阪神間で暮らす-2

テレビを持たず、ラジオを聞きながら新聞を読んでます

I am not Abe.   集中審議で浮き彫り “加計ありき”認可  だから加計隠し解散したの

2017-11-17 | 日記




 世界に対し、安倍首相がやっていることが本当の日本の姿じゃないと思い、 『 I am not Abe、 』 と声をあげる、Yuriko Maeharaも追加だな。



   2017年都議選票前日の7月1日、安倍首相の「ホームグラウンド」とも言われているJR秋葉原駅前で、安倍首相は都議選初の街頭演説を行った。同駅前には日の丸の小旗を振る自民党の支援者が集まったが、聴衆の一部からは「安倍辞めろ」「安倍帰れ」などのコールが発生。声は次第に広がり日の丸の小旗を持った人達も「帰れ」「帰れ」とコールした、これに対して首相は「人の演説を邪魔するような行為を自民党は絶対にしない」と怒りを露わにした。いつも国会で率先してヤジを飛ばしているのに! 
   
そして聴衆を指差しながら一際大声で言い放ったのが
   「こんな人たちに負けるわけにはいかない」




  2017年2月17日の衆議院予算委員会において、「私や妻が関係していたということになれば、まさにこれは、もう私は総理大臣も、そりゃもう、間違いなく総理大臣も国会議員も辞めるということは、はっきりと申し上げておきたい」


  14年の選挙の時は『来年10月の引き上げを18カ月延期し、そして18カ月後、さらに延期するのではないかといった声があります。再び延期することはない。ここで皆さんにはっきりとそう断言いたします。平成29年4月の引き上げについては、景気判断条項を付すことなく確実に実施いたします。3年間、3本の矢をさらに前に進めることにより、必ずやその経済状況をつくり出すことができる。私はそう決意しています。』 と言っていた。


  元官僚の古賀茂明氏は氏の著書「国家の暴走」に安倍首相の事を
  「この人物は、いとも簡単に、しかも堂々と、嘘をつける人間なのだ。」 と書いている。


 安倍政権が進めるアメリカのためのTPP批准に反対します。


  忘れていませんよ、12年の選挙時に貼られたポスター、どうなっているでしょう。
  言っている事とやっていることがさかさま。安倍自民は単にアメリカの隷属政党。

  「日本を耕す自民党」と言うのは外資に対し日本から搾取しやすいようにする。事か?
  「ウソつかない。」自体が嘘



  TPP、ISD条項で日本の国家主権は破壊されコングロマリットの餌食に
  

  農業だけじゃないよ、食料、医療、特許、環境、労働、投資、衛生植物検疫、越境サービス など21分野

  自民党が2012年暮れの衆議院選挙で公約したTPPに関して、自民党のウェッブをチェックしよう。

   
 拡大すると
   



 安倍政権の進めるアメリカのための戦争法施行および帝国憲法への改憲に反対します。



 〈あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。世界によって自分が変えられないようにするためである〉ガンジー

 〈一番こわいものはテロリストでも大不況でもなく、いつの間にか私たちがいろいろなことに疑問を持つのをやめ、気づいた時には声すら自由に出せない社会が作られてしまうことの方かもしれません〉アメリカで医療破産したある女性(堤未果、ルポ貧困大国アメリカⅡより)




 11/17(金)

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集中審議で浮き彫り “加計ありき”認可プロセスのデタラメ  【日刊ゲンダイ】

 安倍首相が国会から逃げ回るわけだ。加計学園の獣医学部新設計画の認可を受け、15日に開かれた衆院文科委員会の集中審議は文字通りグダグダ。改めて浮き彫りになったのが、「加計ありき」で猛然と進められたデタラメ認可プロセスだ。

 野党側の質問が集中したのは、疑惑の端緒である国家戦略特区で、事業者に加計が認められた経緯だ。獣医学部新設には ①新分野のニーズ ②既存大学で対応できない ③教授陣・施設の充実 ④獣医師の需給バランスに悪影響を与えない――という「石破4条件」を満たすことが不可欠だからだ。林文科相に認可を答申したとはいえ、大学設置・学校法人審議会(設置審)の審議が紛糾したのも、4条件をクリアしていないという意見が多勢を占めていたからだった。

 答弁に立った林文科相は特区の所管は内閣府だと早々に防衛線を張り、「設置審では特区構想との整合性について審査する役割を有していない」と逃げ口上。立憲民主の逢坂誠二議員から「4条件がクリアされたとは全く思えない。(特区指定は)どういう事実に基づき誰がどう判断したのか」と追及された内閣府の長坂康正政務官はシドロモドロ。言葉に窮してたびたび審議を中断させ、「4条件に異論がない中での議論だった」などと意味不明な答弁を繰り返した。

 元文科省審議官の寺脇研氏(京都造形芸術大教授)は言う。

 「特区による獣医学部新設そのものが“加計ありき”で始まり、プロセスを積み上げずに突破したものだから、説明材料となる記録もないということなのでしょう。それにしても、ブザマな国会審議だった。質問に立った自民党の義家前文科副大臣なんか、前川喜平前文科次官への批判に時間を費やしていましたからね。大モメして野党から分捕った質問時間を個人攻撃に使うなんて、ちょっと信じられない感覚です」

