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無花粉スギ植林、実用化に向け研究 県と天竜林業高

2013年06月18日 00時00分19秒 | 知識の泉

先は長い事ですが、こういう取り組みが授業としてあるのはとってもすばらしい事です。県立天竜林業高応援しますよ!

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静岡新聞webでは~県産の無花粉スギの実用化に向け、研究を進めている県農林技術研究所森林・林業研究センター(浜松市浜北区)はこのほど、同市天竜区の県立天竜林業高演習林「学びの森」で、無花粉スギの植林を始めた。試験林以外での栽培は県内で初めて。同校とタッグを組み、生育データの収集と生徒らに無花粉スギへの理解を深めてもらうことが狙いだ。
 森林科学科の生徒17人が6日、同区山東の学びの森(約33ヘクタール)で、植林に汗を流した。無花粉スギと通常のスギの苗を一本一本丁寧に植えた。国内林業や間伐、剪定(せんてい)法などを学ぶ2年生の宮地丈汰君(16)は「花粉症患者は身近にも多いので、花粉のないスギは画期的」と興味深げ。
 同校の演習林は区分けされ、年代ごとに成長したスギやヒノキなどを学習材料として生徒が活用している。技能員が管理するため、生育状況も詳細に把握できるという。平井克典教頭は「林業を専門的に学ぶ生徒が関心を持つことは、将来の無花粉スギの実用化につながるはず」と言葉に力を込める。
 無花粉スギは、同センターなどが県内産と神奈川県産のスギを交配し、2007年に開発に成功した。成長速度などは通常のスギに遜色はなく、掛川市や浜松市浜北区の試験林で栽培している。
 同センターの袴田哲司上席研究員は「出荷できるまで成長するには約50年かかるが、さまざまな条件のデータが得られることは魅力」と試験林以外での植林の意義を強調する。今後、環境の違いによる成長の変化や幹の耐性などを調べる予定。