阪神間で暮らす-2

テレビを持たず、ラジオを聞きながら新聞を読んでます

I am not Abe.   米韓が過去最大規模の空中訓練 日・防衛省は被害のシュミレーション出さず

2017-12-05 | 日記




 世界に対し、安倍首相がやっていることが本当の日本の姿じゃないと思い、 『 I am not Abe、 』 と声をあげる、Yuriko Maeharaも追加だな。



   2017年都議選票前日の7月1日、安倍首相の「ホームグラウンド」とも言われているJR秋葉原駅前で、安倍首相は都議選初の街頭演説を行った。同駅前には日の丸の小旗を振る自民党の支援者が集まったが、聴衆の一部からは「安倍辞めろ」「安倍帰れ」などのコールが発生。声は次第に広がり日の丸の小旗を持った人達も「帰れ」「帰れ」とコールした、これに対して首相は「人の演説を邪魔するような行為を自民党は絶対にしない」と怒りを露わにした。いつも国会で率先してヤジを飛ばしているのに! 
   
そして聴衆を指差しながら一際大声で言い放ったのが
   「こんな人たちに負けるわけにはいかない」




  2017年2月17日の衆議院予算委員会において、「私や妻が関係していたということになれば、まさにこれは、もう私は総理大臣も、そりゃもう、間違いなく総理大臣も国会議員も辞めるということは、はっきりと申し上げておきたい」


  14年の選挙の時は『来年10月の引き上げを18カ月延期し、そして18カ月後、さらに延期するのではないかといった声があります。再び延期することはない。ここで皆さんにはっきりとそう断言いたします。平成29年4月の引き上げについては、景気判断条項を付すことなく確実に実施いたします。3年間、3本の矢をさらに前に進めることにより、必ずやその経済状況をつくり出すことができる。私はそう決意しています。』 と言っていた。


  元官僚の古賀茂明氏は氏の著書「国家の暴走」に安倍首相の事を
  「この人物は、いとも簡単に、しかも堂々と、嘘をつける人間なのだ。」 と書いている。


 安倍政権が進めるアメリカのためのTPP批准に反対します。


  忘れていませんよ、12年の選挙時に貼られたポスター、どうなっているでしょう。
  言っている事とやっていることがさかさま。安倍自民は単にアメリカの隷属政党。

  「日本を耕す自民党」と言うのは外資に対し日本から搾取しやすいようにする。事か?
  「ウソつかない。」自体が嘘



  TPP、ISD条項で日本の国家主権は破壊されコングロマリットの餌食に
  

  農業だけじゃないよ、食料、医療、特許、環境、労働、投資、衛生植物検疫、越境サービス など21分野

  自民党が2012年暮れの衆議院選挙で公約したTPPに関して、自民党のウェッブをチェックしよう。

   
 拡大すると
   



 安倍政権の進めるアメリカのための戦争法施行および帝国憲法への改憲に反対します。



 〈あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。世界によって自分が変えられないようにするためである〉ガンジー

 〈一番こわいものはテロリストでも大不況でもなく、いつの間にか私たちがいろいろなことに疑問を持つのをやめ、気づいた時には声すら自由に出せない社会が作られてしまうことの方かもしれません〉アメリカで医療破産したある女性(堤未果、ルポ貧困大国アメリカⅡより)




 12/05(火)

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関連会議は今…安倍政権「拉致問題」の低すぎる優先度  【日刊ゲンダイ】

「拉致問題の進展がないのでもどかしい。政府は主体的、具体的な策を取ってほしい」――3日富山市で開かれた集会で、120人を前に横田めぐみさんの弟・拓也さんがこう訴えた。先月には母・早紀江さんが「金正恩とケンカじゃなく話し合いをして欲しい」と安倍首相に注文をつけたばかりだ。

 拉致被害者家族が安倍首相に不満を強めるのは当然だ。5年経っても進展がゼロというだけでなく、安倍政権が拉致問題に本気で取り組んでいる痕跡さえないからだ。

 安倍政権は、スタートした5年前、6つの拉致関連の会議体を設けている。ところが、ほとんどが“開店休業”状態なのだ。

 2012年12月に第2次安倍政権が発足した翌月、安倍首相は自らを本部長とする「拉致問題対策本部」を設置。「私の使命として、私が最高責任者であるうちにきちんと解決したいと決意をいたしております」と気勢を上げた。早速、関連の6つの会議体を華々しく発足させたが、よかったのはここまで、だ。

■14年を最後に議事録が消えた?

