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ラスト・フロンティア・・・・アフリカ

2013年06月03日 00時00分58秒 | 知識の泉

横浜で開催されたアフリカ開発会議(TICAD)は、日本を含むアジア諸国に通ってラスト・フロンティアの様相を示しました。特に先行している中国が気にはなりますが、日本の技術力が試される最後のフロンティアである事は間違いありません。日頃から政府批判(タイミングが悪いと)をしている私ブログ管理人ですが、今回の投資枠を含め総理の決断は大いに支持いたします。

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ロイターweb~日本企業がアフリカに注目するのは、石油や鉱物など天然資源だけではない。アフリカの人口は2030年には中国やインドを抜くとされ、資源価格高騰もあって経済成長が著しい。将来の巨大市場を見据え、日本企業は先行している欧州や中国、韓国との競争が激しくなっている。
 武力紛争などを背景に長く停滞してきたアフリカだが、2000年代に入り世界的な資源価格高騰を受け、エネルギー、鉱物資源の豊富な国では中間所得層が拡大。野村総合研究所のまとめによると、アルジェリア、エジプト、モロッコでは、1人当たりの国内総生産(GDP)がインドネシアやインドよりも高い水準だ。アフリカの人口は2030年には15億6千万人、50年には21億9千万人まで増える見込みで、韓国のサムスン電子はアフリカ市場を「ラストエマージングマーケット(最後の新興国市場)」と呼ぶ。ドイツなど欧州や中国の企業も輸出を伸ばしており、日本企業は出遅れている。ただ、ここにきて日本企業のアフリカへの進出が増えている。平成23年末の日本企業の拠点数はアフリカ54カ国中24カ国に約333社(562拠点)で、拠点数は過去5年間で約2倍に増えた。
 アフリカ進出で先行しているヤマハ発動機の柳弘之社長は「中間所得層が増えており、市場として期待したい」と狙いを明かす。ヤマハ発は、ボートに搭載する船用エンジンを売るため、アフリカ各地で漁法の効率性向上を地元住民に指南し、ブランド浸透を図ってきた。味の素はエジプトなどでうま味調味料を小分けして低料金で販売して売り上げを伸ばし、今年度中にもケニア進出を狙う。ユニ・チャームも、エジプトで紙おむつを製造・販売する計画だ。
 パナソニックは今秋から、太陽電池付き照明「チャージ機能付ソーラーランタン」の販売を始める。無電化地域が多いにもかかわらず、携帯電話の普及率が高いことに着目。携帯電話の充電機能付きでケニアやタンザニアの低所得層向けに、1台5千円以下で販売する見通しだ。
 自動車大手の日産自動車は、新興国向け専用車「ダットサン」を平成26年末までに南アフリカで販売。ホンダも23年にナイジェリアで「5万円バイク」を発売。同国市場の9割近くを占める中国、インド勢と競争しており、「巨額マネーがアフリカに入っている」(ホンダ)と、今後の市場拡大を見据えている。