やまじゅん通信 “きょうのヤマ場”

日本共産党前神戸市会議員 山本じゅんじ WEB通信

高倉中学にエレベーターを

2010-11-20 | 日記・エッセイ・コラム

Img_05512市教育委員会への交渉に同席

 昨日は、地域の方々といっしょに高倉中学にエレベーターをと、もとめてきました。

もともとスクールボランティアをされていた方が、障がい児の学校内で置かれている状況や他の生徒たちとの関係などいろいろ見てきた中で、一般の学校内でのバリアフリーが遅れているためにいろんな不利益を受けていると実感。これから続けて障がい児が入学してくる状況にあり、早くエレベーターをつける必要があると、自ら署名用紙をつくって署名を始めたというのが 今回の始まりです。

 署名をお願いしていくうちに、だんだんと協力者も広がっていきました。みるみる署名が広がり、自宅にも届けられるという状況の中で、きのうの朝にも届けられたということでした。

集まった署名は1700筆超。無事、教育委員会の担当者の方へ提出することができました。

Img_05382_2  また、きのうは障がい児を持つ保護者の方々も参加し、親として子どもを見て感じてきたことなどそれぞれ訴えられました。涙を流しながらの訴えは、苦しみ悩んできた思いの大きさを感じさせるものでした。身障者用トイレも1~2カ所ぐらいしかなく、使えないことも。というのも、最近はみんな洋式トイレの生活習慣。学校はほとんどが和式なので、和式を使わず洋式トイレの方に行列ができるとか。すると、肝心なときにつかえなくて困ることがしばしばあったそうです。また、中学校内にはトイレのない階もあるようで不安もいっそうです。

(2枚の写真は、同席しておられた方の同意を得ていないので、配慮してたらこのような写真の掲載となりました。見にくくてすいません)。

 お話を聞いているだけでも、考えもしなかった問題がたくさん出てきて、問題点がよくわかりました。この地域には、県立こども病院があります。そのため、この地域に住まいをを求めて来られる方もあるようです。そういう地域だけに、住民の方々の思いは大きいと思います。

 肝心の施設整備の問題は、近年かなり進んできたようです。以前は、毎年2校程度だったのが、ここ2、3年は年10校程度に。エレベーターの設置は、22年度末で小学校が約40%、中学校で約30%程度となる見通しとのことです。

いろいろやりくり工夫しながら教育委員会も対応しておられました。いろんな苦労もあるようです。根本は、予算。しっかり確保していかないと追いつきません。高倉中学でも、3年くらい前から要求してきたとのことですが、未だ設置されていないわけですから、ハードルの高さも相当なものでしょうか。

 ただ問題は、高倉中学で設置されたからそれでよしとはならないということです。今回でも問題が多いことが十分指摘されました。つまり、ないところは同じような問題が出たりでる可能性があるということです。今回の署名は、高倉中学と言うことをうたってはいますが、思いとしては市内のすべての学校園に設置が進むことをもとめているものです。

声が大きい、地域から声が上がっているからと、それで設置が進むという簡単な問題ではありません。予算の増額を!声を大きく広げていくことが何より大事です。

 バリアフリーというと、一般的には保健福祉局の所管。でも学校と言うことになると教育委員会の所管です。縦割りといってしまえばそうですが、学校は子どもたちの教育・生活の場であるとともに避難所としての役割も持っています。社会的な役割は大きく、局をまたいだ対応も必要でしょう。それには、厚労省と文科省との議論にもなっていくかもしれませんが、単に学校のバリアフリーというだけではなく社会の要請に基づくものとして広く対応していくことが必要ではないかと言うことを感じています。たとえばエコ対策なら経産省の補助があったりするのですが、これはたとえですが、国のいろんなメニューの中から必要な資金の活用ができないものか、そんなことも感じた次第です。

 なにはともあれ、きのうはまずとっかかり。スタートしたばかりです。みなさん力強い方ばかり。がんばる展望をお持ちでした。私も、しっかり元気と希望をいただきました。

今回の交渉には、地域の方とともに、森田たき子元県議も参加しました。

 対応していただいた教育委員会のみなさん、ありがとうございました。

…最近、文章が長くなってるなぁ…。飽きずに読んでくださいね。

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