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レン・ワイズマン「ダイ・ハード4.0」

2007-07-11 21:37:41 | 映画評
続編って、ヤツの宿命


レン・ワイズマン「ダイ・ハード4.0」を見て参りました。

うーむ。


超映画批評は、映画鑑賞の手引きとてして、かなり活用しております。


で、そのサイトでの評価は、この通り。

「90点」とかなりの高得点。

これは、期待大!


でしたが、……………見終わった感想としては、
「まぁつまらんわけじゃないけど」
という程度。

自分的には、70点かな。


「1」が、奇跡の脚本で、「2」「3」と「どうでもいいな」という作品になってしまった「ダイ・ハード」。
「続編ものの宿命」と言ってしまえば、それまでの話なのだが、「4」も、やはり「1」は越えられなかった。


それでも、「2」「3」よりはマシだと思うけど。


とにかく、脚本の穴が多いね。

ネタバレになるけど、なんで電気を止めるのに、わざわざ人を派遣する必要があったんだ? 最終的には、遠隔操作で爆破してるし…………。できるなら、最初から、そうしろよ。

それに、突然あらわれるスゴ腕ハッカー。
おいおい、どっから出てきた?
伏線あった?
なんで、こんな危険人物を犯人は逃していた?
最後には、お約束どおり主人公の味方をするし。


まぁ物語なんて、そんなもんだと言われれば、それまでなのだが、主人公のマクラーレンも、「偶然助かった」という要素が多いね。

エレベーターで宙吊りになる、「ジェラシックパーク」のパクリのシーンにしても、なんにしても、「1」のような理詰めではなく、とにかくタフガイが頑張ったら(幸運で)どうにかなる! という展開。

まぁ笑えるというか、単純に楽しめるというか。


超映画批評の言っておられる通り、「お祭り」作品だからね。

敵ボスが元アメリカ政府のセキュリティー担当で、だから彼によってあらゆるアメリカのセキュリティーが手玉に取られるという設定は…………、安っぽいなぁ~。

もう戦闘機も操れるのだから、それならICBMでも乗っ取れば済むのに……………。


マクラーレンが、久しぶりに敵ボスに悪態をつく姿にニヤッとして、車を飛ばしてヘリを撃墜という無茶苦茶な戦い方に爽快感を覚える、というのが、この作品の正しい楽しみ方でしょうね。


せっかくなんで、映画館で見ることをお勧めします。
DVDで見ても、楽しくないと思うよ。


後、どうでもいいことなんだが、「DVD」は「4.1」になると思う。
そして、「BD」「HD DVD」は「4.2」になると思う。


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