■損害賠償なんて論外

 一方、認可答申に二の足を踏んだ設置審の背中を押したのは、内閣府の事務方がチラつかせた「加計からの損害賠償訴訟」のようだ。民主党政権時代に田中真紀子元文科相が大学新設の不認可に動いたが、賠償請求が持ち上がって頓挫。しかし、「把握している限り、不認可による損害を請求された事例はありません」(文科省大学設置室)という。

 行政訴訟に詳しい湯川二朗弁護士はこう言う。

 「学校法人側による賠償請求が認められるのは、明らかな国側の過失で計画通りに開校できなくなった場合や、学生の入学手続き後に認可を取り消され、損失が発生したケースでしょう」

 であれば、加計学園は論外だ。認可前の学生募集はアウトだし、すでに完成間近の校舎建設についても林文科相は「一般的に自己責任」と答弁していた。「加計問題は疑惑の核心である安倍首相と“腹心の友”と呼ぶ加計孝太郎理事長を国会に引っ張り出さなければ、真相究明はあり得ません」(寺脇研氏)

 逃げ得は許されない。
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 韓国留学生に対し寮費無料、生活費の支援などのうわさがあるがそれだったら日本人に対してもそれはやって頂けるんですね、と言う事だ。
 あまりにもでたらめな話、シンゾウが何とかしてくれるから?ぬいぐるみでシュミレーション?国際的な先進技術がぬいぐるみによる手術の実習、そんな事で獣医師の国家試験通るの?
 


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加計問題審議は中断12回…“迷答弁”内閣府政務官の正体  【日刊ゲンダイ】

 「迷」答弁にもほどがある。15日の衆院文科委員会での「加計学園」問題の集中審議。ひときわ目立ったのが、内閣府の長坂康正大臣政務官だ。

 特区を所管する立場だけに「丁寧な」答弁をするのかと思いきや、事前通告してある質問に、まるで答えられず“迷走”したのだ。

 立憲民主の逢坂誠二衆院議員から、獣医学部新設の際に閣議決定された「石破4条件」について質問されると、長坂氏は書類をボー読みし、内閣府の事務方と幾度となく「ヒソヒソ」。答弁に立った約50分間のうち、何度も答えにフン詰まり、「オタオタ」。12回も審議が止まった結果、速記停止は計7分にも及んだ。野党側から「答弁がヒドイ!」とヤジが飛ぶ中、冨岡勉委員長には「大丈夫? 答えられる?」と声をかけられる始末だった。

■この人も“魔の3回生”

 質疑の終わりで逢坂議員は「事務方に聞いても分からないから政治家を呼んだのに、今日は何にも答弁できないじゃないか」と語気を強めたが、そもそも、この“迷弁士”は何者なのか。

 「青山学院大を卒業後、海部俊樹元首相の秘書を10年以上務めていました。愛知県議を経て、2012年に海部元首相の地盤を継いで初当選。14年、17年も当選を重ねた“魔の3回生”です」(永田町関係者)

 師匠の海部元首相といえば、早大雄弁会で鳴らした弁士だ。海部語録には「自分の言葉にこだわり、演説や答弁では原稿を読まない主義を貫きました。言葉に命が宿らないからです」とある。弟子の長坂氏にとっては耳が痛い……。
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 そりゃ答弁できんだろう、しかし官僚はあの手この手の答弁文書で支えるんだね、すごい。
 


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進む民進の「ゆ」党化  【日刊スポーツ】

 ★加計学園疑惑の追及があった15日の衆院文科委員会。さして新しい材料もなく、選挙前から続く野党の追及は選挙後、国民が疑惑アリとにらんでいるものの追い込めなかった力不足を露呈した。旧民進党の森友・加計学園疑惑追及チームは選挙後、立憲、希望、民進の3党に分かれてしまい、総合的な攻撃力はなくなった。加えて参院で野党第1党を務める民進党は衆院と連動せず、参院文科委員会は来月7日に先送りされる見通しとなり追及は腰砕けだ。

 ★しかし、それだけ見ても民進は与党化、または「ゆ」党化し始めているとも言え、与党を追い込もうという野党の気概は消滅しつつある。希望の党も都知事・小池百合子が共同代表を辞任しても、同党代表・玉木雄一郎はその与党化のスピリッツは失わず、野党の足を引っ張ることだろう。このままでは希望の党や民進党は維新と同じ野党の枠組みから外すべきという声も出てくるだろう。

 ★「前民進党代表・前原誠司が衆院選で民進の公認を得ていたが、党分裂により無所属で出馬し落選した全国13人の候補者に対する慰労会で『次の選挙に向けてこの13人に対しては優先的に民進党としてバックアップするように大塚代表に約束を取り付けている』と説明した」(民進党落選候補者)。小池を失い、立憲民主党に追い込まれていると世間では思われている希望の党だが、民進党代表・大塚耕平は前原と気脈を通じ落選議員の一本釣りをはじめ野党主流派をめざし、立憲を駆逐しようと画策している。

