はあらためて述べるまでもない。

 だが皮肉にも民進党の分裂により、不発弾は永田町の一角に残された。今度は起爆装置付きで。

 今治市民が加計孝太郎理事長を詐欺で訴えた裁判で水増し請求が立証されれば、世論は補助金交付を許さないだろう。

  ~終わり~
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I am not Abe.   教育無償化に上限設定 自民提言案  モリカケ隠しのためでっち上げたから

2017-11-18 | 日記




 世界に対し、安倍首相がやっていることが本当の日本の姿じゃないと思い、 『 I am not Abe、 』 と声をあげる、Yuriko Maeharaも追加だな。



   2017年都議選票前日の7月1日、安倍首相の「ホームグラウンド」とも言われているJR秋葉原駅前で、安倍首相は都議選初の街頭演説を行った。同駅前には日の丸の小旗を振る自民党の支援者が集まったが、聴衆の一部からは「安倍辞めろ」「安倍帰れ」などのコールが発生。声は次第に広がり日の丸の小旗を持った人達も「帰れ」「帰れ」とコールした、これに対して首相は「人の演説を邪魔するような行為を自民党は絶対にしない」と怒りを露わにした。いつも国会で率先してヤジを飛ばしているのに! 
   
そして聴衆を指差しながら一際大声で言い放ったのが
   「こんな人たちに負けるわけにはいかない」




  2017年2月17日の衆議院予算委員会において、「私や妻が関係していたということになれば、まさにこれは、もう私は総理大臣も、そりゃもう、間違いなく総理大臣も国会議員も辞めるということは、はっきりと申し上げておきたい」


  14年の選挙の時は『来年10月の引き上げを18カ月延期し、そして18カ月後、さらに延期するのではないかといった声があります。再び延期することはない。ここで皆さんにはっきりとそう断言いたします。平成29年4月の引き上げについては、景気判断条項を付すことなく確実に実施いたします。3年間、3本の矢をさらに前に進めることにより、必ずやその経済状況をつくり出すことができる。私はそう決意しています。』 と言っていた。


  元官僚の古賀茂明氏は氏の著書「国家の暴走」に安倍首相の事を
  「この人物は、いとも簡単に、しかも堂々と、嘘をつける人間なのだ。」 と書いている。


 安倍政権が進めるアメリカのためのTPP批准に反対します。


  忘れていませんよ、12年の選挙時に貼られたポスター、どうなっているでしょう。
  言っている事とやっていることがさかさま。安倍自民は単にアメリカの隷属政党。

  「日本を耕す自民党」と言うのは外資に対し日本から搾取しやすいようにする。事か?
  「ウソつかない。」自体が嘘



  TPP、ISD条項で日本の国家主権は破壊されコングロマリットの餌食に
  

  農業だけじゃないよ、食料、医療、特許、環境、労働、投資、衛生植物検疫、越境サービス など21分野

  自民党が2012年暮れの衆議院選挙で公約したTPPに関して、自民党のウェッブをチェックしよう。

   
 拡大すると
   



 安倍政権の進めるアメリカのための戦争法施行および帝国憲法への改憲に反対します。



 〈あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。世界によって自分が変えられないようにするためである〉ガンジー

 〈一番こわいものはテロリストでも大不況でもなく、いつの間にか私たちがいろいろなことに疑問を持つのをやめ、気づいた時には声すら自由に出せない社会が作られてしまうことの方かもしれません〉アメリカで医療破産したある女性(堤未果、ルポ貧困大国アメリカⅡより)




 11/18(土)

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庶民の年金はカットして…自民党「議員年金」復活を画策  【日刊ゲンダイ】

 選挙で約束した「社会保障の拡充」とは、自分たちの年金のことだったのか。

 自民党が、議員特権の復活を画策している。国会議員互助年金(議員年金)だ。14日の総務会で、「議員の待遇が悪いと優秀な人材が集まらない」「地方議員も議員年金がなくなって困っている」などと、議員年金の復活を求める意見が相次いだという。

 竹下総務会長も会見で「若くして出てきている国会議員たちが退職したら全員生活保護だ。こんな国は世界中になく、そこは皆さんにも認識してもらいたい」と言い、議員年金の復活に理解を求めたが、冗談じゃない。庶民には増税や年金保険料増額、医療費の負担増などを強いておきながら、選挙に勝ったら真っ先に自分たちの待遇改善を言い出すなんて本当にフザケてる。

 自民党政権は、今年1月から個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」の加入対象を広げ、政府広報でテレビCMもバンバン流して、「老後資金は自助努力で貯めておくように」と国民に啓蒙活動をしてきた。自民党議員も老後が心配なら、iDeCoに入って備えておいたらどうなのか。

 かつての議員年金は在職10年以上で受給資格が得られ、最低でも年額412万円が支給されていた。しかも、在職期間が1年増えるごとに年額8万2400円も増えるという厚遇ぶり。議員特権の象徴として批判され、2006年に廃止された。現在は国会議員も「国民年金」に加入しているが、06年当時の受給資格者には減額して支払われる。その原資は税金だ。

「昨年は年金カット法が強行採決され、さらに自民党は受給開始年齢を70歳以上に引き上げようとしています。それなのに、自分たちだけ特権的な年金を復活させようとは言語道断で、開いた口がふさがりません。国民年金だけではマトモに生活できないというのなら、制度を変える議論をすべきであって、議員年金の復活は筋違いもいいところです。それに、日本の国会議員の報酬は先進国の中でもかなりの高額なのです。それでも老後が不安というなら、カツカツで蓄えがなく年金で暮らすしかない庶民はどうすればいいのか。自民党は、血税を吸い取って自分たちが好きに使うことしか考えていない。まるで吸血鬼政権です。最近の傲慢な国会運営を見ていると、議員年金の復活も数の力で押し切りかねません」(政治評論家の本澤二郎氏)

 選挙に勝てば何でも許されるという、おごりと特権意識。これが自民党の本質だということがよく分かる。悪しき議員年金の復活なんて、絶対に許してはダメだ。
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 自分さえよけりゃ、と言う「今だけ、金だけ、自分だけ」の風潮を増長する行為、こんな議員は落とさなくっちゃ。
 
 

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早くも教授就任辞退者…加計獣医学部は深刻な先生不足も  【日刊ゲンダイ】

 「文科省の大学設置審議会でしっかり審査して『可』とする答申が出ており、それに基づいて認可した」。加計学園の獣医学部新設の認可を受けて開かれた衆院文科委の集中審議。林芳正文科相はこう言って「問題ナシ」を強調していたが、申請書類を読めば読むほどホントに開学して大丈夫なのか? とクビをひねりたくなるのだ。

 大学設置審の専門委員は林大臣に認可答申する直前まで、加計獣医学部の授業カリキュラムや実習の問題点を指摘し、改善を求めていた。

 とりわけ深刻なのが、計画通り「教員」を確保できるかだ。獣医学部を持つ全国16大学の代表者でつくる「全国大学獣医学関係代表者協議会」会長の稲葉睦北海道大教授はJNNの取材で、学生80人に対して100人弱の教員がいる北海道大と、学生140人に対して約半分の75人の教員(予定)しかいない加計学園を比較し、〈75人で本当に(講義、実習を)やろうとしたら寝ていられないと思いますよ。先生がた〉と懸念を示していた。

 そうしたら、ここにきて教員に就任予定だった帯広畜産大の教授が就任辞退の意向を示していると北海道新聞で報じられた。

 加計学園は就業規則の定年を延長するなど必死に教員の頭数をかき集めた様子がうかがえるから、就任辞退が相次いだら大変だ。生徒だって履修どころじゃない。

 注目は、この教授が北海道新聞の取材に「(就任意向の)最終確認は受けていない」と答えていることだ。文科省はHPで、大学・学部を新設する場合の「設置認可申請又は届出について」の質問例を公表。そこには「教員組織」について、こう記されているのだ。

〈Q 大学等の設置認可申請や学部等の設置届出をする際、就任が未定となっている教員がいることや、担当教員が未定となっている授業科目があることは問題ないでしょうか〉


〈A 申請又は届出の時点で教員組織等の計画が全て確定していることが必要です。そのため、就任が未定となっている教員(兼担・兼任教員を含む。)がいたり、担当教員が未定となっている授業科目がある状態で申請又は届出をすることはできません。また、完成年度までの間に定年等の理由で退職する教員がいる場合は、その後任となる教員や担当科目についても申請又は届出の時点で確定していることが必要です〉

 つまり、帯広畜産大の教授の説明通りであれば、加計学園は確定しない教員の名前を申請書類に記入していたことになる。本来は認可どころか、申請すらできないのだ。いざ学生が入学したら先生は名前ばかりの「幽霊教員」だった――なんて最悪の事態も想定されるのだ。

 今からでも遅くない。入学後の生徒への影響を避けるためにも、林大臣は認可を撤回した方がいい。
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 シンゾーが後ろにいるから大丈夫だよ、日刊ゲンダイを嘘を流したとして訴えようか、シンゾーが裁判所にも手をまわしてくれるだろう。と言う事か?
 


