関心空域 ━━ す⊃ぽんはむの日記

元「関心空間」の日記(引っ越し後バージョン)です♪

東京都が露骨に!都の『HIV検査情報Web』に虹旗(としか思えない図柄)を貼っているコトは、ゲイ権を認めぬ「偏見や誤解」を煽ってはいないだろうか。

2014年01月03日 | 日記
という疑問を覚えました。


大見出し的に書かれた基調の案内テキストには、(原文のまま)以下↓のようにあります ──。

「平成24年の1年間に、東京都へ新たに報告されたHIV感染者とエイズ患者数は461件でした。このうち、同性間性的接触による感染と報告された件数は343件で、約7割を占めています。同性間性的接触、異性間性的接触ともに前年より増加しています。
 …中略…
ぜひ、この機会に検査を受けてみませんか?」


文章のまま読むと、「エイズ=ゲイが罹りやすい病気」と読めてしまいます。 今や男性の同性愛者は(他人事じゃ済まない境遇から)率先してHIV検査を受ける傾向が根づき、結果的に認知される患者数が膨らむのは、半ば当然。 今後、本当に啓発してゆくべきはエイズ発症まで検査を受けないコトが(より強く)危惧される「ゲイではない大勢の人」たちの方であるハズなのに。

そこへ、ゲイなら(もしくは、ゲイの人から先に)検査しろ^^;と言わんばかりの、レインボウ・フラッグをWeb全体の基調カラーに据える、ってのはホントどうよ!?と思うんですね。


言うまでもなくHIVはゲイ云々とは関係ない、サルたちの身体から人の身体へと住処を乗り換えたウィルス 

最初の最初はサルに噛まれたとか、そんな原因から始まったのでしょう。 結果、(初期感染的には)野性ザルが多く、(二次感染的には)避妊慣習が浸透しないアフリカの一般民衆に襲いかかりました。 そこから先進諸国への伝播が、男性のゲイ市民の間だと早まり易かった・・・単にそれだけのコトなのに、「ゲイになる=エイズの感染条件が揃う」みたいな刷り込みは、「ゲイでないから安心」的な妄想を定着させる温床にもなりかねず、何重にも厳に!慎むべきと考えますが。

実際、ですよ。

世界一般的には、HIV対策/エイズ予防のシンボルマークは「レッドリボン」ですよねえ。 虹旗のアレンジなんて、ごく稀に、ゲイ団体とかのHIV検査キャンペーンでしか見られません。 TOKYOほどの一大都市が、あんな紛らしく見当違いも甚だしい(と糾弾されかねない)キャンペーンを堂々と張り続けていることは、誠にもって恥ずかしいなあ・・・という気がいたすのでございます。

 

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