クリスマスに関する思い出はたくさんありますが、その中でも強く心に残っているのは、娘が小学中学年の頃にまだまだサンタクロースを信じていて、他のお友達は皆サンタさんはお父さんやお母さんなのだと言いきるのに、絶対に実在する!と主張していたそうです。そして我が子がその年にお願いしたプレゼントが当時流行ったタイプライターのおもちゃで、しかも実用可能な優れもので4万円もしたのです。サンタクロースの私は慌てました。そんな高価な予算はないし、このままいくと何をお願いされるかわからない!と思いいよいよ、実はサンタクロースはママでしたと告白したのです。すると娘は目にいっぱいの涙を溜めて、おいおいと泣き出しました。本当にサンタさんは居ると信じていて、本当の事はしりたくなかったと、、、。それまで必死でサンタクロースを演じてきた私はなんだか、自分のやって来た事が自分の首を締めることになり、一緒になって泣きたい気持ちになりました。あれから25年、クリスマスのたびに胸が痛む切ない思い出です。
(写真はマッシュポテトで作った雪だるまです。)