ブックカバー
病院の待合室や列車の中で,本を読んでいる人を見かけると,大部分の人が本にカバーをかけている。この習慣は,日本独特だと聞いたことがある。
そこで,二つの生成AIに訊いてみた。
ChatGTP
わたし:本にカバーをかけて読むのは,日本人独特の風習でしょうか。
ChatGTP:本にカバーをかけて読むという習慣は、日本において比較的一般的ですが、他の国や文化でも同様の習慣が見られる場合があります。ただし、日本では特に「ブックカバー」と呼ばれる専用のカバーを使って本を保護し、美しく保つことが一般的です。
(中略)
他の国や文化でも、本を大切にするためにカバーを使う習慣が見られることがありますが、具体的な形態や使用方法は異なる場合があります。
わたし:本のカバーは,自分が読んでいる本を他人に知られたくないという意識からも来ているでしょうか。
ChatGPT:はい、そのような意識も一部に影響している可能性があります。特に、学校や職場などで本を持ち歩く際に、他人に自分が何を読んでいるかを知られたくない場合があります。カバーをかけることで、他人の目に触れずに本を持ち運ぶことができ、プライバシーを保護できるという面もあります。
また、日本の文化では個人のプライバシーや内面的な世界を尊重する傾向が強く、他人に自分の読書趣味を知られることを避けたいと考える人もいるでしょう。そのため、本のカバーを使って他人に見られないようにすることが、一部の人々にとって重要な要素となる可能性があります。
わたし:本の表紙のデザインが恥ずかしい場合もありますよね。
ChatGPT:はい、その通りです。本の表紙のデザインが個人の好みや価値観と合わない場合や、内容が恥ずかしいと感じる場合があります。(中略)たとえば、恋愛小説やセルフヘルプ本など、他人に知られることを避けたいと思うようなジャンルの本を読んでいる場合、その表紙が派手だったり目立つデザインであると、恥ずかしさを感じることがあります。
ヨーロッパの文化や個々の人々の考え方には多様性がありますので、一概には言えませんが、一般的には日本のようなプライバシーを重視する文化とは異なる傾向が見られることがあります。
ヨーロッパの一部の国々では、プライバシーの考え方が異なる場合があり、本を読んでいる内容や持ち主の好みに関して、あまり気にしない場合もあります。そのため、本のカバーをかける習慣や、他人に知られたくないという意識が日本ほど強くない可能性があります。
(後略)
Bing
わたし:日本人は本にカバーをかけて読む習慣があり,この習慣は他国に比べて強いと言われますが,どう思いますか。
Bing:はい、日本人には本にカバーをかけて読む習慣があります。この習慣はいくつかの理由によるものです。
- 本を大切にする文化:日本では物を大切にする文化が根付いています。本もその一部であり、カバーをかけることで汚れや傷を防ぎ、長く使えるようにします。
- 美意識と装飾性:カバーは美しさを引き立てる要素としても重要です。日本人は美しいものを好む傾向があり、本のカバーはその一環として選ばれます。
- プライバシーと配慮:カバーをかけることで、他人に読んでいる本の内容を知られないようにすることができます。また、公共の場で本を読む際にも、カバーをかけることで周囲の人々に配慮を示すことができます。
わたし:他の国ではどうでしょうか。
Bing:外国と比べて、日本人の本にカバーをかけて読む習慣は、他の国々と比較しても特有です。以下にいくつかの違いを示します。
- 欧米諸国:欧米諸国では、本のカバーをかける習慣は一般的ではありません。多くの人々が裸本(カバーなしの本)を読みます。ただし、図書館や書店で販売される新しい本には、一時的なカバーが付いていることがあります。
- 中国:中国でも、本にカバーをかける習慣はあまり一般的ではありません。ただし、古典的な文化や美意識を重視する人々は、カバーを使うことがあります。
- 韓国:韓国でも、本にカバーをかける習慣は日本ほど一般的ではありませんが、一部の人々が採用しています。特に美しいカバーデザインを重視する傾向があります。
総じて、日本人の本にカバーをかけて読む習慣は、日本の文化や美意識に深く根ざしています。
わたしがブックカバーについて感じていることに沿った回答が両者から得られた。
外国人は日本人ほどプライバシーを重視していないというコメントについては,その真偽が分からないが,なんとなくそんな気がする。言葉の問題もあるだろうが,パーティーなどで,日本人同士がかたまっていて,異国の参加者の中に入っていかない傾向をしばしば見かけた。自分をさらけ出すことについての羞恥心が日本人は強いのだろうか。
ちなみに,わたし自身は基本的に本にカバーをかけていない。いつも,3~5冊ほどを同時並行的に読むので,表紙が見えている方が都合がいい。カバーをかけるのは,他人から借りた本(図書館はカバーをかけた本を貸し出している)と,いわゆるライトノベルに多く見られる若者向けにデザインされた表紙の本である。後者の場合,他人が見たら「あのヒヒジジイ」と思われそうで隠してしまう。
これは地味な方
なお,ブックカバーは大正時代に古本屋さんが始めたそうで,それが好評だったので新刊書店でも真似をするようになったそうだ。次のWEBサイトに,詳しい情報が出ている。
日本の文化ブックカバー |研究レポート|本づくり研究所 (p-press.jp)
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