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篠田謙一「日本人になった祖先たち―DNAから解明するその多元的構造」

2007-06-14 21:28:57 | 書評
しかし、本を読んでいない


篠田謙一「日本人になった祖先たち―DNAから解明するその多元的構造」を読了。

自分で言うのもなんだが、不思議な本を読んでいるな。


内容はタイトル通り。

ミトコンドリアDNAをもとに、アフリカを発祥として、人間がどのように拡散していったのかを丁寧に書いております。

が、これが丁寧すぎて。

もう少し、ざっくり語ってもいいのでは? と思いながら、読んでいました。

が、著者がまじめ過ぎるのか、あまり自分の意見を押し付けることなく、淡々と研究方法とその結果を語っており、あまり歴史解釈やプチトリビアなどが披露されることはないです。

だから、報告書を延々と読まされているようで、ちょっと飽きる。


でも、素人が読んでも分かるように書いてあるけどね。


日本人になった祖先たち―DNAから解明するその多元的構造

日本放送出版協会

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