 ★「希望や民進の動きは承知しているが、立憲は経済力で大きく後れを取っている」(立憲民主党関係者)。野党共闘より民進文化を理解する者同士の抱え込み合戦のスタートだ。
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 いくら民進が落選議員を抱え込もうとしても一部しか通らないだろうし前原のバックアップを期待するなんてナンセンスもほどがる、絶望の党だね。
 


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【衆院選2017・緊急事態条項】自民党の選挙公約にある「緊急事態対応」は「ナチスの手口」だ!  【IWJ】

【衆院選2017・緊急事態条項】自民党の選挙公約にある「緊急事態対応」は「ナチスの手口」だ!?社民党・福島みずほ参院議員「基本的人権の制約がアウシュビッツにいたった」 2017.10.19

 2017年秋の衆院選選挙公約に自民党は憲法改正を盛り込み、自衛隊の明記・教育の無償化・参議院の合区解消と並んで「緊急事態対応」を4項目の一つに設けた。「緊急事態対応」とは選挙向けに急いであつらえた名称だが、紛れもなく「緊急事態条項」のことである。その実体は2012年の自民党の憲法改正草案第9章の「緊急事態」と何ら変わらない。

 2017年10月2日、岩上安身のインタビューの中で社民党の福島みずほ参議院議員が緊急事態条項の法的諸問題を浮き彫りにした。福島議員は、「緊急事態条項の最大の問題は国会の立法権を取り上げること」と指摘し、国家授権法によって全権力を掌握、基本的人権を停止させ、アウシュビッツでのホロコースト(ユダヤ人大虐殺)をもたらしたナチ・ドイツを引き合いに出し、その危険性を説明した。

 また、岩上が「東日本で、大変な津波が来ました、という時に関西や九州で、人権停止をしなきゃいけないですか? 自民党のやろうとしている緊急事態発議はそういうことですよね」と疑問を投げかけ、与党が「災害」を口実に緊急事態条項の新設を急ぐ欺瞞をあぶり出した。

 さらに、2人は戒厳令と緊急事態条項を比較して、戒厳令が空間的・時間的な制約があるのに対して、緊急事態条項にはいっさいの制限がなく、一度発令されると、永久に独裁体制が固定してしまうという危険な性格に触れている。

 この猛毒のような緊急事態条項を、目立たないように、話題にならないように、こっそりと、今回の選挙公約に入れている自民党の真の目的とは何なのか。緊急事態条項は1938年制定の国家総動員法と非常によく似ている。国家総動員法の目的は国家国民の総力をあげての侵略戦争の遂行であり、その結果が、無残な敗戦だった。この緊急事態条項が、新しい侵略戦争を隠れた目的にしていないと、はたして断言できるだろうか。そして、その結果は前回の敗戦よりも遥かに深刻で凄惨な結末をもたらすのではないか。(IWJ編集部)

【自民党】衆議院選挙公約2017   

  
  
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 憲法の改正については選挙公約の最後のページの後ろから5行くらいに「自衛隊の明記、教育の無償化・充実強化、緊急事態対応、参議院の合区解消など4項目」と書いてあるだけでその明細は一切ない。
 一般人がこれを読んでも緊急事態対応(緊急事態条項)の意味は分からないであろう、そして自民が説明するときは自然災害や朝鮮半島有事を言い出すだろうから一般国民は必要じゃないかと思ってしまう。
 

 緊急事態条項で起こりうること、あるいはたくらんでいる事
 

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インド洋を巡り“トランプvs習近平”の覇権争いが始まった  【日刊ゲンダイ】
  日本経済一歩先の真相 エコニミスト高橋乗宣氏

 トランプ米大統領が就任後初のアジア歴訪の長旅を終え、帰国した。日本を皮切りに、韓国、中国、ベトナム、フィリピンと10日間にわたって東アジア・西太平洋諸国を相次いで訪れ、APECやASEAN首脳会議にも出席。各国の首脳と北朝鮮問題への対応を取りつけながら、握手して回った。

 なかでも世界の注目を浴びたのが米中首脳会談だ。習近平国家主席は5年に1度の党大会を終え、2期目に入って独裁体制を固めたばかり。トランプ大統領とのトップ会談でも、うまく立ち回ったように見えた。

 その後、フィリピンで安倍首相とトランプ大統領は合流。ターンブル豪首相を交えた会談後に飛び出したのが、「自由で開かれたインド太平洋戦略」である。

 安倍首相は「インド太平洋地域の自由で開かれた秩序を維持・強化し、緊密に連携したい」と語ったが、太平洋地域はともかく、日本のトップがインド洋にまで手を広げて「秩序の維持」に言及するのは珍しい。明らかに習主席が打ち出した「一帯一路」構想を意識した発言である。

