カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

風の前奏曲

2005年12月25日 21時49分59秒 | 映画 / MOVIE
タイ映画を観た。(写真はオマケにもらったラナート人形。)

「ラナート」と言う木琴奏者:ソーンの生涯を描いた映画だった。
舞台は19世紀のタイ。ソーンが臨終に際し、
自らの一生を回顧する形でストーリーは展開していく。

光と風が織り成す美しい風景とラナートの音色に感動を覚えた。
「ラナート」の音色は風のように軽やかであり、
時には嵐のように力強い。
単純な楽器こそ演奏する人の技術や心の動き、
人間性によって差が出るものだ。

           

青年時代のソーンを演じたアヌチット・サパンポンがいい
かなりカッコイイ

2002年にタイで最もヒットした
「メコンフルムーンパーティー」(観てないけど。)で
鮮烈な銀幕デビューを飾ったレスリー・チャン"の再来(!)
と言われる新進スターだから無理も無い。
「春の雪」にも出演しているので、観ておかないと・・・。

タイ本国で上映されたのは2004年2月だったそうだが、
異例の劇場ロングランを記録。
マスコミにも大いに取り上げられ、
伝統楽器を習い始める若者が急増し社会現象となった。
タクシン首相も映画館に足を運び、王族たちは劇場貸切で観賞。
ついにはバンコクに駐在する各国の大使夫妻を招待して、
政府主催の特別上映会までが開かれたのである。

            

タイには2回(正式に入国したのは。)行っているが、
いかがわしい(失礼)バンコクの喧騒に触れたに過ぎない。
伝統芸能はタイダンスを見ただけだ。
次回タイを訪れたなら、是非ラナート演奏を堪能してみたい。
  (Fさん、よろしくお願いします。)
コメント (3)
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