青裸々日記 Aorara Diary

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隣の芝生は「青い」

2009年03月21日 20時49分17秒 | 雑感、雑記
 こんにちは。



 「隣の芝生は青い」。
 有名な諺ですね。
 ついつい、自分の持っているものは悪く、
 翻って他人の持っているものは良く「見えて」しまう。
 もちろん「見えて」しまうだけで、
 実際の価値とは必ずしも釣り合わないし、
 言い換えれば錯覚であるわけです。

 この気持ち、心理学用語で、
 「心理的リアクタンス」と名付けられている位です。


 自分の家にしろ、
 着ている服にしろ、
 恋人にしろ、
 自分に関わること全てにおいて、
 「手に入りにくいものほど良く見えてしまいがち」なんです。

 結局、この心理が錯覚な以上、
 苦労して手に入れた瞬間、一気に魅力が色あせて「見えて」しまうんです。
 そう、他人のものを欲しい欲しい言っているうちは、
 錯覚を繰り返してしまい、
 なかなか幸せにたどり着くばかりか不幸を繰り返してしまう、
 こんな悪循環になってしまうことが往々にしてあるんですね。


 さらに。
 「買い物依存症」、
 「略奪愛」、
 「学歴コンプレックス」、
 「恋愛第一主義」など、
 この錯覚がはびこる範囲はかなりのものがあります。


 もちろん適度な欲求は人間を育てますが、
 「○○せずには(無しには)いられない」等、
 依存的になったら、
 「心理的リアクタンス」の存在、可能性を疑ってみていいでしょう。

 ☆ ☆ ☆

 それでは、どうやったらこの穴から抜けられるか。

 簡単です。
 欲求が肥大化するのが原因ですから、
 逆をやればいいだけ。
 つまり、「自分の欲求をより具体的に把握しにいく」んです。

 私はヒョウ柄が大好きだからヒョウ柄の例を使っちゃいますが、
 「ヒョウ柄のシャツが欲しい」、
 「ヒョウ柄の半袖のシャツが欲しい」、
 「ヒョウ柄の半袖のシャツで、色は濃い黄色っぽいのがいい」、
 …、
 キリがないのでもうやめますが、
 「他がどうだから」ではなく、
 考えに考え抜いて、下調べをして買い物をすれば、
 きっと長く着ることができるはずなんですね。


 こんな錯覚は、精神的に偏りを持った人がやってしまいがちです。
 「隣の芝生は青い」のではなく、
 「青そうに錯覚してしまう本人が青い」のかもしれない。
 うーん、ウマいことを言うつもりはなかったんですが…。


 先にお話しした通り、
 適度な欲求は成長に欠かせません。
 しかし、行き過ぎは錯覚を生む、
 こんな心理もぜひ知って欲しいと思い、
 取り上げた次第です。

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