平気で嘘をつく人達

　こんにちは。



　凄い確率で当たるんです。
　占いではありません。

　私は、人の「影（陰、と書いた方がいいかな？）」を見抜くのが得意というか、
　嫌でも見抜いてしまうことがあるんです。

　例えば、
　「コノ人、失恋したのに隠しているんだな…」とか、
　「明るく見せているようで、実は弱さを必死で出さないようにしてるんだな…」とか、
　表には出さないまでも、
　察知してしまうんですね。


　タイトルで、
　「平気で嘘をつく」
　と書きましたが、これは悪意のある嘘ではありません。
　「本人も自覚できていない嘘」のことを言いたいのです。


　こういった、「素のままの自分を隠す人」には共通していることがあります。
　根底の部分で、人の愛情を欲しがっている、
　そんな点なんです。
　だから、愛情が欲しいがために、
　笑ってみせたり、
　明るくみせたり、
　酷い場合には本当に嘘をついて、注目を集めてみせたり…、
　こんなことをしてしまうんですね。


　＃　＃　＃


　さて。
　私が「影」を感じた人には、
　無条件で温かく、ひたすら接してみることにしています
　（もちろん、そうでない人にもです。
　　「特に」、ということで理解してください）。

　どうしてかというと…。
　私が昔、そんな人間だったというのが一つ。
　そしてもう一つは、
　「本人に自分の姿を自覚してほしいから」なんです。


　本当は、自分を作らなくてはいけない、
　そうしないと自分が受け入れてもらえない、ということは、
　完全な錯覚なのです。
　むしろ、自分を偽らず、弱さを平気でさらけ出せる人こそ、
　人に受け入れてもらえる。
　そうですよね？
　実際に（人間としての）愛情を与えたいのは、
　自分を偽らない人のはずなんです。

　＃　＃

　しかし。
　「自分を偽っている」自覚がないから、
　誰かしらからの愛情を求めて、
　ますます虚勢を張って、ますますなにかしらの自分を演じてしまう。
　悪循環なんです。


　だから、自分の本当の姿を自覚し、
　本当の自分の生き方をしてほしい。
　お節介と言われようが、
　同じ躓き方をした私としては、
　こんな気持ちを持ったりするんです。


　弱さをさらけ出せること。
　これは弱さではなく、強さなんだと私は思います。

　最初に「私は見抜くのが得意だ」と言いましたが、
　私みたいな人がいればわかっちゃうんです。
　「自分かもしれない」と思った皆さん、
　いいチャンスです。

　辛いかもしれませんが、
　一人の時間を持ち、
　正々堂々、自分と向き合ってみてください。