すんけい ぶろぐ

雑感や書評など

星護「女王蜂」

2006-01-09 08:47:58 | 映画評
栗山千明は、まだ21か。妙な妖艶さの漂う女性になったなぁ


稲垣が出ている金田一シリーズの「女王蜂」を、一昨日に見ました。(公式サイトはこちら)


栗山千明……………ちょっと、お肌が…………、及川光博は多門とはキャラが違うような…………てなところが、ちょっと気になると言えば気になった点。

それ以外は「こんなもんかなぁ~?」という感じ。

正直なところ、稲垣版金田一は、回を重ねる毎に、パワーダウンしているなぁ。
初回の「犬神家の一族」が、一番力が入ってたような?


特に初回で面白かったのは、「名探偵・金田一耕助の誕生秘話」というオリジナル(?)の作品。
金田一耕助が探偵となる契機となった初めての事件をあつかった作品です。ここでの金田一というのが、酒びたりの、どうしようもない男(クスリには、溺れていなかったはず)。

で、本編の「犬神家の一族」の犯人役は、三田佳子。息子のために、次々と殺人を犯していくというのが彼女。


かつて、酒(≒クスリ)に溺れてどうしようもない経験をもった人間(金田一耕助)に、子供(現実の子供は…………)のためを思って犯罪を繰り返す三田佳子が裁かれる。

なんだ、この複雑な構図は!
一見すると普通(?)の「犬神家の一族」なのに、「名探偵・金田一耕助の誕生秘話」が加わることで、非常に意味深な作品となっておりました。


つまり、この物語というのは、ミステリーの体裁をとりながらも、その中には、息子の教育に失敗してしまった三田佳子が、自己を罰せられたい、しかも、その失敗作と思っていた息子によって罰せられたいという深層心理が反映しているのだ!!(MMR調でお読み下さい)

……………という深読みならぬ、バカ読みをして楽しんでいました。


さて、次はあるかなぁ~?


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