すんけい ぶろぐ

雑感や書評など

山崎貴「ALWAYS 三丁目の夕日」

2006-07-10 20:48:34 | 映画評
いいと思います


「ALWAYS 三丁目の夕日」を見ました。

感想としては、…………よく出来た作品です。

「私、映画が趣味なんです!」
と、なんの恐れもなく答えれる女の子には、
「三丁目の夕日、見た?」
と言えば、
「アレって、いいですよね~。古き良き日本って感じで」
と答えてくれそうです。

一方、酔っ払って、
「映画ってのはなぁ」
とくだを巻いている男に、
「三丁目の夕日、見ました?」
と言えば、
「えぇ? あれ見たの?」
と答えてくれそうです。


ともかく、CGの完成度はピカイチです。
「どっからどこまでがCGで、どっからどこまでがセット?」という感じで、画面全体で、違和感なくノスタルジー色豊かな世界を表現しています。


「なにこれ、昔の日本だって? フンッ、こんな世界ねぇよな」と、僕のような人間には思えてしまいますが、まぁ、それはそれ。
そこを置いておいて、SF的別世界として受け取るのが、この映画を楽しむための秘訣。

ちょっと、大げさな、演芸会のような演技が多いですが、これもこれで、作品全体につくられた「あり得ない世界」には、ジャストフィットしています。

「あぁ昔の日本は貧しくとも、人情が豊かだった」
とか、
「今の日本人は、大事なものを失っている」
と、無理してでも痛感しましょう!


しかし、堤幸彦「TRICK劇場版2」でも出ていた堀北真希が、こっちにも出ています。

今じゃ、清純派の筆頭株のようです。


こういうキャラは、何年かに独りは必要なんだよな。
広末涼子しかり、加藤あいしかり。

そうして、世間から求められる「清純派」に押しつぶされて、留学やら休養やら奇行で、ちょっと「アレ」な時期があるもんだが、さて、堀北真希は、がんばれるでしょうか?


で、小雪が色っぺーこと。

堀北真希が熟れる前の青さが売りだとすると、小雪はまさしく熟れた赤さが光り輝いています。

場末の飲み屋のねぇーちゃんが、こんなに似合うとは。


…………すっかり話が横道にそれてしまいました。

ともかく、映画のつくりは丁寧で好感が持てます。

ありがちなストーリー、ありがちな設定、ありがちなキャラですが、安っぽい薄っぺらさはありません。

玄人にお勧めとはいきませんが、普通に楽しむ分には、これでいいと思います。


公式サイト「ALWAYS 三丁目の夕日」
goo映画「ALWAYS 三丁目の夕日」


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