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9条に自衛隊の存在を明記する「加憲」は大きなトリックだ  【日刊ゲンダイ】
 国民が知っておくべき憲法基礎知識 慶応義塾大学名誉教授 小林節氏

 改憲に前向きだという点では、もはや衆参各院の3分の2以上が同じ方向を向いている。しかし、第一番に改憲する項目について意見の一致を見ているわけではない。

 9条はそのままで「自衛隊」の存在を明記する案、緊急事態条項を新設する案、高等教育まで無償化する案、知る権利などの新しい人権を加憲する案、参議院改革(選挙区の合区を解消するために参院は「地方代表院」だと規定する案)、地方分権を強化する案、解散権の行使を制限する案などが、今、議論の対象になっている。

 議論の主導権を握っている安倍首相の本心は、「軍隊」の保持と「交戦権」の行使を禁じ、わが国を国際法上の「戦争」ができない国にしている9条2項を改正して、「国軍」と「自衛権」を明記して、日本を「普通の軍事大国」にすることのはずである。

 しかし、現実には、そんな案が国民投票で承認される保証はない。それで失敗すれば政権は崩壊してしまう。

 そこで、安倍首相の次善の策は何であれ、この「押し付けられた」不当な日本国憲法に「改憲」で一矢報いることである。そうなると今度は、どれが世論が「受け入れやすい」改憲のテーマか? という話になる。

 今年の5月3日(憲法記念日)に唐突に、現行9条から何も削らずに、単に新条項を加えて「自衛隊」の存在を明記(加憲)する案が出てきた。これは、よく考えられた案である。

 つまり、あの3・11大震災での自衛隊員たちの献身を見た国民の8割は今のあの自衛隊に好感を持っている……という報告があった。だから、「あの自衛隊が憲法学者の過半数から『違憲』と呼ばれている失礼を正そう」という提案は一定の説得力を持つ。

 しかし、それは大きなトリックである。つまり、何よりも、自衛隊の本質は諸国の「軍隊」と同じである。「災害救助隊」ならばその所属は、総務省消防庁であり、防衛省ではない。自衛隊の本務は「戦争」の遂行で、そのために、壊滅した地域に進駐する能力もあり、それが3・11では転用されただけである。

 だから、次に、軍事力の問題として9条をめぐる議論を分析したい。
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 口当たりのいいことから加憲をして国民を憲法を変えることのアレルギーを無くしこんな事かと憲法を変えやすくしようとする魂胆。
 


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原電の廃炉費不足 大手電力が負担も 経産相「契約がある」  【朝日新聞】

 原発専業会社の日本原子力発電(原電)の廃炉に備える費用が大幅に不足している問題で、世耕弘成経済産業相は17日、閣議後会見で「廃炉などの費用が膨らんだ場合に備えて、追加負担を行う契約が(大手電力会社と)結ばれている」と述べた。

 原電の経営が行き詰まった場合、東京電カホールディングスや関西電力など、原電から電気を買う大手電力が廃炉費用を肩代わりすることで、電気料金にはね返る可能性があることが明らかになった。

 原電は所有する原発4基の廃炉に備えて、経済産業省令で定められた「解体引当金」を総額1800億円前後、計上しているが、実際にはこうした資金の多くが敦賀原発3、4号機(福井県、建設中)にあてられたことが朝日新聞の報道で明らかになつた。原電は全原発が停止して資金繰りが厳しくなり、流用した資金の穴埋めもできていない。

 会見で世耕氏は「引当金は常に現金の形で持っておく義務はない」とした上で、実際の廃炉費用は長期間にわたって支出していくため「現時点で資金不足で廃炉に支障が生じるような状況はない」と説明。それでも、原電が費用をまかなえない場合には、原電の電気の売り先の大手電力が負担すると説明した。

 ただ、過去に大手電力が原電に支払った料金には、原電の原発の廃炉費用分も含まれている。原電の経営が行き詰まると、大手電力は原電に廃炉費用を「二重払い」する形になる。
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 この廃炉積み立てと言ううのは課税されていないのではないか、それを流用していたとすれば課税対象ではないか?
 それに大手電力が肩代わりすると言うが肩代わり分が電気代に乗せられたのでは関係のない地域の人間には二重取り的な感覚になる、電気料金の明細を明確化すべきだろう。
 現状でも大手は東電の事故に対し支援しているだろうがそれが請求書に出てくることはないし送配電分離による経費の明示もない。
 


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知事は言行不一致、判断に疑問 港の使用許可すぐ撤回を  【沖縄タイムス】

 9月上旬、沖縄県は辺野古の新基地建設に使用する石材の海上搬入を請け負った業者に、奥港(国頭村)の岸壁と港湾施設用地の使用を許可した。県は港湾関連法に基づいて審査した結果と説明し、法に則って許可せざるを得なかったと自身の正当性を主張するが、それでは翁長雄志知事が普段から強調している「あらゆる手段で建設を阻止する」ことは果たして可能なのか。

 米側では県の許可を歓迎する見方が広がっている。ある国務省筋は「埋め立て承認の効力は生きており、県もそれに沿って対応していくということが確認できた」と述べ、県には法的に工事を止める手段がないのだから、工事は今後も進んでいくとの見通しを語る。国防総省筋は「陸路に比べ、大量の資材搬入が可能になった。工事を加速する手助けであることは間違いない」「事態はまた一歩前進した。埋め立て承認を撤回したとしても、今回の許可との矛盾で展開は県に不利になるのではないか」との見解を示す。

 県外移設を掲げていたのに埋め立てを承認し、「法的に不備がないから許可した」と自己弁護を繰り返した仲井真前県政、そして「法に則って」のフレーズを多用して工事を強行する安倍政権。米側には翁長県政も同一線上に並んだと分析する声もあるようだ。

 今回の奥港の使用許可をめぐっては、沖縄地元紙の第一報は県が許可した9月上旬から2カ月も遅れたうえ、琉球新報が2日付の2面1段、沖縄タイムスは3日付の2面3段の扱いだった。事態の重要性を伝え、県民の注意を喚起するのに果たして妥当な大きさだったのか。

 翁長知事を支える県議らの動きも見えてこない。知事が間違った判断をした場合に軌道修正を求めず、監視能力もなくしてしまったというのであれば、沖縄の三権分立はもはや機能していないということになり、残るは民意、つまり現場で闘っている人々次第ということになりかねない。

 新基地建設計画をめぐり責任を問われるべきは工事を強行する日米両国だ。その両政府に沖縄が立ち向かうには、一寸の緩みもないほどに内側を引き締め、一枚岩となる必要がある。

 「あらゆる手段で建設を阻止する」と言いながら、工事を加速させる許可がなぜ出せるのか。知事は自身の言行不一致への理解を求めるのではなく、直ちに許可を取り消す必要がある。(米国特約記者・平安名純代)
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 「あらゆる手段で建設を阻止する」と言う言葉に恥じない行動を翁長知事に求めよう。
 

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日本の低い報道自由度を国連が審査  【日刊スポーツ】

 ★14日、国連人権理事会は日本を対象とした人権審査の作業部会を12年10月以来、5年ぶりに開いた。オーストリアやブラジルなどもメディアの独立性や特定秘密保護法に懸念を示し米国は、放送局の電波停止権限を規定する放送法など「メディアに対する規制枠組みを懸念」と指摘している。

 ★国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」(本部パリ)が、180カ国・地域について特派員、研究者、人権活動家にアンケート調査を行いランキングにする「報道自由度ランキング」でも72位に甘んじている。1位はノルウェー。ドイツ16位、英国40位、米国43位と主要7カ国で最下位。アジアでも台湾45位、韓国63位、モンゴル69位とどこも褒められたものではないが、それらよりも下と言うことになる。日本政府は「政府が不当な圧力をかけた事実はない」と反論している。

 ★メディアが守るべきは「独立性」だ。監督官庁の総務相が電波停止や放送免許剥奪をちらつかせたり、番組に注文を付けること自体が、不当な圧力であり介入となる。新聞は消費税の軽減税率対象に入ることと政府への姿勢が取引されているかの印象を与えていることが信頼されない要因の1つとされている。1日、自民党筆頭副幹事長・小泉進次郎は国会内で「私は軽減税率全体を見直していいと思いますよ。その中で特におかしいのは新聞です。(新聞社は)消費税の増税を社説でも求めているんです。なのに自分たちは負担しないんですよ。ぜんぜん筋が通らないですよ」と語ったが、この発言は新聞には載らない。問われているのは政府の介入より、それをはね返す独立性だろう。
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 前総務相の高市などはあからさまに放送法を振りかざし脅かしをかけていた、それに最近では東京新聞に文書を送りつけたり、テレビに公平な報道をせよと要求書を送っていた。
 ジャーナリズムは権力に対しおかしいことをおかしいと指摘するのが務めで政権をよいしょするY紙やS紙がおかしいのだ。


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謝礼・動員問題 核ごみ処分場説明会 委託申止ヘ  【朝日新聞】

 高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分に関する説明会に、広報を担う業者が謝礼を約束して学生を動員していた問題で、世耕弘成経済産業相は17日の閣議後会見で「広報活動を委託するという考え方が根本的に間違っている」と述べ、外部委託をやめさせる意向を示した。経産省所管のほかの催しも同様に外部委託をやめるという。

 問題となったのは、原発の使用済み燃料から出る核のごみの最終処分に向いた特徴がある場所を示した「科学的特性マップ」の全国説明会。東京など5会場に集まった計39人の大学生が、1万円の謝礼や物品の提供を約束されて集まった。実際の現金の支払いはなかったとしている。

 説明会の広報活動は原子力発電環境整備機構(NUMO)が外部に委託していた。

 世耕氏は「意見交換会というのは手作りで十分で、それをいちいち委託していること自体が問題」と批判した。
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 パブリックコメントや意見交換会などは今まで何度も指摘されて改善されていなかった、九電の原発の説明会でも問題になっていた。


