はかせ社労士 ぼちぼちお仕事中!

社会保険や働き方にまつわる「よもやま話」をご紹介します。
(扱う法律の内容は概要です)

ウラを読む(国民健康保険料)

2010-03-25 | よもやまばなし社会保険
 大学のセンセイに、きまった資格は必要ありません。
いろんなヒトがいるから楽しいトコロ、
と思っていたときもありますがどうなんでしょう?

 大学進学率は約5割
(「大学進学率、過去最高49% 全国平均に肉薄 23年連続上昇
 東京朝日(新潟)2009年10月30日30面※新潟県の状況)

 ウラを返すと5割近くは今なお大学へいく機会が無いわけですが。

 高校の授業料の無償化など、
子どもの貧困”の解消が叫ばれる昨今(さっこん)、
その高校のセンセイには資格が必要

 スズキも一応もってはいるんですが、使ったことがありません。
ところがついに使う日が!といっても大学の出前授業
進路指導の一環なんだそうで、
大学生活の紹介がてら、好みの話題を話すこと90分。

 社労士ネタで「健康保険」について。
〝保険証〟が使えるとき使えないとき、の知識から
アカチャンが予定日よりも早く生まれそうな妊婦さんに
お金の面でどんなお手伝いが可能なのか?
病院のメディカル・ソーシャルワーカーが勤める
医療相談室」を再現(小芝居?)しての説明。
“社労士事務所”だったらもっと楽だったんですが。

米 医療保険改革成立へ」(東京朝日(新潟)2010年3月23日1面)

 そんな“小芝居”が成り立つのも国民皆保険のおかげ。
ところがチョー先進国アメリカは
先を行き“すぎて”いるためか、皆保険ではありませんでした。
(今年の社会福祉士の国家試験(問題55-2)にも出てました。没問でしたが)

 かつて留学で住んだこともあるアメリカのおとなりカナダは皆保険で
“ガイジン”のボクでさえ、州の保険証をもつことができたのですが。

 日本の皆保険はミンナが保険料を払って成り立つハナシ。
ウラを返すと今のアメリカは払えない人が多いからこそ成り立っていないわけで。

失業者の国保料、減額 所得の3割で算定
(東京朝日(新潟)2010年3月6日7面)

 失業して健康保険の「任意継続被保険者」(任継)
を選ばなければ国民健康保険へ。
月々のお給料から引かれる健康保険とちがって、
「国民」健康保険は前の年に稼いだ額で保険料がきまります。

 なので失業したヒトは、
今お金が無いのにかつてあったお金で保険料がきまってしまうのです。
そこで今回、かつての額少なく見つもりましょう、
というトコロがポイント(→厚生労働省ホームページ)。

 アメリカの場合は、保険料そのものを補助するんだそうです。
ただし、その保険は民間の保険を使うトコロが大きな違い

(続く)
コメント
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