今日いらしたお客さま──以前、百貨店の「無料診断」を2回受け、2回とも違うタイプと診断されたとのこと。「ちなみに何タイプと言われたのですか?」と伺うと、《サマー》あるいは《ウインター》という結果だったそう。どちらもベースに青みを感じる《ブルーアンダートーン》のグループです。
と・こ・ろ・が。
このかたの本当のシーズンタイプは《サマー》でも《ウインター》でもなく、イエローアンダートーンの《オータム》だったのです
ベースからして違うやん!という……。しかしながら、こういう「シーズンタイプの誤判断」は案外多いものなんですよ。理由はいろいろありますが、おおよそ次の二つのどちらか(もしくは両方)ではないかと踏んでいます。
理由その そもそも「本来の色」で診断していない
パーソナルカラーは、原則としてその人の持って生まれた色を基準に判断するものです。中にはそうではない考え方をするカラーアナリストさんもいらっしゃるようですが、例外と考えていいと思います。
今回のお客さまの場合、過去2回の診断はどちらもメイクをしたままだったそうです。ファンデーションの色が適切でなかったり、目元を強調したメイクをされていたりすると、本来の色やバランスが分かりにくくなりますね
また、色は照明によって見え方が大きく左右されます。色を正確に見分けるのに適しているのは《北窓昼光》と呼ばれる自然光、もしくはその光に準じた人工照明です。適切な照度(明るさ)も必要です。薄暗いブースや、黄みがかったライトの下では「正しい診断」は出来ないんですよー
それから案外多いのが、お客さまの体調や肌コンディションがベストではなかった場合。肌トラブルを抱えておられたり、冷えや肩こり等で顔色がくすんでいたり、逆に赤くほてっている時などは「本来の色」ではないので、それに合わせて診断してもイミがありません。。これ、ファンデや色ものコスメを選ぶ際にも同じことが言えます。本来のコンディションでなくても色は選べますが、正しい《混色の知識》と《正確に色を見分ける目》が必要でして……結構ハイレベルなんですよ、色合わせって。
なお妊娠中はホルモンバランスの関係で、肌が黄みがかることもあるようです。要するに「通常でない」状態の時は、似合う色の判定はムズカシイというわけですね。
理由その 診断する人の判断基準があいまい
それを言っちゃあ……って感じなのですけど「ヒトの目で判断している」ことなので、どうしてもその人なりの物差し、判断基準というのが入ります。それがダメということではなく、その基準自体に「論理性」があるかどうか、リクツと結果に「整合性」があるかどうか、というところがポイントですねー。
わりと世間的に「似合う色を判断する」こと自体「慣れればカンタン」だと思われている節がなきにしもあらずなのですが、この際ハッキリ言わせてくださいな。
んなこたーないっ
そんな簡単にマスターできるスキルではないです。だからこそ、何十万~カリキュラムによっては百万円以上かけて数ヵ月(わたしは足掛け2年)もスクールに通い、卒業してからも何十人、何百人と診断経験を積み、数年かけてようやく「自分なりの物差し」というのが出来上がってくるものなんですね。素質の有る無しということもあるでしょう。どんな世界もそこはシビアなものです
かつてわたしは、自分の先生から「100人観るまではお金を取るな」と言われましたよー。で、実際100人観たところで……さらなる疑問が増えましたが(爆)ああでもない、こうでもないと試行錯誤の連続でした。おかげでしっかりノウハウを蓄え、今ではこんな講座も出来るようになりました(満員御礼♪)
なお、たとえどんなベテランカラーアナリストでも「ミス」はあります。状況によってはベストな判定が下せないこともあります。ですから、診断結果にもし「?」を感じるような時は、遠慮なくおっしゃっていいと思いますよ。誠実かつ技術のあるカラーアナリストであれば、きちんと対応してくれるはずですから
・・・
ところで「実はオータムだった」お客さま、ご自身でよくよく振り返ってみればお気に入りのアイテムはみんな「似合う色」だったんですねー。すばらしい
だけどやっぱり「似合う」と言われた色のものも、いくつか買ったそうです。で、残念ながらそれらはタンスの肥やしに……むむむ。もったいなーいですね。
そもそもどうして「別のシーズンタイプ」に間違われたのか?という理由も、ある程度は推察できました。これはいわゆる《ブレンド》とか《セカンドシーズン》と呼ばれるものと関連しますが、要するに他のタイプと共通する要素をお持ちだったのですね。かといって、そのシーズンそのものではないので、やはりご自身でも違和感があったということです。
そう言えば、以前感想メールをご紹介したかたも「ウインターと間違われていたオータム」さんでしたねえ。ちなみにわたし自身は「たまにオータムと間違われるサマー」ですが、正直「どこらへんが?!」と本人は思ってしまいます。。確かに色調に共通要素はありますが、オータムに欠かせない《ある要素》がわたしにはありません。それはぶっちゃけ「色」だけではない側面で、しかしそこを見誤るとドツボを踏む、ってやつです
こうした各シーズンタイプの《必須要素》をきちんと理解しているかどうか?が、カラー診断のクオリティを決定づけるといっても過言ではないでしょう。ここさえ押さえておけば、短時間のイベント診断でも的確なアドバイスができますし、本来のシーズンタイプではない色でも上手に取り入れられるようになります(限界はありますが)。
《なぜそれが似合う/似合わないのか》という理由を知りたーいというかたは、ぜひhirokamoのパーソナル・コンサルテーションをお試しくださいね。その判断基準が知りたーいという新人カラーアナリストさんは、こちらのフォームよりブラッシュアップ講座開講リクエストを送ってくださいませ♪ やる気のあるかた、探究心の強いかた、大歓迎です
