目黒区北部地区 すこやか歩こう会

東横線中目黒駅周辺を拠点に活動するウォーキングクラブです。みんなで歩くと楽しいですよ!時々遠出もしています!!

目黒区南西部の庚申塔めぐりコース 約8.3Km

2015-04-27 13:15:10 | ウォーキング
まずは庚申塔について、目黒区役所のホームページから抜粋してみます。

旧暦では60日に1度、庚申(かのえさる)の日が巡ってきますが、この夜眠ってしまうと人の体内にすんでいる三し(さんし)という虫が天に昇り、天帝にその人の日ごろの行いを報告するという道教の教えがあり、罪状によっては寿命が縮まると言われていました。寿命が縮まっては大変。この日は身を慎み、虫が抜け出せないようにと徹夜して過ごしました。日本では既に10世紀ごろには盛んだったようで、「枕草子」、「大鏡」などに記述があります。この教えが広まっていく中で仏教や庶民の信仰が加わり、江戸時代には全国の農村などで大流行しました。

身を慎むことから始まりましたが、徐々に米や野菜、お金を持ち寄り、皆で飲食・歓談して過ごす楽しい集まりになっていきました。また、さまざまな情報を交換し、農作業の知識や技術を研究する場でもありました。この集会を3年18回続けた記念に建立したのが庚申塔です。長寿や健康のみならず、家内安全や五穀豊じょう、現世や来世のことなどを祈り、それを碑面に刻みました。

説明全体は庚申塔(こうしんとう)って何のページを、現存する庚申塔の場所と由来は「庚申塔めぐりガイド」のページを参照してください。

庚申塔は道標を兼ねていることが多く、もともとは古くからある道沿いに建てられます。現在の庚申塔は場所が移されたものもありますが、多くは江戸時代からあった道の近くに置かれており、その時代に思いをはせながら歩くには格好のコースです。


写真:大鳥神社境内の庚申塔
スタートは大鳥神社。ストレッチをして歩くことなく、庚申塔見学です。詳しい説明はこちら

大鳥神社を出発して目黒通りを西に向かい、下目黒四丁目の町内に入ってゆくと、きれいな円弧を描く道があります。目黒競馬場のコーナーに沿って作られた外周の道で、マイルレースならば第一コーナーの途中から、第二コーナーの終わりまで、きれいな円弧を描いています。ウォーキングはコーナーを抜け、バックストレッチを歩きぬきます。


写真:清水庚申
目黒本町にありバス停の名称にもなっているので名前は聞いたことがあるかもしれません。都道補助26号線沿いにあり、詳細はこちら。それにしても目黒本町とは無粋な名前だと思います。清水とか、月光原とか情緒のある字名が残っていないのが残念です。


写真:碑小学校前の庚申塔
ここは文字だけの庚申塔。草に埋まっています。詳しくはこちら


写真:円融寺
いつもは閑静な円融寺ですが、この日はオーガニックマーケットAOZORAが行われておりごった返していました。


写真:高木神社
こちらは文字だけの庚申塔で一見すると道標にしか見えません。写真に撮りにくいので、神社の方を撮りました。詳しくはこちら


写真:碑文谷八幡宮
こちらには庚申塔はありません。お参りしてトイレをお借りしました。以前から日露戦争の石碑があることは気づいていたのですが、この日その理由が「八幡様は戦いの神様である」ことに気づきました。中目黒の八幡神社にも石碑があるのか、今度確かめてみます。


写真:板碑
神社拝殿の脇に飾られた板碑。この碑文を書いた石板が呑川から掘り出されたため、地域の字名が碑文谷となったという説があり、その現物です。


写真:鉄飛坂庚申塔
こちらはお堂の中に、庚申塔群が大切におさめられています。お堂に掲げられた板には「帝釈堂」と読め「昭和六稔十一月」と書いてあるようです。年が稔になっているのは、豊穣の願いが込められているのでしょう。詳しくはこちら
身近にあるお堂にも、いにしえの人たち思いを見ることができ、面白く感じます。


写真:桜森神社前庚申塔
詳細はこちら


写真:八雲氷川神社のお地蔵様
体の痛いところなでると治ると言われ、こんな姿に。多くの人たちの心を癒してきたのでしょう。これを見た会員さんは「ムンクの叫び」をイメージしたといっていました。


写真:日露戦争の石碑
八幡様ばかりでなく、氷川様にもありました。


写真:大辻の庚申塔
拝殿の横を抜けてゆくと氷川神社の奥宮でしょうか?その横に柿の木坂ゴルフ練習場から移設された大辻の庚申塔があります。大辻とは大きな交差点という意味なので、元は二子道と柿の木坂通りの交差点に置かれていたものかもしれません。詳細はこちら


写真:枯れたあかがしのご神木
氷川神社拝殿の脇にあります。めぐろ観光まちづくり協会のページによると、「癪(腹痛)封じのご利益があるといわれ、煎じ薬にするために御神木の皮をはぐ参詣者が跡をたたなかったため、ついに枯死してしまったといいます。」とのことです。

