関心空域 ━━ す⊃ぽんはむの日記

元「関心空間」の日記(引っ越し後バージョン)です♪

2019年秋 まだ日本未上陸❕❔の野菜カッターを眺めつ、"理想の千切り器"を語ってみようか。

2019年09月18日 | 日記

 
哀しきかな孤高の独り身男、さらには未婚の中高年ニートゆえ「主夫歴30年余」の自分としちゃ、調理道具の流行もまた一抹の関心事である。めったに話題にしないのだが初秋の候でもあり、ひと記事あげてみることに。

さて。お題にあげる調理はシンプルに「千切り」。外食グルメ的には別称「ツマ切り」とも。

板前稼業の御仁でもなけりゃ包丁でスタタタタタン⚡と手刻みするのも面倒で、昭和の昔から専用ツールが数多く考案されては店頭に並んだり通販されてきた。今宵は読者ご各位に、まだ見たことのない「野菜マルチカッター」をお目にかけよう。2019年の夏以降、(製造元である)中国市場と(常々から流行モノの周りが早い)欧米市場に出回りつつある新商品である。


見ての通り、付替え式の各種カッター刃を「ボウルのふたに」パチン❕とハメて使うところが新しい。英語名「Smart Chopping and Strainer Bowl」、日本円換算で3500円程度(と簡易フードカッターとしてはチョイお高目な値段で)で売られてる。

ただ わたしなんぞに言わせてもらえば、「こんなデカい」ボウルを土台にしないと使えんのかいっ てぇネガティブな印象を真っ先に持つ。けっして広くない日本庶民の平均的なキッチン事情を想えば、これは多くの兼業主婦も同感されるコト請け合いの「致命的な欠点」と思う。






すぐ上の画像みたく、硬めの食材はボウル自体を(取っ手を持ち)手前に持ち上げれば力を込められ、なおかつ、カット野菜受け(=内ボウル)自体は重力で水平に傾ぐので「賢く出来てるでしょ」とでも^^;考案者サイドは言ーたいっぽい。

でもそれ……そんなスゴい機能か❔❔ 無駄に、遊んでるだけにしか見えんが。

まあ、ままごと調理しか知らん青臭い人種どもの戯言(ざれごと)ってか。おまえら「家事としての調理という奴隷仕事」の現実、身体でキッチリ(ン十年間かけて)憶えてきたか❔ 憶えてねーなら工夫するな。そんな工夫(❔)は「せいぜい、ままごと遊びレベル」でしかなく、実社会で億万回と繰り返される「家族のための食事の支度」中にゃクソの役にも立ちゃしない。

サラダを毎日がっつり食いたがる欧米人、キッチンの広~い欧米人なら実益あるかもしれんが、この調理スペース&片付けスペースの「かさばり感」が、まだ今もって(新しモノ好きであるハズの)日本で紹介されてない「唯一最大の遅れの理由」じゃないかァ❔…と、わたしは思えてしゃーないぜよ。

とまあ、文句ばっか愚痴ってても不毛だな。顧みて現代ニッポンの「千切り器事情」を見回し、考察してみるコトとしよう。

ここでも大まかな購入動向は、きょうびの世界的「トレンド(流行りモノ)」に飛びつくか、きのう今日に沸いた流行り❔なんぞには惑わされず 親の代から親しまれてきた「定番ツール」を常備するか、の二大傾向が拮抗しているようだ。両者を順に概説しよう。


ケースきょうびの世界的「トレンド(流行りモノ)」に飛びつく場合
 

2019年秋時点、世界的に広く流行中なマルチ・フードカッターは上の画像のような外観を呈してる。

ま、ぶっちゃけ冒頭にあげたカッターがボウル容器を土台にしてたのに対し、幅10センチ程度の(透明な)方形容器が宛がわれてる伝統的なフォルムだ。これだと食材のカッティングに要する「接地面積が最小限」で済み、調理スペースの節約になる。

滑り台状の"擦り切りプレート"の、刃(ブレード)の部分だけを刻みかたに応じカセット交換する方式。これが製造元の中国じゃ「最新の流行り」なのか、「刃だけ交換」という意味では冒頭の未上陸商品と共通してる。

ただ、わたし的には「刃だけ交換」には抵抗を覚える。替刃の直接の土台部分(むろん樹脂製)ごとカチカチ挿し換えてたら、刃自体のグラつきや劣化を早めるのでは❔という危惧に駆られる。どうしたって耐久性に疑念が生じるのだ。キュウリみたいなもんばっかり切ってりゃまだしも、日本じゃニンジン/大根/ごぼうといった「硬い系」の食材を扱うケースが多い。やわな組付け精度のカセット刃など造られちゃ、十年使えるような耐久品質は望めないだろう。ましてや、十年後に「替刃セットだけが、お買い得な価格で売られ続けてる」なんて、日本企業ばりの手厚いサポートは無理と言うものだ。

したがって、1回こっきり(で刃が廃れたら捨てる)と覚悟して中国製品を買うなら、見てくれや多用途性、使いやすさの観点にも増して「構造的に耐久性のありそうなモノ」を選りすぐるべきである。個人的にお薦めなのは、下に掲げた『Ⅴ時替刃の切れるやつ』better stars 野菜カッタースライサーだ。


