【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

ドライバーを飛ばすために

2018年09月18日 19時25分29秒 | ゴルフ
多くの人は ドライバーショットが飛んでいない のはヘッドスピードのせい



と考えますが、 一概にそうとは言い切れません。


むしろ そのクラブ・そのクラブの扱い(スイング)では
ヘッドスピードを上げても 距離は変わらず、
安定度が下がり、極めつけは体を痛めてしまう可能性が
とても高いですね。




こすって打っていることを
決して「右回転」や「スライス」が悪者、悪玉
ではないですけれど、少なくとも
かかりすぎ、こすり過ぎは抑えたいところ です。



❷つかまりのよいヘッド

『つかまり』「ボールがつかまる」とは
どういうことか 知らない人 が多すぎます。
知らないのに「つかまり」を追いかける という
幽霊探し をしたら答えは見つかりませんよ。

多くの人の とんでも発想
「つかまり」はフェースが左を向くこと
 フェースが右を向かないこと と信じています。

でも 正しいつかまりは
フェースの入射角度に対し、製品ロフト以上に立っている こと


という 上下 と 左右 という立体的に90度も違う
ギャグじゃないですけど、飛んで…もない勘違いです。


確かに…ヘッドを返して打つようなスイングをしている人には
左を向きやすい、右を向きにくい ヘッドの返り易い
例えば 重心距離が短い とか
ヘッド重量が軽い とか
重心深度が深い とか
ライ角度がアップライト とか
その手は ヘッドは右を向きにくい です。

しかし スイングと言うのは基本、
その左右のフェースの向きに応じた軌道になるので
左を向きやすいヘッドというのは
引っ掛け軌道~アウトサイドイン
 を誘発するヘッドでもあります。
  ✋ここの点、ゴルフ用品業界は知っているのに
   口を閉ざし続けています。

これを こすり打ちを予防のためにドライバーにすると
空中にあるボールを打つドライバーは良いですが、
地面からボールを打たなくてはならないフェアウェイウッドや
アイアンがどんどん得意でなくなり、
挙句、アプローチも苦手になります。
         バンカーは出ます……けどね( ゚Д゚)

ドライバーは遠くに飛ぶ魅力的なクラブではありますが、
コースではアイアンやパター、アプローチなどと
1球1球交互に打つのですから、
特性が大きく異なると その修正に追われてしまいます。


正しい意味での 『つかまりの良い』ヘッド は
ロフトが立ち易い、グリップが前に出易い
重心や構造のモノを指します。

残念ですが、それは色々なモノの組み合わせで
具体的な数値は存在しないとも言えます。

ここが ドライバーの難しいところで
元々 ロフトの一番立ったクラブですから
つかまりが良すぎると 球が上がらなくなる可能性が
ある訳ですね。
見栄の部分がかなりウエイトを占めていますが、
「ロフトの立ったヘッドをこすってあげて打つ」より
「ロフトの大きなヘッドをしっかり捕まえて 低く打つ」
方が 断然ゴルフは上手くなりますし、
そう言うボールの捉え方をした方が、
フェアウェイウッド・アイアン・アプローチ・パター
全てのプラスに働きます。



ですので
 ✕ライ角度が60度超えるようなモノ
 ✕重心距離が35ミリを下回るようなモノ
 ✕重心角度が25度を超えるようなモノ
は 一時、一瞬だけ 自分のこすり球を解消してくれるだけで
そのあとは より強いコスリ球を打つようになるだけでなく
その影響は 地面から打つFWやアイアン・アプローチにまで
 悪い意味で響いてきますので 要注意です。


それとこれは兎角忘れられがちですが、
ドライバーはコースではアイアン、ウエッヂ、FWと
交互交互に打ちます。
ヘッドの大きさの違い、奥行きの違いから
ドライバーだけ 異質なモノになりがちです。
空中にあるボールを打つ と言う部分を差し引いて
重心距離はアイアンとの互換性を考えておいた方が
コースで、ラウンド中に悩みが深くなり難いでしょう。
実はとても大切なコトなのです。
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飛ぶ/飛ばせるドライバー考察

2018年09月18日 01時25分23秒 | ゴルフ





宣伝文句通り ボールやドライバーが飛んだら
ギャグですが、今頃月までショットが届いているかもしれません。

飛ぶ、飛ばせるドライバー を考えた時、
まず ドライバーは他のクラブよりも何故に飛ぶのか
と言うコトを知っていないと始まらないでしょう。



❶軽い・長いドライバーは?

