なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事108~先週の陽性率引き続き0.2%、平穏無事だが、、、世界はオミクロン株一色、この先どうなる?
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【今週のまとめ】
先週の陽性率は引き続き0.2%、平穏、オールグリーン、
コロナ関連のニュースはオミクロン株一色、
どうやら、感染力が強いのは間違いなさそうだが、、、
重症化例がまだ見当たらない様子、、、
ひょっとすると、、、
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◆現状はオールグリーン
先週の陽性率は先々週と同じ0.2%と過去最低レベル、
全国の感染者数も1週間で766人と先々週に続いて1000人切り、
まったくの平穏、酒類提供規制解除が2カ月続きました、
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12月5日の全国の感染者数、
国内では久しぶりに群馬でクラスターが発生しました(後述)、
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先週までの陽性率、
陽性率 検査数 新規陽性者数
2021年
3月21日 2.3% 375025 8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日 3.0% 364712 11211人
4月4日 4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
4月11日 5.4% 381306 20536人
4月18日 5.8% 456329 26426人 ※大阪府、緊急事態宣言発出を政府に要請
4月25日 6.0% 539640 32585人 ※大阪東京他、4月25日~緊急事態宣言発出
5月 2日 6.4% 542061 34811人
5月9日 7.8% 457873 35802人 ※緊急事態宣言5月31日まで延長・地域拡大
5月16日 6.8% 658101 44961人 ※5月16日北海道、広島、岡山に非常事態宣言
5月23日 5.5% 659869 36286人 ※5月23日から沖縄に緊急事態宣言
5月30日 4.6% 589322 27400人 ※緊急事態宣言6月20日まで再延長
6月6日 3.1% 602455 18649人
6月13日 2.9% 467753 13499人
6月20日 2.5% 411848 10178人 ※6月20日沖縄以外の緊急事態宣言解除
6月27日 2.6% 405628 10457人 ※小池知事休養中
7月4日 2.6% 416705 10919人 ※都議選で自民党実質敗北
7月11日 3.4% 394418 13314人 ※東京12日より4回目の緊急事態宣言
7月18日 4.1% 474414 19742人
7月25日 7.0% 386623 27234人 ※東京五輪開幕
8月1日 10.5% 580346 61157人 ※8月2日より6都府県に緊急事態宣言
8月8日 14.1% 646433 90958人 ※五輪閉幕
8月15日 16.6% 672232 111601人 ※緊急事態宣言9月12日まで延長
8月22日 18.3% 814829 149057人 ※パラリンピック開幕
8月29日 16.8% 931891 156931人
9月5日 13.4% 915614 122628人 ※菅総理退陣決まる
9月12日 9.3% 805362 75093人
9月19日 5.8% 711092 41053人
9月26日 3.8% 499717 19240人 ※緊急事態宣言解除の見込み
10月3日 2.4% 492203 11699人 ※9月30日ですべての規制解除
10月10日 1.5% 411006 6311人
10月17日 1.0% 396772 3914人 ※陽性者数が激減
10月24日 0.7% 327349 2384人
10月31日 1.6% 368684 5918人
11月7日 0.4% 319680 1427人
11月14日 0.4% 361803 1283人
11月21日 0.3% 336036 1013人
11月28日 0.2% 310456 729人 ※オミクロン株が拡大!!
12月5日 0.2% 337907 766人 ※オミクロン株国内でも3例確認
(厚労省HP日報から算出)
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◆ワクチン接種、2回目接種完了者が全国民の77.1%(先々週76.7%)
先週11月30日から12月6日までの7日間の接種回数は約71万回、
1日@10万回ほどのペースと、最大時の約1/10にまで減りました、
(首相官邸HPから転載)
が、オミクロン株が登場したことで、3回目接種が繰り上げられると思われるので、
12月後半にはふたたび接種が加速へ転じると思います、
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1週間の接種回数
(8月15日まで) 1029万回
(8月22日まで) 840万回
(8月30日まで) 911万回
(9月6日まで) 827万回
(9月13日まで) 862万回
(9月17日まで) 557万回 ※14~17日の5日分のみ、連休のため発表が遅れています
(9月24日まで) 668万回 ※7日間の数字
(10月4日まで) 1089万回 ※8日間の数字
(10月11日まで) 718万回
(10月18日まで) 559万回 ※ややペースダウン
(10月25日まで) 486万回 ※ペースダウンは続きます
(11月1日まで) 424万回 ※さらに減速
(11月7日まで) 276万回
(11月15日まで) 229万回 ※11月15日までの8日間の数字
(11月21日まで) 166万回 ※6日間の数字
(11月29日まで) 89万回 ※8日間の数字
(12月6日まで) 71万回 ※7日間の数字
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◆日本は接種比率で12位に後退、EUで接種加速、オミクロン株影響
日本の国別ワクチン累計接種回数は先週も6位、累計約2億回超となりました、
接種人口比率ではフランスに抜かれ12位に後退、
(日経+英フィナンシャルタイムズHPから転載)
オミクロン株の感染拡大を受けてEUや米国で接種スピードが上がっています、
先週の数字と比べると、各国の100万人当たりのこの1週間の接種回数は、
フランス 153.8万回 ⇒ 157.1万回 +3.3万回
米国 135.3万回 ⇒ 137.6万回 +2.3万回
日本 155.2万回 ⇒ 155.9万回 +0.7万回
この1週間の接種スピードの違いは歴然、
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米国やEUはオミクロン株の脅威で接種スピードが加速しましたが、
日本は接種停滞期、仕方ありません、
オミクロン株の情報をしっかり共有して接種拡大につなげてほしいものです、
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◆年代別、やや動き有り、クラスター発生の影響か?
