
つらつらと人生を振り返ってみると、思わぬところに人生の師がいました。中学生の時に仲良くなったDさんは、私とは対照的で真面目一本槍。以前もお話しした事があるのですが、何でもコツコツと積み上げるタイプでした。彼女は、あるおまじないを唱えて願い事をノートに毎日書き続けると、数年後に叶うと言う話を信じて、本当に一年以上書き続け(願い事が何かは知りませんが)曰く、叶ったそうです。私には真似の出来ない事でしたが、「石の上にも三年」のように一つのことを我慢強くやり続けるのは意味のある事なのだと知りました。また学生の頃に親友になったAさんから、100人いるクラスメイト全員に年賀状を書いたと聞いて、手間暇そして、お金をかけてよくやるなーと思って呆れていたところ、それをきっかけに彼女はクラスの全員に顔と名前を覚えられて、ちよっとした人気者になったのでした。九割が男子のクラスだったので、教室では話した事もない男子学生からAちゃん、Aちゃんと呼ばれて、そのおかげで仲良かった私もあだ名で呼ばれるようになった4年間でした。この時は、コミュニケーションのやり方とその大切さを習いました。子育ての頃には同じ建物に住むママ友から、ガスレンジの汚れは熱いうちに拭き取れば簡単に落とせるよと今なら当たり前の事を教えてもらい、その後、子供が赤ちゃんの頃には、昨日言えなかったことばを何度も繰り返して翌朝には言えるようになると言う成長を目の当たりにして、できるようになりたいと思う気持ちの大切さを学びました。こう考えると周りはいつでも師匠だらけ。きっとあなたが私の先生なのかもしれません。