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地名アラカルト

各地の難読地名や珍しい地名についての由来やエピソードなどについて調べてみたいと思います。

難読駅名を楽しむ いくつ読めますか 伊賀神戸,居能,綾羅木,青海,伊予寒川,上一万,上挙母,御宿

2016年01月31日 17時23分24秒 | Weblog
①伊賀神戸 (近鉄)大阪線・伊賀鉄道。三重県伊賀市比土(ひど)。
②居能 (JR西日本)宇部線・小野田線(起点)。山口県宇部市居能町二丁目。
③綾羅木 (JR西日本)山陰本線。山口県下関市綾羅木本町二丁目。
④青海  東京臨海新交通臨海線(ゆりかもめ)。江東区青海一丁目。
⑤伊予寒川 (JR四国)予讃線。愛媛県四国中央市寒川町。
⑥恵良  (JR九州)久大本線。大分県玖珠郡九重町(ここのえまち)右田。
⑦上一万(電停) 伊予鉄道城南線。愛媛県松山市勝山町2丁目。
⑧上挙母 (名鉄)三河線。愛知県豊田市金(かな)谷(や)町。
⑨御宿 (JR東日本)外房線。千葉県夷隅郡御宿町須賀。
⑩鮫  (JR東日本)八戸線。青森県八戸市鮫町字日二子石。

読みと由来等

①いがかんべ 伊賀を冠したのは,豊橋鉄道渥美線神(かん)戸(べ)駅(愛知県田原市神戸町)と区別するため。 
②いのう この地を山から見ると,「犬の尾」を巻いているように見えるので「犬の尾」と呼んでいた。その当て字という。
③あやらぎ 竹生観音開基の実仲法師が,香りのよい木が空に舞い上がるのをみて「あらや!」と感歎の声をあげたとする説や,神功皇后が凱旋し,当地で勝どきをあげたので新羅(しらぎ)に由来する説,当地に居住したとみられる秦氏系列の漢部(あやべ)に由来する説などがある。
④あおみ 前面に広がる青い海に由来か。
⑤いよさんがわ 地内を流れる川が冷たかったからともいう。伊予を冠したのは,JR相模線に同字異読の寒川(さむかわ)駅やJR羽越本線に越後寒川(かんがわ)駅があるため。なお,「寒」を「さん」と読む地名は当地と香川県の旧寒川町(現さぬき市)以外にはないようである。
⑥えら エラとは川の曲流部をさし,この地で町田川が曲流しているからという。恵良の姓あり。
⑦かみいちまん 一万は,松山市一万町名(明治22~昭和5年)から。
⑧うわごろも この地域はかつて挙母藩が治めた地域。挙母は朝鮮渡来の絹織物(衣)の産地であったことに由来するのであろう。
⑨おんじゅく 北条時頼(1227~63)が,この地で詠んだ「御(み)宿(やど)せしその時よりと人問はば網代(あじろ)の海と夕影の松」に因むという。
⑩さめ 八戸市の東部にある鮫崎に由来するともいう。


難読駅名を楽しむ いくつ読めますか 湯ノ峠,阿分,愛知御津,新野,余目,海鹿島,磐城塙,鷲塚針原

2016年01月31日 16時24分16秒 | Weblog
①湯ノ峠 (JR西日本)美祢線。山口県山陽小野田市厚狭字立石。
②葭川公園 千葉都市モノレール1号線。千葉市中央区中央。
③萱島  京阪電鉄京阪本線。大阪府寝屋川市萱島本町(まち)。
④阿分  (JR北海道)留萌本線。北海道増毛郡増毛町(ちょう)阿分。
⑤新野  (JR西日本)播但線。兵庫県神崎(かんざき)郡神河(かみかわ)町(ちょう)新野。
⑥愛知御津(JR東海)東海道本線。愛知県豊川市御津町西(にし)方(がた)松本。
⑦余目  (JR東日本)羽越本線・羽越西線。山形県東田川郡庄内町余目。
⑧海鹿島  銚子電気鉄道銚子電気鉄道線。千葉県銚子市小(こ)畑(ばた)新町(しんまち)。
⑨磐城塙 (JR東日本)水郡線。福島県東白川郡塙町塙。
⑩鷲塚針原 えちぜん鉄道三国芦原線。福井市川合鷲塚町。