 日刊ゲンダイが拉致問題対策本部のHPで、6つの会議体の開催状況を調べたところ、現在も継続していると思われるのは「政府・与野党拉致問題対策機関連絡協議会」と「拉致問題に関する有識者との懇談会」ぐらい。ほとんどの会議体は、13~14年に数回開催した後、14年を最後に議事録がない。

 内閣官房の拉致問題対策本部事務局に事情を聴いた。5分程度待たされた上、返ってきた回答は首をひねるものだった。

「14年で議事の掲載が終了している会議について、その後、開催されているのかどうかは答えられません。また、議事を掲載しなくなった理由もお答えできません」

 つまり、会議開催の有無、議事不掲載の理由は非開示というのだ。


 政界関係者が言う。

「議事の掲載がないものは開催していないのでしょう。開催しているのなら、これまで同様、議事をオープンにすればいいだけの話です。今の加藤勝信拉致問題担当相は第2次安倍政権で3人目。しかも守備範囲が広すぎると指摘されている厚労相を兼務している。手が回るはずがありません。安倍政権の拉致問題の優先度はこんなものですよ」

 二度と「拉致のアベ」と口にしないことだ。
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 利用するだけ利用、トランプの面会、トランプが国連で関連演説、あんたは何をやったんだ、と言う事を国民は見ているのだ。
 


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「空自75日」米政策注視か .関係筋「敵視変わらず発射」  【朝日新聞】

 北朝鮮が11月29日に弾道ミサイルを75日ぶりに発射した際、米国の敵視政策に変化がないことを最大の理由としていたと、複数の北朝鮮関係筋が証言した。11月に中国特使が訪朝した際も、北朝鮮側は「我々は屈服しない」と伝え、金正恩朝鮮労働党委員長との面会を断ったという。

 9月2.日付の声明で正恩氏は、米国に「史上最高の超強硬対応措置を取ることを慎重に考慮する」と宣言。同時に、米政府の北朝鮮政策が変化するかどうか注視したという。北朝鮮は9月末までに新型のICBM「火星15」の開発を完了したが、すぐに発射しなかった。ただ連日のように移動発射台を動かし、ミサイルのエンジン試験も行うことで米国に政策変更を迫った。

 10月、ソウルで6者協議の米韓代表が会った際、米側は「明確な意思表示が必要だ」としい発射凍結と判断し難いとの考えを示した。た。11月に訪韓したトランプ米大統領は演説で北朝鮮を非難。米中首脳会談では朝鮮半島の非核化を再確認一した。米軍はその後、、米原子力空母3隻を朝鮮半島近海に展開した。

 北朝鮮も態度を硬化させた。11月に中国共産党の習近平総書記(国家主席)の特使として訪朝した宋濤・党対外連絡部長に、当初から正恩氏との面会は保証しないと通告。北朝鮮の核・ミサイル開発と米韓合同軍事演習の同時中断を打診した宗氏に対し、崔竜海党副委員長らは「我々は屈服しない」と伝え、正恩氏との面会も断ったと言う。

 正恩氏は火星15の試射を視察した際、「国家核戦力完成の歴史的大業を果たした」と述べた。朴光浩党副委員長は1日、平壌での軍民交歓大会で「誰もがわが国の戦略的地位を認めざるを得なくなった」と述べ、核搭載ICBMを背景に関係国が北朝鮮との対話に応じることに期待感を示したが、核・ミサイル開発の凍結には触れなかった。
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 多分北はアメリカが言った、60日間ミサイルの発射・原発の実験をしなければ交渉に応じる、に期待をしたのではないか。
 しかしトランプは空母を3隻配置し米韓(日を含む、航空自衛隊が一部参加)演習を行った。これを金正恩は反故ととったんだろう。
 


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独自路線か協調か…問われる野党の覚悟  【日刊スポーツ】

 ★年末に向け野党の動きが活発だ。立憲民主党は来年の通常国会で参院の活動も視野に入れ、現在は党幹事長・福山哲郎しかいないことを念頭に、一緒に活動できる人材はいないか模索中だ。参院会派は2人から可能。まずは基盤固めをしたい考えだ。一方、地方組織も愛知に続き北海道、大阪、東京と立憲の大票田に組織をつくり、1年半後に迫る統一地方選挙に備える。とはいえ、候補者選定は遅くとも来年の春先にまでは決めたいはずで、体制づくりは加速する。

