成り行きアラカルト日記

人生は成り行きでありますが、日日是好日と考えて、日々の出来事を凡人の視点でアドリブ的に記載したいと思っております。

熱血指導の背景は!

2010-07-23 23:52:32 | 愚痴日記
雄星らに暴力のデーブ電撃解任のワケ 過剰な罰金制度めぐり (夕刊フジ) - goo ニュース

 おそらく、メディアに載らない色々な事情もあり、大久保コーチにもそれなりの理由(言い分)もあろうが、その性格からくる「熱血指導」や自分が過去に受けた指導などの経験があり、それらの総合的な戦略でコーチ業をやっていたと思われる。
 「熱血指導」というと、学校の先生でも、そのような気質の先生も意外とおられる。個人的に話をすると、良い先生であり教育に情熱をもって、受け持ちの生徒に対する愛情も感じられる。しかしながら、「生徒のため」という言葉で自分の指導能力を生かしたい、試したい、確認したいという「欲」もあり、指導という限り、そこのはスポーツに特有の上下関係が生じる。自分のコーチ方法を対象者が十分に理解して、コミュニケーションも十分ならかなりの効果があるだろうが・・・・。なければ当然崩壊する。
 「殴るという行為」が熱血指導の象徴である時代は終わったはずだが。「殴る」ということが指導の範囲に入るなら、すでにその方法は破綻している。
 一般に、どのような事情があれ、「殴る」ということは、殴る相手の人格を一時的にも認めていないということである。指導や教育においては、「相手を自分の思うとおりにコントロールしたい」という「欲望」が常についてまわる。
 これには誰もが気をつけなくてはならない。仕事・教育には、上下関係はあっても、人格レベルの上下関係はないわけで、そのところを忘れやすい。
 親は子供を愛情で支配したがるし、教師は生徒を教育という名目で支配したがる。あらゆるところで、そんな欲望が氾濫している。
 そして、今日も「暴力」が生まれる。