 陸路で中国から中央アジアを経て欧州へ続くシルクロード経済ベルトを「一帯」、南シナ海からインド洋を経て欧州へ向かう海上シルクロードを「一路」とする。習主席にはインフラ投資などを通じて中国圏を世界に広げる狙いがある。

 安倍首相の発言は、米国の威光をカサに着て、「自由で開かれた秩序」と称してインド洋にまで日本の影響力を及ぼす意向をあらわにしたものだ。インド洋を巡って火花を散らす構図からは、新たな世界の覇権争いが始まったことを感じさせる。すなわち「インド太平洋戦略」を打ち出すトランプ一派と、「一帯一路構想」を掲げる習近平派による争いだ。

 トランプ大統領がそのテコとして位置づけるのが、北朝鮮問題だ。今回のアジア歴訪でも、中国が問題解決に協力しなければ、米国が「軍事オプション」に打って出ることをチラつかせ、西太平洋からインド洋諸国とシェークハンドを繰り返した。

 その北朝鮮では、優秀なエリートが板門店から脱北し、9月15日に長距離弾道ミサイルを発射して以降、2カ月にわたり軍事的挑発を凍結している。瓦解が始まっているようにも思えるが、不気味な沈黙が何を意味するのかは分からない。

 いずれにしろ、21世紀の新たな覇権争いが、経済的な開発競争にとどまることを強く願う。軍事的な争いに発展しないためにも、日本の立場は重要となる。先進開発国として中国の「一帯一路」にも協力しながら、インド洋から平和裏に経済発展の流れを生み出して欲しい。
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 北の沈黙はアメリカの言った60日間の沈黙ではないか、アメリカの提案に北が答えたんだから話を進めるべきはアメリカの番になったと言う事だ。
 
 

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原電 廃炉資金が大幅不足 原発建設費に流用  【朝日新聞】

 原発専業会社の日本原子力発電(原電)が、廃炉のために準備しておくべきお金を流用し、残高が大幅に不足している。原電が保有する原発4基のうち、東海第二(茨城県、停止中)は来年11月に運転開始40年を迎え、敦賀原発2号機(福井県、同)は建屋下に活断層が走っている可能性が指摘される。これらの原発が廃炉の判断を迫られても、作業に必要な費用を賄えない可能性がある。

 原電は近く、東海第二の運転を最長60年に延長できるよう原子力規制委員会に申請する方針だが、廃炉にするにもその資金を確保できないことも背景にある。

 経済産業省の省令では、原発事業者は保有する原発の廃炉費用を見積もり、毎年、解体引当金の名目で積み立てるよう義務付けられている。ただ、積み立てたお金を一時的に別の用途に使うことは禁じていない。

 原電の場合、廃炉作業中の東海原発、敦賀原発1号機を含む4基の廃炉にあてるため、総額1800億円前後の解体引当金がある計算だが、「大半を流用してしまった」(関係者)という。

 複数の関係者によると、東京電力福島第一原発事故の前、原電は解体引当金を敦賀3、4号機(建設中)の建設費に流用することを決めた。金融機関からの借金を増やさない目的だったという。原発事故後、原電の全原発が停止して資金繰りが厳しくなると、穴埋めする余裕はなくなり、流用′が続いた。原電は解体引当金をどの程度使ったかを明らかにしていない。 一方、緊急時にすぐに使える手元の現預金は3月末時点で187億円しかない。

 朝日新聞の取材に原電は「解体引当金に相当する資金の運用については、各事業の現状や将来の見通しを踏まえながら、適切に判断している」として、流用は問題ないとしている。ただ、電力自由化によって電力会社の突然の破綻が起ぎうる時代に入り、解体引当金の流用を規制するようルールの見直しが必要との意見は経産省内からも出ている。

 金融機関は、原電の全原発が止まっている状況では、新たな融資はしない姿勢だ。規制委が東海第二の再稼働や運転延長を認めない場合、資金繰りが行き詰まり、原電は廃炉資金を調達できなくなる。逆に再稼働が認められても、原電は1700億円超の安全対策費を調達する必要があり、廃炉資金を穴埋めする余力は乏しい。
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 デタラメだらけ、こんな会社に原発のような危険な物を運転させといていいの?事故が起っても当事者能力はまったくないだろう。


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狂気に走る週刊文春 狂気に走った週刊文春 恐怖で怯える週刊文春  【阿修羅】

 小林よしのりVS週刊文春の戦争は、わしの完全勝利である!
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 小林よしのり氏のブログから阿修羅がまとめている物、まとまって読める。
  

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首相「対北で具体的行動」 所信表明 政治不信には触れず  【東京新聞】

 安倍晋三首相は十七日午後の衆院本会議で所信表明演説を行った。北朝鮮問題で「あらゆる事態に備え、強固な日米同盟の下、具体的行動をとっていく」と核・ミサイル開発の放棄や日本人拉致問題の解決に向け圧力を強める姿勢を強調。改憲については、与野党の枠を超えた建設的な政策論議を訴え、野党に参加を促す。 (横山大輔)