読みと由来等

①ゆのとう 駅近くに温泉があること因む。
②よしかわこうえん 葭は難読。類似地名:愛知県碧南市葭生(よしおい)町(まち)。
③かやしま かつては寝屋川の中洲。カヤが生い茂っていたが,新田として開発。
④あふん アイヌ語「アフン・イ」(ahun-i,入る・処。入り口)のなまりの当て字といわれている。どこへの入口なのかわらないという。
⑤にいの 谷間の低湿地を開発した所の意とも,付近に産出する赤土(丹(に))に関係しているとの説などがある。JR牟岐線の新野駅(徳島県阿南市)は「あらたの」。
⑥あいちみと 御津は水門の意という。孝元天皇がこの地に船を着けたという伝承がある。「津」を「と」読む地名には,静岡県沼津市内浦(うちうら)三津(みと)などがある。「と」は「みなと」の前略か。 
⑦あまるめ 律令制の余(あまり)戸(べ)の転訛といとう。令制では50戸を1里としたが,これに満たない集落を別にアマリベ・アマルベと呼んだ。
⑧あしかじま 銚子半島突端の伊勢路浦,沖合約500mにある岩礁「海鹿島」(約300坪)から。
⑨いわきはなわ ハナワは周りの土地より高い場所(台地)に付けられた地形地名。旧国名の磐城を冠したのは,同読異字の旧国鉄両毛線(現わたらせ渓谷鐡道)の花輪駅(群馬県みどり市)と区別するため。塙は国訓。
⑩わしづかはりばら 福井市川合鷲塚町と坂井市春江町針原の中間付近に駅が設置されたため。

難読駅名を楽しむ いくつ読めますか 山中渓,千頭,本宮,相知,八東,打保,登戸 

2016年01月31日 12時51分43秒 | Weblog
①山中渓 (JR西日本)阪(はん)和(わ)線。大阪府阪南市山中渓。
②千頭  大井川鐵道。静岡県榛原郡川根本町千頭。
③本宮  富山地方鉄道立山線。富山市本宮(旧上新川郡大山町)。
④荏原中延  東京急行電鉄池上線。東京都品川区東中延。
⑤相知 (JR九州)唐津線。佐賀県唐津市相知町相知。
⑥八東  若桜鉄道若桜線。鳥取県八頭(やず)郡八頭町(ちょう)才代(さいたい)。
⑦干潟 (JR東日本)総武本線。千葉県旭市ニ。
⑧常陸青柳 (JR東日本)水郡線。茨城県ひたちなか市枝川。
⑨打保 (JR東海)高山本線。岐阜県飛騨市宮川町打保。
⑩登戸(JR東日本)南武線・小田急電鉄小田原線。神奈川県川崎市多摩区登戸。

読みと由来等

①やまなかだに 大阪府の最南端の駅。山中にある「渓谷」に因むのか。当地は桜の名所として知られる。
②せんず セマ(狭)・ト(処)の転訛で,大井川沿岸の狭い地形を表わすという。また,当地を開発した泉頭四郎兵衛に因むともいう。駅の海抜は299.8m。中部の駅百選選定駅。寸又峡温泉への玄関口。  
③ほんぐう 由来等不明。
④えばらなかのぶ 開業時(昭和2年8月)の地名,荏原郡荏原町大字中延から。
⑤おうち 松浦川(西川)と厳木(きゅうらぎ)川(東川)の南東部の平坦地に位置。両河川や伊万里道と佐賀道の「逢う地」,または,人々が「会う地」などが転訛したのではないかという。 
⑥はっとう 旧八東郡八東村名(明治22~昭和31)から。八東郡は平安後期八(や)上(かみ)郡東半を分割してできた。八上郡は『古事記』の八(や)上(かみ)比売(ひめ)伝説に因む。
⑦ひがた 寛文10~11年(1670~71),「椿の海」と呼ばれる大きな湖(東西12km・南北6km,面積約5,100ha)を干拓し,「干潟八万石」という水田地帯が誕生したことに因む。
⑧ひたちあおやぎ 青い柳が生育していたことに因むか。
⑨うつぼ 中に空洞のある大木,空木(うつほぎ)が多数あったことに因む説や,夏枯草(ウツボ草)が繁茂していたことが転訛した説など諸説があるという。
⑩のぼりと 山への登り口にできた集落の意か。 京成電鉄千葉線の西登戸駅(千葉市中央区登戸)は「にしのぶと」と読む。