先週(12月5日)までの東京の年代別感染者数比率、
先週に比べて少し変化が、
(NHKニュースサイトから転載)
20代と40代がとん!と増えました、
12月はまだ全体のサンプル数が少ない中で、群馬で発生したクラスターなどが影響しているのかもしれません、
もしくは、酒類提供規制がなくなり酒場でのコミュニケーションが復活か?
今後、動向注視、
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11月は結果的に10代・20代の若年層が若干増えました、
学校での感染はそれほど報告されていないので、やはりワクチン接種の遅れが原因かな?
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◆府県別の感染比率では群馬が1位に、
都道府県別:直近1週間の10万人当りの感染者数(12月5日の数字)、
(NHKニュースサイトから転載)
群馬が1位になりました、これは県内の工場でクラスターが発生したためです、
このクラスターは全部で42人、このうち29人が2回のワクチン接種を受けていました、
いわゆるブレイクスルー感染です、
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どうやら接種から6カ月以上経つと抗体の働きが鈍るようです、
3回目接種の重要性を認識しなければなりません、
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◆コロナ報道、先週は変異株オミクロン株一色です
先々週、南アフリカで確認された変異株オミクロン株、
10月の酒類販売規制緩和から2ヶ月間に及ぶ平穏な生活、
このまま正月を迎えられるかも、という甘い夢は打ち砕かれるのでしょうか?
まだオミクロン株の詳細研究が進んでいないので“不明”としか言い様がありませんが、
現状、『ヒトへの感染力が非常に強い』ということは間違いなさそうです、
ヒトに感染するウイルスの突起部分(スパイクタンパク質)に30箇所以上の変異(デルタ株では8箇所)が確認されています、
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国内でも先週2例を確認、
さらに6日には3例目として初の日本人の感染が確認されました、
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12月5日の時点で世界42の国と地域でオミクロン株の感染が確認されています、
【アジア】
日本、香港、韓国、インド、シンガポール、マレーシア、スリランカ
【オセアニア】
オーストラリア
【北米】
アメリカ、カナダ
【中南米】
メキシコ、ブラジル、チリ
【ヨーロッパ】
イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、オランダ、ベルギー、デンマーク、チェコ、オーストリア、スウェーデン、フィンランド、ノルウェー、スペイン、ポルトガル、スイス、アイルランド、ギリシャ、アイスランド、ルーマニア
【中東】
イスラエル、サウジアラビア、UAE=アラブ首長国連邦
【アフリカ】
南アフリカ、ボツワナ、ナイジェリア、ガーナ、ジンバブエ、チュニジア、ザンビア
(NHKニュースより転載)
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『ワクチンの効果を低下させる』疑いがある、との情報も当初はありました、
でも、こちらはまだ未確認、
その後は『ワクチンの効果は変わらない』とする情報も有り混沌、
しかし、2回目接種から時間が経っているので、
ブレイクスルー感染(2回接種者への感染)は必然と考えるべきでしょう、
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◆しかし、ひょっとすると、、、
しかし、ひょっとすると、、、
これまでのオミクロン株感染者はすべて無症状か軽症だと思われます、
(ワタシが見過ごしてなければ・・・)
これはひょっとすると、、、
『感染力は強いけれども、重症化しない』という可能性があります、
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そう、自然界のすべてのモノには弱点があります、
完全無欠な生命体やウイルスは存在しないはず、
『シンゴジラ』のような究極の進化生命体は現実には存在しない可能性が非常に高いわけです、
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そう考えると、『感染力が強い』という特徴を持つオミクロン株は、
同時に『重症化しない』という側面を持っている可能性もあるわけです、
個人的にはここに期待しています、
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もし、オミクロン株が『感染力は強いが、重症化しにくい』という特徴を持っていれば、
ある意味、集団免疫に近づける状況かもしれません、
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第6波の教訓を生かした医療体制の抜本的強化が実現できれば、
無症状~軽症患者への手厚い医療行為も可能だと思われます、
それに3回目のワクチン接種促進、
さらに、軽症者用経口薬の開発~投与開始、
そして、日本が突出して励行している基本動作(マスク・手洗い・3密回避)の徹底、
この4つの合わせ技でオミクロン株とも対峙できる可能性があります、
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オミクロン株の重症化率、これが今一番知りたい情報です、
今週から来週辺りには、この情報もぼちぼち出てきそうな気がします、
期待してお待ちしております、
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