 首相や周辺の関与が指摘される森友・加計問題や政治の信頼回復には触れない。

 首相は演説で北朝鮮問題を巡り、今月来日したトランプ米大統領やアジア歴訪で会談したロシアのプーチン大統領、中国の習近平(しゅうきんぺい)国家主席ら各国首脳との間で「緊密な協力を確認した」と説明。「ミサイル防衛体制をはじめとする防衛力を強化する」と打ち出す。今年一月の施政方針演説では、有事に備えた防衛力整備には言及しなかった。

 改憲については「困難な課題に答えを出していく努力の中で、憲法改正の議論も前に進むことができると確信している」と意欲を示す。

 首相は北朝鮮問題と並び少子高齢化を「国難」と位置付けており、衆院選で自民党が公約した二〇二〇年度までに三~五歳のすべての幼児教育・保育を無償化し、ゼロ~二歳も所得の低い世帯の無償化を実現させる考えを表明する。待機児童解消を目指す決意も示し、三十二万人分の新たな保育の受け皿整備や、一九年十月に予定する消費税率10%への引き上げの増収分を、子育て支援に振り向ける方針をあらためて説明する。

 経済政策では、米国を除く十一カ国による環太平洋連携協定(TPP)の早期発効を目指すと強調。欧州連合(EU)と大枠合意した経済連携協定(EPA)を「新しい(成長の)エンジン」と評価する。

 首相は衆院に続いて参院本会議でも演説する。今回の演説は、所信表明では安倍政権で最も少ない約三千五百字。平成になってからは、〇五年の小泉純一郎首相の約三千二百字に次ぐ短さ。演説に対する衆参両院の各党代表質問は二十~二十二日に行われる予定。

短い演説 戦略なく

<解説> 安倍晋三首相は所信表明演説で、先の衆院選の結果は「国民の意思」であり、政権は「国民の信任」を得たと強調する。自民党は単独過半数を獲得し、公明党と合わせた与党では三分の二を超える議席を確保。「安定した政権基盤の下で、政策をひたすらに実行せよというのが、国民の意思だ」と自信をのぞかせる。

 それなのに演説は短い。二〇二〇年度までの待機児童解消など衆院選で公約した数値目標は取り上げるが、ほかは政策項目の羅列にとどまる。

 改憲への言及は、野党に議論への参加を促す一言だけで自民党総裁として示した自衛隊の存在を明記する案や目標時期に触れない。核・ミサイル開発を続ける北朝鮮については真っ先に説明するものの、圧力強化の先にどんな戦略を描いているかは語らない。東京電力福島第一原発の廃炉をどう進め被災地の暮らしをどう立て直すのかも見えない。

 政府関係者は、今国会は提出法案が少なく、会期も十二月九日までのため演説が簡素になったと指摘。詳しい説明は来年一月の通常国会で、一年間の政権運営方針を語る施政方針演説で行うと見通す。

 だが、有権者は衆院選で政権にすべてを白紙委任したわけではない。与野党を問わず、国会議員も「国民の信任」を得て当選した国民の代表だ。首相には国会で一つ一つの政策を丁寧に語り、具体的な道筋を示す責務がある。
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 すかすかの内容、何を考えているのか、この人本当に首相?


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水陸機動団配備明言せず 防衛相、共同使用は推進方針  【琉球新報】

【東京】小野寺五典防衛相は17日の閣議後会見で、在沖米軍トップのニコルソン四軍調整官が陸上自衛隊が新編する「日本版海兵隊」の水陸機動団が県内に配備されるとの認識を示したことに対し「長崎県に2個連隊を新編することは決まっているが、3個連隊目を設置するかは決まっていない」と述べるにとどめた。

 ニコルソン氏はキャンプ・ハンセンやシュワブを共同使用することを想定した。小野寺氏は在沖米軍基地の共同使用については「キャンプ・シュワブとは限らず、全体としての共同使用は必要だ」と共同使用を進めるべきだと主張した。

 どの施設を共同使用すべきかは明言しなかった。

 日米両政府は8月、外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)の共同発表で、南西諸島を含めた自衛隊の態勢を強化するため、基地の共同使用促進を再確認している。
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 日本版海兵隊(マリーン)、そんなもん置かれたら攻撃第一目標にされてしまう、地元の反発必至、だから明言しなかったんだろう、米軍との間には約束しているんだろうが。
  







 Twitterコーナー、ご参考に

 慶應義塾大学経済学部の金子勝教授のツイッター

 元外務省国際情報局局長の孫崎享氏のツイッター

 自由党の 小沢一郎事務所のツイッター

 社民党参議院議員 福島みずほ氏のツイッター

 東京新聞 政治部のツイッター

 東京新聞 ほっとwebのツイッター

 市民連合のツイッター

 関西市民連合のツイッター

 SADL大阪のツイッター

 上智大学 中野晃一教授のツイッター

 法政大学法学部 山口二郎教授のツイッター


 その他、こちらもどうぞ 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 





 



昨日の神戸
 最低気温   9.0度(06:15) 前日差-0.8度)
 最高気温  14.0度(13:20) 前日差-2.7度)

