別 胡 説 八 道!

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亀田興毅クン、素人をだましきらなくっちゃ!

2006-08-03 06:06:55 | Weblog
 プロボクシングの世界にも、演技べた選手のいることがついに多くの人々に知られてしまった。昨日行われた亀田興毅とフアン・ランダエタによるプロボクシングWBAライトフライ級王座決定戦だ。

 多額のファイトマネーが動くこの世界。これまでにも、?という不可解な結果となった試合がいくつかあったが、それでも素人を夢中にさせるだけの演技力が選手にはあった。

 ところが昨日の試合、シナリオ通りにしっかり演技せんかいと叱りとばしたくなる、くっさい素人ドラマを見せられてしまった。

 それをより象徴するのは、判定勝ちを伝えられた亀田選手がキョトーンのポカーン顔を見せてしまったこと。プロの役者とは、まだまだ認められない。ヘタ・ドラマとはいえ、本番中だ。本番中には、素を見せるな。

 そして、強気の言葉をはけばはくほど、青さが露呈してしまうことにも気づいてないようだ。プロなんだから、素人をだましきらなくっちゃ! といっても、まだ理解できないか、あの資質では。

 それより、さらにもう一つ鮮明にされてしまったのは、ボクシングの世界でもカネで人の心もベルトも買えるということ。これじゃ、ジャリ向けドラマがこれからますます増えそうな予感を与える。

 しかしやはり見たいのは、タイのプロボクサー、ウィラポン・ナコンルアンプロモーションを始めとする、まともなボクシング、見終わったら腹一杯になる真摯なボクシング。

 亀田選手が低迷するボクシング界の救世主という声もあるが、若貴人気で興行収入を増やそうとしたり、琴欧州で夢をもう一度として失敗する大相撲の悪例があるというのに。

 あの愚行で、本当の相撲を会得する大勢の力士がどれほどつぶされたことか。敵は外よりも内にいるということは、素人だって知っているよ。

 今回の試合で、カネは儲かったかもしれないけど、日本のボクシング界が失ったものはもっと大きい。ジワジワと数年後に結果が出てしまう。

 こうなれば、亀田式ボクシングとははっきりと一線を画す日本人選手に期待したい。

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