震度０

ミャンマーのサイクロン、四川大地震と世界では、大災害が起っています。少しでも援助したいと考えており、日本大使館、シンガポール日本人会を通して、義援金を送りたいと考えておりますが、まだ、その活動は行われていないようです。シンガポール政府も一般からの義援金の募集をしているのでしょうか・・・あとで、ローカルに聞いてみるつもりです。

さて、横山秀夫著「震度０」を読みました。日本では、ドラマも話題になったようですね・・・読後、インターネットで配役を調べましたが、さすがに、なかなかピッタリの配役と感心しました。

著者の作品は、「クライマーズハイ」「半落ち」を読んだことがあります。

「クライマーズ・ハイ」の時も日航機墜落事故と絡めて、地方新聞社の組織、人間関係を描いてありましたが、この本も阪神淡路大震災と絡めて、警察組織と人間関係、事件を題材に描かれています。

男の社会、組織、権力闘争、出世欲、保身、家庭、妻達の反目、鞘当、過去の因習、人間関係の醜悪さ・・等々・・そのドロドロしたものがうまく描いてありました・・・

ここまで権力闘争、出世欲、保身は、普通の組織には、無いでしょうが、警察という官僚組織での誇張ぶりが興味深く、面白かったと思います。

小説は、不破夫人が次に取る行動がどうなるか、堀川警備部長が会議を召集するところで終わっています・・・この先どうなるのでしょう・・・意味深です・・・

警察組織を守って、保身を図った冬木警務部長だが・・・

全部明るみになって、贈賄罪で桑名まで、逮捕されれば、ハッピーエンドなんですがね～

なかなかの秀作だと思いました・・・


写真は、内容とは、全く関係のない果物の王様「ドリアンの木」・・・この木に、あの臭いドリアンの実が何百個となるそうです・・・その中から選りすぐりの美味しい実だけを出荷するとか・・・

今のシンガの天気は、　暑いです。