琵琶湖周航の歌
今日は,コカリナサークル「ラヴピース」の例会で,10曲余りをアンサンブルして至福の時を過ごした。
一足お先に帰り支度をしていたら,「お好きな曲でしょう」とメンバーの方が『琵琶湖周航の歌』を吹いてくださり,わたしは音声で唱和した。
旧制第三高等学校のボート部員によって歌われたものが,後に三高寮歌になったという。旧制高校の数多にある寮歌の中で,現在も人口に膾炙しているのはこれだけだろう。
信州岡谷市出身の小口太郎さんの作詞によるもので,諏訪湖のほとりには歌碑が建っている。
わたしの高校同期生は,皆この歌が好きで,コンパでは必ず歌い,今でも同期会をやると,校歌の前に『琵琶湖周航の歌』を斉唱する。2番の歌詞の最後,「はかない恋に泣くとかや」の部分は,詩吟を模して”陽関三畳”と称し,三回繰り返すことにしている。
わたしが一番好きなのは,6番の歌詞だ。
矢の根は深く 埋もれて
夏草繁き 堀の跡
古城にひとり 佇めば
比良も伊吹も 夢のごと
時々口ずさむ。過ぎ去った青春が懐かしい。
路傍のアヤメ
いずれがあやめ,かきつばた。湿地でない路傍に生えているので,アヤメに間違いないだろう。
阿見町にて5月7日撮影
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