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教育無償化に上限設定 自民提言案 衆院選公約と矛盾  【朝日新聞】

 自民党は17日、教育無償化などに関する提言の骨子案を発表した。衆院選の公約では3~5歳児全員の教育無償化をうたっていたが、支給する助成金に上限を設けることなどを求めた。バラマキとの指摘に対応するためだが、野党などから公約違反との批判を浴びそうだ。

 この日の同党の「人生100年時代戦略本部」(本部長・岸田文雄政調会長)の会合で示された。今月下旬にも政府に提言を提出し、政府はこれをもとに2兆円規模の政策パッケージをまとめる。

 骨子案では、幼児教育・保育の無償化の対象に「認可外保育も含める」と明記した。政府は認可外を対象から外すことも検討したが、世論の批判を浴びたことから、党内の議論では「すべて合めるべきだ」との意見が大勢を占めた。

 保育料は所得が高いほど高額になることから、無償化の恩恵は高所得世帯ほど大きくなるとの指摘がある。骨子案は、補助金に上限を設けるなど「金持ち優遇とならないようにすべきだ」とした。

 大学などの高等教育の無償化については、対象を住民税の非課税世帯に限定すべきだとしたが、「非課税世帯に準ずる世帯にも一定の配慮」を求めた。学生には入学後、一定以上の成績を維持することを支援の条件とし、対象とする大学は実践的教育などの観点から絞り込む方針も盛り込んだ。また、私立大学の授業料の減免には一定の上限を設けるべきだとした。

 自民は衆院選で「無償化の実現」を強調し、助成額に上限を設けることなどは説明しなかった。首相が突然打ち出した無償化策をほぼそのまま公約にしたが、財源や制度の詳細を詰める段階で修正した。


2000億円認可保育園に 政府検討 企業拠出3000億円から

 この日の会合では、財源確保のために安倍晋三首相が経済界に要請していた約3千億円の拠出金について、経団連と経済同友会が正式に協力する意向を表明した。日本商工会議所も中小企業への配慮を求めつつ、明確な反対はしない姿勢を示した。会合後、同本部の小泉進次郎事務局長は「事実上決着した」と語った。

 また、3千億円の使い道については、政府が2千億円を認可保育園の運営費にあてる方向で検討していることがわかった。2020年度末までの待機児童ゼロを目指して3年で32万人分の保育の受け皿を増やす方針だが、国費で1500億円と見込む運営費の財源が見つかつていないためだ。

 3千億円は、従業員の社会保険料の一部として企業が負担している「事業主拠出金」を増やす形で出してもらう方針。いまは「子ども・子育て支援法」で、この拠出金の使い道は主に従業員向けに企業がつくる「企業主導型保育所」の整備費などに限られ、負担の上限も設けられている。

 政府は来年の通常国会で支援法を改正し、上限を引き上げるとともに保育士の人件費を中心とした認可保育園の運営費にも使えるようにする考えだ。1千億円はいままで通り企業主導型保育所の整備費などに回す。
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 民主党時代に高校無償化をしたが自民党政権復活により所得制限をした、これは別にいいことで富裕層は支払う余裕が十分にあるのだから何も考慮する必要はない。
 それにしても大学でなぜ私学が授業料の減免には一定の上限を設けられなければならないのかわからない。








 Twitterコーナー、ご参考に

 慶應義塾大学経済学部の金子勝教授のツイッター

 元外務省国際情報局局長の孫崎享氏のツイッター

 自由党の 小沢一郎事務所のツイッター

 社民党参議院議員 福島みずほ氏のツイッター

 東京新聞 政治部のツイッター

 東京新聞 ほっとwebのツイッター

 市民連合のツイッター

 関西市民連合のツイッター

 SADL大阪のツイッター

 上智大学 中野晃一教授のツイッター

 法政大学法学部 山口二郎教授のツイッター


 その他、こちらもどうぞ 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




昨日の神戸
 最低気温   7.2度(05:29) 前日差-1.8度)
 最高気温  13.4度(13:48) 前日差-0.6度)

  今朝の神戸最低気温   9.7度 (05:58)  11月中旬並み 平年より0.3度低かった
   、

今日の神戸の
   日の出     6時36分 (昨日 6時35分)
   日の入り   16時53分 (昨日16時53分)

       日の出は昨日より一分遅く、日の入りは昨日と同じ
   
       

 朝鮮半島に西岸にあった低気圧が発達、前線を伴い東へ移動、南海上には低気圧・前線が東へ移動雨に。
     
          
 明日の朝、低気圧はオホーツク海と北海道東方海上に、中国の高気圧が西日本まで延び晴れるが西高東低の冬気圧配置になり気温は下がり北陸は雨、それより北は雪になる予報。
     
     

 今朝は雨、午後まで降ったりやんだり、結露無し、気温は低め、朝リビングが18度だったので今日も暖房を入れた、昼間はそれなりに上がった。
 今日の神戸の最高気温は13.4度、昨日と同じく、平年より3.2度低かった。
 明日は晴れ、朝の最低気温は 6.3度、最高気温は11.9度、午後の最低気温は 6.0度の予報。



 台風の位置は

 台風25号(キロギー、北朝鮮、がん(雁))が発生、ベトナム、カンボジア方面へ進んでいる。






性交を認めながら「レイプでなかった」とする根拠に乏しいジャーナリスト・山口敬之と擁護派の主張

2017-11-18 | いろいろ

より

*****
性交を認めながら「レイプでなかった」とする根拠に乏しいジャーナリスト・山口敬之と擁護派の主張
  

 多くの人が、あちこちでこの事案についての記事を読んでいるはずなので「またか」との印象を与えるかもしれないが、加害者やその支援者は、この件を皆が忘れてくれるのを何より待望している。ならば、繰り返し言及するしかない。

 ジャーナリスト・山口敬之がジャーナリスト・伊藤詩織をレイプした事件は、検察審査会で不起訴相当となったが、複数の疑問点が放置、あるいは隠蔽されたままである。ホテルに連れ込む防犯カメラの映像やタクシー運転手の証言等をもとに請求された山口への逮捕状が、逮捕に踏み切る直前、かつて菅官房長官の秘書官だった警視庁・中村格刑事部長(当時)の判断で止められた。このことは、中村自身も認めている。

 山口のこれまでの著作を読むと、安倍晋三首相から「山ちゃん、ちょうどいいからさ、麻生さんが今何を考えているかちょっと聞いてきてよ」(山口敬之『総理』)と、麻生太郎への言付けを頼まれてホテルの部屋を訪ねていくなど、ジャーナリストというより伝書鳩と思える仕事っぷりだが、安倍政権を力の限りで持ち上げ続けてきた山口は、この事件の後でも、権力中枢との至近距離を保っている。そのポジションが生む余裕があるからなのか、雲隠れから復帰したネット番組『報道特注』で、「(事件のことを)もし、知らない方がいたら、ネットなど検索しないでおいていただけると!」と漏らして収録スタジオの爆笑を呼び込む、なんてことが出来てしまう。

 被害者の伊藤詩織は、手記『Black Box』を刊行した。その手記を受けて、山口も手記を発表した。発表媒体は、自分の身をいつまでも守ってくれる『月刊Hanada』で、そのタイトルは「私を訴えた伊藤詩織さんへ」とある。この山口の手記を読んだ伊藤は、「私が声を上げたのは、彼と闘うためではなく、沈黙したら、同じような被害者がまた出てしまう。性暴力をオープンに話せる社会にし、司法や捜査システムを改善したいため」なのに、「『私を訴えた伊藤詩織さんへ』と手紙風になっていたことにはびっくりしました」(『AERA』2017年11月13 日号)と答えている。自分に向けられる非道な声や視線に耐えながらも、事実を淡々と記した執念の1冊に対し、山口の手紙風手記、つまり感情(と権力)で事実を踏み潰そうとするその手記の方法は、後述するけれど、彼の支援者にも共通する暴力性である。

 双方の手記が発表された後、山口はFacebookで実父が入院したことを報告し、父が体調を崩したのは、今件を問題視する発言や記事を書いた「自称ジャーナリスト」達のせいだと責め立て、「私は父の内蔵から出た、大量の鮮血の色を一生忘れません」と記している。山口の実父の体調が回復することを祈念するが、伊藤がただただ事実の解明を求めているのにもかかわらず、そこで投げられた問いに答えず、記者会見にも応じず、一方的に感情を垂れ流す手記を記した上で、実父の体調不良をジャーナリストのせいにするのは、あまりにも説得力に欠ける。

 山口のFacebookの投稿によれば、彼の父は、息子が根も葉もない言い分に苦しめられていると感じているようだが、根や葉のそれぞれを理論的に否定せずに放っておくからこのような状況におかれているわけである。手紙風の感情論で無罪を主張する彼は、たとえば、レイプされた後に彼女から送られてきた業務報告メールについて、「これが、被害者がレイプ犯に送る文面でしょうか?」と分析しているが、レイプの被害者が必死に平静を装い、強姦された事実を自身の記憶から抹消しようと試みることを知らないのだろうか。

 説明不足の点はたくさんあるのだが、彼の手記、そして、彼の弁明の機会を与えた『月刊Hanada』の動画を見て、突っ込むべきところをいくつかに絞って列記する。

**************

 「あなたはスーツケースから、私のTシャツのうちの1つを選び、その場で素肌に身に着けました。覚えていないとは言わせません」
「結局、私はそのTシャツを未だに返してもらっていません。そのTシャツの存在を認めると、自分の主張の辻褄が合わなくなるからですか?」