難読駅名を楽しむ いくつ読めますか 焼石,馬出九大病院前,伊勢奥津,呼人,相浦,伊賀上津

2016年01月31日 12時25分38秒 | Weblog
 ①焼石 (JR東海)高山本線。岐阜県下呂市焼石。
②馬出九大病院前 福岡市地下鉄箱崎線。東区馬出二丁目。
③女満別(JR北海道)石北本線。網走郡大空町(ちょう)女満別本通1丁目。
④和気 (JR西日本)山陽本線。岡山県和気郡和気町(ちょう)福富。
⑤蓮花寺 三岐鉄道北勢線。三重県桑名市蓮花寺
⑥伊勢奥津 (JR東海)名(めい)松(しょう)線。三重県津市美(み)杉(すぎ)町奥津。
⑦呼人  (JR北海道)石北本線。網走市呼人。
⑧小波瀬西工大前 (JR九州)日豊本線。福岡県京都(みやこ)郡苅(かん)田(だ)町新(あら)津(つ)。
⑨相浦  松浦鉄道西九州線。長崎県佐世保市相浦町。
⑩伊賀上津 (近鉄)大阪線。三重県伊賀市(旧:名賀郡青山町)伊勢路。

読みと由来等

①やけいし 火山と関係があるのかしれない。
②まいだしきゅうだいびょういんまえ 馬出は,昔筥崎宮の神輿が博多夷(えびす)社(しゃ)へ下向する際,ここから供奉(ぐぶ)の人(行列の供をする人)が乗る馬を出したことに因むという。また,秀吉が島津攻めの際,軍馬の調達を行った場所に因むともいう。
③めまんべつ アイヌ語「meman-pet,メマン・ペッ」(涼しい・川)の当て字。当地は網走湖から吹く風で,夏でも涼しいという。また「mem-an-pet,メム・アン・ペッ」(泉池・ある・川)の当て字ともいう。
④わけ 古代和気氏に因む。和気清麻呂(733~99)の生誕地。
⑤れんげじ かつて駅近くにあった蓮花寺に因む。
⑥いせおきつ 雲(くも)出(ず)川の上流(奥)で船差場または渡し場として重要な場所であったことに因むという。
⑦よびと アイヌ語「yopi-to,ヨピト」(親沼から分かれて出ている湖),もと「i-opi-to,イ・オピ・ト」(そこから別れて行った沼の義)の転訛で,親沼は網走湖を指すという。
⑧おばせにしこうだいまえ 小波瀬は旧京都郡小波瀬村名(明治22~昭和29)から。
⑨あいのうら 当地が浦に向かい合っているからか。
⑩いがこうづ 木津川の上流にある船着場の意か。伊賀を冠したのは,同音の東海道本線の国府津駅と混乱を避けるためか。