 ★そのための党綱領の素案が判明。立憲は民進党と同じ綱領に加え、立憲主義と民主主義を「最高の価値」として守るとし、「草の根からの声に基づく政治」の重視などを盛り込む模様だ。民進党支持者の取り込みとともに、正統なる民進党の理念継承者としたいのだろう。ただどんぐりの背比べの野党でその差別化だけを進めたところで、片や協力や再結集も求められる。独自路線の強調は孤立化への導火線にもなりかねない。

 ★3日、共産党の第3回中央委員会総会(3中総)は19年の次期参院選に向け、野党共闘で相互推薦を目指すことで本格的に発展させる方針を盛り込んだ幹部会報告を採択し閉幕。その中で先の衆院選での惨敗は「党の力不足」と分析、今後は共産党をまるごと理解してもらうとともに、積極的支持者を増やすとした。この表現が面白い。共産党はしんぶん赤旗読者と党員で党勢を拡大してきたが、積極的支持者とは何か。自民党でいえば党サポーター制の導入に当たるものか。党員ではないが積極的支持者を拡大するためのツール、赤旗の電子版化も発表された。野党の覚悟は有権者に伝わるか。
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 少なくとも安倍一党独裁は避けなければならない、その場合今の選挙制度小選挙区制では野党の候補統一しか勝てる道はないし前回の参議院選、衆議院選で明らかになったと思う、各党もちろん共産党も魅力あるはっきりと政策を示せる候補者を擁立し選ばないとどうしようもない。
 


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安倍首相「適材適所」森友あやふや答弁の佐川氏栄転  【日刊スポーツ】

 安倍晋三首相は4日の参院本会議で「森友学園」への国有地売却問題に関連し、国会答弁内容の整合性が問題になっている佐川宣寿・前財務省理財局長が、国税庁長官に「栄転」した人事について「適材適所」との認識を示した。民進党の難波奨二氏の質問に答えた。

 会計検査院が土地売却の経緯のずさんさを指摘したことで、これまでの佐川氏の答弁に疑問が出ており、国会に招致すべきとの声が強まっている。一方、首相は売買契約の検証や再調査は行わないことを、あらためて表明した。
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 これでまた支持率が下がるんじゃないか、国民を馬鹿にしすぎだ、来年の税申告の時にトラブル続出だろう。
 

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米韓が過去最大規模の空中訓練 北はワシントン攻撃を予告  【日刊ゲンダイ】

 米韓両空軍は4日、韓国上空とその周辺で共同訓練「ビジラント・エース」を開始した。訓練には過去最大規模の米軍から1万2000人のほか、米韓両軍の航空機230機などが参加し、8日まで行われる。

 米軍の最新鋭ステルス戦闘機F22、F35などは既に韓国入りしている。期間中には米領グアム島のアンダーセン空軍基地からB1戦略爆撃機が朝鮮半島上空に展開し、爆撃訓練を行う。

 新型大陸間弾道弾(ICBM)「火星15」を打ち上げた北朝鮮に、ミサイル発射前の先制攻撃など圧倒的な戦闘能力を見せつけるのが狙いだ。

 これに対して、北朝鮮の祖国平和統一委員会報道官は3日、「挑発には無慈悲な報復が伴うことを肝に銘じるべきだ」と警告。北朝鮮外務省報道官も「われわれの核戦力の使命は侵略の本拠地に報復攻撃を加えることにある」と強調した。

■米議員、在韓米軍家族の退避訴え

 米国の与党共和党のグラム上院議員は3日、CBSテレビのインタビューで、「軍事衝突が近づいている」「在韓米軍の家族を韓国から退避させるべきだ」と訴えた。

 また、グラム議員は「トランプ政権は北朝鮮の核攻撃能力を抑止するのではなく、消滅させようとしている」と述べ、北朝鮮が核実験を行った場合、米国は北朝鮮の核施設などに先制攻撃を行う可能性を示唆した。
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 トランプらアメリカは米本土に被害が及ばなければ何をしてもいいと思っている。そして確実に韓国、日本は破壊されるだろうし米軍自体も甚大な被害を被るんじゃないか。
 ミサイルの大気圏再突入の技術がどうのこうのと言っていても上空で爆発すれば死の灰は確実に米本土に降り注ぐ可能性は大だ。
 
 