(山口敬之「私を訴えた伊藤詩織さんへ」『月刊Hanada』2017年12月号)


 山口は、伊藤がレイプされていたならば絶対にしないはずの行動として、伊藤が翌朝、山口のTシャツを借りた行為をあげた。これをひとつの証拠に、あれは合意に基づいた性交であったのであり、「あなたの強い被害者意識は最初からあったのではなく、あとから時間をかけて醸成されたものだということになります」と力説している。伊藤の主張の中には、そのTシャツについての記載がなく、それは「Tシャツの存在を認めると、自分の主張の辻褄が合わなくなるからですか?」と伊藤を半ば挑発している。山口の手記だけを読めば、そうか、伊藤はそうやって都合良く事実を加工しているのか、やっぱりおかしい、と思うはず。『月刊Hanada』の常連寄稿者の復帰作でもあるこの手記を、多くの読者が信じ込むだろう。見出しには「不都合なTシャツの存在」とも記されている。

 だが、『Black Box』を読めば、彼の指摘がまるっきり嘘であることがすぐにわかる。清々しいほどの嘘だ。なぜならば、「不都合なTシャツの存在」と銘打ったTシャツについて、伊藤は平然と書き記しているからだ。どうして書かないのかと山口、それを書いていた伊藤、こうなると、正しいのはどちら、と比較する以前の問題だ。正しいのは伊藤だ。

 激しい痛みを感じて目を覚ました伊藤はトイレに駆け込むと、「そこには何も身につけていない、体のところどころが赤くなり、血も滲んで傷ついた自分の姿が映って」おり、すぐに部屋を出ようとするが、山口は「ごめんね」「ピルを買ってあげる」「パンツくらいお土産にさせてよ」と語り、ショックを受けた伊藤はその場で崩れ落ち、床に座り込んだ。

 洋服を探し、ようやく見つけたブラウスは、なぜかびしょ濡れになっていた。「なぜ濡れているのか聞くと、山口氏は『これを着て』とTシャツを差し出した。他に着るものがなく、反射的にそれを身につけた」。それが伊藤にとってどれだけ屈辱的なことだったか。伊藤は自分の部屋に戻ると「真っ先に服を脱いで、山口氏に借りたTシャツはゴミ箱に叩き込んだ」という。伊藤は手記にそう書いている。だから、本当に驚く。伊藤の手記を読めばすぐに分かる話を、山口は「Tシャツの存在を認めると、自分の主張の辻褄が合わなくなるからですか?」と書いている。伊藤は淡々と、Tシャツの存在を認めている。彼の手記がいかに適当なものかが一発で伝わる箇所だ。どうしてこんなに適当なのか。そのままご主張をお借りして、「自分の主張の辻褄が合わなくなるからですか?」と問いたい。

 この手の箇所がいくつも出てくる。山口は手記で、当日の夜、「ワシントン時間の午前中、すなわち日本時間の23時過ぎまでに済ませなければならない作業(メール確認やパソコンでの調査・連絡)を複数抱えて」いたために、「神奈川県に住んでいるあなたを送っていったら作業が時間内に終わらない」と判断し、タクシーに乗せ、ホテルに連れて行ったと説明している。しかし、伊藤の手記にあるタクシー運転手の証言を読むと、女性(伊藤)は運転手に「目黒駅へお願いします」と言い、駅の近くまで来ると男性(山口)が「都ホテルへ言ってくれ」と言った。女性は「その前に駅で降ろしてください」と告げると、男性は「まだ仕事の話があるから、何もしないから」と言ったという。伊藤の手記にあるこの第三者の証言について、山口は言及していない。

 山口は今件を問題視する発言や記事を書いた書き手を「自称ジャーナリスト」と称したが、これもまた、そのままお返ししたくなる。ジャーナリストの弁明として、あまりにも稚拙だ。

 「彼女が(タクシーで)ゲロ吐くわけですよ。それでホテルに行ってですね、ゲロ吐いたから少しはまあ落ち着いて歩いてですね、荷物持ってですね、彼の部屋にいく、そこでまたいきなり吐くんですよ。部屋中に、あとトイレに。で、そんな人をさ、強姦しようと思う? 普通。いやー、気持ち悪いですよ」

(花田紀凱「月刊Hanada編集長の『週刊誌欠席裁判』」2017年10月23日公開)


 この手記を載せた『月刊Hanada』の編集長・花田紀凱がYouTubeチャンネルを設けており、その場で山口の潔白を訴えていた。その主張が、上記にあるような、ゲロを吐くような女性を強姦しようと思うわけがない、である。言わずもがな、主張、と言えるほどのものではない。山口は手記に、そこら中に吐いた伊藤について、「私はあなたのあまりの痴態に怒り呆れました」と記しているが、そもそも、伊藤の手記では、ホテルのハウスキーパーの記録に「ホテルの部屋に吐しゃ物があったという記録はみつからなかった」と、吐いた行為自体が確認されていなかった、とある。

 花田は上記のように山口をかばったが、しかし伊藤ではなく、山口自身も性交したことを否定していない。「痴態に怒り呆れ」たくせに、性交に及んでいる。山口の手記では、性交に及ぶ様子については、「ここから先、何が起きたかは、敢えて触れないことにします。あなたの行動や態度を詳述することは、あなたを傷つけることになるからです」と、人情派気取りの筆致で逃れようとしている。それもそのはず、山口は伊藤とのメールのなかで、性交に及んだことを認めているから、詳述できないのである。

 伊藤の手記には「あなたのような素敵な女性が半裸でベッドに入ってきて、そういうことになってしまった」と山口から送られてきたメールが載っている。このメールは伊藤の手記が発売される前の週刊誌報道の時点で散々報道されている。花田は山口をかばうならばもっと他の方法を考えるべきだっただろうが、あろうことか、ゲロを吐いた女なんて強姦しないよね、を理由にしている。山口は性行為に及んだことを否定できていない。

 避妊具なしで性行為に及び、妊娠の恐怖におびえる伊藤に出したメールが、「精子の活動が著しく低調だという病気です」である。つまり、避妊具なしで性交したことも否定していない。「そんな人をさ、強姦しようと思う? 普通。いやー、気持ち悪いですよ」という花田の答弁は、もしも山口を支えようとしているならば、質が悪すぎる。

 このYouTubeチャンネルでは、「デートレイプドラッグ」を混入された可能性を記した伊藤の指摘を糺弾しているが、その話をした後、花田と、トークの相手であるオンザボード代表・和田憲治(数多くの右派系言論チャンネルを運営)と、このようなやりとりをしている。そのまま書き起こす。

和田「(読者から)絶対買うわ、というふうに(コメントがきている)。……どっちのことなのか(笑)。薬のことなのか、『月刊Hanada』の来月号のことなのかわからないですけど、絶対買うわ、と」

花田「雑誌でしょうね(笑)」

(両者大笑い。スタッフも大笑い。)

和田「……書き込みがありました」

花田「ネットでしか買えないんだ、それは。それは一般に売ってないから」

 ただただ呆れる。伊藤の切なる訴えが総じて虚偽だと訴えるならば、それだけの情報を並べ、ひとつずつ細かく虚偽であると指摘し、(彼らなりの)真実を提示するべきではないのか。もちろん、そんなものを提示できないからこそ茶化して嘲笑するという選択肢にすがっているわけだが、本人だけではなく、雑誌を編纂する側までこうやって訴えを潰していることが、一応、同じ出版の世界で生息している人間として、とてつもなく恥ずかしい。

 山口も、彼を支援する人達も、事件が忘れられていくことを待ちこがれている。だからこそ彼らは事件の詳細を語るのではなく、茶化すことに専念する。ならば、繰り返し指摘する必要がある。山口の手記は、何の弁明にもなっていない。少なくとも、伊藤がそうしたように、記者会見に臨むべきだ。自分をかばってくれる雑誌と、なかばプライベート空間のFacebookのみで反論する人間を「ジャーナリスト」とは呼べない。


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I am not Abe.   集中審議で浮き彫り “加計ありき”認可  だから加計隠し解散したの

2017-11-17 | 日記




 世界に対し、安倍首相がやっていることが本当の日本の姿じゃないと思い、 『 I am not Abe、 』 と声をあげる、Yuriko Maeharaも追加だな。



   2017年都議選票前日の7月1日、安倍首相の「ホームグラウンド」とも言われているJR秋葉原駅前で、安倍首相は都議選初の街頭演説を行った。同駅前には日の丸の小旗を振る自民党の支援者が集まったが、聴衆の一部からは「安倍辞めろ」「安倍帰れ」などのコールが発生。声は次第に広がり日の丸の小旗を持った人達も「帰れ」「帰れ」とコールした、これに対して首相は「人の演説を邪魔するような行為を自民党は絶対にしない」と怒りを露わにした。いつも国会で率先してヤジを飛ばしているのに! 
   
