やんやんブログ

ゲームって、なぜこう面白いのでしょう

ワールドデストラクションの攻略 その44

2009-04-30 13:59:19 | ゲーム攻略
戦闘におけるそもそもの問題は、物語の
進展と同調しないレベルアップにあります。
良く出来たRPGであれば、物語の進展と共に
レベルもアップし、新しい街に進むたびに
少しだけ強敵が現れ、そこでまた鍛錬を積み
成長していく流れになっています。ところが
このワールドデストラクションではレベルが
物語の進展に同調せず、どんどん上がって
いくために、戦闘において緊張することが
ありませんでした。攻略記でも繰り返し
書いてきましたが、ほとんどのボスを瞬殺
してしまいました。

ラスボスについては、瞬殺といかなかったの
ですが、それにしても緊張感はありません。
雑魚敵は言うに及ばず、ここまで緊張感のない
ゲームは初めてでした。その背景にあるのは
非常に凝ったつくりの各ダンジョンと異常に
高いエンカウント率にあります。攻略記でも
たびたび書いてきましたが、このゲームに
おけるダンジョンは、仕掛けがそれぞれ異なり
手の込んだ作りが施されています。これは
大変良かったと思います。ただし、手が込んで
いる分、ダンジョン内にいる時間が長くなり
戦闘を重ねることになります。

手の込んだダンジョンは良いのですが
問題なの、エンカウントが非常に多いと
いうことです。エンカウント率の調整と
いうのは、非常に難しい問題だと思います。
あまり少ないのでは、レベルが上がらず
用も無いのにダンジョンをうろつく羽目に
なります。しかし数歩歩くたびに戦闘が開始
されていたのでは、ゲーム全体のテンポを
悪化させてしまいます。どちらにしても
目立たず少なすぎず、非常に難しいのですが
このワールドデストラクションは、はっきり
言って多すぎです。うんざりするところも
ありました。

繰り返しになりますが、これも結局は全体の
目指すところと、現実の食い違いに思います。
おそらくダンジョンを作られた方々は多くの
アイデアを出し、詰め込み完成度を高めて
こられたと思います。しかし、それが結局
裏目に出ています。ユーザー視点を持った
誰かが、ゲームを通してバランスを図って
いれば、こういうことにならなかったのでは
ないかと思いました。キャラやフルボイス
こった作りのダンジョンなど、光る部分が
多くあっただけに、残念な出来に思いました。

つづく