関心空域 ━━ す⊃ぽんはむの日記

元「関心空間」の日記(引っ越し後バージョン)です♪

【悲報❕ ホンダ工場閉鎖】 そのスウィンドンの道路は、環状交差点(ラウンドアバウト)だらけで「スイスイ🎵ドンドン」だった件。

2019年02月20日 | 日記

『ホンダ、2021年を以て英スウィンドン工場を閉鎖へ 3500人が失職の見通し』というショッキングな正式発表が世界を駆け巡った、きのう19日。
 
が、わたしはその配信ニュース動画()を、まったくあらぬ方向からの感慨を抱きながら観ていた ──。 と言うのも、その取材映像に映された工場正面ゲート横の「構内進路案内」の標識には、ドぉーン環状交差点(ラウンドアバウト)の図柄が掲げられていたからだ。

おお…ナンと❕❕ スウィンドン工場の「構内にまで」ラウンドアバウトが設けられているとはっ…❕❕

ラウンドアバウトは日本の道路でこそ(まだまだ)マイナーだが、それでも重度衝突事故の回避性、維持コスパの安さ、対ブラックアウト耐性…などなどを買われ、全国各地の(従来タイプの)三叉路、十字路を廃止して置き換えられつつある。

で、このホンダ工場の在るスウィンドンこそは、そんな環状交差点の聖地であり、ラウンドアバウトの「超⚡びっくり進化形」…聞いてオドロくな、「環状環状交差点」が英国で初めて設置された街❕ だったのだ。

環状環状交差点ってナンだ。そりゃポン・デ・リングみたいな「輪っか形状の"交差"点」か❔❔ 初めて聞くと何のことやらイメージ沸かないかもしれない。全然ご存じないかたは先ず、わたしが8年前(2011年1~2月)に《関心空間》に投稿したキーワード:スウィンドンの「マジカル五叉路」を ご一読願おう。

でだ。8年前この五叉路、The Magic Roundaboutを紹介したとき、わたしはスウィンドンの一般ドライバーは「よくもまあ、こんな複雑な周回パズルをいともスイスイと掻い潜って行けるな」と、感嘆するばっかりに終始してた。 いゃ待てよ。「環状環状」交差に戸惑わない、ってコトは、そもそも「環状」交差道の走行に常日頃から馴れっこになってるから、それで「環状道路が環状に配された」ぐらいじゃオドロかないのかも❔しれない……というところまで、1歩突っ込んだ直感が閃(ひらめ)かずにいた。

されど、あれから8年──今や自分は、英国イングランドの道路に関しちゃいかに(主要な交差点という交差点が)ラウンドアバウトに置き換わってしまってるか、さまざまな伝聞や英国TVドラマなどに触れて「思い浮かべられる」レベルになった。今回、たまたまホンダ英工場の閉鎖、というニュースで(何年かぶりに)「スウィンドン」という街の名を聞き、しかもニュース映像でラウンドアバウトの標識を目にし、咄嗟に「ああ そうだ。スウィンドンにどれだけ多くのラウンドアバウトが在るのか、実際に数えてみよう」ようやく思い当たったのである…

かと言って、航空チケット買って英国に飛ぶワケじゃない。例によって、Googleマップさんで「スウィンドンまでひとっ飛び」。

スウィンドン周辺から、話題のホンダ工場と"隠れた観光名所"『マジック・ラウンドアバウト』の位置を特定。その周辺に環状交差点が「大小含め、いくつあるか」、地道にグリーンの丸印を付けていったのが下の地図[部分]だ。


ンまぁ、モノの見事に環状交差点「だらけ」である。
 
しかもしかも❕❕ そのうちの何箇所かは、ふたつの環状交差点が互いに近寄り過ぎてくっ付いた「重層」環状交差点になっちまってる。具体的に2箇所を例に採り、航空写真モードで見下ろしてみると……
 
こんな感じで、8の字状の「"二重連"環状交差点」が大小タテ続けに現れる、宅地街の生活道路とか…
 

かと思えば、下のように基本"ひとつの十字路"なのに、ふたつの環状部分を持つ「異形」も。
 
おそらくは画像の南北、タテに通る道の方が「直進する車両の通行量比」が高いゆえに、この道路を直進するクルマにとって「なるべく遠回りせず"道なり"感覚でスイっと」通過できるよう❔ 配慮しての例外レイアウトかと察する。


と言っても(逆に)東西、ヨコに走る道の側は たいへん。
 
特に、東(=画像の右方向)から来て西(画像の左方向)へ"まっすぐ"抜けようとする車は、「直進するためにジグザグ走行」しなければならない。ニワカで英国を訪れ、レンタカー借りた日本人観光客なら、環状部分に侵入してから「あれ❔…あれれ❔❔」とか、ワケ分かんなくなってパニック。意図しなかった方向に曲がってしまったり最悪、対向車線に迷い込み阿鼻叫喚。キョーフの逆走すら💀しかねないよな。

…なるほど、やはりねえ

普段から「こんなにも奇怪な環状交差点の数々」を行き来して運転してるスウィンドン市民だからこそ、『マジカル五叉路』ごとき屁でもなく通れるのだ。あらためて、合点も行ったし脱帽である。

ちなみに的な余談だが……昨年某日、われらが日本でも「ツインラウンドアバウト」なる交差点がお目見えした、というニュースが。

しかし よくよく確かめると、この重連環状は「より大きな径の環状リングを敷ければ」ただの(ひとつの)ラウンドアバウトで済んだ場所。しかし、そこまで広い用地買収は時間やコストの絡みで出来なかったコトから、(だからって扁平につぶれた楕円状のラウンドアバウト造ったんじゃ、誤走行や逆走を誘うだけで危険につき)ふたつの「小円」を並べたってだけの代物だった

ツインラウンドアバウト全国初の設置 逆走防止も(18/03/19)

いやいや、こんなレベルのモノを「ツインラウンドアバウト」と軽はずみに呼んじゃイカんよね。
=了=

 
 
【資料画像 1】スウィンドン郊外の「信号のある交差点」。この街では稀少な光景だ。


【資料画像 2】ホンダ工場内の「環状交差点」に入ろうとする完成車の陸送トレイラー

 
  
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