そして聴衆を指差しながら一際大声で言い放ったのが
   「こんな人たちに負けるわけにはいかない」




  2017年2月17日の衆議院予算委員会において、「私や妻が関係していたということになれば、まさにこれは、もう私は総理大臣も、そりゃもう、間違いなく総理大臣も国会議員も辞めるということは、はっきりと申し上げておきたい」


  14年の選挙の時は『来年10月の引き上げを18カ月延期し、そして18カ月後、さらに延期するのではないかといった声があります。再び延期することはない。ここで皆さんにはっきりとそう断言いたします。平成29年4月の引き上げについては、景気判断条項を付すことなく確実に実施いたします。3年間、3本の矢をさらに前に進めることにより、必ずやその経済状況をつくり出すことができる。私はそう決意しています。』 と言っていた。


  元官僚の古賀茂明氏は氏の著書「国家の暴走」に安倍首相の事を
  「この人物は、いとも簡単に、しかも堂々と、嘘をつける人間なのだ。」 と書いている。


 安倍政権が進めるアメリカのためのTPP批准に反対します。


  忘れていませんよ、12年の選挙時に貼られたポスター、どうなっているでしょう。
  言っている事とやっていることがさかさま。安倍自民は単にアメリカの隷属政党。

  「日本を耕す自民党」と言うのは外資に対し日本から搾取しやすいようにする。事か?
  「ウソつかない。」自体が嘘



  TPP、ISD条項で日本の国家主権は破壊されコングロマリットの餌食に
  

  農業だけじゃないよ、食料、医療、特許、環境、労働、投資、衛生植物検疫、越境サービス など21分野

  自民党が2012年暮れの衆議院選挙で公約したTPPに関して、自民党のウェッブをチェックしよう。

   
 拡大すると
   



 安倍政権の進めるアメリカのための戦争法施行および帝国憲法への改憲に反対します。



 〈あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。世界によって自分が変えられないようにするためである〉ガンジー

 〈一番こわいものはテロリストでも大不況でもなく、いつの間にか私たちがいろいろなことに疑問を持つのをやめ、気づいた時には声すら自由に出せない社会が作られてしまうことの方かもしれません〉アメリカで医療破産したある女性(堤未果、ルポ貧困大国アメリカⅡより)




 11/17(金)

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集中審議で浮き彫り “加計ありき”認可プロセスのデタラメ  【日刊ゲンダイ】

 安倍首相が国会から逃げ回るわけだ。加計学園の獣医学部新設計画の認可を受け、15日に開かれた衆院文科委員会の集中審議は文字通りグダグダ。改めて浮き彫りになったのが、「加計ありき」で猛然と進められたデタラメ認可プロセスだ。

 野党側の質問が集中したのは、疑惑の端緒である国家戦略特区で、事業者に加計が認められた経緯だ。獣医学部新設には ①新分野のニーズ ②既存大学で対応できない ③教授陣・施設の充実 ④獣医師の需給バランスに悪影響を与えない――という「石破4条件」を満たすことが不可欠だからだ。林文科相に認可を答申したとはいえ、大学設置・学校法人審議会(設置審)の審議が紛糾したのも、4条件をクリアしていないという意見が多勢を占めていたからだった。

 答弁に立った林文科相は特区の所管は内閣府だと早々に防衛線を張り、「設置審では特区構想との整合性について審査する役割を有していない」と逃げ口上。立憲民主の逢坂誠二議員から「4条件がクリアされたとは全く思えない。(特区指定は)どういう事実に基づき誰がどう判断したのか」と追及された内閣府の長坂康正政務官はシドロモドロ。言葉に窮してたびたび審議を中断させ、「4条件に異論がない中での議論だった」などと意味不明な答弁を繰り返した。

 元文科省審議官の寺脇研氏(京都造形芸術大教授)は言う。

 「特区による獣医学部新設そのものが“加計ありき”で始まり、プロセスを積み上げずに突破したものだから、説明材料となる記録もないということなのでしょう。それにしても、ブザマな国会審議だった。質問に立った自民党の義家前文科副大臣なんか、前川喜平前文科次官への批判に時間を費やしていましたからね。大モメして野党から分捕った質問時間を個人攻撃に使うなんて、ちょっと信じられない感覚です」

■損害賠償なんて論外

 一方、認可答申に二の足を踏んだ設置審の背中を押したのは、内閣府の事務方がチラつかせた「加計からの損害賠償訴訟」のようだ。民主党政権時代に田中真紀子元文科相が大学新設の不認可に動いたが、賠償請求が持ち上がって頓挫。しかし、「把握している限り、不認可による損害を請求された事例はありません」(文科省大学設置室)という。

 行政訴訟に詳しい湯川二朗弁護士はこう言う。

 「学校法人側による賠償請求が認められるのは、明らかな国側の過失で計画通りに開校できなくなった場合や、学生の入学手続き後に認可を取り消され、損失が発生したケースでしょう」

 であれば、加計学園は論外だ。認可前の学生募集はアウトだし、すでに完成間近の校舎建設についても林文科相は「一般的に自己責任」と答弁していた。「加計問題は疑惑の核心である安倍首相と“腹心の友”と呼ぶ加計孝太郎理事長を国会に引っ張り出さなければ、真相究明はあり得ません」(寺脇研氏)

 逃げ得は許されない。
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 韓国留学生に対し寮費無料、生活費の支援などのうわさがあるがそれだったら日本人に対してもそれはやって頂けるんですね、と言う事だ。
 あまりにもでたらめな話、シンゾウが何とかしてくれるから?ぬいぐるみでシュミレーション?国際的な先進技術がぬいぐるみによる手術の実習、そんな事で獣医師の国家試験通るの?
 


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加計問題審議は中断12回…“迷答弁”内閣府政務官の正体  【日刊ゲンダイ】

 「迷」答弁にもほどがある。15日の衆院文科委員会での「加計学園」問題の集中審議。ひときわ目立ったのが、内閣府の長坂康正大臣政務官だ。

 特区を所管する立場だけに「丁寧な」答弁をするのかと思いきや、事前通告してある質問に、まるで答えられず“迷走”したのだ。

 立憲民主の逢坂誠二衆院議員から、獣医学部新設の際に閣議決定された「石破4条件」について質問されると、長坂氏は書類をボー読みし、内閣府の事務方と幾度となく「ヒソヒソ」。答弁に立った約50分間のうち、何度も答えにフン詰まり、「オタオタ」。12回も審議が止まった結果、速記停止は計7分にも及んだ。野党側から「答弁がヒドイ!」とヤジが飛ぶ中、冨岡勉委員長には「大丈夫? 答えられる?」と声をかけられる始末だった。

■この人も“魔の3回生”

 質疑の終わりで逢坂議員は「事務方に聞いても分からないから政治家を呼んだのに、今日は何にも答弁できないじゃないか」と語気を強めたが、そもそも、この“迷弁士”は何者なのか。

 「青山学院大を卒業後、海部俊樹元首相の秘書を10年以上務めていました。愛知県議を経て、2012年に海部元首相の地盤を継いで初当選。14年、17年も当選を重ねた“魔の3回生”です」(永田町関係者)

 師匠の海部元首相といえば、早大雄弁会で鳴らした弁士だ。海部語録には「自分の言葉にこだわり、演説や答弁では原稿を読まない主義を貫きました。言葉に命が宿らないからです」とある。弟子の長坂氏にとっては耳が痛い……。
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 そりゃ答弁できんだろう、しかし官僚はあの手この手の答弁文書で支えるんだね、すごい。
 


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進む民進の「ゆ」党化  【日刊スポーツ】

 ★加計学園疑惑の追及があった15日の衆院文科委員会。さして新しい材料もなく、選挙前から続く野党の追及は選挙後、国民が疑惑アリとにらんでいるものの追い込めなかった力不足を露呈した。旧民進党の森友・加計学園疑惑追及チームは選挙後、立憲、希望、民進の3党に分かれてしまい、総合的な攻撃力はなくなった。加えて参院で野党第1党を務める民進党は衆院と連動せず、参院文科委員会は来月7日に先送りされる見通しとなり追及は腰砕けだ。

 ★しかし、それだけ見ても民進は与党化、または「ゆ」党化し始めているとも言え、与党を追い込もうという野党の気概は消滅しつつある。希望の党も都知事・小池百合子が共同代表を辞任しても、同党代表・玉木雄一郎はその与党化のスピリッツは失わず、野党の足を引っ張ることだろう。このままでは希望の党や民進党は維新と同じ野党の枠組みから外すべきという声も出てくるだろう。

 ★「前民進党代表・前原誠司が衆院選で民進の公認を得ていたが、党分裂により無所属で出馬し落選した全国13人の候補者に対する慰労会で『次の選挙に向けてこの13人に対しては優先的に民進党としてバックアップするように大塚代表に約束を取り付けている』と説明した」(民進党落選候補者)。小池を失い、立憲民主党に追い込まれていると世間では思われている希望の党だが、民進党代表・大塚耕平は前原と気脈を通じ落選議員の一本釣りをはじめ野党主流派をめざし、立憲を駆逐しようと画策している。

 ★「希望や民進の動きは承知しているが、立憲は経済力で大きく後れを取っている」(立憲民主党関係者)。野党共闘より民進文化を理解する者同士の抱え込み合戦のスタートだ。
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 いくら民進が落選議員を抱え込もうとしても一部しか通らないだろうし前原のバックアップを期待するなんてナンセンスもほどがる、絶望の党だね。
 


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【衆院選2017・緊急事態条項】自民党の選挙公約にある「緊急事態対応」は「ナチスの手口」だ!  【IWJ】

【衆院選2017・緊急事態条項】自民党の選挙公約にある「緊急事態対応」は「ナチスの手口」だ!?社民党・福島みずほ参院議員「基本的人権の制約がアウシュビッツにいたった」 2017.10.19

 2017年秋の衆院選選挙公約に自民党は憲法改正を盛り込み、自衛隊の明記・教育の無償化・参議院の合区解消と並んで「緊急事態対応」を4項目の一つに設けた。「緊急事態対応」とは選挙向けに急いであつらえた名称だが、紛れもなく「緊急事態条項」のことである。その実体は2012年の自民党の憲法改正草案第9章の「緊急事態」と何ら変わらない。

