goo blog サービス終了のお知らせ 

地名アラカルト

各地の難読地名や珍しい地名についての由来やエピソードなどについて調べてみたいと思います。

難読駅名を楽しむ いくつ読めますか 楡木,佐土原,松橋,信木,中三依温泉,野幌,佐伯 ,立川目,後免

2016年01月19日 12時27分07秒 | Weblog
①楡木 東武鉄道 日光線。栃木県鹿沼市楡木町(まち)。
②佐土原(JR九州)日豊本線。 宮崎市佐土原町下田島。
③松橋 (JR九州)鹿児島本線。熊本県宇城市不知火町(まち)御領。
④信木 (JR西日本)三江線。広島県安芸高田市高宮町佐々部中信木。
⑤知立 (名鉄)名古屋本線・三河線。愛知県知立市栄二丁目。
⑥中三依温泉  野岩鉄道会津鬼怒川線。栃木県日光市中三依。
⑦野幌 (JR北海道)函館本線。江別市野幌町。
⑧佐伯 (JR九州)日豊本線。大分県佐伯市駅前二丁目。
⑨立川目(JR東日本)北上線。岩手県北上市和賀町竪川目。
⑩後免 (JR四国)土讃線。高知県南国市駅前町二丁目。

読みと由来等

①にれぎ 南北朝期からみえる地名。足利氏の贄木城に由来か。
②さどわら サト(いたどり=虎杖の地方名)・ワラ(原)。虎杖が茂っていた一ツ瀬川河畔の小平原に因むという。江戸期は佐土原藩(2万7千石)の城下町。
③まつばせ 昔は松馳とも記されたが,後に大野川の渡河点に,橋が架かったことから松橋になったという旧下(しも)益(まし)城(き)郡松橋町名(明治22~平成17)から。
④のぶき 毛利の家臣佐々部氏の重臣信木氏の居城地に由来するという。
⑤ちりゅう 諸説がある。①知立神社の創設者とされる伊(い)知(ち)理(りゅう)生命(のみこと)に因む。②知立神社の祭神(さいじん)として祀られている木花知流比売命の知流からとった。③茅(ち)の繁茂する土地を開拓した所。④アイヌ語の低湿地を意味するチリップを語源とする。
⑥なかみよりおんせん 三依の名称は日光天領・会津藩領・宇都宮藩領の三つ領域が隣接していたことによるという。
⑦のっぽろ アイヌ語「ヌポロペッ」(野の中の川)の転訛という。
⑧さいき 古代末期~中世期の豪族佐伯氏に因むという。
⑨たてかわめ 駅の所在地は同名の「竪川目」。「竪」の代わりに「立」を用いたのか。目は和賀川の水を引いて出来た集落(場所)の意か。
⑩ごめん 土佐藩の家老・野中兼山(1615~63)が荒廃していた当地を開発させて,住民に対して年貢や諸役を免じたこと(御免)に因む。後に「後免」と改められたという。 

難読地名を楽しむ いくつ読めますか 梅迫,近文,波止浜,通津,倶利伽羅,城野,筑豊香月,那良口,欅平

2016年01月19日 11時39分40秒 | Weblog
①梅迫 (JR西日本)舞鶴線。京都府綾部市梅迫町。
②近文 (JR北海道)函館本線。北海道旭川市近文町。
③胡麻 (JR西日本)山陰本線。京都府南丹市日吉町胡麻。
④波止浜(JR四国)予讃線。愛媛県今治市高(たか)部(べ)。
⑤通津 (JR西日本)山陽本線。山口県岩国市通津。
⑥倶利伽羅(JR西日本)北陸本線。石川県河北郡津幡町刈安。
⑦城野 (JR九州)日豊本線・日田彦山線(起点)(福岡県北九州市小倉南区城野一丁目)。北九州高速鉄道(北九州モノレール)小倉線(同区富士見三丁目)。
⑧筑豊香月 筑豊電気鉄道筑豊電気鉄道線。福岡県北九州市八幡西区高江二丁目。
⑨那良口 (JR九州)肥薩線。熊本県球磨郡球磨村大字三(さん)ケ(が)浦(うら)那良口。
⑩欅平  黒部峡谷鉄道本線(終着駅)。富山県黒部市黒部奥山国有林(欅平)。

読みと由来等

①うめざこ サコは谷が迫っている所,ウメは「埋め」に同音の「梅」を使用したのではないかという。語呂の関係か,郵便局名は「ゆめこ」と清音 。
②ちかぶみ アイヌ語「チカプニ」即ち「チカㇷ゚・ウン・イ,chikap-un-i」(鳥のいる処)の当て字。「チカㇷ゚」とは鳥の総称であるが,特に鷹を指すという。
③ごま 古代に左(さ)馬(ま)寮(りょう)(官馬の飼養などをつかさどった役所)の牧があったため,駒が転訛したものという。胡は呉音。 
④はしはま 海岸から海に長く突き出して構築された堤防,すなわち波止(はと)のある浜の転訛ではないかという旧波止浜町名(明治41~昭和30)から。
⑤つづ 「カヨイヅ」を音読したことに因むともいう藩政村・通津村名から。また,沖合に「つづみ」の響きが聞こえたことから,「つづ」になったという伝承もある。
⑥くりから 倶利伽羅不動王を祀った堂がある倶利伽羅峠から。
⑦じょうの 城跡があったことに因むという。
⑧ちくほうかつき 日本武尊が熊襲制圧の際にこの地に宿し,「花香り月清き里」と称したという伝承に因むという。
⑨ならぐち 那良は奈良と同じくなだらかな土地を意味するのか。その土地への入口の意か。
⑩けやきだいら 黒部川左岸の台地上に,かつて大きなケヤキがあったことに因むという。標高599m。