やまじゅん通信 “きょうのヤマ場”

日本共産党前神戸市会議員 山本じゅんじ WEB通信

横断歩道の安全対策

2022-02-05 | 日記
 先日、須磨区内で起きた交通事故。地域にお住まいの方から、横断歩道の安全対策をしてほしいと、連絡がありました。
夕刻、横断中のこどもさんが車と接触するという事故だったそうです。
須磨寺駅近くの信号のない横断歩道で、周囲が暗くて運転中だと夜間にはわかりにくいとのことで、その方もヒヤッとしたことがあったそうです。
明るくなるよう、街灯がつけられないかというお話でした。

 たしかに街灯はあるものの、高い位置に設置されており、足元や人影は暗くて見にくい感じです。明るい昼間でも横断歩道と認識しにくく、構造上の問題があるのかもしれません。

 建設事務所に連絡を入れ、要望があったことを伝えると、事故を受けすでに対応を検討中とのことでした。周囲が暗いということは認識されており、街灯の増設など横断歩道や歩行者を認識しやすくなるよう対策を考えているとの話でした。

 また、周囲も含め道路の構造上、少し課題があるかもしれないので、安全向上へ何か改善できないか警察と相談して対応したいとのこと。

 ご相談いただいた方には、すぐにお伝えしました。
私も車を運転し当該場所を通るので、横断歩道が認識しにくいというのは感覚としてわかります。
ただどういう状況で事故になったのかわかりません。
この道路は通過交通が大半です。地域を幹線道路が貫き、日常生活の導線を分断しているような形になっています。それだけに、横断する歩行者への安全策を徹底するとともに、ドライバーとしても安全運転が求められます。

 事故に遭われた方の一日も早いご回復を願うばかりです。


スマスイ~解体でなく有効活用を

2021-03-09 | 日記

 昨日の議案質疑の続きです。
須磨海浜水族園の本館部分を除く解体契約についてです。
今回の提案では、解体費用に22億円を計上していました。質疑のなかで本館部分の解体には概ね5億円程度、ということが明らかになりました。あわせて約27億円です。修繕には10数億円程度かかるとの見込みのようですが、そのおよそ倍近い金額をかけて、既存施設を解体撤去し、水族館の運営業者に公園を明け渡すという構図にはやはり納得いきません。
 公園という公共空間を特定企業グループに占有させ、利益をあげさせその大半は企業側に属します。収益施設からの利益なども含め利益の一部は公園整備などに活用されるとは言いますが、利益の大きさからすればアンバランスです。また、見込んだほど業績が上がらなければ、公園に関わる公費の負担は増えることになるのがPーPFIの問題点のひとつです。

 さらに問題なのは、解体については老朽化しているというのが理由のひとつです。でも須磨海浜水族園とシーパル須磨(国民宿舎須磨荘)はどちらもできてまだ30年程度。老朽化と言えるのでしょうか。神戸市は学校施設超寿命化計画のなかで、学校施設の平均使用年数を90年程度としていることと比べても、判断基準があまりにも異常です。
滞在型リゾートとして位置付けられた須磨海岸は民間企業の利益のためにわざわざ施設を老朽化したとして壊して公園という公共空間を明け渡す、一方で子どもたちが1日の生活の大半を過ごす施設であり、学びの施設である学校は老朽化してもだましだまし使っていくという構図。これ、だれが納得できるでしょうか。市民のスマスイを残して。これはずっと続く市民の声です。
市民に愛され続けてきたスマスイは、解体ではなく必要な修繕をして有効活用を。
コロナでさまざまな開発計画が各地で見直しへ、というニュースが、よく伝えられています。一方で神戸市ではコロナであっても何一つ開発事業が見なしされず、コロナ以前からの計画を粛々と進めるだけというのは、おかしいでしょ。

 


予算議会の真っ只中です

2021-03-08 | 日記
 久しぶりの更新となりました。前回更新してから間もなく、予算議会へと突入してしまい、てんやわんやの日々でした。
今回は、まず本会議で補正予算案などの議案質疑を担当しました。議案質疑は久々。しかも初日の本会議でした。本会議は何度やってもなかなか慣れないですね。
 また、3月にはいってからは、予算特別委員会で予定していた2つの局にたいしての質疑を終え、少し一段落したところです。まだ、予算特別委員会は続いていますが、私の所属している第1分科会はあすの建築住宅局の審議で局別審査は終了です。
これから先は、後半の常任委員会へむけての準備を進める予定です。
質疑の内容については次回の更新から順次報告していきます。

休業には十分な補償が必要だ

2021-01-29 | 日記
 先日、議員団で飲食店街を訪問。9人の議員と喜田県会議員、こむら潤さん、業者さんの団体の方、地域の方総勢20名ほどで手分けをして、各お店の現状をお聞きしてきました。
 なかには、去年の3月に開業したばかりのお店も。お聞きしていると、持続化給付金は対象外だろうと諦めていたとのことで、対象になることをお話しし相談に繋がりました。8時閉店は厳しいが、晩御飯目当てにこられる独り暮らしの方や、親交をあたためている会社員とその上司などなど、さまざまな方が普段から出入りされているのでそういう方たちがいる限り、いつきてもいいように店は閉められない、と仰っていました。
そういうお話は、他のお店でも共通していました。お客さんの来ない日があっても、自分の給料はでなくても、従業員やお客さんのためにと必死に努力されている店主さんの声に頭がさがる思いでした。
 印象的だったのは、休業支援金。一律6万円に疑問の声が。営業実態に合わせて、金額は弾力的に幅を持たせた方がいいのでは?という意見がよく聞かれました。また、お店はよくても、納入業者には1円も当たらないのは理不尽との意見も。そうですね。よくわかります。
家賃の減額すら家主さんが同意せず、補助金が受けられないという声もありました。
貴重なご意見をたくさんいただきました。お仕事中にも関わらず、応対していただきありがとうございました。

 やはり、十分な補償が必要です。
「GO TO」のまえに、今必要としているところに支援が行き渡ることこそ必要です。

 

企業主導型保育、会計検査院が改善要求

2019-04-24 | 日記
 今日の地元紙は、企業主導型保育について記事を掲載。児童育成協会が立入検査を行った800施設について、76%にあたる606施設について、何らかの不備があったと伝えています。また、児童育成協会のずさんな審査もあったとのこと。
 昨日、企業主導型保育施設建設の説明会での顛末の一部を書きましたが、やはり記事を読むと、この仕組み自体に根本的な問題があるのではないかと感じざるををえません。
記事では、保育計画の作成が不適切だとか、健康診断がされていないとか。不正受給も。
 待機児童解消を急ぐあまり、安易に規制緩和を持ち込むこと自体、大きな問題です。そもそも認可保育園とは比較にならないほどのゆるいルールになっており、これを活用することに疑問や反対の声があがるのは当然のことです。今後も注視していかなければならない問題です。