  今朝の神戸最低気温   7.2度 (05:29)  12月上旬並み 平年より3.1度低かった(今季最低)
   、

今日の神戸の
   日の出     6時35分 (昨日 6時34分)
   日の入り   16時53分 (昨日16時54分)

       日の出は昨日より一分遅く、日の入りは昨日より一分早くなった
   
       

 北海道の東にあった低気圧は北へ移動、朝鮮半島に西岸にあった高気圧が東北の東海岸の沖に、低気圧が朝鮮半島へ、全国的に晴れだが中国から前線が迫り九州地方から雨に。
     
          
 明日の朝、朝鮮半島の低気圧は北海道へ、中国からの前線は南沿岸沿いに東へ、雨雲が西から東へと移動し西から晴れていく予報
     
     

 今朝は晴れ、起きるのが少し遅かった、結露無し、気温は低め、湿度が低くなった、朝リビングが18度だったので暖房を入れた、昼間は太陽で温室、ありがたい。
 今日の神戸の最高気温は13.4度、昨日より0.6度低く、平年より3.4度低かった、だんだん下がっていく。
 明日は晴れ、朝の最低気温は 8.1度、最高気温は14.1度、午後の最低気温は 8.3度の予報。







三上智恵の沖縄撮影日記 第76回:弾薬庫・十五夜・選挙

2017-11-17 | いろいろ

より

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弾薬庫・十五夜・選挙~宮古自衛隊問題続報~(三上智恵)


 9月頭、弾薬庫の場所が絞られたという情報が入った。宮古島の人々が最も懸念している、陸上自衛隊ミサイル基地部隊の核ともいえる弾薬庫。有事には真っ先に標的になり、事故があれば死傷者がでて、そして将来的には核兵器さえ持ち込まれかねない弾薬庫だ。

 それは、宮古島の中心街から最も遠い南東の保良集落にある採石場「保良鉱山」だった。場所は、宮古島観光に来た人の大半が訪れる景勝地「東平安名崎」の付け根にあるといえばわかるだろうか。今回はドローンを使って場所を説明しているので動画を見てほしい。なんせ、水脈から外れているし、過疎地だし、地権者が絞られていて、しかも鉱山の所有者の一族には自衛隊協力会のメンバーがいるということで、これはどうやら詰まれてしまった感がある。

 さっそく、現地に撮影に行く。案内は、ミサイル基地に反対する元県議会議員で市長候補でもあった奥平一夫さん。10月22日の宮古島市議会議員選挙では自衛隊反対派を何人通せるかが勝負。そんな選挙を控えた超多忙の中、快諾してくださった。現場で、保良出身で市議選の候補者である下地博盛さんと合流。静かで穏やかな物腰の紳士だが、瞳の奥にやり場のない怒りと深い憂いを湛えていた。それはそうだろう。彼が生まれ育った静かな集落のすぐ横に、自衛隊の弾薬庫が来る。彼の家からはなんと150mほどしか離れていないというから、それは生活環境が激変する一大事だ。

 「立候補は前から決めていたが、地元が自衛隊候補地になってしまって自分の選挙どころではなくなった。これで余計に負けるわけにはいかなくなった」と苦しい表情を浮かべた。

 現地に立ってみて、山ひとつ分下くらいにえぐられている地形と、そのスケールに圧倒された。すでに掘り込まれているわけだから、地下施設を作るにはもってこいだ。しかも琉球石灰岩で掘削しやすいという。平坦な宮古島では横穴が掘れる場所はとても貴重だ。ほかにも、旧予定地の大福牧場の設計図には実弾射撃場があったから、それもこちらに来るのだろう。司令部や、燃料や武器・弾薬を備蓄する施設なども地下に作ると相場が決まってるというから、ここならあとは横に掘り進むだけ。首里の司令部壕のように縦横無尽な横穴が、この鉱山跡に掘られるさまが頭に浮かんでくらくらした。リアルすぎる悪夢だ。

 「そんなものを造られたら、集落の発展もあり得ない。地域は衰弱・衰亡してしまう」。そう焦りを口にするのは下地博盛さんだけではない。保良を歩いて、住民がいかに困惑しているか、当然だが痛いほどわかった。しかし、小さな地域である。みんなカメラは勘弁してほしいという。選挙前で、めったなことを言えないというピリピリした空気が伝わる。そんな中でようやく協力していただいた男性も吐き捨てるように言った。

 「弾薬庫ができたら、ここの発展性はないです、永遠に。我々は戦争体験者ですからね。ああ、またか、また犠牲になるのかと。結局アメリカの植民地ですよね? 軍事的にはね」

 戦争中、米軍が上陸しなかった宮古島は、さほど大きな被害がなかったかのように思われがちだがとんでもない。宮古島には3つも飛行場が造られていたので、1944年の10・10空襲から徹底的に飛行場が狙われて激しい空爆が繰り返され、平良(ひらら)市街地は壊滅状態になった。耕作地が日本軍に奪われ、労働力も軍にとられて収穫ができなくなり、すぐに島は自給困難に陥った。