 2017年10月2日、岩上安身のインタビューの中で社民党の福島みずほ参議院議員が緊急事態条項の法的諸問題を浮き彫りにした。福島議員は、「緊急事態条項の最大の問題は国会の立法権を取り上げること」と指摘し、国家授権法によって全権力を掌握、基本的人権を停止させ、アウシュビッツでのホロコースト(ユダヤ人大虐殺)をもたらしたナチ・ドイツを引き合いに出し、その危険性を説明した。

 また、岩上が「東日本で、大変な津波が来ました、という時に関西や九州で、人権停止をしなきゃいけないですか? 自民党のやろうとしている緊急事態発議はそういうことですよね」と疑問を投げかけ、与党が「災害」を口実に緊急事態条項の新設を急ぐ欺瞞をあぶり出した。

 さらに、2人は戒厳令と緊急事態条項を比較して、戒厳令が空間的・時間的な制約があるのに対して、緊急事態条項にはいっさいの制限がなく、一度発令されると、永久に独裁体制が固定してしまうという危険な性格に触れている。

 この猛毒のような緊急事態条項を、目立たないように、話題にならないように、こっそりと、今回の選挙公約に入れている自民党の真の目的とは何なのか。緊急事態条項は1938年制定の国家総動員法と非常によく似ている。国家総動員法の目的は国家国民の総力をあげての侵略戦争の遂行であり、その結果が、無残な敗戦だった。この緊急事態条項が、新しい侵略戦争を隠れた目的にしていないと、はたして断言できるだろうか。そして、その結果は前回の敗戦よりも遥かに深刻で凄惨な結末をもたらすのではないか。(IWJ編集部)

【自民党】衆議院選挙公約2017   

  
  
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 憲法の改正については選挙公約の最後のページの後ろから5行くらいに「自衛隊の明記、教育の無償化・充実強化、緊急事態対応、参議院の合区解消など4項目」と書いてあるだけでその明細は一切ない。
 一般人がこれを読んでも緊急事態対応(緊急事態条項)の意味は分からないであろう、そして自民が説明するときは自然災害や朝鮮半島有事を言い出すだろうから一般国民は必要じゃないかと思ってしまう。
 

 緊急事態条項で起こりうること、あるいはたくらんでいる事
 

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インド洋を巡り“トランプvs習近平”の覇権争いが始まった  【日刊ゲンダイ】
  日本経済一歩先の真相 エコニミスト高橋乗宣氏

 トランプ米大統領が就任後初のアジア歴訪の長旅を終え、帰国した。日本を皮切りに、韓国、中国、ベトナム、フィリピンと10日間にわたって東アジア・西太平洋諸国を相次いで訪れ、APECやASEAN首脳会議にも出席。各国の首脳と北朝鮮問題への対応を取りつけながら、握手して回った。

 なかでも世界の注目を浴びたのが米中首脳会談だ。習近平国家主席は5年に1度の党大会を終え、2期目に入って独裁体制を固めたばかり。トランプ大統領とのトップ会談でも、うまく立ち回ったように見えた。

 その後、フィリピンで安倍首相とトランプ大統領は合流。ターンブル豪首相を交えた会談後に飛び出したのが、「自由で開かれたインド太平洋戦略」である。

 安倍首相は「インド太平洋地域の自由で開かれた秩序を維持・強化し、緊密に連携したい」と語ったが、太平洋地域はともかく、日本のトップがインド洋にまで手を広げて「秩序の維持」に言及するのは珍しい。明らかに習主席が打ち出した「一帯一路」構想を意識した発言である。

 陸路で中国から中央アジアを経て欧州へ続くシルクロード経済ベルトを「一帯」、南シナ海からインド洋を経て欧州へ向かう海上シルクロードを「一路」とする。習主席にはインフラ投資などを通じて中国圏を世界に広げる狙いがある。

 安倍首相の発言は、米国の威光をカサに着て、「自由で開かれた秩序」と称してインド洋にまで日本の影響力を及ぼす意向をあらわにしたものだ。インド洋を巡って火花を散らす構図からは、新たな世界の覇権争いが始まったことを感じさせる。すなわち「インド太平洋戦略」を打ち出すトランプ一派と、「一帯一路構想」を掲げる習近平派による争いだ。

 トランプ大統領がそのテコとして位置づけるのが、北朝鮮問題だ。今回のアジア歴訪でも、中国が問題解決に協力しなければ、米国が「軍事オプション」に打って出ることをチラつかせ、西太平洋からインド洋諸国とシェークハンドを繰り返した。

 その北朝鮮では、優秀なエリートが板門店から脱北し、9月15日に長距離弾道ミサイルを発射して以降、2カ月にわたり軍事的挑発を凍結している。瓦解が始まっているようにも思えるが、不気味な沈黙が何を意味するのかは分からない。

 いずれにしろ、21世紀の新たな覇権争いが、経済的な開発競争にとどまることを強く願う。軍事的な争いに発展しないためにも、日本の立場は重要となる。先進開発国として中国の「一帯一路」にも協力しながら、インド洋から平和裏に経済発展の流れを生み出して欲しい。
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 北の沈黙はアメリカの言った60日間の沈黙ではないか、アメリカの提案に北が答えたんだから話を進めるべきはアメリカの番になったと言う事だ。
 
 

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原電 廃炉資金が大幅不足 原発建設費に流用  【朝日新聞】

 原発専業会社の日本原子力発電(原電)が、廃炉のために準備しておくべきお金を流用し、残高が大幅に不足している。原電が保有する原発4基のうち、東海第二(茨城県、停止中)は来年11月に運転開始40年を迎え、敦賀原発2号機(福井県、同)は建屋下に活断層が走っている可能性が指摘される。これらの原発が廃炉の判断を迫られても、作業に必要な費用を賄えない可能性がある。

 原電は近く、東海第二の運転を最長60年に延長できるよう原子力規制委員会に申請する方針だが、廃炉にするにもその資金を確保できないことも背景にある。

 経済産業省の省令では、原発事業者は保有する原発の廃炉費用を見積もり、毎年、解体引当金の名目で積み立てるよう義務付けられている。ただ、積み立てたお金を一時的に別の用途に使うことは禁じていない。

 原電の場合、廃炉作業中の東海原発、敦賀原発1号機を含む4基の廃炉にあてるため、総額1800億円前後の解体引当金がある計算だが、「大半を流用してしまった」(関係者)という。

 複数の関係者によると、東京電力福島第一原発事故の前、原電は解体引当金を敦賀3、4号機(建設中)の建設費に流用することを決めた。金融機関からの借金を増やさない目的だったという。原発事故後、原電の全原発が停止して資金繰りが厳しくなると、穴埋めする余裕はなくなり、流用′が続いた。原電は解体引当金をどの程度使ったかを明らかにしていない。 一方、緊急時にすぐに使える手元の現預金は3月末時点で187億円しかない。

 朝日新聞の取材に原電は「解体引当金に相当する資金の運用については、各事業の現状や将来の見通しを踏まえながら、適切に判断している」として、流用は問題ないとしている。ただ、電力自由化によって電力会社の突然の破綻が起ぎうる時代に入り、解体引当金の流用を規制するようルールの見直しが必要との意見は経産省内からも出ている。

 金融機関は、原電の全原発が止まっている状況では、新たな融資はしない姿勢だ。規制委が東海第二の再稼働や運転延長を認めない場合、資金繰りが行き詰まり、原電は廃炉資金を調達できなくなる。逆に再稼働が認められても、原電は1700億円超の安全対策費を調達する必要があり、廃炉資金を穴埋めする余力は乏しい。
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 デタラメだらけ、こんな会社に原発のような危険な物を運転させといていいの?事故が起っても当事者能力はまったくないだろう。


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狂気に走る週刊文春 狂気に走った週刊文春 恐怖で怯える週刊文春  【阿修羅】

 小林よしのりVS週刊文春の戦争は、わしの完全勝利である!
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 小林よしのり氏のブログから阿修羅がまとめている物、まとまって読める。
  

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首相「対北で具体的行動」 所信表明 政治不信には触れず  【東京新聞】

 安倍晋三首相は十七日午後の衆院本会議で所信表明演説を行った。北朝鮮問題で「あらゆる事態に備え、強固な日米同盟の下、具体的行動をとっていく」と核・ミサイル開発の放棄や日本人拉致問題の解決に向け圧力を強める姿勢を強調。改憲については、与野党の枠を超えた建設的な政策論議を訴え、野党に参加を促す。 (横山大輔)

 首相や周辺の関与が指摘される森友・加計問題や政治の信頼回復には触れない。

 首相は演説で北朝鮮問題を巡り、今月来日したトランプ米大統領やアジア歴訪で会談したロシアのプーチン大統領、中国の習近平(しゅうきんぺい)国家主席ら各国首脳との間で「緊密な協力を確認した」と説明。「ミサイル防衛体制をはじめとする防衛力を強化する」と打ち出す。今年一月の施政方針演説では、有事に備えた防衛力整備には言及しなかった。

 改憲については「困難な課題に答えを出していく努力の中で、憲法改正の議論も前に進むことができると確信している」と意欲を示す。

 首相は北朝鮮問題と並び少子高齢化を「国難」と位置付けており、衆院選で自民党が公約した二〇二〇年度までに三~五歳のすべての幼児教育・保育を無償化し、ゼロ~二歳も所得の低い世帯の無償化を実現させる考えを表明する。待機児童解消を目指す決意も示し、三十二万人分の新たな保育の受け皿整備や、一九年十月に予定する消費税率10%への引き上げの増収分を、子育て支援に振り向ける方針をあらためて説明する。

