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地名アラカルト

各地の難読地名や珍しい地名についての由来やエピソードなどについて調べてみたいと思います。

難読駅名 いくつ読めますか 槻木,大野下,江釣子,長船,長者原,蒲池,曽山寺,桔梗,長都,大土呂

2016年01月16日 21時21分56秒 | Weblog
①槻木(JR東日本)東北本線・阿武隈急行。宮城県柴田郡柴田町槻木新町一丁目。
②大野下 (JR九州)鹿児島本線。熊本県玉名市岱明町(まち)大野下。
③江釣子 (JR東日本)北上線。岩手県北上市上江釣。
④長船  (JR西日本)赤穂線。岡山県瀬戸内市長船町福岡。
⑤長者原 (JR九州)篠栗線・香椎線(愛称・福北ゆたか線)。福岡県糟屋郡粕屋町仲原(なかばる)。
⑥蒲池  (西鉄)天神大牟田線。福岡県柳川市蒲生(がもう)。
⑦曽山寺 (JR九州)日南線。宮崎市加江田。
⑧桔梗  (JR北海道)函館本線。函館市桔梗町3丁目。
⑨長都  (JR北海道)千歳線。千歳市上長都。
⑩大土呂 (JR西日本)北陸本線。 福井市半田町。

読みと由来等

①つきのき 昔,この地の南方,満蔵院の門前に槻(つき)(ケヤキの一種)の大木があったことに因むという。
②おおのしも 大野は織(しょく)豊(ほう)時代からみえる地名。大野荘の下村の意によるという。
③えづりこ 江釣子神社の御神体(観音像)を和賀川で釣り上げたという縁起に由来するといわれる。アイヌ語説もある。
④おさふね 名刀備前長船に因む。同地福岡出身の黒田官兵衛(1546~1604)は九州筑前で築城し,故郷に因んで福岡と命名したといわれる。
⑤ちょうじゃばる 「長者屋敷」の伝説に由来するという。駅の所在地の「原」も「ばる」と読む。
⑥かまち この地にガマが多く生えていたからではないかという。同字の名鉄常滑線(愛知県常滑市蒲池町)の蒲池駅は「かばいけ」と読む。
⑦そさんじ 駅近くの曽山寺というお寺に由来するという。
⑧ききょう 昔,この付近一帯は桔梗が多く,桔梗野と呼ばれていたことに因む。
⑨おさつ アイヌ語「オ・サッ・ナイ,o-sat-nai」(川尻・乾く・川)の当て字。
⑩おおどろ 江(え)端(ばた)川と高橋川にはさまれた湿地に位置し,周りの状況から大瀞に由来するするという。*瀞(とろ,どろ)は水が深くて流れの緩やかな所。

難読駅名 何と読みますか 高角,須津,小塩江,古河,大歩危,大在,愛知川,荻布,曽波神,網田

2016年01月16日 15時36分54秒 | Weblog
①高角  (近鉄)湯の山線。三重県四日市市高角町。
②須津  岳南鉄道。静岡県富士市中里。
③小塩江 (JR東日本)水郡線。福島県須賀川市塩田字小玉。
④古河  (JR東日本)東北本線。茨城県古河市本町一丁目。
⑤大歩危 (JR四国)土讃線。徳島県三好市西祖谷山村徳善西。
⑥大在  (JR九州)日豊本線。大分市政(ま)所(どころ)
⑦愛知川 近江鉄道本線。滋賀県愛知(えち)郡愛荘町(ちょう)市(いち)。 
⑧荻布  万葉線高岡軌道線。富山県高岡市荻布。
⑨曽波神 (JR東日本)石巻線。宮城県石巻市鹿又(かのまた)字曽波神前。
⑩網田  (JR九州)三角線。熊本県宇土市下網田町(まち)。