碑文谷体育館まで歩き、ストレッチをして解散。この日はいつもの有志による反省会ではなく、ウォーキング活動の運営を担当していただいている歩行誘導員の会議でした。平成27年度ウォーキングの役割分担と、目黒ウォーキング協会による事業への協力体制上期分を決定し、解散しました。


すこやか歩こう会ではひきつづき会員を募集しています。目黒区在住以外の方も歓迎いたします。
まずは一緒に歩けるか、試しに一度参加してください。
sukoyaka[アットマーク]v08.itscom.net([アットマーク]は@へ変換してください)
宛にメールをいただければ、直近の活動予定をお知らせいたします。
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協会バスハイク ひたち海浜公園

2015-04-24 22:05:34 | ウォーキング
すこやか歩こう会は目黒ウォーキング協会を構成する北部、東部、中央、南部、西部地区のうち、北部のウォーキングクラブとして誕生したものです。今日は協会が企画するバスハイクに参加しました。

目的地はテレビなどでも度々紹介される国営ひたち海浜公園。ものすごく広い公園は、今が花盛りでした。




写真:チューリップ
到着し、チューリップを見た後は昼食(ちょっとビールを飲む)。そのあとウグイスの声を聞きながら園内外周を回り、もっとも有名なみはらしの丘。450万本のネモフィラが見ごろを迎えつつあります。







写真:みはらしの丘のネモフィラ
きれい、みごととは聞いていたのですが、実際見てみると「息をのむ」という表現がぴったり。人の多さが気にならないくらいの大パノラマです。


写真:フデリンドウ
春を満喫した後は阿字ヶ浦温泉のぞみで水平線を眺めながらの露天風呂で、ひと汗流して帰宅の途につきました。
バスの運転などお世話になった皆さん、ありがとうございました。
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鶴川唐木田よこやまの道コース 約11.9Km

2015-04-19 11:39:32 | ウォーキング
今回で二回目になりますが、昨年は歩いていないのでこちらで紹介するのは今回が初めて。すこやか歩こう会の通常活動では最長のコースです。
「唐木田あたりに平安の面影を残すよこやまの道がある」ということは知っていたのですが、いまいち気乗りがせず、訪れたことはありませんでした。NHKのドラマ「白洲次郎」を見て、白洲次郎・正子邸である「武相荘(ぶあいそう)」に興味を持ち、武相荘を見てよこやまの道に何とかつなげることができるのではないかと下見をして、今回のコースが完成しました。
今回武相荘の見学を割愛しましたが、歩く距離が長いので割愛して正解だったかもしれません。


写真:目黒川の桜
二週間前まで見事だったソメイヨシノもこんもりとした葉桜になり、これからは歩行者に日陰を与えてくれることになります。
中目黒から新宿三丁目、新宿と乗り継ぎ、小田急線急行で新百合ヶ丘へ。各駅停車に乗り換えて鶴川で下車。ここからウォーキングのスタートです。


写真:鶴川二中付近の八重桜
真行寺川沿いを北上し、鶴川第二小学校入口から西へ向かい、鶴川団地方面です。鶴川団地は多摩ニュータウン計画と同じ頃の昭和42年に建設されました。
団地内は多摩丘陵へのだらだらとしたのぼり。このコースは距離ばかりでなく高低差もありきついのですが、景色がよく野草の草花が楽しめる良いコースです。



写真:和光学園付近
鶴川団地を過ぎ、国士舘大学前交差点を左折しさらに西へ向かうと和光学園。和光鶴川小学校脇にはこんな小路があり、ウグイスが迎えてくれます。




写真:尾根道の風景
小野路町と真行寺町の境の尾根道を歩き、鎌倉街道の別所へ向かいます。景色がよく、自然豊かでこのコースのハイライトです。





写真:布田道
別所で鎌倉街道を渡ると布田道に。近藤勇が天然理心流の出げいこに通った道として紹介されています。無人販売所に筍はなかったのですが、近くで掘っていた農家の方に声をかければ分けてもらえたでしょう。一本100円とのこと。会員の皆さんも筍は入手したいものの、この先重い荷物を持って歩くのはつらいと思ったようで、誰も買いませんでした。






写真:一本杉公園
歩き始めて二時間で、一本杉公園に到着しました。待望の昼食だけど、風が強くてちょっと寒い。公園内は八重桜など花盛りでした。カリンの花も咲いていたけど、風が強くてうまく撮れませんでした。この公園からよこやまの道に合流します。


写真:フデリンドウ
公園を出発し、キヤノンスポーツパークを過ぎたあたりで、フデリンドウが群生している場所がありました。急いで撮ってピントがいまいちですが、かわいい花が印象的だったので載せておきます。皆さんの心眼でピントの合った花を想像してください。


写真:ゴルフ場わきのよこやまの道
この先、よこやまの道はほぼ町田市と多摩市の境に沿って進みます。この先に斜面一面にスミレの花が広がっていたり、ずっと歩く人の目を楽しませてくれます。ゴルフ場は東京国際カントリー倶楽部。


