店の荷物を片付けてると、要不要を仕分けるついでに色々引っ張り出し、出てきたのが18歳の時の日記でした。下手な挿絵と汚い文字で、読めば読む程、小っ恥ずかしい記憶が蘇ります。私以外は誰にも知られたくない心のうちを赤面しながら、それでも捨てられずに、まだ手元に残してしまう困った代物です。好きな人の名前を何度も書いたり、当時の流行りの恋愛ソングの歌詞を綴ったり。。。今頃あの彼は何処でどうしているのかしら?人生の終わりまでには捨てなくてはならないけれど、もう少しだけ手元に置いておく事にしました。まだまだ死ねない理由の一つですw
先月末から落ち着かない日々を過ごしましたが、ここへ来てようやく新たな暮らしが始まった感じです。日替わりランチで鍛えた(?)腕は3人分の夕食に代わり、義母の「毎日知らないお料理が食べられて、楽しみだわ」と言う励ましに載せられ、どうにか続いております。また写真の元スタッフのチビブタさん達も、お洗濯でかなりきれいになり、喜んでいるようです。
そして、私はのんびりするはずが忘年会を企画したり、なかなか会えなかった孫達に会いに行ったり、すぐに働く気もないのに求人情報を漁って、あちこちに登録したり、自宅でお料理教室もいいかも?とじっとしてられない性分が発動中。元マスターの旦那さんはせっせと荷物を片付けながら、大好きな本とテレビを思う存分エンジョイし、ブーニー君は若干黄昏れつつも、マイペースで「次の旅行は何処に行くのかなぁ」などと呟いております。さてさてどうなることやら。
なんだかんだと慌ただしく過ぎまして、昨日のお昼をもって店は空っぽになりました。切なくて涙が出るわけでもなく、とにかくお掃除を終わらせないとの一心で、雑巾、箒、ちりとりを握りしめておりました。次の店の契約者さんが、その当日に保健所の審査があるとの事で、汚くて審査に通らなかったら大変!最後の最後まで、追われる状況でした。やっと終わった後で、パチリと撮ったのが上の写真です。我ながら自分らしいと呆れながら、伽藍堂のお店に感謝を伝えて鍵をかけました。また新しいお店が生まれ、ここに沢山のお客さんが溢れ、素敵な物語が始まる事でしょう。この場所でのたくさんの思い出が、これからの私を励ましてくれます。あー楽しかった❣️