読みと由来等 

①たかつの 鎌倉期 (「吾妻鏡」五月六日条など)から見える地名。
②すど 船を待つ場所(津)の意に因む旧富士郡須津村名(明治22~昭和30)から。須の字義は待つ。待ちうける。「ど」に「津」を当てたのは,津の字義である「渡し場」「津渡」と関係があるのではないか。
③おしおえ 藩政村の小倉・塩田・江村・堤の4ヵ村が合併し,堤村を除く3村の頭文字を採った合成地名の旧石川郡小塩江村名(明治22~昭和29)から。
④こが 未開地を意味する空閑(くが)の転訛説や万葉集の「麻(ま)久(く)良(ら)我(が)の許(く)我(が)の渡(わたし)」の転訛説などがあるという。
⑤おおぼけ 吉野川中流にある難所。歩危は,断崖を意味する古語「ほき,ほけ」から付けられたとする説や,「大歩危」は「大股で歩くと危ない」,「小歩危」は「小股で歩いても危ない」などの説がある。
⑥おおざい 旧北海(あま)部(べ)郡大在村名(明治40~昭和38)から。オオ(大)・サイ(堺・境)で,郡境の里の意ともいう。
⑦えちがわ 旧・愛知川村名(明治22~42町制~平成18秦(はた)荘(しょう)町と合併)から。駅設置は明治31年。「あいちがわ」ではない。「エチ」は『日本書紀』に依智とみえるが,その意味はわからないという。
⑧おぎの 「おぎぬの」の中略か。
⑨そばのかみ 駅の東南にある曽波神山(別名愛宕山)(98m)に由来。アイヌ語説や谷地のソバに開けた地形地名説がある。
⑩おうだ 海に面しており,魚網と関係があとみられる
。         

難読駅名 いくつ読めますか 神目,二月田,宍道,方谷,五知,日当山,富水,水鳥,国母,苫米地

2016年01月16日 14時52分00秒 | Weblog
①神目  (JR西日本)津山線。岡山県久米郡久米(くめ)南町(なんちょう)神目中(なか)。
②二月田 (JR九州)指宿枕崎線。鹿児島県指宿市十町(じゅっちょう)。
③宍道  (JR西日本)山陰本線・木(き)次(すき)線。島根県松江市宍道町宍道。     
④方谷  (JR西日本)伯備線。岡山県高梁市中井町西方(にしがた)。
⑤五知  (近鉄)志摩線。三重県志摩市磯部町五知。 
⑥日当山 (JR九州)肥薩線。鹿児島県霧島市隼人町内(うち)。
⑦富水  小田急電鉄小田原線。神奈川県小田原市堀ノ内。
⑧水鳥  樽見鉄道樽見線。岐阜県本巣市根尾水鳥。
⑨国母  (JR東海)身延線。山梨県中巨摩郡昭和町(ちょう)西条。
⑩苫米地 青い森鉄道 青い森鉄道線。青森県三戸郡南部町(ちょう)苫米地。

読みと由来等

①こうめ
 この地方の大社志(し)呂(ろ)神社(岡山市北区建部町下神目)と関係が深く,その神部が転訛したという旧神目村名(明治22~昭和39)から。
②にがつでん 2月の揖宿神社の催事の費用を,この田の年貢で充当したことに因むという。
③しんじ 猪路(いしじ)の意で,大国主(おおくにぬしの)命(みこと)がイノシシを追った故事に因むという。 
④ほうこく 当駅付近に備中高松藩の儒学者・山田方谷(1805~77)の長瀬塾があったことに因む。 
⑤ごち 朝(あさ)熊(くま)山の参道にある籠り堂に祀られている五智如来像に由来する説,地内に北河内・中河内などの小字があることから,「こうち」の転訛説などがあるという。平家落人の伝説がある。
⑥ひなたやま 日のよく当たる山に由来するという。昭和32年3月まで隼人日当山町があったが,現在,日当山の地名はない。駅設置は昭和33年10月。
⑦とみず この地を流れる河川の水量が豊富であったことに因むという旧足柄下郡富水村名(明治22~41)から。
⑧みどり かつて湿田があり,「ミドロ(水泥・深泥)」が転訛したともいう。
⑨こくぼ 国母地蔵尊があったことに因む旧中巨摩郡国母村名(明治22~昭和12)から。古くは穂積荘国母荘と呼ばれていた。
⑩とまべち アイヌ語「トマン・ペッ」(沼地の川)の転訛ともいう。

難読駅名 いくつ読めますか 大山寺,計石 ,三咲,松飛台,能瀬,東雲,日立木,国府津,額田

2016年01月16日 12時19分25秒 | Weblog
①大山寺  名古屋鉄道(名鉄)犬山線。愛知県岩倉市大山寺町。
②計石 (JR西日本)越美北線(九頭竜線)。福井市計石町。
③三咲  新京成電鉄新京成線。千葉県船橋市三咲2丁目。
④道明寺 (近鉄)道明寺線・南大阪線。大阪府藤井寺市道明寺三丁目。
⑤松飛台 北総鉄道北総線。千葉県松戸市紙敷一丁目。
⑥能瀬  (JR西日本)七尾線。石川県河北郡津幡町能瀬。
⑦東雲  (JR北海道)石北本線。北海道上川郡上川町(ちょう)東雲。
⑧日立木 (JR東日本)常磐線。福島県相馬市赤木字上原田
⑨国府津 (JR東日本)東海道本線・(JR東海)御殿場線。神奈川県小田原市国府津四丁目。JRの境界駅。
⑩額田  (JR東日本)水郡線(常陸太田支線)。茨城県那珂市額田。