多くの人は
 ドライバーの長さ 👉 ヘッドスピード
という発想になると思いますが、
その発想では 良いドライバーを探すことは出来ません。

基本、ドライバーが他のクラブよりも飛ぶのは
「ロフトの立った、一番ロフトの少ないクラブ」
だからです。
その一番ロフトの少ないクラブを使えるようにするため
長さがあり、 その長さは
ヘッドの入射角度を緩くとり
 打ちだし角度を確保するためと
思いつく通り、
 そのロフトでも使えるヘッドスピードを確保するため です。

ゴルフクラブのちょっと複雑な点は
 そのヘッドスピードがボールを飛ばす というよりも
 ヘッドの重さ × ヘッドスピード
 と言う複合体なところです。



それは 正しくクラブが使え、同じ打ち方が出来れば
ヘッドスピードは速い方が飛びますが、
我々 オジサンゴルファーにとって
ヘッドスピードは 上げたくても上げられない モノ です。

我々の年齢で ヘッドスピードを
『平均』のヘッドスピードを上げるのはかなり無理があります。
平均で2ms上げるなんてのは夢に近い状態です。
そして、例えヘッドスピードが 2ms 速くなったとしても
 その伸びる・変化する距離は 5ヤード前後ですから
誤差程度の差しかない と言う悲しいところ…ですね。

ヘッドスピード信仰にはまってしまうと
軽いヘッド・長いクラブ で ヘッドスピードの「数値」を
上げようとしてしまいがち ですが、
ヘッドスピードの数値はあがっても
 長くなった分、ヘッドが軽くなった分
打撃の破壊力は下がっていますから、殆ど距離は変わりません。

軽いヘッドのクラブの大きな欠点の一つに
軽い 👉 速く振る と言う自分自身の労力依存の部分に加え
軽いヘッドはモーメントが低いので
打撃の衝撃を緩和してくれませんから
速く振っているに加え、打撃の衝撃で体を痛める可能性が高く、
昨今の シニア用金額だけ高級なドライバー は
一瞬飛ぶような錯覚の次に、体を痛め、痛いのが怖くなり
以前よりも飛ばない というのが大変多発しています。

ヘッドスピードが高いと飛ぶ というのは
ウソではないのですが、本当ではない というか
多くの こすり打ち・煽り打ち・しゃくり打ち
正面の存在しないスイングの人にとっては
ヘッドスピードが上がっても 回転と高さが増える だけです。
漠然とした数値ですが、
こすり打ちしていると
 ヘッドスピードが10%あがっても
 👉回転が8% 距離が2%増える そんな感じです。



正直、軽いヘッド(長尺)にあまりメリットはありません。
せいぜい 45インチ強と言ったところだと思います。

忘れてはいけないのは
静止状態のボールは 45g ですが、
そのボールを 200ヤードキャリーさせるには
800㌔以上、ヘビー級のボクサーのストレートパンチ
以上の重さを受けることになります。
小さなモノ・軽いモノだけを動かして迎えるようなインパクトでは
その重さを支えきれません。
そう言う発想で クラブも考えてみてください。
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ゴルフクラブ✊慣性モーメント

2018年09月18日 01時13分53秒 | ゴルフ


ゴルフがスポーツとして、遊びとして
一般化して 100年位の年月が経つけれど
それ以前より、そして今に至るまで
ゴルフクラブの進化の歴史は
 慣性モーメントの増大
と呼べるだろう

主に慣性モーメントはヘッドの事を指すのだが、
それは 20年位前から
数値 1000gcm2とか4000 という数値で
表されるようになった。

ドライバーやウッドなどに形状の変化
ヘッドの大型化は 視覚的な安心感とともに
慣性モーメントを大きくするという主目的がある。



30年ほど前の
 メタルヘッドの出たてのものは
慣性モーメント 1500gcm2
ヘッド体積と年代変化 で言うと
   体積   慣性モーメント
1995 230  2670
1998 260  2950
2001 314  3300
2004 388  3750
2007 443  4250
2010 445  4400
2013 452  4520
と言うように ヘッド体積の増加に伴い
慣性モーメントも倍化している。

アイアンで言うところの キャビティ化 は
日本語訳すると 虫歯状態…というのは冗談だけど
周辺配分重量のことで そのまんま
慣性モーメントの増大化 のするためのもの。



慣性モーメントとは
どういうものか というと
その重量配分と重量そのものの大きさを指すが
重量そのものが重い、
重量配分によってその効果が高い、 というところ。

機能としては クラブ進化のそのものでメリットが一杯で
慣性モーメントが大きいほど
 ヘッドはその姿勢や運動を持続する力が強く
  当たり所やミスヒットしても姿勢や運動を損ないにくい
と言うところです。

よって ミスへの寛容性とともに
飛距離増大のクラブの大きな切り札とも言えよう。



ところが
その慣性モーメントもルールの制限や
 軽量スチールシャフトの普及によって
ヘッドの小振り化、軽量化、重心距離の短化によって
数値自身が下がりつつある。

と同時に
慣性モーメントは 重量の中心点を軸に
ヘッドの回転性で計測されるものだから
シャフトがたわみ、グリップの延長線上に
ヘッドの重量の中心点に並ばないと意味を成さない。
ヘッドをターンさせるような使い方では
単なるシャフトを軸とした軸慣性モーメントになってしまい
それは逆に数値が大きくなる程
ヘッドターンがし辛くなる一方なのでマイナスでしかない。

スイングが先でクラブがそうなるのか
クラブがそうでスイングがそうなるのかは
よくわからないけれど
慣性モーメントが不必要になってしまうスイングは
慣性モーメントを無視して作ってしまうゴルフクラブは
あまり楽しい未来を作らないような気がする…。
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