スイング自体は 若いですし、鍛えていますから
かなりダイナミックですので 私たちの年齢では
真似するのもおっかない…かも知れませんが、
スイングの解像度を上げる とても良い題材なので
取り上げてみました。
彼女はカラダも大きく、昨年のドラコン競技のチャンピオン
現在もドライバーの飛距離は3位です。
多くの方は その飛距離ばかりを注目していますが、
彼女の強さの秘密は(勿論 強烈なメンタルタフネスも凄いですけど😌)
そのスイングにあります。
からだを廻す は
足腰廻りの下回り と 胸肩周りの上回り
の二か所を考えるコトが出来るのですが、
竹田プロのスイングは
足腰廻りに対し、胸肩周りを殆ど遅らせず
ほぼ 足腰廻りの回転だけで構成 しています。
その対になるのが 足腰廻りに対し、
微妙に 胸肩周りを遅らせ
胴体のねじりを後から解放するスイングで
女子プロにはかなり多く、男子プロにもいます。
この違いは良い悪い ではないのですが、
ことアプローチや加減の必要なショットにおいては
胴体にねじれを作らず、大きなユニットごと
動かした方が モーメントが高いので安定し易くなります。
➀スイングに二重加速などが入り易い
ラフなど抵抗の掛かるショットでは
胸肩周りを遅らせ ショットすると
負荷がかかる分、減速 や その反射-反発による加速 が
起こり易く、入り方も安定しない、
距離感も微妙にズレやすくなります。
②ヘッドの上下、入射のズレが生まれ易い
胸肩周りを遅らせると 先に足腰回りが
エンドに来た状態でのリリースになり易いので
インパクト周りの空間が狭くなります。
今流行りの 地面反力などは その際たる例で
*意図的に 胸肩を遅らせる選手は その度合いが大きく
フルショットはなんとかなりますが、アプローチで苦しむ例が多いです。
ドライバーやフルショットなどは
余り問題なく ソレで打ててしまいますが、
ラフからのアプローチや加減の必要なショットでは
それによる ヘッドの微妙な上下の狂いが発生し易くなります。
竹田プロの場合、ほぼ そのズレが無いので
ラフからのショット も ゴツンと入り難いですし、
アプローチ中、反射なども含め 二重加速がありません。
日本オープンの最終日での ロブショットが取り上げられたりしますが、
それも アマチュアの人が考える、
クラブやヘッドを振っての 偽ロブショットでなく、
単に セットアップを変えて 普通のショットをしただけ です。
昨年、思ったような成績が出ず、
アプローチを重点的に練習したコトが
スイングへの自信につながり
緊張した場面でも ドライバーまん振り、
アイアンの狙いは常時狭い方、狭い方…
につながっていると思われます。
そのアイアンショットがズレて
ラフからのアプローチ、
優勝の掛かるような場面でも
距離感~速度のズレも起こり難く、
上下の打点もズレにくいので
よりアイアンショットをシビアに狙える
と言う相乗効果と思われます。
見る機会があれば 是非、ソコに注目して頂きたい
のですが、足腰廻りに対し、胸肩周りを遅らせるタイプの
選手は 優勝争い、予選落ち争い、緊張する場面になると
アプローチが苦しくなります。
ラフからですと ガツンと入るのを恐れ、緩んでしまったり
ガツンと入ったり。。。
が故に アイアンショットが狙えなくなってきます。
今 ノッテいる選手、強烈な飛距離 と言うのも有りますが、
その差が顕著に出ているように思えます。
強いメンタル、勝負強さもスイングから来ているように思えます。
…ちなみに…ドライバーのボールスピード 69㎳でしたね😶
…女子の試合に一人だけ男子がいる😶…です😌