難読駅名を楽しむ いくつ読めますか 涸沼,厚床,梅ヶ峠,河野原円心,矢口渡,毛呂,甘地,日登

2016年01月31日 11時42分57秒 | Weblog
①涸沼  鹿島臨海鉄道 大洗鹿島線。茨城県鉾田市下太田。
②厚床 (JR北海道)根室本線(花咲線)。根室市厚床。
③恵我ノ荘 (近鉄)南大阪線。大阪府羽曳野市南恵我之荘八丁目。
④梅ヶ峠 (JR西日本)山陰本線。山口県下関市豊浦町厚(あつ)母(も)郷(ごう)字梅ヶ峠。
⑤河野原円心  智頭急行智頭線。兵庫県赤穂郡上郡町(ちょう)河野原。
⑥矢口渡 東京急行電鉄 東急多摩川線。東京都大田区多摩川一丁目。
⑦毛呂 (JR東日本)八高線。埼玉県入間郡毛呂山町岩井。
⑧甘地 (JR西日本)播但線。兵庫県神崎郡市川町甘地。
⑨日登 (JR西日本)木次線。島根県雲南市木次町寺領。
⑩青梅 (JR東日本)青梅線。東京都青梅市本町。

読みと由来等

①ひぬま 駅近くの涸沼から。干潮時に水がかれることに因む。涸の字義は「かれる」「ひる(干)」。 
②あっとこ アイヌ語「at-tok-to,アッ・トコ・ト」(オヒョウが生えている沼)の当て字。オヒョウはニレ科の落葉高木(約25m)。
③えがのしょう 駅名は「恵我ノ荘」であるが,町名は「恵我之荘」。中世の荘園に因む。由来には①鳥獣の餌の取引を行った餌(エ)・処(ガ)説や,東除川などがある江(エ)・処(ガ)説など諸説がある。 
④うめがとう 梅の木が多くあった「とうげ」の略転訛か。しかし,当地の峠は頂上ではなく,山の尾根のへこんだ,たわんだ所にあることから,「撓(たわ)む」(タワ→タオ→トー)が語源になっているのではないかともいわれる。
⑤こうのはらえんしん 駅所在地の河野原と白旗城を居城とした南北朝時代の武将・赤松則村(円心)に由来。
⑥やぐちのわたし 昭和24年まで当駅近くにあった多摩川の渡し場の一つ「矢口の渡し」に由来。
⑦もろ 旧毛呂村名(明治2~昭和14)から。モロはムラの転で,村落を表わす。
⑧あまじ 甘地の対岸・川辺地区より土地が高く,天地と呼ばれたことに由来。
⑨ひのぼり 南北朝期の日登郷に因む。
⑩おうめ 地内にある金剛寺の梅樹の実が常に青く落ちることがなかったからとも,大きな梅樹「大梅」の転訛ともいわれる。

難読駅名を楽しむ いくつ読めますか 保々,青谷,美濃青柳,柳瀬,若桜,内海,上金田

2016年01月30日 15時03分45秒 | Weblog
①保々  三岐鉄道三岐線。三重県四日市市小牧町。
②青谷  (JR西日本)山陰本線。鳥取市青谷町青谷。
③江端  福井鉄道福武線。 福井市江端町。
④七ヶ岳登山口 会津鉄道会津線。福島県南会津郡南会津町糸沢字下宮之原。
⑤美濃青柳  養老鉄道養老線。 岐阜県大垣市青(あお)柳(やなぎ)町。
⑥会津坂下 (JR東日本)只見線。福島県河沼郡会津坂下町五反田。
⑦柳瀬   錦川鉄道錦川清流線。山口県岩国市美(み)川(かわ)町(まち)四(し)馬(め)神(がみ)。
⑧若桜  若桜鉄道若桜線(終着駅)。鳥取県八頭郡若桜町若桜。鳥取県最東端。
⑨内海  (JR九州)日南線。宮崎県宮崎市内海。
⑩上金田 平成筑豊鉄道伊田線。福岡県田川郡福智町金田。

