皆様おはようございます。
毎日日中は暑い日がつづいていますね。昨日は関東では竜巻注意報が広い範囲で発令されていました。調べてみると東北から近畿まで広く発令されていたようです。
今年の夏の気象は、例年より激しい気がしますね。
さて、昨日は、「波伝谷に生きる人びと」というドキュメンタリー映画を見に行きました。
この映画は、震災前の南三陸町波伝谷地区を舞台にした。人々の暮らしをつづった映画です。
この映画は、この地域の契約講や結いというシステムを中心に、地域の生計を立ててきた生業の移り変わりなどを描いています。
音楽やナレーションがなく淡々と映画は進んでいきます。字幕も地元の言葉でそのまま表示されます。そのため、見たときは気づかなかったのですが、波伝谷地区で過ごしてきたかのように、家に帰ってから登場人物の話などがフラッシュバックしてきました。
作品中、監督がしょっちゅう登場人物から声をかけられてカメラが止まります。それほど、地区の人に溶け込んでいるからこそ出てくる人たちが、いろいろ思いを話してくれたからだと思います。
普段、地方の言葉に触れない人にはとっつきにくいかもしれませんが、旅行などで地方のひとと世間話をしたりしたことがあるとそれと似た感覚です。
映画の地区とは違いますが南三陸町で作業をしながら漁業の話を聞いたこともあります。旅行先の岐阜の金物屋さんや棚田のおばあちゃんと話をしたりといろいろ話を聞く機会がありました。
そういった時も、結構いろいろなことを話してくれます。それよりも深い話を聞き出して映し出している映画でした。
心に淡々と内容が残る映画でした。小さな漁村の滞在体験をしたい方は、観に行ってはいかがでしょうか。
この映画は東中野のポレポレ東中野という映画館で今の所8月21日まで午前10時10分1回の上映です。
この映画館です。小さい映画館ですが日曜ということもあってか結構お客さんが来ていました。
それでは、皆様お気をつけてお出かけください。