やまじゅん通信 “きょうのヤマ場”

日本共産党前神戸市会議員 山本じゅんじ WEB通信

納得!自然エネルギー政策への転換

2013-02-17 | 日記・エッセイ・コラム

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きのう、ストップ神戸空港の会の集会があり参加してきました。今回は、事務局長の「空港の敷地を太陽光パネルにすると30数億円の収入になる」という"私算"。なかなかユニークな提案で興味深い内容でした。空港の収支は、事実上今は市の持ち出しなので、これだけの収入に加えて温室効果ガスの削減にもなるのでおもしろいです。
この話のあと、記念講演。環境学会の和田武先生のお話でした。
    他国では、原発が増えているということが強調されているが 、実は正しくなく、ヨーロッパ周辺で減っています。一方でアジア周辺で増えていることや、日本で突出して原発が増えていることも見ておかなければならないとの指摘がありました。また以前は日本は再生可能エネルギーを比較的使っている国(といっても元々かなり低い水準でしたが)でしたが、ここ近年、次々抜かれて、国際機関に加盟している国のなかでイギリスとならんで最低レベルに。
ただ、イギリスは以前の日本より低い水準でしたから、日本の姿勢の悪さというのは突出している感がありますね。
 自然エネルギーへの転換が大胆に進みつつある国の多くが、実は日本と同じような気候条件とか。 もちろん、国だけでなく、国民自身も地域から粘り強く取り組んできことも背景にはあるようです。
日本ではようやく固定価格買い取り制度が始まりましたが、 やっぱり、機器などの設置者が損しない仕組みにしておくということが肝心だと、他国の事例から説明されました。
確かに、自然エネルギー関連の従業者数も増え、億単位の機材を地域で設置しても採算が取れる…、こんな仕組みなら進むでしょう。
なんだか、原発事故当事国でありながら、いまだ最稼働とか新規建設とか。
そんなことをいい続けていること自体、世界の大きな流れにブレーキをかけるだけ、そんな日本の思考停止に陥ったエネルギー政策の貧困さが浮き彫りになる、説得力のある講演でした。
 「 脱原発、再生可能エネルギー中心の社会へ」 みなさんも、 ぜひ著作もご一読を!

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