Sunset Cafeへようこそ

いつか、夕日の美しい絶景の地にカフェを・・と願う私のバーチャル・カフェ。未知の音楽と人との出会う場所。

癒し系ジャズの極致

2006-02-10 23:06:38 | たまに聴くならこの一枚
もう何年も前、寒い冬の夜、仕事帰りにフラリと入った小さなジャズバー
でこのCDに出会いました。

そこはとっても居心地のよい、ママさん一人のバーで、いつも「今、こんな曲
を聴きたいなあ・・」と思い始めるその絶妙のタイミングで、ママさんが
ピタリの曲をかけてくれたものでした。 今はもうありませんが・・。

その日、昼間からイヤなことが重なってすっかり気が滅入り、感傷的になって
いたのかも知れません。気がついたら、私だけしか客のいないバーにこのCDの
曲がゆっくり静かに流れ、柄にもなくポロリと涙が出始めた自分に気付き、
驚き慌てたのを覚えています。

冒頭の曲「Sonny Boy」を聴いて、その美しさ、そのゆったり感、
そのスムースさに驚かない人は居ないでしょう!
「こんなジャズもあったのか?」と私も最初は驚き、次第に、その間の
良さに酔いしれました。
それは6番目の曲「Nobody Knows The Trouble I've Seen (誰も知らない
私の悩み)」でも同じです。

このCDのタイトルは直訳すると「空が灰色の時」だけど、もっと深い意味は
「心がブルーな時に・・」とでも言えそうです。
事実、1曲目の極端にゆっくり目の「ソニー・ボーイ」の後、ややミディアム
テンポの曲が続き、6番目に再び超スローな曲・「誰も知らない私の悩み」
を聴く頃には、何とはなしに音楽に癒された自分を感じることになります。
そして最後は明るくはつらつと「マイ・ブルーヘブン(私の青空)」です。

このCDは、特に次のような人にぜひお勧めしたいです。

・何か、とてもゆったりとした良い気分に浸りたい人。
・癒しを求めている人。
・何らかの理由で、気持ちが落ち込んでいる人。
・考え事をしたい人。
・恋人同士、良いムードの中で見つめあって時を過ごしたい人。

いづれにしてもこの1枚のCDが得がたい良さを秘めた1枚であるのことに
変わりはありません。 

When There Are Grey Skies
Red Garland
Prestige/OJC

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2 コメント

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jazz bar (MIMS)
2006-02-11 23:59:10
そのCDは派遣先の人々に聴かせてあげたいです。

みんなお仕事で疲れていそうだから。

そして、そんな音楽を聴かせてくれるジャズバーが

会社の近くにあったら会社帰りに少し寄って

帰れるのになぁ。



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jazz bar (sunset-cafe店主)
2006-02-12 19:04:33
そうですね。そのjazz barは,①音質の良い

音響装置があって選曲が良い上に、②お酒はすごく安くて、③お客さんが殆ど来ない、という夢のような3条件を備えてました。

でもそのせいで(特に②と③)つぶれちゃったんですねぇ。

あのような夢のようなjazz barに再び巡り会えないものかと、夜の巷を徘徊している私ですが、なかなか・・。
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