写真:大妻女子大前のハナミズキ通り
ウォーキングはよこやまの道を離れて、ゴールに設定した唐木田駅へ向かいます。


写真:唐木田車両基地
唐木田駅でゴール。一本杉公園からは一時間半で、ウォーキングの合計は3時間半。この日私の歩数計は23,500歩を記録しています。
唐木田駅から多摩急行取手行きに乗り帰途につきました。座ってしまえば仲間との帰り道は、あっという間です。それにしても唐木田駅から乗る電車が取手行きとは、どんなルートを通るか想像できない方が多いようでした。

いつものように一部メンバーは渋谷で反省会。この日は24時間営業の焼き鳥、山家(やまが)へ。一杯300円のビールを数杯飲んで、気持ちくなって帰ってきました。


すこやか歩こう会ではひきつづき会員を募集しています。目黒区在住以外の方も歓迎いたします。
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呑川コース 約7Km

2015-04-05 11:56:08 | ウォーキング
毎年年度の初めはこのコース。今年も例年通りソメイヨシノが散り始め、花吹雪のウォーキングとなりました。


写真:祐天寺駅
現在耐震工事と並行して大規模な改修工事が行われており、改札の位置が学芸大学寄りに変更されています。東横線はJR東日本と渋谷横浜間で競合しており、湘南新宿ラインでJRが攻勢をかけています。東急はさらなる運行時間の短縮をはかり、東横線の競争力を高めるため、祐天寺駅で優等列車が追い抜くことができるよう、待避線を設けるための工事をしています。
祐天寺駅はこの駅になる前の駅の記憶があり、親しんできた駅です。駅前に造園用の石置場がある風景は駅がこちらに移ってきた頃とあまり変わらないような気がします。踏切でバスと列車の衝突事故があった記憶があり、調べてみると昭和43年5月23日のことで、お二人の方が亡くなられたとのこと。そのうちの一人の方は高杉晋作の末裔の方だったそうです。


写真:呑川緑道

写真:ソメイヨシノ

写真:ハナニラ
集合場所は都立大学駅近くの呑川緑道。この週末で最後となるであろうお花見も、あいにくの肌寒さで、それほど多く見かけることはありませんでした。


写真:駒沢支流緑道の分岐
ストレッチを済ませて緑道沿いに呑川を遡ります。呑川本流同様に、支流沿いにもソメイヨシノが植えられ、絶好の花見ウォークです。


写真:ヤマブキ

写真:ハナカイドウ

写真:ハナモモ

写真:呑川緑道(深沢一丁目)

写真:ゲンペイモモ

写真:ギョイコウ

写真:ベニバナトキワマンサク
呑川緑道沿いは花盛り。この時期ソメイヨシノと並んで多くみられたのはハナニラ。真っ白のものから、ちょっと青みがかったハナニラなどきれいでした。
目黒区内では緑道の真ん中にソメイヨシノが植えられているのですが、宮前小学校を過ぎて世田谷区に入ると、緑道脇にソメイヨシノが植えられています。いつも思うのですが、公園の作り方は世田谷区の方が洗練されています。


写真:日本体育大学
三島公園で休憩をして、駒沢通りを渡ると日本体育大学。金曜日のニュースで、体操の白井選手が新入生、同学年だけど飛び級入学をしたスキージャンプの高梨沙羅選手が在校生代表として挨拶をしていたのが印象的でした。元大関琴欧州の鳴門親方も入学式に出席していました。ブルガリアで二年生まで通った国立体育大学の単位が有効で、日体大の三年生として編入するとのこと。


写真:呑川

写真:駒沢オリンピック公園
駒沢通りから上流の呑川は開渠になります。と言っても本来の川ではなく、下水を高度浄水処理した水を流しているのだと思います。駒沢公園ではたくさんの人が花見をしていました。花見客のマナーがいまいちなのは、酔っ払いに甘い日本では仕方がないのかな?


写真:八雲五丁目のまっすぐな道

写真:土筆(柿の木坂二丁目)

写真:柿の木坂支流緑道
お屋敷町の八雲の道はまっすぐです。字名は、当初「衾」(ふすま)となるところが、この字が当用漢字外であったことから、区内で一番古い小学校の名をとって「八雲」となったとのこと。明治三年に太子堂郷学所分校として開設された八雲小学校の名前は、氷川神社の祭神を詠んだ和歌の言葉から名付けられているそうです。歴史と文学を感じますねぇ!
柿の木坂支流緑道沿いの空き地に毎年みられるおびただしい数の土筆。子供の頃は近所で土筆など見る機会もなかったのですが、目黒区内も適度に枯れて見どころが増えてきました。
柿の木坂支流は都立大学駅付近で呑川本流に合流します。ちなみにこの駅、開業当時(昭和二年)は「柿の木坂駅」でした。

ストレッチをして解散後、一部有志は万豚記で中華をつまみにビール。ご飯としては味が濃そうだけど、つまみにはちょうどいい。「まとんき」と読むのだと思っていたら「ワンツーチ」と読むのだそうです。


すこやか歩こう会ではひきつづき会員を募集しています。目黒区在住以外の方も歓迎いたします。
まずは一緒に歩けるか、試しに一度参加してください。
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