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地名アラカルト

各地の難読地名や珍しい地名についての由来やエピソードなどについて調べてみたいと思います。

難読駅名 いくつ読めますか 俊徳道,新関,太東,宇島,土深井,揖屋,紫香楽宮跡,入野,磯鶏,大谷向

2016年01月18日 18時43分37秒 | Weblog
①俊徳道 (JR西日本)大阪外環状鉄道 大阪府東大阪永和一丁目,(近鉄)大阪線(同市荒川二丁目)。
②新関  (JR東日本)磐越西線。新潟市秋葉区大関。
③太東  (JR東日本)外房線。千葉県いすみ市岬町椎(しい)木(ぎ)。
④宇島  (JR九州)日豊本線。福岡県豊前市八(はち)屋(や)。
⑤土深井 (JR東日本)花輪線。秋田県鹿(か)角(づの)市十和田末広。
⑥揖屋  (JR西日本)山陰本線。島根県松江市東出雲町揖屋。
⑦紫香楽宮跡  信楽高原鐵道信楽線。滋賀県甲賀市信楽町牧。
⑧入野  (JR西日本)山陽本線。広島県東広島市河(こ)内(うち)町入野。
⑨磯鶏  (JR東日本)山田線。岩手県宮古市磯鶏石崎。
⑩大谷向 東武鉄道鬼怒川線。栃木県日光市今市。

読みと由来等

①しゅんとくみち 俊徳街道が通じていたことに因む。 JRおおさか東線の駅名は近鉄の俊徳道駅と区別するため「JR俊徳道駅」。
②しんせき 旧中蒲原郡新関村名(明治22~昭和32)から。村名は消滅したが,駅のほか,小学校,郵便局にその名を残す。
③たいとう 夷隅川下流左岸,太平洋岸に位置。太東崎に因む。
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<font color="red">④うのしま かつて鵜が群生する浜辺であったことから,鵜の島と呼んでいたのを宇島に改めたという。
⑤どぶかい 沼や池が沢山あり,その泥底にドブ貝(二枚貝)が生息していたことに由来するという。
⑥いや 由来等は不明。揖の付いた地名に岐阜県揖斐(いび)川(がわ)町がある。
⑦しがらきぐうし 駅の北西に天平14年(742)に開かれた紫香楽宮の跡がある。
⑧にゅうの 『和名抄』の入濃郷に由来。山地から下った地に開けた集落の意とみられる。*同読地名に和歌山県日高郡日高川町(ちょう)入野がある。
⑨そけい 浸食で削り落ちた地の転訛ではないかという。また,入水した垂仁天皇の御子・是津親王の遺体がこの地の磯で打ち上げられたことを,鶏が鳴いて知らせたという伝承に因むともいう。アイヌ語で,イソケイ(iso-ke-i)のイが脱落し,「草木の生えていない裸石のあるところ」の意という。現在,平成23年3月の東日本大震災で営業休止。
⑩だいやむこう 旧今市市を貫流する大谷川の河畔の向こうにあることに由来する江戸期の今市宿にあった7町のうちの1つ。 

難読駅名 いくつ読めますか 泰澄の里,菅尾,十二兼,西宮名塩,鵠沼,会津荒海,谷頭,新川,赤迫

2016年01月18日 15時03分29秒 | Weblog
①泰澄の里  福井鉄道福武線。 福井市浅水(あそうず)町。23
②菅尾  (JR九州)豊肥本線。大分県豊後大野市三重町(まち)浅瀬。
③十二兼  (JR東海)中央本線。長野県木曽郡南木曽町読書。
④西宮名塩 (JR西日本)福知山線。兵庫県西宮市名塩新町(まち)。「JR宝塚線」の愛称区間に含まれている。
⑤鵠沼 江ノ島電鉄。神奈川県藤沢市鵠沼松が岡一丁目。
⑥会津荒海 会津鉄道会津線。福島県南会津郡南会津町関本字百(もも)一(いち)。
⑦能見台 京浜急行電鉄本線。横浜市金沢区能見台通。
⑧谷頭   (JR九州)吉都線。宮崎県都城市山田町中霧島。
⑨新川   上毛電気鉄道上毛線。群馬県桐生市新里(にいさと)町新川。
⑩赤迫(電停) 長崎電気軌道赤迫支線。長崎市赤迫一丁目。