読みと由来等

①ほぼ 平安期以降に成立した荘や郷と並ぶ国(こく)衙(が)内の行政単位である「保」に由来するのではないかという。
②あおや 『三代実録』の相屋神社の転訛ではないかともいう。
③えばた 江端川名から。江端川は日野川?のふちの意か。
④ななつがたけとざんぐち 駅の西方にある七ヶ岳(1636m)は,北から南にノコギリ状の峰が七つ連なる(実際には11や13あるともいう)。
⑤みのやなぎ 駅所在地は「あおやなぎちょう」だが,駅名は「やなぎ」。
⑥あいづばんげ 6世紀に会津盆地丘陵の周辺に高寺(たかでら)を中心に寺院群が創設されたといわれ,坂下は高寺の下の意という(『角川・福島』)。
⑦やなぜ 「やなせ」ではない。梁瀬の当て字で,錦川の川筋にヤナセキがあったという(『続・山口県地名考』)。
⑧わかさ 後醍醐天皇(在位1318~1339)が当地に来られた際,若木の桜をご覧になったという故事に因むとも,履中天皇(在位は5世紀前半ごろ)の時に当地を領した若桜部ノ造の姓氏に因むともいう。  
⑨うちうみ 静かな湾内に因む地名。
⑩かみかなだ 金田は,金田荘(鎌倉期~南北朝期)の開発領主である金田六郎左衛門尉時通に由来するものとみられる。

難読駅名を楽しむ いくつ読めますか 浅海,外川,安茂里,網干,余子,和賀仙人,浮間舟渡 

2016年01月30日 14時35分37秒 | Weblog
①浅海 (JR四国)予讃線。愛媛県松山市浅海本谷(ほんだに)。
②外川  銚子電気鉄道線。千葉県銚子市外川町(まち)二丁目。同線の終着駅。
③安茂里 (JR東日本)信越本線。長野市安茂里。
④潮来  (JR東日本)鹿島線。茨城県潮来市あやめ一丁目。
⑤網干 (JR西日本)山陽本線。兵庫県姫路市網干区和久(わく)。
⑥美章園 (JR西日本)阪和線。大阪市阿倍野区美章園一丁目。
⑦余子  (JR西日本)境港線。鳥取県境港市竹内(たけのうち)町旭田。
⑧朝熊 (近鉄)鳥羽線。三重県伊勢市朝熊町。
⑨和賀仙人  (JR東日本)北上線。岩手県北上市和賀(わが)町仙人。
⑩浮間舟渡  (JR東日本)埼京線。東京都北区浮間四丁目・板橋区舟渡一丁目。

読みと由来等

①あさなみ かつて一面浅い海であったが,地変によって陸地になったという。「あさうみ」の転訛か。
②とかわ 古くは戸川と書き,川にさしかかる所の意という。
③あもり 古語「天(あ)降(も)る」に因み「安らけく茂る里」の意を込めて命名されたという。
④いたこ 古くは板来(いたく)と書いたが,1698年に徳川光圀が潮来と改めたという。利根川口から潮(イタ……方言)がさして来ることに因むという。アイヌ語「われらの水中の大礁(しょう)(かくれた岩)」の当て字説もある。 
⑤あぼし 養老4年(720)放生会(ほうじょうえ)(供養のため,捕らえられた生き物を放してやる儀式)の式日に殺生を禁じ,氏子の漁師は漁を休み,浜で網を干して祭礼に参加したことから,網干祭といい,近郷を網干と称するようになったという。当駅から北へ約3キロ離れた所に,山陽電鉄網干線の終着駅「山陽網干駅」がある。
⑥びしょうえん 当地の開発者・山岡美章(大阪鉄工所社長などを務めた山岡順太郎の父)に因む。
⑦あまりこ 古くからの産土神・余子神社に因む旧西伯郡余子村名から。
⑧あさま 川の浅瀬の屈曲した地を表わす浅隈によるとする説など諸説がある。
⑨わかせんにん  仙人が住む所の意から付けられたという。和賀はほかにもある仙人地名と区別するため。駅所在地は「わが」と濁音。
⑩うきまふなど 北区と板橋区にわたる珍しい駅。