読みと由来等

①たいさんじ かつて大山寺というお寺があったともいう。
②はかりいし かつては秤石と書いた。当地の白山神社に石ますが保存されていることと関係があるのではないかともいわれる。
③みさき 明治新政府が殖産興業の一環として取り組んだ下総台地の開墾で,入植の順序が3番目であったことに由来する旧三咲村名から。「サキ」には好字の「咲」が用いられた。
④どうみょうじ 道明寺と道明寺天満宮に由来。道明は菅原道真の別称。
⑤まつひだい 戦前,逓信省中央航空乗員養成所の松戸飛行場が台地にあったことに因む。
⑥のせ 河北潟に注ぐ能瀬川下流に位置。「能」はゆるやかな地形の意,「瀬」は川の浅い所の意で,地形から生じた地名とみられるという。
⑦とううん 由来等は不明。
⑧にったき 旧相馬郡磯部村の一部(大字日下石・立合・赤木・柚木)が分立して発足した合成地名の日立木村名(明治33~昭和29)から。
⑨こうづ かつて相模国の国府の外港があったことに由来するという。
⑩ぬかだ 「沼(ぬ)か田」の意で,水量豊かな水田に因むともいう。また,各地にみられる額田の地名には,姓氏録にある額田氏に関係する説や「猫のヒタイ(額,ヌカ)ほどのセマイ田」の意の説などがあるという。

難読駅名 いくつ読めますか 祝園,国府宮,広原,仁方,信砂,滑河,豊栄 ,波高島,作草部,母恋  

2016年01月16日 11時48分59秒 | Weblog
①祝園 (JR西日本)片町線(愛称,学研都市線)。京都府相楽(そうらく)郡精華町(ちょう)祝園。
②国府宮 (名鉄)名古屋本線。愛知県稲沢市松下一丁目。20
③広原  (JR九州)吉都線。宮崎県西諸県(にしもろかた)郡高原(たかはる)町(ちょう)広原。     
④仁方  (JR西日本)呉線。広島県呉市仁方本町(ほんまち)二丁目。
⑤信砂  (JR北海道)留萌本線。北海道増(まし)毛(け)郡増毛町信砂。
⑥滑河  (JR東日本)成田線。千葉県成田市猿山。
⑦豊栄 (JR東日本)白(はく)新(しん)線。新潟市北区白新町一丁目。
⑧波高島 (JR東海)身延線。山梨県南巨摩郡身(み)延(のぶ)町(ちょう)波高島。
⑨作草部 千葉都市モノレール2号線。千葉市稲毛区作草部。
⑩母恋  (JR北海道)室蘭本線。 北海道室蘭市母恋北町(まち)1丁目。

読みと由来等

①ほうその 木津川左岸に位置。この地にある祝園神社に由来するとみられる。「祝」を「ほう」と読む地名はほとんどない。
②こうのみや かつて近くに尾張国の国府があり,当地に尾張国の総社とされた尾(お)張(わりの)大國(おおくに)霊(たま)神社(国府宮)があることによるという。 国府は「こう」と読む。
③ひろわら 「ひろはら」ではない。「原」を「わら」と読む地名に三重県亀山市両(ふた)尾(お)町原(わら)尾(び)がある。
④にがた 戦国期に仁賀田村,江戸期に仁方村とみえる。大洪水の際に新潟が生まれことによるともいわれている。
⑤のぶしゃ 増毛町中部の川,信砂川による。信砂川はアイヌ語「ヌㇷ゚・サ・ペッ,nup-sam-pet」(野の・傍らの・川)の当て字という。
⑥なめがわ 利根川下流右岸に位置。石などがツルツルして,滑りやすい川に由来か。北陸本線の滑川駅(富山県滑川市)は「なめりかわ」。 
⑦とよさか この地が豊田荘であったことから「いつまでも豊かに栄えるように」と願って命名された町名(昭和30町制~45市制~平成17)から。
⑧はだかじま 富士川中流左岸に位置。富士川・常葉川の氾濫により,水田耕作が困難となり,畑作に依存していた頃の「畑ヶ島」に因むという。他説もあるという。
⑨さくさべ 6世紀ころは皇室の直轄領であったとみられる。三枝部の部民の居住地であったことから,「さきさべ」と名付けられ,それが転訛したという。
⑩ぼこい アイヌ語「ポコイ」(北寄貝・多い・所)の当て字という。