読みと由来等

①たいちょうのさと 奈良期の僧・泰澄(682~767)がこの地で出生したと伝えられる。
②すがお 旧大野郡菅尾村名(明治22~昭和26)から。スガ(菅)が生えていたことに因むか。
③じゅうにかね 十二は沢山,カラ(カレ)は枯れた谷の意であろう(『JR・第三セ』)。 
④にしのみやなじお 地内に塩類泉があり,塩田(しおでん)と呼ばれていたのが転訛したという。また,地区南部に塩尾寺(えんぺいじ山<現宝塚市>)があり,その山内に位置するところから内塩と呼ばれ,これが転訛したともいう(『角川・兵庫』)。 
⑤くげぬま かつてこの付近には沼が多くあり,鵠(くぐい)(白鳥の古名)が多く飛来していたことに因むという。「くげ」は「くぐい」の短縮。なお, 鵠を用いた語句に「正鵠(せいこく)を得る」がある。
⑥あいづあらかい 荒海山(1581m)や荒海川に因む旧南会津郡荒海村名(明治22~昭和30)から。
⑦のうけんだい 駅名は西側の丘の上にあるかつての景勝地「能見堂」に因む。前身は「谷津坂駅」。
⑧たにがしら 野々美谷川の谷の頭の部分に当たることから。⑨にっかわ 室町期には新河郷とみえ,江戸期から新川村とみえる。同地名に仙台市青葉区新川がある。
⑩あかさこ アカは尾根・田畑・赤土の意。サコは小さな谷などの意であることから,田畑のある小さな谷間の所と解することができるという。

難読駅名 いくつ読めますか 佐敷,野花南 ,延方,大川寺,相生,強羅,札比内,久津川,野辺地,藍那

2016年01月18日 13時51分42秒 | Weblog
①佐敷  肥薩おれんじ鉄道線。熊本県葦北郡芦北町花岡。
②野花南 (JR北海道)根室本線。芦別市野花南町。
③延方  (JR東日本)鹿島線。茨城県潮来(いたこ)市宮前一丁目。
④大川寺 富山地方鉄道上滝線(不二越・上滝線)。富山市大山上(うわ)野(の)(旧上新川郡大山町)。
⑤相生 (JR西日本)山陽新幹線・山陽本線・赤穂線。兵庫県相生市本郷町。
⑥強羅  箱根登山鉄道。神奈川県足柄下郡箱根町強羅。
⑦札比内(JR北海道)札沼線。北海道樺(かば)戸(と)郡月形町(ちょう)札比内。
⑧久津川 近畿日本鉄道(近鉄)京都線。京都府城陽市平川。
⑨野辺地(JR東日本)大湊線(起点)・青い森鉄道の青い森鉄道線。青森県上北郡野辺地町上(かき)小(こ)中野。
⑩藍那  神戸電鉄粟生線。神戸市北区山田町藍那。

