夕空ノート

管理人、天野空流の日々を書き綴る場所です。出かけた際の写真などを中心に書いていこうと思います。

あと600年といわれてもその年月が感覚でわからないのは、とてつもなく先の話だから

2007-10-19 23:50:51 | 日記
朝から、体がだるい、眠いということではなく、「何か、体の内部がずれているような不思議な感覚」で、気分がすぐれませんでした・・・。
しかも一日中で(^^;)

そんななか、柔道の授業で団体戦があったのですが、運悪く、あたった相手はサッカー部の人。いままで柔道で勝ったことがなく、弱小のレッテルが貼られているような私なので、場の雰囲気的には無理かな、という感じでした。
なんとか粘って、引き分けに。
ちょっと進歩で自分としてはうれしかったです♪
・・・他の人にしてみれば次元の低い話なんでしょうけど。



さてさて、英語の授業で、はじめてビデオをみるというものがありました。
今度はじまる長文がロシアのチェルノブイリに関する原子力をテーマにしたもので、ある程度の予備知識がないと厳しいだろうということで行われたものでした。
画面に映ったのが、世界仰天ニュースを録画したもので、その場からは笑いがおこりましたが、進んでいくにつれて、ものすごい真剣なムードに。




番組では、事故がおこった過程、それに対するソ連の対応などがストーリーになっているためわかりやすかったのですが、とにかく深刻です。
国家権威のために、工事期間の短縮。
偽装建築。
出世のための、強引な実験のスタート。
異常に気付かなかった技師達。

爆発による出火を消化しようと、まさかそれが死の放射能の火事であることを知らずに働いた消防士。
爆発を隠蔽しようと必死になる関係者。
爆発があきらかであるのに、何も知らせない。
ソ連の発表より先に北欧で放射線が観測され、ソ連であることがあきらかになり、それからの発表。
近辺の住民には、「3日で戻れる」と説明し、遠方へ避難。
農村部ではそのこと事態が知らされない。

核爆発後の処理に何もしらされずに動員される市民。
放射線を防ぐようなものはない。
たくさんの犠牲者。


当時のソ連での国家権威をしめすうえで、原子力分野はまさに恰好の材料で、すべてが秘密におこなわれていたそうです。
チェルノブイリの従業員とその家族が住むために、すぐ近くに秘密都市がありました。
ここは近代的に整備され、高層アパート、綺麗な公園など。
関係者以外がはいることはできなかったそうです。
しかしここも汚染され、市民はバスで非難。
今では、あの事故の当時から時間がとまったまま、誰一人いない場所になりました。

以前からチェルノブイリについてはあらかた知っていたのですが、こうやってみると、尋常でない事故だったということがわかります。
あれから21年が経過しているわけですが、これで災害は終わったわけではなく、この地があらかた元に戻るにはあと600年が必要になります。
私が生きていることはない、とんでもない先の話。
正直怖いといえばそうなのですが、このようなことが2度とあってはいけないと思いますね。

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