著者のエッセイや対談ものは自分が仏教に興味があるので読んでいたが、彼が第124回芥川賞をとった作品「中陰の花」は読んでいなかっ
た。たまたま、図書館で出会った為、読む流れに。
主人公の禅僧則道とその妻圭子を巡る神秘体験の話である。予知能力があるという、おがみやのウメさんと神秘体験をして人徳者になった徳
さんのエピソードが語られる。その間に、則道と圭子の間に子供が出来ず、やっと妊娠した圭子が流産したことが分かる。色々な包装の紙を捨
てずに紙縒を作り続けていた圭子。禅僧としての合理的な考えの則道との会話。圭子の希望があり最後へ。
個人的には興味を持って面白く読んだが、芥川賞と言われるとどうかなとも。しかし、この世とあの世の中間を意識することはありますね。
た。たまたま、図書館で出会った為、読む流れに。
主人公の禅僧則道とその妻圭子を巡る神秘体験の話である。予知能力があるという、おがみやのウメさんと神秘体験をして人徳者になった徳
さんのエピソードが語られる。その間に、則道と圭子の間に子供が出来ず、やっと妊娠した圭子が流産したことが分かる。色々な包装の紙を捨
てずに紙縒を作り続けていた圭子。禅僧としての合理的な考えの則道との会話。圭子の希望があり最後へ。
個人的には興味を持って面白く読んだが、芥川賞と言われるとどうかなとも。しかし、この世とあの世の中間を意識することはありますね。