100歳の父殺害、自宅介護35年の被告に猶予判決(読売新聞) - goo ニュース
自宅介護を35年続けた女性被告は年齢71歳である。10年前から認知症の周辺症状が強くなり、自宅介護も難しい状態だったようだ。普通は介護保険を利用して、施設なり、デイサービスなりを受けると家族も助かるのだが、本人が嫌がったり、無理に入所させて、その施設で暴れるなどの問題がでると、施設は家族に引き取らせるということになり、家族はどうしていいのか困惑するわけである。
では、精神科に入院できるかと言うと、本人の意思を無視して入院させる医療保護入院には至らないことも多いと言うより、周辺症状が強くても、診察場面でその症状が露呈しない場合は入院が認められないこともあるようだ。当然、認知症と元来の本人の性格などもあり、なかなか問題は複雑である。
施設も扱いやすい認知症の人をとりたがり、問題行動のある人はわざと避ける傾向があり、努力が足りない、力量のない施設も多い。
そのような状況で今回の問題が起こったわけで、まさに被害者は介護する子供でもあるのだが、それを支える人がいないことや、ケアマネージメントの甘さなども要因のひとつではないだろうか。
認知症の母親を抱えた自分の体験から感じたことである。
自宅介護を35年続けた女性被告は年齢71歳である。10年前から認知症の周辺症状が強くなり、自宅介護も難しい状態だったようだ。普通は介護保険を利用して、施設なり、デイサービスなりを受けると家族も助かるのだが、本人が嫌がったり、無理に入所させて、その施設で暴れるなどの問題がでると、施設は家族に引き取らせるということになり、家族はどうしていいのか困惑するわけである。
では、精神科に入院できるかと言うと、本人の意思を無視して入院させる医療保護入院には至らないことも多いと言うより、周辺症状が強くても、診察場面でその症状が露呈しない場合は入院が認められないこともあるようだ。当然、認知症と元来の本人の性格などもあり、なかなか問題は複雑である。
施設も扱いやすい認知症の人をとりたがり、問題行動のある人はわざと避ける傾向があり、努力が足りない、力量のない施設も多い。
そのような状況で今回の問題が起こったわけで、まさに被害者は介護する子供でもあるのだが、それを支える人がいないことや、ケアマネージメントの甘さなども要因のひとつではないだろうか。
認知症の母親を抱えた自分の体験から感じたことである。
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