と・こ・ろ・が。
このかたの本当のシーズンタイプは《サマー》でも《ウインター》でもなく、イエローアンダートーンの《オータム》だったのです
ベースからして違うやん!という……。しかしながら、こういう「シーズンタイプの誤判断」は案外多いものなんですよ。理由はいろいろありますが、おおよそ次の二つのどちらか(もしくは両方)ではないかと踏んでいます。
理由その そもそも「本来の色」で診断していない
パーソナルカラーは、原則としてその人の持って生まれた色を基準に判断するものです。中にはそうではない考え方をするカラーアナリストさんもいらっしゃるようですが、例外と考えていいと思います。
今回のお客さまの場合、過去2回の診断はどちらもメイクをしたままだったそうです。ファンデーションの色が適切でなかったり、目元を強調したメイクをされていたりすると、本来の色やバランスが分かりにくくなりますね
また、色は照明によって見え方が大きく左右されます。色を正確に見分けるのに適しているのは《北窓昼光》と呼ばれる自然光、もしくはその光に準じた人工照明です。適切な照度(明るさ)も必要です。薄暗いブースや、黄みがかったライトの下では「正しい診断」は出来ないんですよー
それから案外多いのが、お客さまの体調や肌コンディションがベストではなかった場合。肌トラブルを抱えておられたり、冷えや肩こり等で顔色がくすんでいたり、逆に赤くほてっている時などは「本来の色」ではないので、それに合わせて診断してもイミがありません。。これ、ファンデや色ものコスメを選ぶ際にも同じことが言えます。本来のコンディションでなくても色は選べますが、正しい《混色の知識》と《正確に色を見分ける目》が必要でして……結構ハイレベルなんですよ、色合わせって。
なお妊娠中はホルモンバランスの関係で、肌が黄みがかることもあるようです。要するに「通常でない」状態の時は、似合う色の判定はムズカシイというわけですね。
理由その 診断する人の判断基準があいまい
それを言っちゃあ……って感じなのですけど「ヒトの目で判断している」ことなので、どうしてもその人なりの物差し、判断基準というのが入ります。それがダメということではなく、その基準自体に「論理性」があるかどうか、リクツと結果に「整合性」があるかどうか、というところがポイントですねー。
わりと世間的に「似合う色を判断する」こと自体「慣れればカンタン」だと思われている節がなきにしもあらずなのですが、この際ハッキリ言わせてくださいな。
んなこたーないっ
そんな簡単にマスターできるスキルではないです。だからこそ、何十万~カリキュラムによっては百万円以上かけて数ヵ月(わたしは足掛け2年)もスクールに通い、卒業してからも何十人、何百人と診断経験を積み、数年かけてようやく「自分なりの物差し」というのが出来上がってくるものなんですね。素質の有る無しということもあるでしょう。どんな世界もそこはシビアなものです
かつてわたしは、自分の先生から「100人観るまではお金を取るな」と言われましたよー。で、実際100人観たところで……さらなる疑問が増えましたが(爆)ああでもない、こうでもないと試行錯誤の連続でした。おかげでしっかりノウハウを蓄え、今ではこんな講座も出来るようになりました(満員御礼♪)
なお、たとえどんなベテランカラーアナリストでも「ミス」はあります。状況によってはベストな判定が下せないこともあります。ですから、診断結果にもし「?」を感じるような時は、遠慮なくおっしゃっていいと思いますよ。誠実かつ技術のあるカラーアナリストであれば、きちんと対応してくれるはずですから
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ところで「実はオータムだった」お客さま、ご自身でよくよく振り返ってみればお気に入りのアイテムはみんな「似合う色」だったんですねー。すばらしい
だけどやっぱり「似合う」と言われた色のものも、いくつか買ったそうです。で、残念ながらそれらはタンスの肥やしに……むむむ。もったいなーいですね。
そもそもどうして「別のシーズンタイプ」に間違われたのか?という理由も、ある程度は推察できました。これはいわゆる《ブレンド》とか《セカンドシーズン》と呼ばれるものと関連しますが、要するに他のタイプと共通する要素をお持ちだったのですね。かといって、そのシーズンそのものではないので、やはりご自身でも違和感があったということです。
そう言えば、以前感想メールをご紹介したかたも「ウインターと間違われていたオータム」さんでしたねえ。ちなみにわたし自身は「たまにオータムと間違われるサマー」ですが、正直「どこらへんが?!」と本人は思ってしまいます。。確かに色調に共通要素はありますが、オータムに欠かせない《ある要素》がわたしにはありません。それはぶっちゃけ「色」だけではない側面で、しかしそこを見誤るとドツボを踏む、ってやつです
こうした各シーズンタイプの《必須要素》をきちんと理解しているかどうか?が、カラー診断のクオリティを決定づけるといっても過言ではないでしょう。ここさえ押さえておけば、短時間のイベント診断でも的確なアドバイスができますし、本来のシーズンタイプではない色でも上手に取り入れられるようになります(限界はありますが)。
《なぜそれが似合う/似合わないのか》という理由を知りたーいというかたは、ぜひhirokamoのパーソナル・コンサルテーションをお試しくださいね。その判断基準が知りたーいという新人カラーアナリストさんは、こちらのフォームよりブラッシュアップ講座開講リクエストを送ってくださいませ♪ やる気のあるかた、探究心の強いかた、大歓迎です