 当時、米軍の上陸が想定された宮古島には3万もの日本軍がひしめいていた。今の島の人口がおよそ5万5000人であるから、どれだけ多いかわかるだろう。補給も絶たれた戦時下でたちまち食料が底をつき、餓死者がでて、栄養失調でマラリアが蔓延し、島は地獄と化した。平和の礎に刻まれた戦死者の数はおよそ3300人余だが、実数はとてもそんな数では収まらないといわれている。

 「宮古島があそこまで攻撃を受けたのは、3つも飛行場があったからです。沖縄本島を包囲している米軍の艦隊に後ろから攻撃を受けてはたまらないから」

 上陸しなくても、敵軍は前に進むなら相手の軍施設は徹底的に叩いてから行く。それは戦争の初歩だ。博盛さんは沖縄戦と同じ轍を踏むことだけは避けたいと、言葉をつづけた。

 「慶良間諸島の強制集団死(集団自決)、あれだってそうでしょう。離島の住民は逃げ場を失った。でも捕虜にはなれない。日本軍が捕虜にさせなかった。軍の機密を知ってるからです。子どもまでも。だから結局兵隊と一緒に死ななければならなかった」

 集団自決も、スパイ虐殺も、そしてマラリア地獄も、この沖縄戦の三大悲劇はいずれも軍事情報を持った住民を生きたまま敵の手に渡さないために、軍機保護法を背景に軍が組織としてやったことだ。住民の命よりも軍機保持を優先した結果の「処置」であり、組織犯罪だと私は思う。離島で軍隊とともに生活をする場合、知るつもりなどなくても軍機に通じてしまう。平時はよくても、有事にはまた住民らが「生きていたら不都合な存在」にされる。

 軍隊と同居するリスクは、何も敵からの攻撃を受けることだけではない。味方であるはずの友軍によって生命の危機に陥っていったあの沖縄戦の教訓を、自衛隊組織の拡大を受け入れようとする沖縄県は思い出すべきだという博盛さんの指摘はもっともだ。今こそ宮古島には、彼のように歴史に学ぶ思慮深いリーダーが必要だと心から思った。

 もう一方の、自衛隊の隊舎などを建設予定の赤字経営のゴルフ場、千代田カントリーでは用地取得の契約まで話が進んでしまった。仮に10月末の市議選で反対派の候補が議席に食い込んでいったとしても、覆すのが難しい段階に入っていく。

 ここに陸自の基地ができると、野原(のばる)という集落は、すでにある空自の基地と東西から挟まれてしまう格好になる。集落の東の山には今、恐ろしい数のレーダー施設がそびえたち、電磁波もすさまじい。この上、西に建設される陸自部隊の宿舎そばのグラウンドがオスプレイの着陸場に化けたら、こんな怖いところに住む人はいなくなるだろう。

 野原の平良区長は、ただでさえ人口が減っているのに集落が廃れていくのは目に見えていると肩を落とす。平良区長をはじめ野原集落の人々は、戦後は野原岳の米軍基地で働き、航空自衛隊になってからも何とか共存してきた歴史がある。

 「これまでずっと我慢もしてきた。それなのに、なんでまた集落の反対側に作るのか」

 既視感がある。これまでずっとキャンプ・シュワブと共存してきたのに、海まで埋めるのか。そう唇をかんで座り込みを始めた辺野古のお年寄りの皆さんの言葉が重なる。

 「基地はがん細胞と同じ。一つできたら、転移していく」。そう言った先輩の言葉を思い出す。

 四つの班に分かれている野原集落は、少人数ながら結束も固く、古い民俗行事がいくつもある文化的にとても豊かな地域だ。国の重要無形民俗文化財にも指定されている「サティパロウ(里払い)」という虫払いの行事には、あのパーントゥの面も登場する。そして十五夜に行われる「マストリャー」、どちらも毎回沖縄県内ではテレビ取材が必ず来るほど有名な祭りで、宮古島市無形民俗文化財である。一つの集落に二つも民俗文化財があるのだから、土地と人の和を保ちながら丁寧に生きてきた野原の歴史が偲ばれる。

 今年のマストリャーは、基地建設で騒がしくなる前の、最後のおごそかな祭りになるかもしれないと思い、記録しに行った。「マストリャー」とは「桝をとる家」、つまり桝を使って年貢の穀物を検分する場所を指す。宮古・八重山の島々を苦しめた悪税・人頭税を収め終わった農民たちはこの日、重責から解放され、その場所で気が狂ったように夜通し踊ったことから、農民がお互いの労をねぎらい、また来る年の豊作を祈る行事として定着したという。

 徹夜で踊った名残からか、9時からという集合時間になってもなかなか始まらない。各班ですでに飲んだり踊ったりしている男性陣は、すぐには集まらない。区長の再三のアナウンスの後、勿体つけるように4つの踊りの集団が鐘の音とともにセンターの庭に入場してきた。

