イスラムのお葬式

今日、従業員のＨ君（マレー系、シンガポーリアン）のお父さんが亡くなった。即、本日４時からお葬式ですと連絡を受けた。彼の家は、イスラム教です。

イスラムのお葬式って、何をどうしたらいいのか、さっぱり解かりません。同じ宗派の社員に聞くと、服装もそのままで、ただ行って、死者と親族に挨拶して帰ってくればいいとの事でした。

彼のお父さんの家は、ユーノスに有り、大きいマンションに暮らしています。ちなみに奥さんは、２人。そこで、葬儀が営まれていましたが、やはり集まっている５０～６０人は、ほとんどの人が、マレー系で男性は、白とか黒の帽子、女性は、ヴェールを被っています。

日本人が行ったら、やっぱり皆から奇異な目でみられました。でも、息子の会社の上司との事でいちおうＶＩＰ待遇で中に入れてもらい、椅子に座らされましたが、いや～全くの場違いです。

周りは、皆、たぶんコーランを唱えています。ただ、何をするわけではなく、待っていましたが、その１５分の長いこと・・・やっと、Ｈ君があらわれて、お悔やみを言って、会社の規定の、お香典の２００シンドルを渡して帰って来ました。（キリスト教では、お香典の習慣が無いそうですが、イスラムも無いのかな？）

急な事だったので、イスラムの葬式文化に付いて調べられませんでした。帰ってきて、インターネットで調べたら・・・

「イスラム人達は、葬式の時に泣いたりすることをご法度としている。死ぬと言う事は天国に行くまでの準備期間のようなものであるから、泣いたり悲しんだりしてはいけないらしい。もし、号泣しようものなら抱えられて裏に連れて行かれてしまうそうだ。

この後、続々といろいろな人々が訪問したが、それぞれ皆死者の枕元でコーランを読んだり、相変わらず手を握ったりしてそれぞれお別れをしているようであった。

イスラムの人が死ぬと、２４時間以内に土葬しなくてはならない決まりがあるので、この後数時間で彼はモスクに移動、そして全身をきれいに洗われた後に白い布に包まれる。その後礼拝後に土葬されるのだ。」

とありました。そういえば、だれも、泣いていなかったな～。

さて、これから、会社では、「フェスティバル　オブ　ハングリー　ゴースト」をします。（施餓鬼）

なんか、今日は、世界的宗教の、お盆の行事日のようです。

今のシンガの天気は、　昼には、スコールがありました。