難読駅名を楽しむ いくつ読めますか 羽前前波,房前,久寿川,市塙,関下有知,海士有木,明塚 

2016年01月30日 12時38分16秒 | Weblog
①羽前前波 (JR東日本)陸羽西線。山形県新庄市升形字前波。
②ふれあい生力  平成筑豊鉄道伊田線。福岡県田川郡福智町赤池。
③房前  高松琴平電気鉄道志度線。香川県高松市牟礼町原。
④久寿川  (阪神)阪神本線。兵庫県西宮市今津曙町。
⑤市塙 真岡鐵道真岡線。栃木県芳賀郡市貝(いちかい)町市塙。
⑥臼杵  (JR九州)日豊本線。大分県臼杵市海添(かいぞえ)
⑦長万部 (JR北海道) 函館本線。山越郡長万部町(ちょう)。
⑧関下有知 長良川鉄道越美南線。岐阜県関市下有知。
⑨海士有木 小湊鉄道。千葉県市原市海士有木。
⑩明塚  (JR西日本)三江線。島根県邑智郡美郷町明塚。

読みと由来等

①うぜんぜんなみ 前波は最上川沿いの地名で,川の波と関係があるのかもしれない。旧国名の羽前を冠したのは,駅開設当時,国鉄能登線に前波(まえなみ)駅があったため。
②ふれあいしょうりき ふれあいは旧田川郡赤池町の標語から。生力は小字名。
③ふさざき 由来等不明。
④くすがわ 駅の東側を流れる久寿川に由来。*川は濁音。
⑤いちはな はじめ市場縄と称したが,承平7年(937)益子氏の一族・市花十郎直政が館を平台に築いてから市花と改め,さらに市塙と書くようになったという。塙は国訓。
⑥うすき 臼や杵(きね)の産地に由来するとも,臼については,湾や半島の形が臼のようだからという説もある。
⑦おしゃまんべ 本来はアイヌ語「オ・シャマム・ペッ」(川尻が・横になっている・川)であったが,シャマンぺ(鰈(かれい))を連想して「オシャマンペ」となり,川口付近で鰈が多く獲れたのでこの名があるという。
⑧せきしもうち 下有知は旧下有知村名(明治22~昭和26)に由来。昭和61年開設の中濃西高前駅を平成18年,関下有知駅に改称。
⑨あまありき 旧海士村と旧有木村の合成村名から。海士は「航海・漁撈などに従事した朝廷の部」で,有木は蟻木(この地に戦国期の蟻木城址がある)とも書いた。アリキは「新たに開拓した地」の意で,当て字であろう。
⑩あかつか 昔,この地にあった塚から夜な夜な光が出ていたことに由来するという。  


難読駅名を楽しむ いくつ読めますか 比羅夫,大街道,五十石,天見,川越富洲原,千里

2016年01月30日 12時14分42秒 | Weblog
①保田  (JR東日本)内房線。千葉県安房郡鋸南町保田。
②比羅夫 (JR北海道)函館本線。虻田郡倶知安町(ちょう)比羅夫。
③三谷  (JR西日本)山口線。山口市阿東生(い)雲(くも)東分(ひがしぶん)字三谷。
④大街道(電停) 伊予鉄道城南線(軌道)。愛媛県松山市大街道3丁目および一番町2丁目。
⑤五十石 (JR北海道)釧網本線。川上郡標茶(しべちゃ)町(ちょう)五十石。
⑥天見 南海電気鉄道高野線。大阪府河内長野市天見。高野線の大阪府最南端駅。
⑦川越富洲原 (近鉄)名古屋線。三重県三重郡川越町(ちょう)豊田。
⑧湖遊館新駅  一畑電車北松江線。島根県出雲市園町。
⑨千里 (JR西日本)高山本線。富山市婦中町(まち)千里。
⑩防府 (JR西日本)山陽本線。山口県防府市戎(えびす)町(まち)一丁目。

