2018/5/20に発信した章である。
以下は月刊誌WILL今月号に、モリカケ騒動いい加減にしろ、「モリ・カケ・日報」は安倍殺しの呪文、阿比留瑠比・産経新聞論説委員、と題して掲載された特集記事からである。
朝日の社説では昭恵さんの名前が1年間でナント50回! あんた、呪い殺す気かい?
日本の命運が決まる
5月か6月、史上初の米朝首脳会談が予定されています。
これは日本の命運を決するターニングポイントになる可能性が高い。
トランプ大統領は安倍首相から何度も念を押されているように、拉致問題について言及するでしょう。
場合によっては、拉致被害者の帰国があるかもしれません。
一方で、金正恩は「朝鮮半島の非核化」を主張しています。
父の金正日も同じく言及していたことですが、あくまで「北朝鮮」ではなく「朝鮮半島」の非核化なのです。
米国は核兵器の配備について「肯定も否定もしない」とする政策を取っています。
従って、「朝鮮半島の非核化」ということは、在韓米軍の韓国撤退を意味しています。
米軍がいなくなれば、即、南北朝鮮統一となるかどうかはわかりません。
ただ、どのような形であれ、38度線が対馬海峡まで下りてくることになる。
外務省の高官に聞いた話ですが、中国は北主導の統一よりも、南主導の統一を望んでいるとか。
金正恩がトップに立てば、外交面で骨があって扱いにくい。
でも、文在寅大統領であれば、何でも言うことを聞いてくれる(笑)。
金正恩はアメリカとの戦争を回避すべく、さんざん嫌っていた習近平に会いにいきました。
習近平の面前でメモを取るような姿勢まで見せて、臣下の礼を示した。
「典型的な朝鮮半島人の対応だ」と、ある外交官は言っていました。
普段、空威張りをしていても、いざ追い込まれると強い庇護者を求めて右往左往する。
そして強者の陰に隠れて安心を得ようとする。
半島国家の宿命ですね。
今後は中国だけではなく、ロシアも北朝鮮にかかわってくるでしょう。
ロシアも朝鮮半島、就中、北朝鮮は自分たちの半分属国であるという意識が強い。
ロシアはシリア問題をはじめとして、アメリカとの関係が悪化していますから、ロシアとしても北朝鮮というカードは大切に持っておきたいところです。
政府高官の話によると、「金正恩が核実験やミサイル発射をすることで、アメリカが困っているのを、プーチン大統領は内心楽しんでいるフシがある」と。
だから、北朝鮮を飛び越えて、直接、アメリカに嫌がらせをしてくる可能性もないわけではないのです。
北朝鮮からすると、ロシアと中国がアメリカに対峙してくれれば、新たな外交ゲームを始めやすくなるわけです。
この稿続く。