やまじゅん通信 “きょうのヤマ場”

日本共産党前神戸市会議員 山本じゅんじ WEB通信

緊急事態宣言は解除されたが…

2020-05-25 | 日記・エッセイ・コラム
 兵庫県でも、先週土曜日から緊急事態宣言が解除され、少しずつですが、まちも動き始めたことを感じています。
きょうは、執務の都合で市役所へ登庁しましたが、あちこちで、休業していたお店が再開しはじめていました。
とはいえ、まだ安心できる状況にはなく、第2波、第3波への警戒が言われています。現在出ている感染者数の状況は、2週間前の状況を反映したものとも言われており、今後もこれまで以上に細心の注意を払い、十分な警戒が必要なのは言うまでもありません。
 さて、コロナ下で電話でいろいろお話を聞いていますが、子どもさんを抱えている家庭は、物理的にも精神的にも大変な状況があることがうかがえます。
昨日は、大学受験を控えた子どもさんをもつ方と何人かお話をしましたが、自身の悩みだけでなく、子どもさん自身が感じているであろうこともお話をお聞きできました。
私も受験生を抱えている親の一人。話にとても共感できるとともに、思いを共有できてよかったと思いました。
学ぶ権利、こどもたちの置かれた現状にたいしての手だての方向性が何も示されていないことへの苛立ち、学校行事や部活動、発表の場も軒並み中止に。
子どもたちもいろいろ感じていることがあるはず。思いも聞きながら寄り添った対応が必要と思います。
 ある親御さんは、子どもさんが大学生。学費以外の必要な経費をバイト代で賄っているとのことでした。しかし、このコロナで、バイト先も休みとなり収入が全くなくなってしまったとのこと。とても困っている様子を話されました。

思うことはいろいろありますが、特に強く感じたのが教育の問題です。
高校でも大学でも受験生を抱える家庭では、入試への影響。塾や予備校で何らかの指導を受けることができる家庭とそうでない家庭で差が生まれているのではないかと危惧します。もちろん受験競争を私は是とする立場には全くないですが、こういう格差を埋める対策が必要です。話した人の中で、格差なくすためにリモートの環境を早く整備を、アベノマスクより先でしょう!とおっしゃる方もおられましたが、確かにそうですね。
スポーツ系の大会の中止などが報道されていますが、文化系クラブでも定期演奏会や公演の中止、文化祭の中止など、青春の大切な1ページを白紙で終わるかもしれない状況を、何とかしたいという思いは同じです。
コロナの感染拡大は誰に責任がある、という問題ではないという意見もよく聞きました。それだけにそういう思いが、悩みを深くしていると実感しています。
多くの皆さんといっしょに考えていきたいと思います。
 きょうは、思いつくままに書き綴りました。