読みと由来等

①ほた 平安期にみえる穂田郷が江戸前期頃に保田に変わったとみられる。えちぜん鉄道にも保田駅(福井県勝山市鹿谷町)がある。
②ひらふ 斉明天皇の4年(658)安倍(あべの)比羅夫(ひらふ)(奈良期の政治家・安倍(あべの)宿(すく)奈(な)麻呂(まろ)<?~720>の父)が180艘の水軍を率いて,当時北海道で勢力を奮っていたミンセンの征伐に来て,後方羊蹄に政庁を置いたという故事に因み命名されたという。 
③みたに 阿武川の上流域に位置し,3つの谷川の合流点に因むともいう。
④おおかいどう 昭和5年成立の町名から。町名の由来は,従来の小唐人町の俗称によるという。
⑤ごじっこく 弟子屈(てしかが)町のアトサヌプリ(裸の山)の硫黄を運搬するため,釧路川を五十石船がここまで遡ってきたため名付けられたという。「ごじゅっこく」ではない。
⑥あまみ 古代の余(あまる)部(べ)郷の転訛といわれている。
⑦かわごえとみすはら 明治22年,富田一色・天ヶ須賀・松原の3ヵ村が合併し,富・洲(須)・原の一字ずつをとって命名された旧富洲原村名に由来。平成21年3月,富洲原駅から現駅名に変更。
⑧こゆうかんしんえき 湖遊館新駅駅と「駅駅」と駅が続く駅名は他に例がなく,ここだけである。
⑨ちさと 瑞祥地名といわれる旧婦負(ねい)郡千里村名(明治22~昭和17)から。
⑩ほうふ「周防の国府」の所在地であったことによる。「ぼうふ」ではない。


難読駅名を楽しむ いくつ読めますか 御立岬公園,藍本,東市来,新里,上古沢,市部,備中神代 

2016年01月30日 11時34分07秒 | Weblog
①たのうら御立岬公園  肥薩おれんじ鉄道線。熊本県葦北郡芦北町田浦。
②藍本 (JR西日本)福知山線。兵庫県三田市藍本。
③鯰田 (JR九州)筑豊本線(福北ゆたか線)。福岡県飯塚市鯰田。
④東市来(JR九州)鹿児島本線。鹿児島県日置市東市来町長里。
⑤新里  上毛電気鉄道上毛線。群馬県桐生市新里町小林。
⑥上古沢 南海電気鉄道(南海)高野線。和歌山県伊都(いと)郡九度(くど)山(やま)町(ちょう)上古沢。
⑦湖山 (JR西日本)山陰本線。鳥取市湖山町東一丁目。
⑧市部  伊賀鉄道伊賀線。三重県伊賀市市部。
⑨親不知 (JR西日本)北陸本線。新潟県糸魚川市歌。
⑩備中神代 (JR西日本)伯備線・芸備線(起点)。岡山県新見市西方。

読みと由来等

①たのうらおたちみさきこうえん 同線で最も新しい駅。
②あいもと かつて藍が栽培されていたことに因むという。*藍本(らんぼん)という語句がある。①絵の下書き。②転じて,もとになる本。原典。
③なまずた 遠賀川右岸の停湿地に位置し,鯰が多くいたからという。
④ひがしいちき 律令時に市来院(荘園)の東半分を占めていたことによる。
⑤にいさと 近隣の11ヵ村が合併し,新しい里をつくるとの意を込めて命名された旧新里村名(明治22~平成17)から。 
⑥かみこさわ 由来等は不明。
⑦こやま 駅近くの湖山池(淡水湖の中に3つの山がある)に由来。「湖山長者」伝説の地。  
⑧いちべ 市場の形成と関係があるのかもしれない。
⑨おやしらず 日本海にのぞむ断崖の波打ちぎわを通過する際には,波にさらわれないように,波間を縫って親は子を,子は親をふりかえる間もなく走り抜けなけけれならなかったことに由来するという。アイヌ語説もある。
唯一のレ点読みの駅名。
⑩びっちゅうこうじろ 備中旧国名,神代は対岸の旧神代村名(現新見市神郷(しんごう))から。かつて,伊勢神宮の領地であったという。備中を冠したのは,山陽本線の神代駅(山口県岩国市)と区別するため。