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加計問題にツッコミなし 今治市“第三者機関”はまるで茶番  【日刊ゲンダイ】

 何のための“第三者”機関なのか――。

 愛媛県・今治市に開学予定の「加計学園」の獣医学部をめぐる問題で、先月28日に実施された同市の大学設置事業専門委員の第2回連絡会。「建築費水増し疑惑」「バイオハザード施設(BSL施設)の安全性」「設置認可プロセスの不透明性」などの問題について、解決のための提案がなされるのかと思いきや、まるで茶番だった。

 「安全性の確保について確認を行った」「(校舎建設費について)どのように設計予算書を作成したのかがよく分かった」「文科省の設置認可においても審査された状況について確認した」「建設や備品等の業者の選定プロセスについても確認」――などと、市や学園側の説明を委員が“うのみ”しただけなのだ。

■専門委員座長と市長が“ツーカー”の仲

 専門委員は、学部開設に必要な校舎建築費や設置プロセスの妥当性について「専門的な見地から助言等を行う」独立した“第三者機関”であるはず。なぜ市に対するチェック機能を果たせないのか。今治市議のひとりがこう明かす。

 「専門委員座長の妹尾克敏・松山大教授(法学)は、以前から今治市の行政に関わっていて、指名したのは菅良二市長です。妹尾教授は、市の行政改革推進審議会や情報審査会の委員で、いわば市長と“ツーカー”の仲。専門委員は、市にとって都合の悪い判断などしないでしょうし、開学に向けた既成事実を積み上げているだけです。今月19日に3回目の連絡会を行って、委員が市長に答申する予定ですが、そこで『問題なし』との報告を受けて、翌20日の国家戦略特区特別委員会で同じような答弁がされるでしょう」

 さらに、膨大な資料を2カ月で精査できるか疑問だという。

 「10月末に1回目の会合が実現しましたが、遅きに失した。県は、市の専門委員の判断を待って補助金を出すか議会に諮るようですが、たった2カ月で図面や建築費などをきちんとチェックできるでしょうか。結論ありきですよ」(前出の市議)

 いくら専門家が集まっても、“会議のための会議”ではしょうがない。やはり、加計孝太郎理事長に公の場で説明してもらうしかないようだ。
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 今治市民はどうしているんだろう、市の税金が一私企業に振り込まれようとしている、モリカけを追及している黒川氏は補助金に合併特例債で税金が使われると言っている。今治だけの問題じゃない、走りだせば私学補助金もつぎ込まれるだろう、知らない間に税金が私企業に振り込まれていく。何とかならんか。
 
   






 Twitterコーナー、ご参考に

 慶應義塾大学経済学部の金子勝教授のツイッター

 元外務省国際情報局局長の孫崎享氏のツイッター

 自由党の 小沢一郎事務所のツイッター

 社民党参議院議員 福島みずほ氏のツイッター

 東京新聞 政治部のツイッター

 東京新聞 ほっとwebのツイッター

 市民連合のツイッター

 関西市民連合のツイッター

 SADL大阪のツイッター

 上智大学 中野晃一教授のツイッター

 法政大学法学部 山口二郎教授のツイッター


 その他、こちらもどうぞ 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

  
 

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昨日の神戸
 最低気温   6.5度(05:30) 前日差-0.9度)
 最高気温  12.3度(14:22) 前日差-1.6度)

  今朝の神戸最低気温   6.1度 (06:52)  12月上旬並み 平年より0.8度低い
   、

今日の神戸の
   日の出     6時51分 (昨日 6時50分)
   日の入り   16時48分 (昨日16時48分)

       日の出は昨日より一分遅く、日の入りは昨日と同じ

   
       

 太平洋側の前線・低気圧は離れていったが日本海の低気圧がゆっくり東へ移動、沖縄は晴れ、日本海側は雨雲の移動に従って雨から曇りに、太平洋側は関東まで晴れ、東北、北海道は雪。
     
          
 明日の朝、日本海の低気圧は太平洋側に抜け中国大陸の高気圧が張り出し関東まで晴れ、沖縄も晴れ、東北の太平洋側は曇り、東北、北海道の日本海側は雪の予報。
     
     

 今朝は晴れで風は無くそれほど寒くなかった、結露は少し、ただしその後風が強くなってベランダの鉢が転がっていた、夕方はいい夕焼け。
 今日の神戸の最高気温は 9.4度、昨日より2.9度低く、平年より4.2度低かった。
 明日は晴れ、朝の最低気温は 2.6度、最高気温は 8.9度、午後の最低気温は 3.5度の予報、今日より朝が低い。







