総合学習塾スターティングポイント ~愛知県日進市の学習塾~

日進市の学習塾(小5~中3)のブログ
日進中学校、日進南小学校を中心に日進東中、日進西中などの生徒が在籍

台風の時期

2012-09-07 | 通常
台風を心配する記事を幾つか目にした。

台風が近づいてきた時、最優先されるべきは生徒の安全であることは言うまでもない。

そこをしっかりと守った上で、その日授業を行なうか、休講とするかを判断しなければならないが
今年からはブログの存在もあるので、緊急のお知らせとしてもこのブログを活用したいと思う。


ついこの間も、夏期講座中に激しい雷と大雨の日があった。
雷は、車の中や家屋の中であれば基本的には安全であるらしいが、生徒は塾への行き帰りのことも
あるので心配である。

数年前から「異常気象」という言葉を耳にしているが、毎年異常気象になってきているようだ。
ということは、現在の地球環境ではこれが当たり前になりつつあるのかもしれない。
十分な注意が必要だ。



僕は中学生のころ、数学と英語を教えてくれる塾に通っていた。
ここは家から3kmはある、ご年配の先生がお一人、自宅で教えてくれる塾だった。
えらく遠い塾だが、田舎なので塾の数も少なかったし、母親が口コミで探してきた塾
であったため、自分の意志はほぼ無いまま、なんとなく通っていた。

授業スタイルもいろいろな学年の子が一斉にバラバラと来てプリントを解いて帰る、
という形式で、授業を受けるということはまずなかった。
行けばただ黙ってプリントを解くだけである。
決まった時間に行く必要もないので、何となくダラダラと行っていたように思う。



細かいことは忘れたが、ある夏の日だったと記憶している。

その日は、塾がある日だったが、なんとなく体がだるい。

そこに大雨と雷も重なり、正直自転車で3kmほどの距離のある塾へ行く気持ちは無くなりかけていた。

そこへなぜか普段は早朝から夜遅くまでスイミングスクールで働いている母親が家にいた記憶がある。

母親の1週間に1度の休みの日だったのかもしれない。

僕のそのだらけた様子を見て、腹がたったのであろう。
いきなり問答無用で怒られた。
言い訳する余裕も時間もまったくなく、ただただ怒鳴られように記憶している。
僕としては、塾を休むとかさぼるなどとは一切口にしていないし、またなぜ急に、
そしてここまで怒っているのかまったく理解できなかった。
ただ、気迫は十分に伝わってきたのと、自分のさぼり心を見透かされていたようには感じた。

その後、当然だが家には居れず、カッパを羽織って家を飛び出した。

車もほとんど走っていなかった道を自転車を飛ばして走る。
雷がピカピカ光り、大雨なのに昼間のように道路が明るくなった場面を記憶している。
かなり近くに雷が落ちている感じだったが、カッパ着てるし大丈夫だと思っていた。

無事塾へ着くと、この天候で自転車で来たことを塾の先生はえらい驚いていた。
自転車で来た子は僕だけだった。

気合いも入っていることもあり、普段に見せない集中力で課題のプリントをさっさと終わらせて
帰った。

その日、塾の先生はえらく褒めてくれた。

帰り道。

雨は上がり、夕日が差し込む中、自転車に乗りながら、自分が何をそんなに面倒臭がっていたのか
よくわからなくなっていた。

やらなきゃなぁ、と思っていながら、ついつい先延ばしにしたことをパパッと片付けて帰る。
それをやるとこんなにも気分がいいものかぁ、とそんなことを考えていた。

だから今でも何かを面倒臭いと思うと、頭の中に
雷が光り、昼間以上に明るいあの道の光景がぱっと浮かぶ。






















コメント
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