counter-censorship(オオカミうお)

2019-10-06 11:46:02 | 感想など

 

 

 

 

「週刊センテンスオータム」って題名がもう最高なんだが、まあいわゆるマッチポンプってヤツですわな(゚∀゚)F氏の動画にしては毒気が少ねーなーと思ったのは、あまりに動画を見過ぎてワイがドランカーになってしまったからかw

 

さて、自分が「憲政の常道」について興味を持っていると少し前に書いたが、その頃は「大正デモクラシー」(期間には諸説あり)と持て囃される一方、金融恐慌に柳条湖事件、世界恐慌に満州事変と危機的状況が続く中で、政党が内輪もめに次ぐ内輪もめでグダグダっぷりを遺憾なく発揮し、民衆が政党政治に失望して軍部に期待を寄せるようになった時代でもある(五・一五事件における犯人たちへの助命嘆願はその一例)。あるいは戦争についても、どんどん煽るような内容にせねば売れない状況であり(この点から言うと、「民衆は操られただけの可愛そうな存在で、悪いのは一部の政治家と軍部」といった評価は間違っている)、メディアはそれに迎合していったのだが、その背景には前述の失望や閉塞感に一因があったのだろう。まあそんな歴史を考えれば、ここで描かれた内容は非常に示唆的であると思った次第。

 

ともあれ、憲政の常道から破滅的な大戦に突入する流れ、そしてGHQの支配から今の日本がどのように出来上がっているかを知る一環として、緒方竹虎や正力松太郎の活動、あるいは検察の歴史平沼騏一郎の周辺を調べてるところなんで、その意味でもこのプロレス的な展開は、総力戦をやらねばならないのに各派閥のプライドをかけたセクショナリズム=足の引っ張り合いで見事に連合国をアシストした我が国首脳部を思わせるようで、大変示唆的であった。もちろん、当時の日本のトップたちはそれを素でやってたんで余程タチが悪いんだけどね・・・ただ、全身それに凝り固まってるというより、ポーズ上そうせざるをえず、そのうち身動きが取れなくなって破滅に向かって行くなんて展開は割と近いと思ったり。

 

まあそんな反面教師の話を書いたところで、今回は終わりとしたい。


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