別 胡 説 八 道!

    真 是 豈 有 此 理!

戦死者はいつまでたっても永眠できない

2006-07-21 02:22:33 | Weblog
 先の戦争で叔父は22歳の若さで戦死した。行きたくもなかった特務機関への配属を命じられ、中国東北部で死んだ。叔父の母は自分が死ぬまで、仏壇に線香を欠かしたことはなかった。

 叔父は、軍隊で鬼畜米英だと徹底的に教え込まれ、それを信じていたという。そして勝手に靖国に祀られた。

 死んだ叔父は、一方的に注入された鬼畜米英のまま思考を止められてしまった。そんな叔父にしてみれば、憎き敵国アメリカにしっぽを振り、おまけにプレスリーの物まねでブッシュものけぞるアホさかげんをさらした小泉に参拝されては、安らかには眠り続けられない。怒りで起き出すだろう。

 そして、靖国神社へのA級戦犯合祀に不快感を示した昭和天皇発言。さらに小泉の「あの人があの方が言われたからとか、いいとか悪いとかという問題でもない」という無責任きわまりない発言。

 戦死者は死んでも権力者たちの都合の良いように扱われ続けている。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