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ミネラルウォーターって何? 山梨、静岡両県が一大産地

2014年04月17日 07時49分39秒 | 管理人の独り言

文字通り「水を売る商売」=水商売ですね。たま~に買う事があるのですが、500mlで100円前後、製造原価を考えれば、相当いい商売ですね。アベノミクスの効果がまだまだ感じられず消費増税に苦しむ地方都にてで水道水でお茶を飲みながら、思い浮かべました。

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共同通信webで~日本は世界でも有数の水資源国。水道からもおいしい水が飲めるが、今やすっかり日常生活に浸透したのがミネラルウォーターだ。 市場規模はここ20年余りで約30倍に膨らみ、1人当たりの消費量も最近15年間で4倍に伸びている。ガソリン1Lが140~150円。ミネラルウォーターが500mlで100円程度。はるか遠くの中東から運んで精製するガソリンに比べ高いなあ~とは思うが、それだけ日本人がミネラルウォーター好きという証なのだろう。とは言え、「ミネラルウォーターってどんな水か?」「天然水とどう違うのか?」などと聞かれて、即答できる人は少ない。 

 実は、世間一般で「ミネラルウォーター」と言われるものには4種類ある。

国の「品質表示ガイドライン」は、容器入り飲用水を総称するいわゆる“ミネラルウォーター”を「ミネラルウォーター類」と呼んでいる。そしてこれを、品質表示の観点から ①ナチュラルミネラルウォーター ②ナチュラルウォーター ③ミネラルウォーター ④ボトルドウォーター(飲用水)-の4つに分けている。分類のポイントは「原水の種類」と「殺菌方法」の2つ。原水の種類でいうと「地下水のみ」を原水とするのが「ナチュラルミネラルウォーター」「ナチュラルウォーター」「ミネラルウォーター」の3つ。そうでないのが「ボトルドウォーター(飲用水)」となる。だから、海水からつくる「海洋深層水」は「ミネラルウォーター類」ではあるが、「ボトルドウォーター(飲用水)」に当たるため、「ミネラルウォーター」とは表示できない。

  地下水のみを原水とする3つは、さらに殺菌方法で区分される。

「沈殿、ろ過、加熱殺菌」以外の処理をしないのが「ナチュラルミネラルウォーター」と「ナチュラルウォーター」。それ以外の処理、例えば「複数地下水のブレンドやミネラル成分の調整、水を空気に送り込んで溶け込ませること」もするのが「ミネラルウォーター」だ。 日本では、「ナチュラル」がつく水の殺菌は、85℃30分の加熱殺菌など殺菌処理をしているが、日本でも人気のヨーロッパ産の「ナチュラルミネラルウォーター」「ナチュラルウォーター」は殺菌、除菌はしていない。

  ここは「文化の違い」というほかはないが、むしろ無殺菌、無除菌がウリで、表示をよくみると「EUの厳重な基準により容器詰めされているので、殺(除)菌していません」とある。「心配ご無用」というわけだ。ヨーロッパ産は「沈殿、ろ過、加熱殺菌」どころか、無殺菌、無除菌だから「ナチュラルミネラルウォーター」「ナチュラルウォーター」と表示できる。では、「ナチュラルミネラルウォーター」と「ナチュラルウォーター」はどこが違うのかということになるが、これは、原水の地下水に地層中の一定のミネラル成分など(無機塩類、天然二酸化炭素)を含んでいるかどうかで決まる。含んでいれば「ナチュラルミネラルウォーター」だし、なければミネラルをとられた「ナチュラルウォーター」となる。 

 よく「天然水」と表示しているものがあるが、これは「ナチュラル」にしか使えない表記。だから、「天然水」を堅苦しく言うと「地下水を沈殿、ろ過、加熱殺菌以外の処理をしないで、容器に詰めた水」ということになる。日本の1人当たりのミネラルウォーター消費量は年間24・6リットル(2012年)、生産量は2,778,030キロリットル(同)だ。 生産量が最も多い都道府県は、山梨県で934,443キロリットル。全体量の33.5%も占めており、山梨県はミネラルウォーターの大産地ということになる。次いで多いのが静岡県、鳥取県で、山梨、静岡両県を合わせると全体の50%を超える。山梨県と静岡県に共通のものはなにかと考えれば富士山。つまり、富士山を基点にした地域が日本のミネラルウォーターの一大産地なのである。


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