 経済政策では、米国を除く十一カ国による環太平洋連携協定(TPP)の早期発効を目指すと強調。欧州連合(EU)と大枠合意した経済連携協定(EPA)を「新しい(成長の)エンジン」と評価する。

 首相は衆院に続いて参院本会議でも演説する。今回の演説は、所信表明では安倍政権で最も少ない約三千五百字。平成になってからは、〇五年の小泉純一郎首相の約三千二百字に次ぐ短さ。演説に対する衆参両院の各党代表質問は二十~二十二日に行われる予定。

短い演説 戦略なく

<解説> 安倍晋三首相は所信表明演説で、先の衆院選の結果は「国民の意思」であり、政権は「国民の信任」を得たと強調する。自民党は単独過半数を獲得し、公明党と合わせた与党では三分の二を超える議席を確保。「安定した政権基盤の下で、政策をひたすらに実行せよというのが、国民の意思だ」と自信をのぞかせる。

 それなのに演説は短い。二〇二〇年度までの待機児童解消など衆院選で公約した数値目標は取り上げるが、ほかは政策項目の羅列にとどまる。

 改憲への言及は、野党に議論への参加を促す一言だけで自民党総裁として示した自衛隊の存在を明記する案や目標時期に触れない。核・ミサイル開発を続ける北朝鮮については真っ先に説明するものの、圧力強化の先にどんな戦略を描いているかは語らない。東京電力福島第一原発の廃炉をどう進め被災地の暮らしをどう立て直すのかも見えない。

 政府関係者は、今国会は提出法案が少なく、会期も十二月九日までのため演説が簡素になったと指摘。詳しい説明は来年一月の通常国会で、一年間の政権運営方針を語る施政方針演説で行うと見通す。

 だが、有権者は衆院選で政権にすべてを白紙委任したわけではない。与野党を問わず、国会議員も「国民の信任」を得て当選した国民の代表だ。首相には国会で一つ一つの政策を丁寧に語り、具体的な道筋を示す責務がある。
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 すかすかの内容、何を考えているのか、この人本当に首相?


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水陸機動団配備明言せず 防衛相、共同使用は推進方針  【琉球新報】

【東京】小野寺五典防衛相は17日の閣議後会見で、在沖米軍トップのニコルソン四軍調整官が陸上自衛隊が新編する「日本版海兵隊」の水陸機動団が県内に配備されるとの認識を示したことに対し「長崎県に2個連隊を新編することは決まっているが、3個連隊目を設置するかは決まっていない」と述べるにとどめた。

 ニコルソン氏はキャンプ・ハンセンやシュワブを共同使用することを想定した。小野寺氏は在沖米軍基地の共同使用については「キャンプ・シュワブとは限らず、全体としての共同使用は必要だ」と共同使用を進めるべきだと主張した。

 どの施設を共同使用すべきかは明言しなかった。

 日米両政府は8月、外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)の共同発表で、南西諸島を含めた自衛隊の態勢を強化するため、基地の共同使用促進を再確認している。
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 日本版海兵隊(マリーン)、そんなもん置かれたら攻撃第一目標にされてしまう、地元の反発必至、だから明言しなかったんだろう、米軍との間には約束しているんだろうが。
  







 Twitterコーナー、ご参考に

 慶應義塾大学経済学部の金子勝教授のツイッター

 元外務省国際情報局局長の孫崎享氏のツイッター

 自由党の 小沢一郎事務所のツイッター

 社民党参議院議員 福島みずほ氏のツイッター

 東京新聞 政治部のツイッター

 東京新聞 ほっとwebのツイッター

 市民連合のツイッター

 関西市民連合のツイッター

 SADL大阪のツイッター

 上智大学 中野晃一教授のツイッター

 法政大学法学部 山口二郎教授のツイッター


 その他、こちらもどうぞ 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 





 



昨日の神戸
 最低気温   9.0度(06:15) 前日差-0.8度)
 最高気温  14.0度(13:20) 前日差-2.7度)

  今朝の神戸最低気温   7.2度 (05:29)  12月上旬並み 平年より3.1度低かった(今季最低)
   、

今日の神戸の
   日の出     6時35分 (昨日 6時34分)
   日の入り   16時53分 (昨日16時54分)

       日の出は昨日より一分遅く、日の入りは昨日より一分早くなった
   
       

 北海道の東にあった低気圧は北へ移動、朝鮮半島に西岸にあった高気圧が東北の東海岸の沖に、低気圧が朝鮮半島へ、全国的に晴れだが中国から前線が迫り九州地方から雨に。
     
          
 明日の朝、朝鮮半島の低気圧は北海道へ、中国からの前線は南沿岸沿いに東へ、雨雲が西から東へと移動し西から晴れていく予報
     
     

 今朝は晴れ、起きるのが少し遅かった、結露無し、気温は低め、湿度が低くなった、朝リビングが18度だったので暖房を入れた、昼間は太陽で温室、ありがたい。
 今日の神戸の最高気温は13.4度、昨日より0.6度低く、平年より3.4度低かった、だんだん下がっていく。
 明日は晴れ、朝の最低気温は 8.1度、最高気温は14.1度、午後の最低気温は 8.3度の予報。







三上智恵の沖縄撮影日記 第76回:弾薬庫・十五夜・選挙

2017-11-17 | いろいろ

より

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弾薬庫・十五夜・選挙~宮古自衛隊問題続報~(三上智恵)


 9月頭、弾薬庫の場所が絞られたという情報が入った。宮古島の人々が最も懸念している、陸上自衛隊ミサイル基地部隊の核ともいえる弾薬庫。有事には真っ先に標的になり、事故があれば死傷者がでて、そして将来的には核兵器さえ持ち込まれかねない弾薬庫だ。

 それは、宮古島の中心街から最も遠い南東の保良集落にある採石場「保良鉱山」だった。場所は、宮古島観光に来た人の大半が訪れる景勝地「東平安名崎」の付け根にあるといえばわかるだろうか。今回はドローンを使って場所を説明しているので動画を見てほしい。なんせ、水脈から外れているし、過疎地だし、地権者が絞られていて、しかも鉱山の所有者の一族には自衛隊協力会のメンバーがいるということで、これはどうやら詰まれてしまった感がある。

 さっそく、現地に撮影に行く。案内は、ミサイル基地に反対する元県議会議員で市長候補でもあった奥平一夫さん。10月22日の宮古島市議会議員選挙では自衛隊反対派を何人通せるかが勝負。そんな選挙を控えた超多忙の中、快諾してくださった。現場で、保良出身で市議選の候補者である下地博盛さんと合流。静かで穏やかな物腰の紳士だが、瞳の奥にやり場のない怒りと深い憂いを湛えていた。それはそうだろう。彼が生まれ育った静かな集落のすぐ横に、自衛隊の弾薬庫が来る。彼の家からはなんと150mほどしか離れていないというから、それは生活環境が激変する一大事だ。

 「立候補は前から決めていたが、地元が自衛隊候補地になってしまって自分の選挙どころではなくなった。これで余計に負けるわけにはいかなくなった」と苦しい表情を浮かべた。

 現地に立ってみて、山ひとつ分下くらいにえぐられている地形と、そのスケールに圧倒された。すでに掘り込まれているわけだから、地下施設を作るにはもってこいだ。しかも琉球石灰岩で掘削しやすいという。平坦な宮古島では横穴が掘れる場所はとても貴重だ。ほかにも、旧予定地の大福牧場の設計図には実弾射撃場があったから、それもこちらに来るのだろう。司令部や、燃料や武器・弾薬を備蓄する施設なども地下に作ると相場が決まってるというから、ここならあとは横に掘り進むだけ。首里の司令部壕のように縦横無尽な横穴が、この鉱山跡に掘られるさまが頭に浮かんでくらくらした。リアルすぎる悪夢だ。

 「そんなものを造られたら、集落の発展もあり得ない。地域は衰弱・衰亡してしまう」。そう焦りを口にするのは下地博盛さんだけではない。保良を歩いて、住民がいかに困惑しているか、当然だが痛いほどわかった。しかし、小さな地域である。みんなカメラは勘弁してほしいという。選挙前で、めったなことを言えないというピリピリした空気が伝わる。そんな中でようやく協力していただいた男性も吐き捨てるように言った。

 「弾薬庫ができたら、ここの発展性はないです、永遠に。我々は戦争体験者ですからね。ああ、またか、また犠牲になるのかと。結局アメリカの植民地ですよね? 軍事的にはね」

 戦争中、米軍が上陸しなかった宮古島は、さほど大きな被害がなかったかのように思われがちだがとんでもない。宮古島には3つも飛行場が造られていたので、1944年の10・10空襲から徹底的に飛行場が狙われて激しい空爆が繰り返され、平良(ひらら)市街地は壊滅状態になった。耕作地が日本軍に奪われ、労働力も軍にとられて収穫ができなくなり、すぐに島は自給困難に陥った。

 当時、米軍の上陸が想定された宮古島には3万もの日本軍がひしめいていた。今の島の人口がおよそ5万5000人であるから、どれだけ多いかわかるだろう。補給も絶たれた戦時下でたちまち食料が底をつき、餓死者がでて、栄養失調でマラリアが蔓延し、島は地獄と化した。平和の礎に刻まれた戦死者の数はおよそ3300人余だが、実数はとてもそんな数では収まらないといわれている。