黒染め強要された大阪の女子高生は、歴史を前進させる戦いに挑んでいる――鴻上尚史

2017-12-05 | いろいろ

より

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黒染め強要された大阪の女子高生は、歴史を前進させる戦いに挑んでいる――鴻上尚史

 忘れらない写真があります。一人の緊張した顔の若い黒人女性の周りで、ニタニタと白人達が笑っている写真です。

 女性の名前はドロシー・カウント。15歳。1957年9月4日。ノースカロライナ州のハーディング高校の入学式の風景です。

 彼女はアメリカ史上、最初の高校生になった黒人女性でした。

 可愛い孫娘のために、祖母は何日も徹夜して晴れの入学式で着る素敵なドレスを縫い上げてくれたといいます。しかし、このドレスの背中は、学校に来るまでの間に、たくさんの唾や腐った食べ物、石などで汚れていました。黒人差別が当たり前の時代でした。

 それでも彼女は登校しました。次の日も、次の日も。

 唾を吐き駆けたのは女性達です。男性達は小石や腐った食べ物を投げました。

 けれど、学校のロッカーは壊され、自宅にも嫌がらせや脅迫電話があり、身の危険を感じるようになりました。

 学校側の要請もあって、結局、4日間、登校しただけで退学し、引っ越しせざるをえませんでした。

 入学式で写っているドロシーは、意志の強い顔をしています。周りのニヤニヤと笑っている同級生達とはまったく違う、知性と目の力を感じます。

 この写真のことを思い出したのは、大阪のニュースを聞いたからです。

 ネットではかなり有名になりましたが、大阪の府立高校に通う高校3年の女子生徒が生まれつき髪が茶色なのに、校則を理由に黒く染めるよう強要されて不登校になったとして、慰謝料など損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こしました。

 10月27日開かれた第1回口頭弁論で府側は請求棄却を求め、全面的に争う姿勢を示しました。

 つまりは、自分達はまったく悪くないと主張したのです。

「金髪の留学生でも黒く染めさせる」規則

 この女子高生は、入学前に、生まれつき髪が茶色であると学校側に告げると、「その髪色では登校させられない」と黒染めを求められました。

 女子高生はその指導に従い、黒く染め始めましたが、1年たつ頃に頭皮が荒れ、痛くなりました。

 母親は抗議しましたが、学校側は「黒にするのがルール」と認めませんでした。皮膚は荒れ、髪はボロボロになりましたが、「染め方が足りない」と4日に1度の頻度で注意されました。

 また、「母子家庭だから茶髪にしているのか」と言われたり、厳しい指導の際に過呼吸で倒れ、救急車で運ばれたりもしました。文化祭や修学旅行には茶髪を理由に参加させてもらえませんでした。

 昨年9月には、「黒く染めないなら学校に来る必要はない」と言われ、不登校になりました。3年生になった現在は、クラス名簿に彼女の名前さえありません。

 生徒の代理人弁護士には、学校側は「たとえ金髪の外国人留学生でも規則で黒く染めさせることになる」と答えています。

 もう狂っているとしか言えません。これが教育者の言葉でしょうか。トランプ一家の親戚か誰かが何人か転入してくれないかと思います。本気でアメリカ人の髪の毛を染めるつもりなのか。本当に染めたら、間違いなく国際問題です。それを、この府立高校の校長と教頭は受けて立てるのか。そして大阪府の教育委員会も。

 ネットでは、「茶髪の生徒が増えると近所が『あの学校は乱れてる』と判断して、評判が落ちるし、質のいい生徒は来なくなるから指導しているんだ」という文章がありました。それと、外国人留学生を黒染めすることは何の関係もありません。

 提訴した彼女は、必死の思いでしょう。苦しいと思います。周りからいろいろと言われているかもしれません。

 ドロシーさんは、やがて大学を卒業し、育児保育団体でカウンセラーとして働いたそうです。彼女の戦いが愚かな人々を照らし、歴史を前進させました。

 大阪の彼女の戦いも同じ意味があると、大げさではなく心底思います。彼女を負けさせたくない。本当に応援したい。

 このSPA!の文章が彼女の目に届き、ここにも応援している人間がいるのだと伝えられたらいいと願います。あ、でもエッチな特集があると親は見せたくないか(笑)。
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