一見してワカる通り、カセット刃交換という流行りの方式を採りつつも、替刃のベース面積がデカ~く取ってある。その分、長く酷使しても刃の"がっしり感(堅牢度)"に期待が持てそうだ。

ケース親の代から親しまれてきた「定番ツール」を常備する場合
現代のように「巷の過半が中国製」なんて時代になるバブル前の世界では、日本におけるキッチンウェアの国産比率は9割以上。あらゆる分野の工業製品が、日本人の働き手だけで賄(まかな)えていた。都市部周辺じゃ公立の小中学校が「教室数が足りない」と悲鳴をあげ、ひとクラス名簿は50名を超えた。給食には頻繁にクジラ肉。仮設のプレパブ校舎を何年も運用したが(今のような酷暑は無かったため)すし詰め児童らも無我夢中で学窓生活をしのいで行けた「エネルギッシュ日本」の全盛期❕❕である。

当時から昭和50年頃にかけ"最新の"キッチンウェアは、食べ盛りの子だくさんを抱える兼業主婦(いわゆるパート主婦)向けに、「時短できて長持ち」を理想像に創意工夫と日進月歩が目覚ましかった。

そうしたなか、定番の千切り器として定着していった商品は以下のような刃と一体化したカッティング・プレートの複数枚セット、という形式の商品。

画像の左が貝印KAI、右が愛工業の人気長寿商品。前者は(今は)台湾工場への製造委託。後者は脈々と国産だ。

自分は中高年としての馴染みもあって断然、①流行り系よりはこの②昭和ニッポン系を推す。昭和生まれの両製品の一番の違いは「取っ手の大きさ」。男性なら貝印、女性なら愛工業を選べば無難だ。男性でも手のサイズが(ゴム手袋の)M寸以下だったり、狭い調理場で置き場に困るなら愛工業で間に合わす、というのも一考と思う。いずれを選ぼうと、刃は固定式でカセット交換しないのだから、面倒もなきゃ耐久性も。日々、安心して頼れるってもんだろう


番外ケース余談になるが「ブログ主の」場合は❔ と言うと…


さて最後に……かく語るわたしが永年に渡り愛用してる「千切り器」は、以上でも語ってきた信念に基づき、上画像のようなステンレス製の"シンプル1枚板"タイプだ。さすがに1枚1役の「単能器」とまでは行かず、これ1枚で細千切り/太千切り/輪切り(スライス)…の三徳仕様になってる。

Amazonを探す限りじゃ、令和の日本じゃ(すでに皆目)見当たらない。製造終了品かも。

製造してないとすれば、製造し終えた理由のひとつは「千切り刃の形状ゆえ」じゃないかと推察する。購入した昭和末期時分には、まだ千切り刃と言や、ご覧のように横一列に全部の小切りブレードが並んでた。食材は(そのラインで)ガツン❕ と刃先に当たるため、切り割くのにも相応な力が要る。


今では小切り刃が横二列、前列と後列の交互に配されるタイプが主流になってて、この方が切る力も少なくて済むから従来型には分が悪い。かと言って新形式で刃を配列させるのだと、ステンレス1枚から斬り出して造るのは相当な手間だ。出来たとしても価格的に折り合わないから止めた、ってところじゃないかな。

全然使えるし、まだよく切れるのに捨てて買い替える気にはならない。当面、この千切り器のお世話になるだろう。

切れると言えば、前述の貝印KAI商品は「オトコ向き」と記した理由の"隠れた"理由も「露出した刃が切れ味、冴えすぎ」なことだ。指先を切って流血沙汰になりやすいため(特に)女性票が振るわず、支持率的には損をしている。同セットでなく単品仕様の高級版《関孫六シリーズ》も、同じように安全性で評価を下げてる。

記事冒頭に紹介した2種類の中国製品を「日本の女性消費者は評価しづらい」だろな、と思うのもその裏返しで(いくら最新の人気グッズでも)カセット刃を「しょっちゅう挿し換えるなんて危なっかしいじゃん」と敬遠する人が何割か、必ずやおいでだろうと思われる。

一方で、男性購入者の中には「刃物は(とても危ないほど)斬れてナンボだろ」「そもそも、道具なんてモノは使いこなせてからが本領であって最初っから楽々ってなら安っぽいガキの玩具と思うかたも一定数おられるから、つくづく商品の価値とは「使う人次第」である。万人が喜ぶ「夢の商品」なんて物は存在しない。
=了=


この話題の関連記事:
- 【煩悩💗探検隊】 「グルコサミンの26倍」広告バナーの、"アノ脚"は男性か女性か❔ どーでもいいけど解明したw

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« グーグルマップに水没車両が... | トップ | 【Chromeトラブル覚書】Notif... »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
知らぬが仏かも (もへ字)
2019-09-19 04:47:36
主殿は、日本国内産の食料使いなら、特に、福島原発放射能事故で汚染中の東日本の食材を利用するのは止めた方が健康の為ですぞ。自分ら家族はああした汚染を避ける為に喰いモノは北海道産か、九州産のを食材を買っておる。毎日放射能が降り注ぐ東北、関東中部地域のは買わんな。確かに水も空気も汚染されているが、せめてのが喰いモノだからそれを実行しているのさ。あの事故以来若者が昔なら若者には罹患しなかった病で若者を中心にバタバタ倒れ死にしている現状だ。某自治体が死者続出で火葬場増設中だし、主も身体に気をつけて下さい。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日記」カテゴリの最新記事