 男性陣は、棒を使った勇壮な踊りで、時に奇声を発し、何かを威嚇するような所作が目を引く。この型は「南ヌ島(フェーヌシマ)」という類型で、南方から漂着した原始的な人々の呪術的な踊りを再現したのがルーツといわれている。棒術は5人一組で息の合ったところを披露する。豪快で雄々しい野原の男たちは、この日はいつにもまして男前だ。

 続く女性陣の巻踊りは、揃って扇を揺らす手がなまめかしい。また竹を鳴らす手が月夜に映えて美しい。男性の後ろから進んでいき、最後は輪になって宮古島独特の「クイチャー(雨ごい)」スタイルになって一体感を増していく。

 野原生まれの上里清美さんは、このコラムでも紹介したことがあるが、真っ先に自衛隊ミサイル部隊が来ることに反対の声を上げた女性の一人である。ほかの集落に嫁いではいるが、年に一度、十五夜には故郷のマストリャーに参加している。前日のリハーサルにお邪魔すると、反対運動の現場にいる清美さんとはまるで違って、穏やかな表情で踊る清美さんがいた。祭りでは、厳かな気持ちになると話してくれた。

 「月が私たちを照らしているねえ。先祖からずっと、私に連なる人たちも、ここでこうして踊っていたはずねえ、と思うと、厳かな気持ちになるわけ」。少女のように高揚した表情だ。

 「野原は変わらない。変えてはいけない。賛成とか反対とか、分断されても一つの大事なものをみんなで守ってきたから。こうして自分たちをつないでいるものに、誇りを感じているから」。現場で眩しいほどのきらきらした目で語ってくれた清美さん。

 でも、私はこの場面を編集していて顔がくしゃくしゃになってしまった。数日前に、千代田カントリーの工事が始まってしまったこと。結局、止めきれなかったこと。この笑顔を守ってあげられなかったんだ。野原の誇りを、先祖から丁寧に紡いできた営みを、国防の二文字で握りつぶしていくあの暴力から救えなかったんだ。そんな思いがあふれ出てきた。

 二年前の春。私にとって大事な大事な宮古島の文化を、軍靴で踏み荒らすような真似は絶対にさせない。そう決心して宮古に通い、撮影して映画にして全国行脚もしてきた。これまで私は、沖縄本島で基地建設の予定地とされた場所が、どう頑張り、どう苦しみ、どう分断され、そして自然が壊されていくかを見てきた。1995年からずっと最前線で見て、記録し、警鐘を鳴らしてきた。なのに、高江も守れなかった。辺野古も工事が加速度的に進む。そして今度は野原の人たちの笑顔さえ、目の前で壊されていくというのか。そんなの、もう耐えられない。

 自衛隊が本当に島を守る役割で宮古島に入ってくるのか。個々の隊員がそのつもりでも、このままでは米軍の戦略の駒として日本の若者の命も、沖縄の土地も無益な戦争に差し出してしまいかねない。日本を初めて公式訪問するというのに、トランプ大統領は空軍が着るボンバージャケットで基地からやってきた。そして「北朝鮮のミサイルを打ち落とすべきだった。どうした、サムライ」と安倍首相をスカシて武器をじゃんじゃん買えと言った。

 武器をもって、アメリカの二軍としてアメリカの防波堤となれ。そうあからさまに言っているではないか。北朝鮮も中国も厄介だが、第一列島線の中でことを収めろ。韓国と日本はちゃんと役割を果たせ。こんな構図に取り込まれて日本のトップはどうやって日本国民を守れるというのだろう。少なくとも、今の政権がアメリカの言いなりで南西諸島に配置するミサイル部隊など、県民にとってろくなことにならないのは自明のことだ。

 しかし、自明ではなかった。宮古島市議選では、自衛隊問題で先頭を切って市長に切り込み、政府に乗り込んで、新人議員らしからぬ活躍をした石嶺香織さん、そして保良の運命をかけて選挙戦に臨んだ下地博盛さん、ともに議席を確保できなかった。島の安全を守るために自衛隊賛成、経済活性化のために自衛隊歓迎、という議員に票を入れた人の方が多いという現状は、自衛隊配備の本質が全く理解されていないというしかない。

 しかし、全体で見れば議員数が26人から24人に減ったのに対し、自衛隊反対の議員の議席は増えている。反対する議員の割合は1割から2割に、倍に増えているのだ。議席はとれなかったが、香織さんたちのこの2年間の活動が掘り起こした票も、全国に広げた波紋も小さくない。

 選挙後、千代田カントリーでは「基礎工事」「調査」の名のもとに建設工事が始まってしまったが、早速、旗をもって駆け付けた彼女たちの顔は、元通りの笑顔だった。

 「議員になるためではなくて、島の水を守るため。ミサイル基地を止めるために、私たちは活動してるんです」。楚南有香子さんはさわやかに笑う。そうか、今年1月までの彼女たちに戻っただけなんだ。しかも、かなりパワーアップして。編集機の前で泣いてる私なんかよりも、現場で躍動する彼女たちの方が数倍、困難を乗り越える才能を持っているようだ。





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