読みと由来等

①さしき 城の意の「サシ(城)」(古代朝鮮語)と「キ(城)」に由来するという旧葦北郡佐敷町名(明治22~昭和30)から。
②のかなん アイヌ語「ノッカ・アン」の転訛か。ノッカは動物を捕らえる仕掛け弓である「あまつぼ」やワナにつける「さわり糸」のこと。また,ノカン・ナイ(小さい・川)の転訛ではないかともいう 。
③のぶかた 古くは,州が半島のように長く延び,その周囲が北浦や前川などに面する「延潟」地形に由来するという(『角川・茨城』)。
④だいせんじ 駅近くの曹洞宗大川寺に因む。川は河川の「セン」。
⑤あいおい 湾内の両村が合同して,「仲良くそろって成長する」の意を込めた佳名。また,12世紀末頃,大島に城を構えた海老名氏の生国相模に因んだという説もある。
⑥ごうら 岩石がゴロゴロしている所の意という。
⑦さっぴない アイヌ語「sat-pi-nai,サッ・ピ・ナイ」(枯れた細い川,あるいは,乾いた小石の川)の当て字。
⑧くつかわ 旧久世(くぜ)郡久津川村(明治22~昭和26)から。*川は清音。 
⑨のへじ 海岸に向かって大きな原野が広がっていることに因むという。アイヌ語「nup-pet,野の川」の転訛説もある。
⑩あいな 当地が摂津と播磨の「あい」(間,国境)に当たるところから,相野と呼ばれていたが,何時しか藍野となり,藍那に転訛したという。

難読駅名 いくつ読めますか 鼓ヶ浦,鹿討,梅津寺,市川真間,杉河内,常滑,久下村,信楽,中書島,佐々

2016年01月18日 12時10分39秒 | Weblog
①鼓ヶ浦 (近鉄)名古屋線。三重県鈴鹿市寺家(じけ)四丁目。
②鹿討  (JR北海道)富良野線。空知郡中富良野町(ちょう)中富良野。
③梅津寺  伊予鉄道高浜線。愛媛県松山市梅津寺町(まち)。
④市川真間  京成電鉄本線。千葉県市川市真間一丁目。
⑤杉河内 (JR九州)久大本線。大分県日田市天瀬町赤岩杉河内。
⑥常滑  (名鉄)空港線(起点)・常滑線。愛知県常滑市鯉江本町(まち)。
⑦久下村 (JR西日本)加古川線。兵庫県丹波市山南(さんなん)町谷川字弓貫。
⑧信楽   信楽高原鐵道。滋賀県甲賀市信楽町長野。
⑨中書島  京阪電気鉄道(京阪)京阪本線。京都市伏見区葭(よし)島(じま)矢倉町。
⑩佐々   松浦鉄道西九州線。長崎県北松浦郡佐々町(ちょう)本(ほん)田(た)原(ばる)免(めん)。

読みと由来等

①つづみがうら
 駅近くにある「子安観音寺」の本尊の観音菩薩像が近くの浜に流れ着く前に,沖合いから鼓の音が聞こえて来たという伝承に因むという。
②しかうち 札幌農学校の土地の払い下げを受けて農場を開いた同校出身の鹿討豊太郎に由来。
③ばいしんじ 黄檗宗梅津寺から。和気郡山越村千秋寺の第4世雪歴は,この地が彼の故郷中国の梅津に酷似していることから命名。*津は「興味津津」の「シン」。
④いちかわまま 当地は下総国府に近く,都との交流もあり,東国の美女真間の手児奈(てこな)伝説に因む。「ママ」は台地下の崖の意ともいう。
⑤すぎかわち 玖珠川と山浦川の合流点付近の谷あいにあり,杉林があったのか。
⑥とこなめ 地表近くの粘土層(床)が常に水を含み滑らかであったこと因むとも,当地の海や入江の底(床)が,常に苔や海藻でつるつる滑ることに因むともいう。 
⑦くげむら この地方の領家職・久下氏に由来する久下村名(明治22~昭和30)から。村名の付いた珍しい駅名。⑧しがらき 柴(し)香(が)楽(らき)が転訛したともいわれる。
⑨ちゅうしょじま この地に文禄期の頃,中務少輔(しょうゆう) 脇坂淡路守の下屋敷があり,中(なか)務(つかさ)は中国風にいえば「中書」といったことに由来するという。
⑩さざ 佐々川の水音(ササ)に由来するとも,この地が一面の砂原であったのを砂々(ささ)と称したのを語源とする説などがある。