 「宮古島があそこまで攻撃を受けたのは、3つも飛行場があったからです。沖縄本島を包囲している米軍の艦隊に後ろから攻撃を受けてはたまらないから」

 上陸しなくても、敵軍は前に進むなら相手の軍施設は徹底的に叩いてから行く。それは戦争の初歩だ。博盛さんは沖縄戦と同じ轍を踏むことだけは避けたいと、言葉をつづけた。

 「慶良間諸島の強制集団死(集団自決)、あれだってそうでしょう。離島の住民は逃げ場を失った。でも捕虜にはなれない。日本軍が捕虜にさせなかった。軍の機密を知ってるからです。子どもまでも。だから結局兵隊と一緒に死ななければならなかった」

 集団自決も、スパイ虐殺も、そしてマラリア地獄も、この沖縄戦の三大悲劇はいずれも軍事情報を持った住民を生きたまま敵の手に渡さないために、軍機保護法を背景に軍が組織としてやったことだ。住民の命よりも軍機保持を優先した結果の「処置」であり、組織犯罪だと私は思う。離島で軍隊とともに生活をする場合、知るつもりなどなくても軍機に通じてしまう。平時はよくても、有事にはまた住民らが「生きていたら不都合な存在」にされる。

 軍隊と同居するリスクは、何も敵からの攻撃を受けることだけではない。味方であるはずの友軍によって生命の危機に陥っていったあの沖縄戦の教訓を、自衛隊組織の拡大を受け入れようとする沖縄県は思い出すべきだという博盛さんの指摘はもっともだ。今こそ宮古島には、彼のように歴史に学ぶ思慮深いリーダーが必要だと心から思った。

 もう一方の、自衛隊の隊舎などを建設予定の赤字経営のゴルフ場、千代田カントリーでは用地取得の契約まで話が進んでしまった。仮に10月末の市議選で反対派の候補が議席に食い込んでいったとしても、覆すのが難しい段階に入っていく。

 ここに陸自の基地ができると、野原(のばる)という集落は、すでにある空自の基地と東西から挟まれてしまう格好になる。集落の東の山には今、恐ろしい数のレーダー施設がそびえたち、電磁波もすさまじい。この上、西に建設される陸自部隊の宿舎そばのグラウンドがオスプレイの着陸場に化けたら、こんな怖いところに住む人はいなくなるだろう。

 野原の平良区長は、ただでさえ人口が減っているのに集落が廃れていくのは目に見えていると肩を落とす。平良区長をはじめ野原集落の人々は、戦後は野原岳の米軍基地で働き、航空自衛隊になってからも何とか共存してきた歴史がある。

 「これまでずっと我慢もしてきた。それなのに、なんでまた集落の反対側に作るのか」

 既視感がある。これまでずっとキャンプ・シュワブと共存してきたのに、海まで埋めるのか。そう唇をかんで座り込みを始めた辺野古のお年寄りの皆さんの言葉が重なる。

 「基地はがん細胞と同じ。一つできたら、転移していく」。そう言った先輩の言葉を思い出す。

 四つの班に分かれている野原集落は、少人数ながら結束も固く、古い民俗行事がいくつもある文化的にとても豊かな地域だ。国の重要無形民俗文化財にも指定されている「サティパロウ(里払い)」という虫払いの行事には、あのパーントゥの面も登場する。そして十五夜に行われる「マストリャー」、どちらも毎回沖縄県内ではテレビ取材が必ず来るほど有名な祭りで、宮古島市無形民俗文化財である。一つの集落に二つも民俗文化財があるのだから、土地と人の和を保ちながら丁寧に生きてきた野原の歴史が偲ばれる。

 今年のマストリャーは、基地建設で騒がしくなる前の、最後のおごそかな祭りになるかもしれないと思い、記録しに行った。「マストリャー」とは「桝をとる家」、つまり桝を使って年貢の穀物を検分する場所を指す。宮古・八重山の島々を苦しめた悪税・人頭税を収め終わった農民たちはこの日、重責から解放され、その場所で気が狂ったように夜通し踊ったことから、農民がお互いの労をねぎらい、また来る年の豊作を祈る行事として定着したという。

 徹夜で踊った名残からか、9時からという集合時間になってもなかなか始まらない。各班ですでに飲んだり踊ったりしている男性陣は、すぐには集まらない。区長の再三のアナウンスの後、勿体つけるように4つの踊りの集団が鐘の音とともにセンターの庭に入場してきた。

 男性陣は、棒を使った勇壮な踊りで、時に奇声を発し、何かを威嚇するような所作が目を引く。この型は「南ヌ島(フェーヌシマ)」という類型で、南方から漂着した原始的な人々の呪術的な踊りを再現したのがルーツといわれている。棒術は5人一組で息の合ったところを披露する。豪快で雄々しい野原の男たちは、この日はいつにもまして男前だ。

 続く女性陣の巻踊りは、揃って扇を揺らす手がなまめかしい。また竹を鳴らす手が月夜に映えて美しい。男性の後ろから進んでいき、最後は輪になって宮古島独特の「クイチャー(雨ごい)」スタイルになって一体感を増していく。

 野原生まれの上里清美さんは、このコラムでも紹介したことがあるが、真っ先に自衛隊ミサイル部隊が来ることに反対の声を上げた女性の一人である。ほかの集落に嫁いではいるが、年に一度、十五夜には故郷のマストリャーに参加している。前日のリハーサルにお邪魔すると、反対運動の現場にいる清美さんとはまるで違って、穏やかな表情で踊る清美さんがいた。祭りでは、厳かな気持ちになると話してくれた。

 「月が私たちを照らしているねえ。先祖からずっと、私に連なる人たちも、ここでこうして踊っていたはずねえ、と思うと、厳かな気持ちになるわけ」。少女のように高揚した表情だ。

 「野原は変わらない。変えてはいけない。賛成とか反対とか、分断されても一つの大事なものをみんなで守ってきたから。こうして自分たちをつないでいるものに、誇りを感じているから」。現場で眩しいほどのきらきらした目で語ってくれた清美さん。

 でも、私はこの場面を編集していて顔がくしゃくしゃになってしまった。数日前に、千代田カントリーの工事が始まってしまったこと。結局、止めきれなかったこと。この笑顔を守ってあげられなかったんだ。野原の誇りを、先祖から丁寧に紡いできた営みを、国防の二文字で握りつぶしていくあの暴力から救えなかったんだ。そんな思いがあふれ出てきた。

 二年前の春。私にとって大事な大事な宮古島の文化を、軍靴で踏み荒らすような真似は絶対にさせない。そう決心して宮古に通い、撮影して映画にして全国行脚もしてきた。これまで私は、沖縄本島で基地建設の予定地とされた場所が、どう頑張り、どう苦しみ、どう分断され、そして自然が壊されていくかを見てきた。1995年からずっと最前線で見て、記録し、警鐘を鳴らしてきた。なのに、高江も守れなかった。辺野古も工事が加速度的に進む。そして今度は野原の人たちの笑顔さえ、目の前で壊されていくというのか。そんなの、もう耐えられない。

 自衛隊が本当に島を守る役割で宮古島に入ってくるのか。個々の隊員がそのつもりでも、このままでは米軍の戦略の駒として日本の若者の命も、沖縄の土地も無益な戦争に差し出してしまいかねない。日本を初めて公式訪問するというのに、トランプ大統領は空軍が着るボンバージャケットで基地からやってきた。そして「北朝鮮のミサイルを打ち落とすべきだった。どうした、サムライ」と安倍首相をスカシて武器をじゃんじゃん買えと言った。

 武器をもって、アメリカの二軍としてアメリカの防波堤となれ。そうあからさまに言っているではないか。北朝鮮も中国も厄介だが、第一列島線の中でことを収めろ。韓国と日本はちゃんと役割を果たせ。こんな構図に取り込まれて日本のトップはどうやって日本国民を守れるというのだろう。少なくとも、今の政権がアメリカの言いなりで南西諸島に配置するミサイル部隊など、県民にとってろくなことにならないのは自明のことだ。

 しかし、自明ではなかった。宮古島市議選では、自衛隊問題で先頭を切って市長に切り込み、政府に乗り込んで、新人議員らしからぬ活躍をした石嶺香織さん、そして保良の運命をかけて選挙戦に臨んだ下地博盛さん、ともに議席を確保できなかった。島の安全を守るために自衛隊賛成、経済活性化のために自衛隊歓迎、という議員に票を入れた人の方が多いという現状は、自衛隊配備の本質が全く理解されていないというしかない。

 しかし、全体で見れば議員数が26人から24人に減ったのに対し、自衛隊反対の議員の議席は増えている。反対する議員の割合は1割から2割に、倍に増えているのだ。議席はとれなかったが、香織さんたちのこの2年間の活動が掘り起こした票も、全国に広げた波紋も小さくない。

 選挙後、千代田カントリーでは「基礎工事」「調査」の名のもとに建設工事が始まってしまったが、早速、旗をもって駆け付けた彼女たちの顔は、元通りの笑顔だった。

 「議員になるためではなくて、島の水を守るため。ミサイル基地を止めるために、私たちは活動してるんです」。楚南有香子さんはさわやかに笑う。そうか、今年1月までの彼女たちに戻っただけなんだ。しかも、かなりパワーアップして。編集機の前で泣いてる私なんかよりも、現場で躍動する彼女たちの方が数倍、困難を乗り越える才能を持っているようだ。





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